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自由奔放な少女達
6. 謁見!それなりに化けました(笑)
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帝国最高教会。
ベリュー沼地帯への遠征に赴いた司祭達が出した報告書に目を通す。
「『銀の聖女』の評判を上げたのみ、か」
分かっていた結果。溜息すら出ぬ。
「大司教猊下」
彼女を貶めんとした幹部連中の口惜しげな顔。
帝国最高教会大司教チャールズ=ヴェルダートとして、彼等を戒めねば。
「儂は言っておった筈じゃが?」
帝国教会は神聖属性魔法の実力がモノを言う。これは始祖皇帝ロラン1世陛下の言でもある。
ヴェルダート家が侯爵位だと云うのも関係したか?最近の聖職者は権威付は勿論じゃが、貴族主義にも成り掛けておった。
「それが獣人の娘であろうとも『神に選ばれし存在』であろうと、な」
やれやれ。
皇太子殿下の目論見は、どうやら上手くいった様じゃな。
「これを機にぐうの音も出ない様、彼女の実力を示す」
銀の短槍に選ばれ、高位神聖属性魔法をも使い熟し、瘴気竜諸共黒沼地帯をも浄化するとはな。
伝説の存在に勝るとも劣らぬ『聖女』と、誰が違を唱えられ様か。
「それは兎も角、同行した司祭達の不甲斐無さは何とした事か?何の役にも立たず…、寧ろ邪魔になっておるではないか」
殿下や騎士団からの報告。
また、本人達からも我が身の不甲斐無さを恥じると云う謝罪に近い決意文が出されておる。
流石に己が実力不足を認識したか。
これは…、この事のみが此度遠征をした甲斐が有ると言えるな。
フム、ちと、忙しくなりそうじゃ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
私が起きた時には、全てが決まってて。
…しかも私1人。
「皇宮なんて無理無理」
「ほら、呼ばれたの、『銀の聖女』って事だから」
あの2人は…、逃げたな。
今、私達は帝都へ向かってる。
近衛騎団が用意した馬車に乗って。だから周りに数人、近衛騎士の護衛付だよ。
「私だって無理無理だよ」
「リーファは、少し大目に見てもらえると」
何でだよ。
ベリュー沼地帯の黒沼の浄化と瘴気の殲滅。
腐り果てた大地は影も形も無く、緑なす大地と清らかな水源を持つ泉が、そこに出来ていて。
帝国建国以前から、彼の地は少しずつ腐敗していたのだから、今回の浄化は歴史的快挙!って事らしい。
で、よかったねって。
皇族貴族だけで祝えばいいじゃん。冒険者には依頼料大奮発だけで充分だから。名誉や祝事は要らないから。
声を大にして主張した私の意見。
レン様達の聞く耳無し。
逃げ出そうって思う私の味方は1人もいなくて。
泣くぞー!
「それがね。リーファを無事帝都皇宮の祝賀会に連れて行くって依頼、受けちゃってね」
「これがまた、依頼料大奮発なんだ」
「酷い!私を売ったんだー‼︎」
「言い方!」
「ずっと寝ていたリーファが悪い」
ほんの3日程じゃない。
ずっと寝てたって…。
「4日目も『起きたー』とは言えないんじゃない?」
「起きたの!ちょっとぼぉーっとしてただけ」
前世で出来た事は今も出来る。
…とは言え、12歳の身体じゃ限界を超えてしまったワケで。
「そろそろ着くわ。それじゃ、リーファの言う恩人と代わるわね」
帝都郊外の検問は、近衛騎団の馬車だからフリーパス。何せ騎士団の護衛付。
そのまま、皇宮へ。
宮殿外門にはダスカー団長が待ってた。
「よう、リーファ。此処は6年振りか?」
皇太子殿下一行を助けたあの日。
私は帝都皇宮へ連れて来られ、そして聖宝武具を封してる神殿へと赴いた。
「2人もご苦労さん。依頼達成証明だ。帝都ギルドにコイツを出せば依頼完了だ」
「「ありがとうございます」」
「…裏切り者」
「まだ言ってる(笑)」
「楽しんでらっしゃいな」
2人は、そのまま街中へ消えて行って。
「さて。厳しいと思うが、リーファにはお嬢様に変身して貰おうかな」
「そう思うのならやめてよー、団長」
「あー、殿下が今更聞く耳持つと思うか?」
「…全然」
「そういうこった」
「お前さん、こうして見ると結構美少女なんだな」
生まれて初めて化粧してコルセット絞められドレス着て。
宮中侍女達のウデが凄いんだろ。
私なんかを淑女っぽく見せてるんだから。
「いいえ。貴女様元来の美しさですわ」
「私共は、それをわかる様に致しただけです」
侍女さん達のやりきった表情。
そこへやって来たレン様。
「これは、益々美しくなったね、リーファ」
「侍女さんのお陰で、『馬子にも衣装』と言われずに済みそうです」
「さて、では私めにエスコートさせて頂けますかな、レディ」
とても嬉しそうなレン様。
私も開き直る。こうなったら楽しんだが勝ち。
レン様と腕を組むと祝賀会の場へと。
団長は護衛よろしく、私達の側に付き従う形をとって。
「ロラン11世殿下、及び『銀の聖女』リーファ様」
扉が開かれ、私達は煌びやかな雰囲気の中へ。
正面にロラン10世皇帝陛下。
そして皇妃ティアナ様。
それに、大司教チャールズ猊下も。
「ほう。其方が『銀の聖女』リーファか」
「皇帝陛下には御機嫌麗しく。エンテロブルギルドの冒険者、リーファと申します」
周りがざわつく。
獣人の私が宮廷作法を知る事に違和感が有ると。
「まぁ。貴女には常々会いたいと思うておりました。レンはいつだって貴女の事を話すものですから」
「は、母上⁉︎」
「神聖属性魔法を使い熟し、また瘴気竜をも討ち倒す程の女丈夫。失礼、獣人と聴いておりましたので、どれ程猛き女性かと思うていたのです。まさか、これ程小さく愛らしい少女であったとは」
「確かにの。其方の様な者が我が帝国におる事、神に感謝せねばな」
両陛下の言葉に、私は恐縮してしまう。
「私こそ、陛下に、帝国に感謝しております。この地に生まれ育ったが故に、私は冒険者として身を立てて生きております。遠き西方の同胞は想像を絶する生き方を強いられると聞きます。ならばこそ、私は始祖陛下並びに代々の皇家、帝国に感謝と忠節を捧げたく存じます」
あのロラン=ウィルザードが興した帝国。
この地に転生させてくれた生命神フェーダ、そして主神ヴァイランシアにも感謝だわ。
「その言、とても嬉しく思う、『銀の聖女』よ」
ベリュー沼地帯への遠征に赴いた司祭達が出した報告書に目を通す。
「『銀の聖女』の評判を上げたのみ、か」
分かっていた結果。溜息すら出ぬ。
「大司教猊下」
彼女を貶めんとした幹部連中の口惜しげな顔。
帝国最高教会大司教チャールズ=ヴェルダートとして、彼等を戒めねば。
「儂は言っておった筈じゃが?」
帝国教会は神聖属性魔法の実力がモノを言う。これは始祖皇帝ロラン1世陛下の言でもある。
ヴェルダート家が侯爵位だと云うのも関係したか?最近の聖職者は権威付は勿論じゃが、貴族主義にも成り掛けておった。
「それが獣人の娘であろうとも『神に選ばれし存在』であろうと、な」
やれやれ。
皇太子殿下の目論見は、どうやら上手くいった様じゃな。
「これを機にぐうの音も出ない様、彼女の実力を示す」
銀の短槍に選ばれ、高位神聖属性魔法をも使い熟し、瘴気竜諸共黒沼地帯をも浄化するとはな。
伝説の存在に勝るとも劣らぬ『聖女』と、誰が違を唱えられ様か。
「それは兎も角、同行した司祭達の不甲斐無さは何とした事か?何の役にも立たず…、寧ろ邪魔になっておるではないか」
殿下や騎士団からの報告。
また、本人達からも我が身の不甲斐無さを恥じると云う謝罪に近い決意文が出されておる。
流石に己が実力不足を認識したか。
これは…、この事のみが此度遠征をした甲斐が有ると言えるな。
フム、ちと、忙しくなりそうじゃ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
私が起きた時には、全てが決まってて。
…しかも私1人。
「皇宮なんて無理無理」
「ほら、呼ばれたの、『銀の聖女』って事だから」
あの2人は…、逃げたな。
今、私達は帝都へ向かってる。
近衛騎団が用意した馬車に乗って。だから周りに数人、近衛騎士の護衛付だよ。
「私だって無理無理だよ」
「リーファは、少し大目に見てもらえると」
何でだよ。
ベリュー沼地帯の黒沼の浄化と瘴気の殲滅。
腐り果てた大地は影も形も無く、緑なす大地と清らかな水源を持つ泉が、そこに出来ていて。
帝国建国以前から、彼の地は少しずつ腐敗していたのだから、今回の浄化は歴史的快挙!って事らしい。
で、よかったねって。
皇族貴族だけで祝えばいいじゃん。冒険者には依頼料大奮発だけで充分だから。名誉や祝事は要らないから。
声を大にして主張した私の意見。
レン様達の聞く耳無し。
逃げ出そうって思う私の味方は1人もいなくて。
泣くぞー!
「それがね。リーファを無事帝都皇宮の祝賀会に連れて行くって依頼、受けちゃってね」
「これがまた、依頼料大奮発なんだ」
「酷い!私を売ったんだー‼︎」
「言い方!」
「ずっと寝ていたリーファが悪い」
ほんの3日程じゃない。
ずっと寝てたって…。
「4日目も『起きたー』とは言えないんじゃない?」
「起きたの!ちょっとぼぉーっとしてただけ」
前世で出来た事は今も出来る。
…とは言え、12歳の身体じゃ限界を超えてしまったワケで。
「そろそろ着くわ。それじゃ、リーファの言う恩人と代わるわね」
帝都郊外の検問は、近衛騎団の馬車だからフリーパス。何せ騎士団の護衛付。
そのまま、皇宮へ。
宮殿外門にはダスカー団長が待ってた。
「よう、リーファ。此処は6年振りか?」
皇太子殿下一行を助けたあの日。
私は帝都皇宮へ連れて来られ、そして聖宝武具を封してる神殿へと赴いた。
「2人もご苦労さん。依頼達成証明だ。帝都ギルドにコイツを出せば依頼完了だ」
「「ありがとうございます」」
「…裏切り者」
「まだ言ってる(笑)」
「楽しんでらっしゃいな」
2人は、そのまま街中へ消えて行って。
「さて。厳しいと思うが、リーファにはお嬢様に変身して貰おうかな」
「そう思うのならやめてよー、団長」
「あー、殿下が今更聞く耳持つと思うか?」
「…全然」
「そういうこった」
「お前さん、こうして見ると結構美少女なんだな」
生まれて初めて化粧してコルセット絞められドレス着て。
宮中侍女達のウデが凄いんだろ。
私なんかを淑女っぽく見せてるんだから。
「いいえ。貴女様元来の美しさですわ」
「私共は、それをわかる様に致しただけです」
侍女さん達のやりきった表情。
そこへやって来たレン様。
「これは、益々美しくなったね、リーファ」
「侍女さんのお陰で、『馬子にも衣装』と言われずに済みそうです」
「さて、では私めにエスコートさせて頂けますかな、レディ」
とても嬉しそうなレン様。
私も開き直る。こうなったら楽しんだが勝ち。
レン様と腕を組むと祝賀会の場へと。
団長は護衛よろしく、私達の側に付き従う形をとって。
「ロラン11世殿下、及び『銀の聖女』リーファ様」
扉が開かれ、私達は煌びやかな雰囲気の中へ。
正面にロラン10世皇帝陛下。
そして皇妃ティアナ様。
それに、大司教チャールズ猊下も。
「ほう。其方が『銀の聖女』リーファか」
「皇帝陛下には御機嫌麗しく。エンテロブルギルドの冒険者、リーファと申します」
周りがざわつく。
獣人の私が宮廷作法を知る事に違和感が有ると。
「まぁ。貴女には常々会いたいと思うておりました。レンはいつだって貴女の事を話すものですから」
「は、母上⁉︎」
「神聖属性魔法を使い熟し、また瘴気竜をも討ち倒す程の女丈夫。失礼、獣人と聴いておりましたので、どれ程猛き女性かと思うていたのです。まさか、これ程小さく愛らしい少女であったとは」
「確かにの。其方の様な者が我が帝国におる事、神に感謝せねばな」
両陛下の言葉に、私は恐縮してしまう。
「私こそ、陛下に、帝国に感謝しております。この地に生まれ育ったが故に、私は冒険者として身を立てて生きております。遠き西方の同胞は想像を絶する生き方を強いられると聞きます。ならばこそ、私は始祖陛下並びに代々の皇家、帝国に感謝と忠節を捧げたく存じます」
あのロラン=ウィルザードが興した帝国。
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