7 / 135
元カレとの再会
1
しおりを挟む
私が1人暮らししてるマンションの近くに、とてもオシャレなカフェがある。
店内はモダンな雰囲気で、飲み物を置いて、読書をしている人や、パソコンで作業している人も多い。
パスタやオムライス、ワンプレートのランチなども食べられる若い女性に大人気のお店だ。
カフェまでは徒歩で7分くらい。久しぶりに真奈とランチできると思うと、自然に足取りが軽くなった。
中を見渡すと、真奈はまだ来ていないようだった。
とりあえず先に座って待つことにした。
「柚葉ちゃん、こんにちは。いらっしゃいませ」
優しく声をかけてくれたのは、このカフェで働いてる真奈の彼氏の良介君。白いシャツに黒いパンツ、そして黒いエプロンがここのスタイル。
「こんにちは。お仕事お疲れ様です。今日は真奈をお借りしますね」
「どうぞ。真奈、柚葉ちゃんと会うの、すごく楽しみにしてたから。いろいろ話し聞いてやって。でも、俺の悪口言ってたら後でこっそり教えてね」
「了解です」
私は、笑いながら答えた。
1つ年上で26歳の良介君は、とても明るくて面白い人。
顔は……私と同じで普通だけど、髪型もカッコいいし、全体的な雰囲気は十分イケメンだ。
それに、いつだって笑顔だから、お客さんにものすごく人気がある。
「お待たせ、柚葉。あ~良介、サボりだな」
来るなり真奈が悪態をついた。
「別にサボってないし。真奈が俺の悪口言ってたら、全部報告するように!って、柚葉ちゃんにお願いしてただけ~」
2人のこういうやり取りがとても楽しくて微笑ましい。心から素敵なカップルだと思う。
「本当、2人って仲良しだよね。真奈ってすごい美人だから、良介君は幸せですね」
私がそう言うと、「美人かなぁ? 俺は、柚葉ちゃんの方が可愛いくてイイと思うな~」って、ふざける。
店内はモダンな雰囲気で、飲み物を置いて、読書をしている人や、パソコンで作業している人も多い。
パスタやオムライス、ワンプレートのランチなども食べられる若い女性に大人気のお店だ。
カフェまでは徒歩で7分くらい。久しぶりに真奈とランチできると思うと、自然に足取りが軽くなった。
中を見渡すと、真奈はまだ来ていないようだった。
とりあえず先に座って待つことにした。
「柚葉ちゃん、こんにちは。いらっしゃいませ」
優しく声をかけてくれたのは、このカフェで働いてる真奈の彼氏の良介君。白いシャツに黒いパンツ、そして黒いエプロンがここのスタイル。
「こんにちは。お仕事お疲れ様です。今日は真奈をお借りしますね」
「どうぞ。真奈、柚葉ちゃんと会うの、すごく楽しみにしてたから。いろいろ話し聞いてやって。でも、俺の悪口言ってたら後でこっそり教えてね」
「了解です」
私は、笑いながら答えた。
1つ年上で26歳の良介君は、とても明るくて面白い人。
顔は……私と同じで普通だけど、髪型もカッコいいし、全体的な雰囲気は十分イケメンだ。
それに、いつだって笑顔だから、お客さんにものすごく人気がある。
「お待たせ、柚葉。あ~良介、サボりだな」
来るなり真奈が悪態をついた。
「別にサボってないし。真奈が俺の悪口言ってたら、全部報告するように!って、柚葉ちゃんにお願いしてただけ~」
2人のこういうやり取りがとても楽しくて微笑ましい。心から素敵なカップルだと思う。
「本当、2人って仲良しだよね。真奈ってすごい美人だから、良介君は幸せですね」
私がそう言うと、「美人かなぁ? 俺は、柚葉ちゃんの方が可愛いくてイイと思うな~」って、ふざける。
2
あなたにおすすめの小説
男に間違えられる私は女嫌いの冷徹若社長に溺愛される
山口三
恋愛
「俺と結婚してほしい」
出会ってまだ何時間も経っていない相手から沙耶(さや)は告白された・・・のでは無く契約結婚の提案だった。旅先で危ない所を助けられた沙耶は契約結婚を申し出られたのだ。相手は五瀬馨(いつせかおる)彼は国内でも有数の巨大企業、五瀬グループの若き社長だった。沙耶は自分の夢を追いかける資金を得る為、養女として窮屈な暮らしを強いられている今の家から脱出する為にもこの提案を受ける事にする。
冷酷で女嫌いの社長とお人好しの沙耶。二人の契約結婚の行方は?
灰かぶりの姉
吉野 那生
恋愛
父の死後、母が連れてきたのは優しそうな男性と可愛い女の子だった。
「今日からあなたのお父さんと妹だよ」
そう言われたあの日から…。
* * *
『ソツのない彼氏とスキのない彼女』のスピンオフ。
国枝 那月×野口 航平の過去編です。
ヒロインになれませんが。
橘しづき
恋愛
安西朱里、二十七歳。
顔もスタイルもいいのに、なぜか本命には選ばれず変な男ばかり寄ってきてしまう。初対面の女性には嫌われることも多く、いつも気がつけば当て馬女役。損な役回りだと友人からも言われる始末。 そんな朱里は、異動で営業部に所属することに。そこで、タイプの違うイケメン二人を発見。さらには、真面目で控えめ、そして可愛らしいヒロイン像にぴったりの女の子も。
イケメンのうち一人の片思いを察した朱里は、その二人の恋を応援しようと必死に走り回るが……。
全然上手くいかなくて、何かがおかしい??
俺と結婚してくれ〜若き御曹司の真実の愛
ラヴ KAZU
恋愛
村藤潤一郎
潤一郎は村藤コーポレーションの社長を就任したばかりの二十五歳。
大学卒業後、海外に留学した。
過去の恋愛にトラウマを抱えていた。
そんな時、気になる女性社員と巡り会う。
八神あやか
村藤コーポレーション社員の四十歳。
過去の恋愛にトラウマを抱えて、男性の言葉を信じられない。
恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。
そんな時、バッグを取られ、怪我をして潤一郎のマンションでお世話になる羽目に......
八神あやかは元恋人に騙されて借金を払う生活を送っていた。そんな矢先あやかの勤める村藤コーポレーション社長村藤潤一郎と巡り会う。ある日あやかはバッグを取られ、怪我をする。あやかを放っておけない潤一郎は自分のマンションへ誘った。あやかは優しい潤一郎に惹かれて行くが、会社が倒産の危機にあり、合併先のお嬢さんと婚約すると知る。潤一郎はあやかへの愛を貫こうとするが、あやかは潤一郎の前から姿を消すのであった。
友達婚~5年もあいつに片想い~
日下奈緒
恋愛
求人サイトの作成の仕事をしている梨衣は
同僚の大樹に5年も片想いしている
5年前にした
「お互い30歳になっても独身だったら結婚するか」
梨衣は今30歳
その約束を大樹は覚えているのか
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
溺愛のフリから2年後は。
橘しづき
恋愛
岡部愛理は、ぱっと見クールビューティーな女性だが、中身はビールと漫画、ゲームが大好き。恋愛は昔に何度か失敗してから、もうするつもりはない。
そんな愛理には幼馴染がいる。羽柴湊斗は小学校に上がる前から仲がよく、いまだに二人で飲んだりする仲だ。実は2年前から、湊斗と愛理は付き合っていることになっている。親からの圧力などに耐えられず、酔った勢いでついた嘘だった。
でも2年も経てば、今度は結婚を促される。さて、そろそろ偽装恋人も終わりにしなければ、と愛理は思っているのだが……?
「醜い」と婚約破棄された令嬢、実は変身の魔法で美貌を隠していただけでした。今さら後悔しても遅いですわ!
ゆっこ
恋愛
王都の大広間には、華やかな音楽と人々のざわめきが溢れていた。
社交界の中心ともいえる舞踏会。煌びやかなシャンデリアの下、若き令息や令嬢たちが談笑し、舞い踊り、誰もが夢のようなひとときを楽しんでいる。
けれど――その場の視線は、一人の令嬢へと集まっていた。
「リリアーナ・フォン・エルバート。お前との婚約を破棄する!」
鋭く響いたのは、婚約者である第一王子アルベルト殿下の声だった。
人々はざわめき、音楽が止まる。
「え……」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる