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それぞれに進むべき道へ
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「僕は、幸せだよ。本当、ここに来て良かったよ。食事もワインも美味しかったし、それに、樹と柚葉とユリアに会えた。明日からまた仕事頑張れる」
その言葉が柊君の素直な気持ちだとわかったから、私はとても嬉しかった。
それから、しばらく私達は3人の時間を楽しんだ。
10年以上も会ってなかったのに、その長いブランクはあっという間に縮まった。
ワインと共に過ごす夜は、ゆっくりと更けていった。
朝になって、柊君は仕事に向かう支度をし、朝食を済ませた。
夕方、そのまま日本に帰るらしいから、柊君とはここでお別れ。
「また会おうね。体に気をつけて」
私達は、柊君に手を振って別れを惜しんだ。
また会える日を楽しみにしてる。
その時まで、みんな、それぞれに成長していたい。
それからすぐに、樹も仕事に向かい、ユリアも学校に行った。
私は、1人、家事を始めた。
家族の優しくて、楽しくて、幸せな日常がまた動き出した。
今、私は、自分らしく生きれてる。
樹とユリアと、周りにいてくれる全ての人に感謝しながら。
その時、スマートフォンが鳴った。
樹から?
「どうしたの? 何かあった?」
「柚葉。今夜はお前を抱きたい。俺の側にいてくれ。ずっとずっと……」
どうしたんだろ、そんなこと言われたら恥ずかしいけど……
柊君に会って、何かを感じたのかな……
樹は、いつまで経っても強引でドキドキさせる人だ。
「うん、私も樹とずっと一緒にいたい。ねえ、樹。今だけじゃなく、私がおばあちゃんになっても一緒にいてくれる?」
「いいのか? お前がおばあちゃんになる時には、俺もおじいちゃんなんだぞ。俺は……いつまでも柚葉を抱きしめていたい」
「私は、樹がおじいちゃんになっても好き。絶対気持ちは変わらないよ。でも……私がおばあちゃんになったら、樹に抱きしめてもらえないかも」
「そんなわけない。離してって言われても離さない。俺にはお前しかいないから。死ぬまで……最後の時まで俺には柚葉1人だけだ。お前だけを愛してる」
どうしたのかな……
さっきから私達変だよ。
なんだか涙が出てきた……
「私も、樹を……樹だけを愛してる」
「ああ……。ありがとう、柚葉。じゃあ、今夜」
その言葉が柊君の素直な気持ちだとわかったから、私はとても嬉しかった。
それから、しばらく私達は3人の時間を楽しんだ。
10年以上も会ってなかったのに、その長いブランクはあっという間に縮まった。
ワインと共に過ごす夜は、ゆっくりと更けていった。
朝になって、柊君は仕事に向かう支度をし、朝食を済ませた。
夕方、そのまま日本に帰るらしいから、柊君とはここでお別れ。
「また会おうね。体に気をつけて」
私達は、柊君に手を振って別れを惜しんだ。
また会える日を楽しみにしてる。
その時まで、みんな、それぞれに成長していたい。
それからすぐに、樹も仕事に向かい、ユリアも学校に行った。
私は、1人、家事を始めた。
家族の優しくて、楽しくて、幸せな日常がまた動き出した。
今、私は、自分らしく生きれてる。
樹とユリアと、周りにいてくれる全ての人に感謝しながら。
その時、スマートフォンが鳴った。
樹から?
「どうしたの? 何かあった?」
「柚葉。今夜はお前を抱きたい。俺の側にいてくれ。ずっとずっと……」
どうしたんだろ、そんなこと言われたら恥ずかしいけど……
柊君に会って、何かを感じたのかな……
樹は、いつまで経っても強引でドキドキさせる人だ。
「うん、私も樹とずっと一緒にいたい。ねえ、樹。今だけじゃなく、私がおばあちゃんになっても一緒にいてくれる?」
「いいのか? お前がおばあちゃんになる時には、俺もおじいちゃんなんだぞ。俺は……いつまでも柚葉を抱きしめていたい」
「私は、樹がおじいちゃんになっても好き。絶対気持ちは変わらないよ。でも……私がおばあちゃんになったら、樹に抱きしめてもらえないかも」
「そんなわけない。離してって言われても離さない。俺にはお前しかいないから。死ぬまで……最後の時まで俺には柚葉1人だけだ。お前だけを愛してる」
どうしたのかな……
さっきから私達変だよ。
なんだか涙が出てきた……
「私も、樹を……樹だけを愛してる」
「ああ……。ありがとう、柚葉。じゃあ、今夜」
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