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真実の答えを見つけたくて
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『素敵なお話だね。嬉しいけど、でも、それが自分のこととは思えなくて…』
『いったい何を迷うことがあるの?あんなにイケメンでスタイル抜群で、御曹司でお金持ちで…』
『お金持ちは…関係ないけどね』
苦笑いする。
『そうかな~?お金はいくらあっても困らないし。だけど、やっぱり最後は2人の気持ちだよ。2人が想い合っていたら、雪都君はきっと幸せだから』
そう言って、弥生はちょっと思い詰めたような顔をした。
『大丈夫?』
『あっ、うん、全然大丈夫。やっぱり本当の家族が…1番なんだよね。わかってるんだ、ちゃんと』
その時、弥生の目がキラリと光った。
大切な友達の思いが伝わり、私の胸も苦しくなる。
『ケジメつけなきゃって思ってた。子どもにとったら、たった1人のパパで、私が彼を奪うことは…子どもから1番大切な人を奪うことになるんだよね。それって…最悪なことなんだよね』
私、どう答えればいいの?
絶対にダメだなんて、お説教すればいい?
そんなこと…出来ないよ。
『私、自分の気持ちに向き合えてなかった。でも、2人に話してからすごく気持ちが楽になって。今日も彩葉と話して、私もまたいろいろ考えることが出来た』
何かを決意したような、そんな表情を浮かべる弥生。
それを見て、私も一緒に乗り越えたいと思った。
『うん。私は恋愛に対してまだまだ未熟者だけど、弥生も一緒に自分自身の未来のこと考えようよ。あの時は、私も理久先生も、弥生の気持ちを思うと、好きな人と別れるべきだなんて簡単に言えなかった。でも、弥生は絶対幸せになるべきで、それはやっぱり、相手が弥生を本気で愛して、本気で幸せにしてくれる人なのかどうか…なんだと思うんだ。今、動き出さなくちゃ、ずっとこのまま同じところで悩み続けることになるから…ごめん、全然上手く言えない』
弥生に対して偉そうかなって思ったけど、後悔したくなくて、自分の思いの丈を精一杯語った。
『いったい何を迷うことがあるの?あんなにイケメンでスタイル抜群で、御曹司でお金持ちで…』
『お金持ちは…関係ないけどね』
苦笑いする。
『そうかな~?お金はいくらあっても困らないし。だけど、やっぱり最後は2人の気持ちだよ。2人が想い合っていたら、雪都君はきっと幸せだから』
そう言って、弥生はちょっと思い詰めたような顔をした。
『大丈夫?』
『あっ、うん、全然大丈夫。やっぱり本当の家族が…1番なんだよね。わかってるんだ、ちゃんと』
その時、弥生の目がキラリと光った。
大切な友達の思いが伝わり、私の胸も苦しくなる。
『ケジメつけなきゃって思ってた。子どもにとったら、たった1人のパパで、私が彼を奪うことは…子どもから1番大切な人を奪うことになるんだよね。それって…最悪なことなんだよね』
私、どう答えればいいの?
絶対にダメだなんて、お説教すればいい?
そんなこと…出来ないよ。
『私、自分の気持ちに向き合えてなかった。でも、2人に話してからすごく気持ちが楽になって。今日も彩葉と話して、私もまたいろいろ考えることが出来た』
何かを決意したような、そんな表情を浮かべる弥生。
それを見て、私も一緒に乗り越えたいと思った。
『うん。私は恋愛に対してまだまだ未熟者だけど、弥生も一緒に自分自身の未来のこと考えようよ。あの時は、私も理久先生も、弥生の気持ちを思うと、好きな人と別れるべきだなんて簡単に言えなかった。でも、弥生は絶対幸せになるべきで、それはやっぱり、相手が弥生を本気で愛して、本気で幸せにしてくれる人なのかどうか…なんだと思うんだ。今、動き出さなくちゃ、ずっとこのまま同じところで悩み続けることになるから…ごめん、全然上手く言えない』
弥生に対して偉そうかなって思ったけど、後悔したくなくて、自分の思いの丈を精一杯語った。
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