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一堂社長とお母さんの幸せ
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『元気だったか?彩葉の結婚式の写真を持ってきたんだ』
『いつもありがとうございます。さあ、あがって下さい』
妻の実家。
ずいぶん田舎だが、たまには都会の喧騒から離れ、こんな場所で心を落ち着けるのもいい。
あれからいろいろ考え、もうすぐ私は、優秀で情に厚い弟に社長を譲って、少し離れたところからアドバイス出来ればと思っている。
孫の雪都と一緒にいられる時間もほしい。
『素敵な写真ばかりです。本当に…彩葉、幸せそう』
『ああ。だからな…今度は君が幸せになる番じゃないか?麗華のことは話した通りだ。君には、あの家に戻ってきてほしい。2人手をたずさえて、残された人生を君と楽しく生きていきたい』
『…あなた…』
『ずっと守ってやれなくて悪かった。でも、これからは必ず…君を守る。だから、ゆっくりでいい、数日間の行き来を重ねて…いつかはあの家に戻ってきてくれないか』
『私、ずいぶんあなたに迷惑をかけたのに…こんな私をそこまで想ってくれて、本当に…私は幸せですね』
『…迷惑をかけたのはこっちの方だ。すまなかった』
『いいえ…私が弱かったから。でも、少しずつ、少しずつ、頑張ってみようかしら…私も、あなたと一緒にいたいですから』
その笑顔…
私が大好きだった優しい笑顔。
いくつになっても変わらない。
『大丈夫。必ず戻れる。陶芸もまた始めないか?たくさんお皿も作って、雪都にプレゼントしたいんだ』
『それはいいですね。あの頃、1枚のお皿に誰かへの思いを込めて焼きましたね。今度は、雪都にプレゼント…私も作ってみたいです』
『2人でいろいろなことに挑戦して、これからはいつだって君と時間を共有したい』
『…ありがとうございます。1歩1歩…歩んでみます』
『ああ、ゆっくりでいい。いつまでも待つよ』
私は…この歳になっても、当たり前のように君を愛している。
君と過ごす毎日が、明るい希望で満ち溢れた素晴らしい日々になることを…心から願う。
『いつもありがとうございます。さあ、あがって下さい』
妻の実家。
ずいぶん田舎だが、たまには都会の喧騒から離れ、こんな場所で心を落ち着けるのもいい。
あれからいろいろ考え、もうすぐ私は、優秀で情に厚い弟に社長を譲って、少し離れたところからアドバイス出来ればと思っている。
孫の雪都と一緒にいられる時間もほしい。
『素敵な写真ばかりです。本当に…彩葉、幸せそう』
『ああ。だからな…今度は君が幸せになる番じゃないか?麗華のことは話した通りだ。君には、あの家に戻ってきてほしい。2人手をたずさえて、残された人生を君と楽しく生きていきたい』
『…あなた…』
『ずっと守ってやれなくて悪かった。でも、これからは必ず…君を守る。だから、ゆっくりでいい、数日間の行き来を重ねて…いつかはあの家に戻ってきてくれないか』
『私、ずいぶんあなたに迷惑をかけたのに…こんな私をそこまで想ってくれて、本当に…私は幸せですね』
『…迷惑をかけたのはこっちの方だ。すまなかった』
『いいえ…私が弱かったから。でも、少しずつ、少しずつ、頑張ってみようかしら…私も、あなたと一緒にいたいですから』
その笑顔…
私が大好きだった優しい笑顔。
いくつになっても変わらない。
『大丈夫。必ず戻れる。陶芸もまた始めないか?たくさんお皿も作って、雪都にプレゼントしたいんだ』
『それはいいですね。あの頃、1枚のお皿に誰かへの思いを込めて焼きましたね。今度は、雪都にプレゼント…私も作ってみたいです』
『2人でいろいろなことに挑戦して、これからはいつだって君と時間を共有したい』
『…ありがとうございます。1歩1歩…歩んでみます』
『ああ、ゆっくりでいい。いつまでも待つよ』
私は…この歳になっても、当たり前のように君を愛している。
君と過ごす毎日が、明るい希望で満ち溢れた素晴らしい日々になることを…心から願う。
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