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一生、一緒にいたい
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『素敵…』
『ここからは、美しい湖とその向こうに山が連なって見えます。ベランダの露天風呂に入って頂けますが、夜の景色も格別ですので、ぜひどうぞ』
仲居さんが、お茶をいれながら言った。
ベランダに露天風呂が…
嬉しいけど、自然に赤面する。
その時、祐誠さんは、女将さんに話があると言って出て行った。
『美山様。私は、先程の女将の孫なんです』
『そうなんですか?』
そう言えば、どことなく似てるかも…
『はい。母も若女将として働いております。私は…まだ修行中で』
私より少し若くみえる。
『頑張ってるんですね。お若いのに偉いです。いつかはここで女将さんになるんですよね』
『はい。まだまだ未熟ですけど…頑張ります。祖母みたいに皆様に愛される女将になりたいので。今回、榊様が予約をいれて下さった時、美山様のこと、大切な人と行くからって祖母に言ったそうなんです。祖母は…ずっと榊様のこと、心配してましたから…それはそれは本当に喜びました』
『そうだったんですか…』
大切な人…
祐誠さんは、私のこと…そんな風に言ってくれてたんだ…
『うちには、私も含め幅広い年齢層の榊様ファンがたくさんおりますから、みんな驚いてましたけどね。でも、お2人を見て…とてもお似合いだと思いました。憧れのお兄ちゃんみたいな人ですけど、美山様なら結婚されても安心です』
け、結婚って…
『そんな、まだ結婚とかは全然…』
『え!プロポーズはまだなんですか?!』
『そんなの、してもらえるかもわかりませんよ』
私は…苦笑いした。
『榊様、あんなにイケメンなんですから、早くプロポーズすればいいのに…きっと照れてるんですよ。昔から女の子とキャッキャするタイプじゃないので…って、すみません。私まで無駄なおしゃべりばかりして』
可愛い人だな…
すごく好感が持てるし、きっと良い女将さんになるだろうな。
『ここからは、美しい湖とその向こうに山が連なって見えます。ベランダの露天風呂に入って頂けますが、夜の景色も格別ですので、ぜひどうぞ』
仲居さんが、お茶をいれながら言った。
ベランダに露天風呂が…
嬉しいけど、自然に赤面する。
その時、祐誠さんは、女将さんに話があると言って出て行った。
『美山様。私は、先程の女将の孫なんです』
『そうなんですか?』
そう言えば、どことなく似てるかも…
『はい。母も若女将として働いております。私は…まだ修行中で』
私より少し若くみえる。
『頑張ってるんですね。お若いのに偉いです。いつかはここで女将さんになるんですよね』
『はい。まだまだ未熟ですけど…頑張ります。祖母みたいに皆様に愛される女将になりたいので。今回、榊様が予約をいれて下さった時、美山様のこと、大切な人と行くからって祖母に言ったそうなんです。祖母は…ずっと榊様のこと、心配してましたから…それはそれは本当に喜びました』
『そうだったんですか…』
大切な人…
祐誠さんは、私のこと…そんな風に言ってくれてたんだ…
『うちには、私も含め幅広い年齢層の榊様ファンがたくさんおりますから、みんな驚いてましたけどね。でも、お2人を見て…とてもお似合いだと思いました。憧れのお兄ちゃんみたいな人ですけど、美山様なら結婚されても安心です』
け、結婚って…
『そんな、まだ結婚とかは全然…』
『え!プロポーズはまだなんですか?!』
『そんなの、してもらえるかもわかりませんよ』
私は…苦笑いした。
『榊様、あんなにイケメンなんですから、早くプロポーズすればいいのに…きっと照れてるんですよ。昔から女の子とキャッキャするタイプじゃないので…って、すみません。私まで無駄なおしゃべりばかりして』
可愛い人だな…
すごく好感が持てるし、きっと良い女将さんになるだろうな。
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