あなたと恋に落ちるまで～御曹司は、一途に私に恋をする～

一生、一緒にいたい

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また艶っぽい目をして…


そんな顔をされたら、私…


ドキドキしておかしくなっちゃいそうだよ。


祐誠さんに促されて、私達は着ていた物を全て脱ぎ捨てて…


裸になった。


祐誠さんのたくましい肉体美が視野に入ってくる。


頭のてっぺんからつま先まで、完璧なスタイル。


照れて、どこを見たらいいのかわからなくなる。


ゆっくりと露天風呂に足を入れ…


2人でお湯に浸かった。


『気持ちいい…』


最高の湯加減で、源泉かけ流しのなめらかなお湯は、私達の体をポカポカにした。


『お天気も良くて、綺麗な景色も見れて…本当に嬉しいです』


『そうだな。久しぶりにここに来れて…良かった』


祐誠さんはしみじみと言った。


日頃の疲れを癒して欲しい…


そんな気持ちでいっぱいだった。


もう少し浸かっていたかったけど、2人一緒にお風呂から上がった。


旅館のバスタオルは、上品な手触りですごく気持ちいい。


『貸して』


祐誠さんは、私の手からそれを取った。


『えっ…』


そして、私の体を優しく拭いてくれた…


こんなこと…


子どもの時以来、誰にもされたことなかった…


顔から首、そして胸…


丁寧に足先まで…


私はずっと立ったまま動けなかった。


何だろう？


この感覚…


私だけなのかな…


こんなにもドキドキして、勝手に体が火照り出す。


もう、全て、何もかも…


祐誠さんに見られてしまってる。


その視線が私の何を見てるのか、すごく恥ずかしいけど…


「このまま何をされてもいい」


なんて、そんなことを思ってる自分がいて…


私、本当に…おかしいよ…


『終わった…』


『あ、ありがとう…ございます』


私はどうしようもないくらいのドキドキを隠し、浴衣を着た。