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第十話
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「すっげえー、こんなの造ってるんだ。なんだがきっもーい。男の人って判んないわー。つーか、すっげーぶっきみー」
おれとナミは、甲賀の家にいた。甲賀の部屋は、戦闘機やら複葉機、プロペラ機のプラモデルで埋め尽くされている。本棚はコンピュータの専門書に並んで戦闘機のマニュアルや写真集が置かれていた。
ナミは甲賀を目の前にしてプラモデルを馬鹿にしてけらけら笑う。甲賀は大人だから苦笑しているだけだが、おれはさすがに腹がたってきた。
「なんだよ、ナミそのいいかたは。だいたいおまえデリカシーがなさすぎるぜ。そんなことだから二十七になるまで処女だったんだよ」
ナミの身体が一回転し、左足のかかとがおれの顎めがけて飛んでくる。おれは上半身をかがめてかろうじて避けた。
「プロレスの神様カールゴッチが唯一認めた打撃技がローリングソバットだって知ってる?」
「知らねぇよ。だいたい後ろ回し蹴りはソバットじゃない。しかも、そんなことやったらおまえ、パンツみえてんじゃん」
「見せてやってんだよ、この飛行機フェチの変態野郎ども」
「いいかげんにしてくれ。本題に入りたいんだが」
さすがにうんざりしたような声で甲賀が言ったとき、おれたちは素直に頷いた。
おれたちは甲賀の部屋のパソコンの前に腰を降ろす。ナミが持ってきたメモリカードを差し込んで、調査結果を説明しだす。
「戦闘機遠隔操作システム通称『GARDA』、そのバックヤードで動作する制御システムの開発に携わったものは約1000人。そのうち既にシステム開発からはずれたものは400人。そのうち素行不良等の理由によって強制的にはずされた者は12人」
「12人もいたのか」
甲賀がリストを見ながらうなり声をあげる。
「下請けのさらに下請けのアルバイトの人間まで含んでいるから、あなたが知らないのも無理は無いわ。この12人から調査を始めたけど、あたりが一人いたの」
「あたりだって?」
おれの言葉にナミはにんまりとして応える。
「プルシャ・スークタっていう宗教団体知ってるよね」
おれは唸った。
「一応インド古代宗教の団体だが、例のロシアンマフィアとの関係をとりざたされているところか」
「そう。そこから出資されているソフトウェアハウスの人間が一人いた。しかも、かなり優秀なエンジニアがそこから参加してる」
「やばそうだな」
ナミは頷く。
「ロシアンマフィア経由で旧ソビエトの諜報関連テロリストがけっこう日本に入り込んでいるわ。噂だけど、有名な旧ソ連のハッカー、ルビャンカの魔女もその、プルシャ・スークタに関わってると聞く」
「じゃあゼロも」
「ソビエト空軍の元パイロットがプルシャ・スークタの持つ密入国ルートで潜入しているわ。今その消息を探ってるとこだけど、ゼロはまずまちがいなくそいつよ」
ソビエト空軍のパイロットだったとは。おれは唸った。
「プルシャ・スークタは武器や麻薬の密輸入といたったなりふり構わない方法で利益を叩き出している。そのせいで老舗暴力団とのいさかいもあったけど、元ソビエトのテロリストたちが圧倒的な戦闘力にものをいわせて黙らせている。今、公安がマークしているけど、多分もうすぐ最終的な動きがあるわ」
「最終的だって?」
「プルシャ・スークタの強制捜索ね。そのためにプルシャ・スークタ側も最後の勝負にうってでようとしている。ミーシャウィルスって知ってる?」
「確か、旧ソビエトで開発された細菌兵器のレトロウィルスでインフルエンザなみの感染力とエボラウィルスなみの殺傷力を持つとか」
「そう。風邪のように空気感染しながら人間の肉体をぼろぼろに腐敗させ破壊するという凄まじいウィルス。ソビエト崩壊のどさくさで失われたはずだけど、それが日本にもちこまれたという噂がある」
「まさかGARDAシステムを使って戦闘機を盗み出してそいつにミーシャウィルスを積んで都市に対してテロルを行うという気か?そりゃあ無理だろう」
「なぜ?」
「戦闘機をまず盗まないといけない。国防隊の基地を襲う? 米軍基地を襲う? そんな無茶な」
「基地を襲う必要は全くないわ」
「なんでだよ」
「ナミさんの言うとおりだ」
甲賀が口を挟む。
「GARDAシステムはもうすぐ国防隊の全機に標準装備される。システムさえ乗っ取れば、戦闘機を手に入れるのは簡単だ」
「馬鹿な、セキュリティを一度破られているんだぜ。それでも標準装備かよ」
「セキュリティシステムは全面入れ替えを行って強化している。GARDAシステムには既に数十兆以上の予算が投入されている。今更止められない」
「セキュリティの全面入れ替えでゼロの侵入を防げると思う?」
ナミの言葉に甲賀は首を振る。
「判らない。理論的には不可能だが、それはこの前も同じだ。多分今いるスタッフの中にプルシャ・スークタの人間がいるのだろう。そいつを見つけるのは不可能だ」
「なぜ」
「時間が足りない。GARDAシステムは来週から実戦配備だ」
「でも私はスタッフに内通者がいるとは思わないわ」
「なぜだ」
「今の時点で内通者を残すというのはリスクが高いもの」
「おれも同感だな」
おれはナミと甲賀の会話に口を挟む。
「ゼロはおれとMAYAとの対戦に乱入した。部外者を使っての試験が公式記録に残らないと踏んでの行為だろうが、そうすることによってセキュリティが強化されるのはやつらの計算のうちだろう。つまりやつらはセキュリティが強化されるのを認めた上でGARDAシステムにアクセスしなければならない理由があったということと、たとえセキュリティが強化されても計画に支障をきたさない確信があったということだろう。つまり、おれの推測ではシステムの根幹部、オペレーティングシステムに関わるところで何らかの外部アクセス手段を確保している。この間のゼロの乱入はそのテストだったということだ」
「OSっていってもUNIX系でしょ」
ナミの言葉に甲賀は首を振る。
「特注品だよ、GARDAのOSは。量子コンピュータとリンクして制御されるからね」
「ゼロの侵入を防ぐには、システムの全面入れ替えが確実な手段だよ」
おれの言葉に甲賀が目を剥いた。
「そんなことをするのに何億かかると思う?状況証拠だけでは誰も動かせない。OSの改竄箇所の特定なんざ到底無理だ、おまえの話のうらをとるのは凄く難しいぞ鷹見」
おれは頷く。ナミが立ち上がった。
「なんだよ、急に」
「とりあえず、ゼロの侵入は防げないという事が判ったら充分よ。これから家に戻っていくつかケースを想定してシミュレーションするわ。対策を含めてね」
「今、夜中の1時だぜ。おまえさあ、たまには睡眠とってんの?」
ナミはウィンクをおれに投げる。
「女はねぇ、男の十倍くらいはタフなのよ」
おれとナミは、甲賀の家にいた。甲賀の部屋は、戦闘機やら複葉機、プロペラ機のプラモデルで埋め尽くされている。本棚はコンピュータの専門書に並んで戦闘機のマニュアルや写真集が置かれていた。
ナミは甲賀を目の前にしてプラモデルを馬鹿にしてけらけら笑う。甲賀は大人だから苦笑しているだけだが、おれはさすがに腹がたってきた。
「なんだよ、ナミそのいいかたは。だいたいおまえデリカシーがなさすぎるぜ。そんなことだから二十七になるまで処女だったんだよ」
ナミの身体が一回転し、左足のかかとがおれの顎めがけて飛んでくる。おれは上半身をかがめてかろうじて避けた。
「プロレスの神様カールゴッチが唯一認めた打撃技がローリングソバットだって知ってる?」
「知らねぇよ。だいたい後ろ回し蹴りはソバットじゃない。しかも、そんなことやったらおまえ、パンツみえてんじゃん」
「見せてやってんだよ、この飛行機フェチの変態野郎ども」
「いいかげんにしてくれ。本題に入りたいんだが」
さすがにうんざりしたような声で甲賀が言ったとき、おれたちは素直に頷いた。
おれたちは甲賀の部屋のパソコンの前に腰を降ろす。ナミが持ってきたメモリカードを差し込んで、調査結果を説明しだす。
「戦闘機遠隔操作システム通称『GARDA』、そのバックヤードで動作する制御システムの開発に携わったものは約1000人。そのうち既にシステム開発からはずれたものは400人。そのうち素行不良等の理由によって強制的にはずされた者は12人」
「12人もいたのか」
甲賀がリストを見ながらうなり声をあげる。
「下請けのさらに下請けのアルバイトの人間まで含んでいるから、あなたが知らないのも無理は無いわ。この12人から調査を始めたけど、あたりが一人いたの」
「あたりだって?」
おれの言葉にナミはにんまりとして応える。
「プルシャ・スークタっていう宗教団体知ってるよね」
おれは唸った。
「一応インド古代宗教の団体だが、例のロシアンマフィアとの関係をとりざたされているところか」
「そう。そこから出資されているソフトウェアハウスの人間が一人いた。しかも、かなり優秀なエンジニアがそこから参加してる」
「やばそうだな」
ナミは頷く。
「ロシアンマフィア経由で旧ソビエトの諜報関連テロリストがけっこう日本に入り込んでいるわ。噂だけど、有名な旧ソ連のハッカー、ルビャンカの魔女もその、プルシャ・スークタに関わってると聞く」
「じゃあゼロも」
「ソビエト空軍の元パイロットがプルシャ・スークタの持つ密入国ルートで潜入しているわ。今その消息を探ってるとこだけど、ゼロはまずまちがいなくそいつよ」
ソビエト空軍のパイロットだったとは。おれは唸った。
「プルシャ・スークタは武器や麻薬の密輸入といたったなりふり構わない方法で利益を叩き出している。そのせいで老舗暴力団とのいさかいもあったけど、元ソビエトのテロリストたちが圧倒的な戦闘力にものをいわせて黙らせている。今、公安がマークしているけど、多分もうすぐ最終的な動きがあるわ」
「最終的だって?」
「プルシャ・スークタの強制捜索ね。そのためにプルシャ・スークタ側も最後の勝負にうってでようとしている。ミーシャウィルスって知ってる?」
「確か、旧ソビエトで開発された細菌兵器のレトロウィルスでインフルエンザなみの感染力とエボラウィルスなみの殺傷力を持つとか」
「そう。風邪のように空気感染しながら人間の肉体をぼろぼろに腐敗させ破壊するという凄まじいウィルス。ソビエト崩壊のどさくさで失われたはずだけど、それが日本にもちこまれたという噂がある」
「まさかGARDAシステムを使って戦闘機を盗み出してそいつにミーシャウィルスを積んで都市に対してテロルを行うという気か?そりゃあ無理だろう」
「なぜ?」
「戦闘機をまず盗まないといけない。国防隊の基地を襲う? 米軍基地を襲う? そんな無茶な」
「基地を襲う必要は全くないわ」
「なんでだよ」
「ナミさんの言うとおりだ」
甲賀が口を挟む。
「GARDAシステムはもうすぐ国防隊の全機に標準装備される。システムさえ乗っ取れば、戦闘機を手に入れるのは簡単だ」
「馬鹿な、セキュリティを一度破られているんだぜ。それでも標準装備かよ」
「セキュリティシステムは全面入れ替えを行って強化している。GARDAシステムには既に数十兆以上の予算が投入されている。今更止められない」
「セキュリティの全面入れ替えでゼロの侵入を防げると思う?」
ナミの言葉に甲賀は首を振る。
「判らない。理論的には不可能だが、それはこの前も同じだ。多分今いるスタッフの中にプルシャ・スークタの人間がいるのだろう。そいつを見つけるのは不可能だ」
「なぜ」
「時間が足りない。GARDAシステムは来週から実戦配備だ」
「でも私はスタッフに内通者がいるとは思わないわ」
「なぜだ」
「今の時点で内通者を残すというのはリスクが高いもの」
「おれも同感だな」
おれはナミと甲賀の会話に口を挟む。
「ゼロはおれとMAYAとの対戦に乱入した。部外者を使っての試験が公式記録に残らないと踏んでの行為だろうが、そうすることによってセキュリティが強化されるのはやつらの計算のうちだろう。つまりやつらはセキュリティが強化されるのを認めた上でGARDAシステムにアクセスしなければならない理由があったということと、たとえセキュリティが強化されても計画に支障をきたさない確信があったということだろう。つまり、おれの推測ではシステムの根幹部、オペレーティングシステムに関わるところで何らかの外部アクセス手段を確保している。この間のゼロの乱入はそのテストだったということだ」
「OSっていってもUNIX系でしょ」
ナミの言葉に甲賀は首を振る。
「特注品だよ、GARDAのOSは。量子コンピュータとリンクして制御されるからね」
「ゼロの侵入を防ぐには、システムの全面入れ替えが確実な手段だよ」
おれの言葉に甲賀が目を剥いた。
「そんなことをするのに何億かかると思う?状況証拠だけでは誰も動かせない。OSの改竄箇所の特定なんざ到底無理だ、おまえの話のうらをとるのは凄く難しいぞ鷹見」
おれは頷く。ナミが立ち上がった。
「なんだよ、急に」
「とりあえず、ゼロの侵入は防げないという事が判ったら充分よ。これから家に戻っていくつかケースを想定してシミュレーションするわ。対策を含めてね」
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