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第三十六話
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クラウスは、あざ笑った。
「できるわけが、無い。天使達が殺戮をもたらす為に、天上から降りてきた、あのヌース神とグヌン神の戦争、あれをもう一度起こせというのか」
クラウスは首を振った。
「私はガルンほど、狂気にとりつかれてはいないよ。ガルンが助力を求めた時に断ったように、ラフレールの申し出も断った。黄金の林檎を天上に返すか否かは、人間が決めることだ。私が受け取れば、ヌース神とグヌン神の取り交わした約定に逆らうことになる」
クラウスは金色に燃える瞳で、ブラックソウルを見た。
「もし、貴様ら人間が、真に考えるという行為を行ったなら、必ずラフレールと同じ苦悩に行き着くはずだ。にも関わらず、おまえ達は愚鈍にヌース神の教えに従うばかりだ。だから家畜でしかないんだよ、おまえ達は」
ブラックソウルは、肩を竦める。
「我々にとって、どうでもいいことなのだよ、生命の死滅など。黄金の林檎を天上に返すのが、何千年先になるかは判らないが、その時に少なくともおれは、生きてはいないからな。我々に必要なのは、大義だ。ヌース神は、それを与えた。宇宙の神聖な調和を取り戻すという、大義をね」
クラウスは、ヴェリンダを見る。
「この者の言う通りだ。人間は、瞬くような短い生を生きる。この者たちと我々魔族が共に暮らすなど不可能です」
クラウスの目には、哀しみがあった。
「人間の世界を、ご覧になるといい。まるで病に侵され、肉体が崩壊してゆく動物のように、一時たりとも同じ姿をとどめることが無い。狂気のスピードにとりつかれ、無限の変化と生成を行ってゆく。あなたは、フレヤ殿と同様、記憶を封印されるおつもりか」
ヴェリンダは、夢幻の花園の中で微睡む乙女のように、微笑んだ。
「お前の意見など、聞くつもりは無い、クラウスよ。再び、太古の夢へ戻るがいい。未来を愁えるな、古の夢だけを抱いていろ」
クラウスは、口を閉じた。その金色の瞳は、ヴェリンダを見てはいない。その視線は魔族の王女を通りこし、礼拝堂の入り口へ向けられていた。
その大きな入り口の扉の影に、黒衣の魔導師が佇んでいる。ドルーズであった。
「これは、おそろいで、皆様」
その顔は死者のように蒼ざめ、その声は墓地を渡る風を思わせた。荒廃した大地を哀しむ女神のようなその美貌は、黒衣の上に白く輝いて見える。
訃報を知らせる為、大地に降り立った黒い鳥のように、マントを靡かせドルーズはあゆみだす。死せる神を悼むように、その目を伏せたまま。
一同は、無言でドルーズの登場を見守っていた。ドルーズは、あたかもこれから喜劇を演ずる道化のように、魔族の王女と神官、最後の巨人と神の造った模造人間、そして人間にして魔族の夫である男の前で、優雅に一礼する。
「オーラの間者殿、まずは礼を言っておきましょう。この宮殿の真の主ともいえる邪神ゴラースは、我が掌中に納めました」
ブラックソウルは慈父のように、微笑んだ。
「ほう、いったいいつの間に?」
「たった今ですよ」
巨大な獣達が、どこか地下奥深い所で目覚め、唸りをあげ始めたように、その瞬間空気が蠢いた。宮殿自体が巨大な生き物であり、その生き物が息を吹き替えしたように、奇妙な波動が地底より立ち昇ってゆく。
「それでこの宮殿を、支配したつもりかね」
クラウスは、いたずらをした子供を見つめる親のように、笑っている。ドルーズは平然と笑みを返す。
「さてね。この宮殿の存在する空間、これ自体が、我々の生きる宇宙から切り放された、虚空としての小宇宙といえます。その小宇宙に意志があり、その意志が邪神ゴラースになるのですが、この小宇宙は様々な物理的接点を我々の宇宙に持っています」
ドルーズは、教義を伝導する信徒のように、語った。
「つまり、無数の次元回廊というべきものがあり、その接点としてこの小宇宙がある。例えば、こんなふうに」
ドルーズの足元に、五芒星が輝いた。空気の焦げる臭いが、あたりに立ちこめる。
礼拝堂全体が電気を帯びたように、透明な輝きが拡散した。
「貴様、」
クラウスが呻いた。
「ゴラースの道を開いたな」
ドルーズは夢見る乙女のように、美しく微笑んだ。礼拝堂の中に、エネルギーの塊が生じていく。それは、白く輝く光の球体となり、クラウスの回りを囲んだ。
光の球体は、全部で五つある。ドルーズは黒衣に包まれた右手を上げ、さっと降ろす。それと同時に、輝く球体はガラスが砕けるように拡散し、光の中から青灰色に光る鋼の巨人が姿を現した。
「機動甲冑だと!」
クラウスが、呻くように言った。
五体の鋼の巨人は、フレヤとほぼ同じ背丈である。その体の厚みは、フレヤの倍以上あった。鋼の巨人達は、その手に持つ4メートルはある槍を、クラウスに向けて構える。
「貴様ら!」
クラウスは叫んだ。しかし、魔導の力を使う暇は無かった。五本の長大な鉄柱のような槍が、クラウスの体を貫く。真紅の血が、漆黒の肌の上に散る。
「なめたまねを」
クラウスの金色の瞳は、死んでいない。むしろ、激しい怒りに燃え盛っている。
ドルーズは親しい友人を見るように、クラウスの視線を受けとめた。
「さようなら、旧世界の支配者」
クラウスは、両手を天に掲げる。目映い極彩色の球体が、出現した。青灰色をした鋼の巨人達は、光を受けその姿が霞み始める。異界への扉が開こうとしていた。
ドルーズはその様を、嘲るような笑みを浮かべて見ている。再びドルーズの手が天を指し、振り降ろされた。六つ目の光の球が、クラウスの眼前に出現する。
「おおっ」
クラウスは咆哮した。白い光が弾け、闇を纏ったような黒い鋼の巨人が姿を現す。
「できるわけが、無い。天使達が殺戮をもたらす為に、天上から降りてきた、あのヌース神とグヌン神の戦争、あれをもう一度起こせというのか」
クラウスは首を振った。
「私はガルンほど、狂気にとりつかれてはいないよ。ガルンが助力を求めた時に断ったように、ラフレールの申し出も断った。黄金の林檎を天上に返すか否かは、人間が決めることだ。私が受け取れば、ヌース神とグヌン神の取り交わした約定に逆らうことになる」
クラウスは金色に燃える瞳で、ブラックソウルを見た。
「もし、貴様ら人間が、真に考えるという行為を行ったなら、必ずラフレールと同じ苦悩に行き着くはずだ。にも関わらず、おまえ達は愚鈍にヌース神の教えに従うばかりだ。だから家畜でしかないんだよ、おまえ達は」
ブラックソウルは、肩を竦める。
「我々にとって、どうでもいいことなのだよ、生命の死滅など。黄金の林檎を天上に返すのが、何千年先になるかは判らないが、その時に少なくともおれは、生きてはいないからな。我々に必要なのは、大義だ。ヌース神は、それを与えた。宇宙の神聖な調和を取り戻すという、大義をね」
クラウスは、ヴェリンダを見る。
「この者の言う通りだ。人間は、瞬くような短い生を生きる。この者たちと我々魔族が共に暮らすなど不可能です」
クラウスの目には、哀しみがあった。
「人間の世界を、ご覧になるといい。まるで病に侵され、肉体が崩壊してゆく動物のように、一時たりとも同じ姿をとどめることが無い。狂気のスピードにとりつかれ、無限の変化と生成を行ってゆく。あなたは、フレヤ殿と同様、記憶を封印されるおつもりか」
ヴェリンダは、夢幻の花園の中で微睡む乙女のように、微笑んだ。
「お前の意見など、聞くつもりは無い、クラウスよ。再び、太古の夢へ戻るがいい。未来を愁えるな、古の夢だけを抱いていろ」
クラウスは、口を閉じた。その金色の瞳は、ヴェリンダを見てはいない。その視線は魔族の王女を通りこし、礼拝堂の入り口へ向けられていた。
その大きな入り口の扉の影に、黒衣の魔導師が佇んでいる。ドルーズであった。
「これは、おそろいで、皆様」
その顔は死者のように蒼ざめ、その声は墓地を渡る風を思わせた。荒廃した大地を哀しむ女神のようなその美貌は、黒衣の上に白く輝いて見える。
訃報を知らせる為、大地に降り立った黒い鳥のように、マントを靡かせドルーズはあゆみだす。死せる神を悼むように、その目を伏せたまま。
一同は、無言でドルーズの登場を見守っていた。ドルーズは、あたかもこれから喜劇を演ずる道化のように、魔族の王女と神官、最後の巨人と神の造った模造人間、そして人間にして魔族の夫である男の前で、優雅に一礼する。
「オーラの間者殿、まずは礼を言っておきましょう。この宮殿の真の主ともいえる邪神ゴラースは、我が掌中に納めました」
ブラックソウルは慈父のように、微笑んだ。
「ほう、いったいいつの間に?」
「たった今ですよ」
巨大な獣達が、どこか地下奥深い所で目覚め、唸りをあげ始めたように、その瞬間空気が蠢いた。宮殿自体が巨大な生き物であり、その生き物が息を吹き替えしたように、奇妙な波動が地底より立ち昇ってゆく。
「それでこの宮殿を、支配したつもりかね」
クラウスは、いたずらをした子供を見つめる親のように、笑っている。ドルーズは平然と笑みを返す。
「さてね。この宮殿の存在する空間、これ自体が、我々の生きる宇宙から切り放された、虚空としての小宇宙といえます。その小宇宙に意志があり、その意志が邪神ゴラースになるのですが、この小宇宙は様々な物理的接点を我々の宇宙に持っています」
ドルーズは、教義を伝導する信徒のように、語った。
「つまり、無数の次元回廊というべきものがあり、その接点としてこの小宇宙がある。例えば、こんなふうに」
ドルーズの足元に、五芒星が輝いた。空気の焦げる臭いが、あたりに立ちこめる。
礼拝堂全体が電気を帯びたように、透明な輝きが拡散した。
「貴様、」
クラウスが呻いた。
「ゴラースの道を開いたな」
ドルーズは夢見る乙女のように、美しく微笑んだ。礼拝堂の中に、エネルギーの塊が生じていく。それは、白く輝く光の球体となり、クラウスの回りを囲んだ。
光の球体は、全部で五つある。ドルーズは黒衣に包まれた右手を上げ、さっと降ろす。それと同時に、輝く球体はガラスが砕けるように拡散し、光の中から青灰色に光る鋼の巨人が姿を現した。
「機動甲冑だと!」
クラウスが、呻くように言った。
五体の鋼の巨人は、フレヤとほぼ同じ背丈である。その体の厚みは、フレヤの倍以上あった。鋼の巨人達は、その手に持つ4メートルはある槍を、クラウスに向けて構える。
「貴様ら!」
クラウスは叫んだ。しかし、魔導の力を使う暇は無かった。五本の長大な鉄柱のような槍が、クラウスの体を貫く。真紅の血が、漆黒の肌の上に散る。
「なめたまねを」
クラウスの金色の瞳は、死んでいない。むしろ、激しい怒りに燃え盛っている。
ドルーズは親しい友人を見るように、クラウスの視線を受けとめた。
「さようなら、旧世界の支配者」
クラウスは、両手を天に掲げる。目映い極彩色の球体が、出現した。青灰色をした鋼の巨人達は、光を受けその姿が霞み始める。異界への扉が開こうとしていた。
ドルーズはその様を、嘲るような笑みを浮かべて見ている。再びドルーズの手が天を指し、振り降ろされた。六つ目の光の球が、クラウスの眼前に出現する。
「おおっ」
クラウスは咆哮した。白い光が弾け、闇を纏ったような黒い鋼の巨人が姿を現す。
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