4 / 4
第4話 魔王、会議するが意味がない
しおりを挟む
その頃、魔王城。
黒くてデカくて無駄に荘厳な会議室に、
魔王と幹部たちが集まっていた。
重苦しい空気。
真面目な顔。
なのに全員、目の下にクマ。
◆ 魔王、現状を確認する
魔王「……まず報告だ」
部下A「はい。
第七軍団、消息不明です」
魔王「理由は?」
部下A「……殴られたとのことです」
魔王「具体的に」
部下A「勇者に」
魔王「どんな勇者だ」
部下A「……考えていない勇者です」
魔王「最悪だな」
◆ 会議、開始3秒で詰む
魔王「次に、嘆きの奈落ダンジョン」
部下B「消滅しました」
魔王「攻略?」
部下B「いえ、地形ごと」
魔王「ダンジョンって壊れるのか?」
部下B「通常は壊れません」
魔王「通常じゃないのが来たな」
◆ 対策を考える(無駄)
軍師「では罠を――」
魔王「考えない相手に罠は効くか?」
軍師「……効きません」
魔王「魔法は?」
軍師「魔力ゼロです」
魔王「話し合いは?」
軍師「話を聞きません」
魔王「……詰んでない?」
部屋、沈黙。
◆ 常識的な意見、即却下される
部下C「い、いっそ無視しては?」
魔王「無視した結果どうなった?」
部下C「四天王が殴られました」
魔王「だよな」
◆ 魔王、震える真実に気づく
魔王「待て……
その勇者、作戦を立てていない……
未来を考えていない……」
軍師「はい」
魔王「つまり――」
全員、ゴクリ。
魔王「行動予測が不可能」
軍師「はい」
魔王「……一番戦ってはいけないタイプだ」
◆ 一方その頃、勇者サイド
俺たちは王都へ向かって歩いていた。
エリナ「王都では礼儀を――」
「腹減った」
エリナ「聞いてください!!!」
女神『王城では絶対に暴れないでください』
「城、殴ったらどうなる?」
女神『絶対ダメ!!!』
「わかった」
エリナ&女神「「ほんとに!?」」
◆ 魔王、最終判断を下す
魔王城。
魔王「……よし」
部下たち、身構える。
魔王「会わない」
部下「え?」
魔王「会ったら殴られる」
軍師「賢明です!」
魔王「距離を取れ。
近づくな。
刺激するな」
部下「了解しました!」
◆ その直後
伝令が駆け込んでくる。
伝令「魔王様!!
勇者が王都に入りました!!」
魔王「……何もしてないだろうな?」
伝令「それが……」
◆ 王都の現状(要約)
・城門 → 半壊
・騎士団 → 混乱
・噴水 → 逆さ
・理由 →「道、間違えた」
◆ 魔王、頭を抱える
魔王「……接触前でこれか……」
軍師「はい」
魔王「世界、守れるかな……」
軍師「魔王様が一番被害者です」
◆ 結論
この世界で唯一、
勇者を恐れている存在――
それが魔王だった。
一方俺は思っていた。
「城、でけぇな」
エリナ「嫌な予感しかしません!!!」
女神『お願いだから考えて!!!』
俺「考えるって何?」
黒くてデカくて無駄に荘厳な会議室に、
魔王と幹部たちが集まっていた。
重苦しい空気。
真面目な顔。
なのに全員、目の下にクマ。
◆ 魔王、現状を確認する
魔王「……まず報告だ」
部下A「はい。
第七軍団、消息不明です」
魔王「理由は?」
部下A「……殴られたとのことです」
魔王「具体的に」
部下A「勇者に」
魔王「どんな勇者だ」
部下A「……考えていない勇者です」
魔王「最悪だな」
◆ 会議、開始3秒で詰む
魔王「次に、嘆きの奈落ダンジョン」
部下B「消滅しました」
魔王「攻略?」
部下B「いえ、地形ごと」
魔王「ダンジョンって壊れるのか?」
部下B「通常は壊れません」
魔王「通常じゃないのが来たな」
◆ 対策を考える(無駄)
軍師「では罠を――」
魔王「考えない相手に罠は効くか?」
軍師「……効きません」
魔王「魔法は?」
軍師「魔力ゼロです」
魔王「話し合いは?」
軍師「話を聞きません」
魔王「……詰んでない?」
部屋、沈黙。
◆ 常識的な意見、即却下される
部下C「い、いっそ無視しては?」
魔王「無視した結果どうなった?」
部下C「四天王が殴られました」
魔王「だよな」
◆ 魔王、震える真実に気づく
魔王「待て……
その勇者、作戦を立てていない……
未来を考えていない……」
軍師「はい」
魔王「つまり――」
全員、ゴクリ。
魔王「行動予測が不可能」
軍師「はい」
魔王「……一番戦ってはいけないタイプだ」
◆ 一方その頃、勇者サイド
俺たちは王都へ向かって歩いていた。
エリナ「王都では礼儀を――」
「腹減った」
エリナ「聞いてください!!!」
女神『王城では絶対に暴れないでください』
「城、殴ったらどうなる?」
女神『絶対ダメ!!!』
「わかった」
エリナ&女神「「ほんとに!?」」
◆ 魔王、最終判断を下す
魔王城。
魔王「……よし」
部下たち、身構える。
魔王「会わない」
部下「え?」
魔王「会ったら殴られる」
軍師「賢明です!」
魔王「距離を取れ。
近づくな。
刺激するな」
部下「了解しました!」
◆ その直後
伝令が駆け込んでくる。
伝令「魔王様!!
勇者が王都に入りました!!」
魔王「……何もしてないだろうな?」
伝令「それが……」
◆ 王都の現状(要約)
・城門 → 半壊
・騎士団 → 混乱
・噴水 → 逆さ
・理由 →「道、間違えた」
◆ 魔王、頭を抱える
魔王「……接触前でこれか……」
軍師「はい」
魔王「世界、守れるかな……」
軍師「魔王様が一番被害者です」
◆ 結論
この世界で唯一、
勇者を恐れている存在――
それが魔王だった。
一方俺は思っていた。
「城、でけぇな」
エリナ「嫌な予感しかしません!!!」
女神『お願いだから考えて!!!』
俺「考えるって何?」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
鬼死回生~酒呑童子の異世界転生冒険記~
今田勝手
ファンタジー
平安時代の日本で魑魅魍魎を束ねた最強の鬼「酒呑童子」。
大江山で討伐されたその鬼は、死の間際「人に生まれ変わりたい」と願った。
目が覚めた彼が見たのは、平安京とは全く異なる世界で……。
これは、鬼が人間を目指す更生の物語である、のかもしれない。
※本作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ネオページ」でも同時連載中です。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる