狂うほどに愛したい ~野球部補欠のオレでも超可愛い巨乳美少女マネージャーと熱い恋をしたい~ (健全版)

湯島二雨

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第3章…ご褒美

もっとマッサージしてもらった

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 「では竜先輩、ここにうつ伏せになって寝てくださいね」

「あ、ああ」

この更衣室にはベッドのようなものが用意されていた。美希がご褒美のためにわざわざ用意してくれたようだ。さすが美希、準備バッチリだな。
オレは言われた通りベッドにうつ伏せになった。

上半身裸のまま、うつ伏せで背中をマッサージしてもらう……いよいよ本格的なマッサージって感じになってきた。またドキドキする。

胸を背中に当てられてからずっと現在進行形で勃起しているオレであるが、うつ伏せなら勃ってるのがバレる心配はない、たぶん。


「では失礼します……」

「ッ!」


そしてオレの上に美希が跨った。

美希が、あの美希が、オレの上に乗っている……! お尻が、太ももが、オレの腰のあたりと触れ合っている。

ピチピチな柔らかさ、暖かさが十分に伝わってきて、これは夢ではない、夢のようだけど夢ではないことが証明されて至福の極みだった。


「大丈夫ですか竜先輩。重くないですか?」

「大丈夫。まったく問題ない」

全然重くないし重かったとしてもそれはそれで幸せだ。どっちにしろオレは得しかない。
問題があるとすれば、うつ伏せになってるから美希の姿が見えづらいことぐらいか。

後ろを見ると、美希の短いスカートと太ももが見えて股間に悪かったので慌てて前を見る。


「では、背中をじっくりマッサージしていきますね」

グッ……

グッ、グッ

「うおっ……!」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫……気持ち、いい……」


指でグッグッと押す指圧マッサージ。メチャクチャ効く。
なんかよくわからないけどとにかく肉体が喜んで回復して健康になっていってるのがよくわかる。まるで魔法だ。美希は回復魔法の達人だって言われたら信じるレベルだよこれは。

美希はセラピストの才能あるな。ガチガチに緊張してたはずが、いつの間にかすげー落ち着くようになっていた。気を抜いたら寝そうだ。
まあ、股間だけは空気を読まずにガチガチに張り詰めているんだが……マッサージ自体に性的な要素はないのに美希に触れられているからムラムラ悶々とした状態が続いてピンクの靄に包まれて別の世界に行きそうになる。

本当に困ったぞ。どうしようもない。何か他のことを考えようとしても今は美希のことしか考えられない。
というか美希と初めて会って一目惚れして以降、ほとんど美希のことばかり考えて生きているからなオレは。美希が好きすぎて病気だなこれは……


背中、腰のマッサージが終わって美希は下に移動。オレの太もも、ふくらはぎを丁寧に揉み解して足のマッサージもしてくれる。

ヤバイ……下半身をマッサージされるとガチで股間に来る……ドクドクッと強く脈打ってやがる。このままじゃダメだ、破裂寸前まで追い詰められている。


「竜先輩、ふくらはぎの筋肉もすごく硬いですね」

「ッ……!!」

ドクンッ

落ち着け、いちいち反応すんなオレのムスコ。ふくらはぎの筋肉だって言ってるだろうが。誤解がないようにちゃんと言ってるのにオレの頭がピンクになりすぎて下ネタにしか聞こえなくなってる。

すごく気持ちいいし心も安らぐのに、理性と煩悩との戦争が起こっているなんかわけがわからないカオスな世界がオレの中を渦巻いている。
足の先まで丁寧にマッサージをやってくれる美希の優しさと献身ぶりが逆にオレを苦悩させた。
この悩ましさはマッサージが終わるまで薄れることはなかった。



―――



 美希のマッサージが終了した。

「はい、これで終わりです」

「あ、ありがとう桐生……」

オレはベッドから起き上がって服を着た。勃起してるのがバレないようにできる限り身体を丸めてごまかしながら。


「他にもマッサージしてほしいところはありますか? どこでもやりますよ」


どこでもマッサージするとか両手をわきわきしながら言いやがったぞこの巨乳娘。エロいエロい。エロいって何百回言っても足りないくらいエロい。

やめろ美希。嬉しいけどやめろ。どこでもやるとか言われたら『じゃあ股間をマッサージしてくれ』ってめっちゃ言いたくなるだろうが。
まあここだけは無理だな。いくら優しい美希でもここだけは無理だ。彼女でもないのにそんなのキモがられる以外の未来が見えない。いや仮に彼女だとしてもキモがられるな、うん。


オレの中で行われた理性と煩悩の戦争。結果は見事に理性が煩悩を抑え込んで勝利した!
……と言いたいところだが、そうはいかなかった。オレの理性はあまりにも弱すぎた。性欲が強すぎるとも言える。
まあ本当にどうにもならねーよこれは。オレごときの貧弱な理性で美希の可愛さと乳のでかさとマッサージの上手さに勝てるわけねーんだわ。無理ゲーだ。

というわけで煩悩の完全勝利というわけでもう我慢の限界。煩悩が勝つとどうなるのかというと、射精するしかなくなる。射精しない限りもう自分を止められない。

もちろん美希を襲うわけにはいかない。死ぬほど美希とヤりたいけどそれ以上に美希が好きで大切だからだ。
オレに残された選択肢は1つしかない。


「……桐生……オレ、ちょっとトイレに行ってくる……」

「はい、いってらっしゃい」


前かがみ状態をキープしたままの情けない格好で急いでトイレに行き、野球やってる時よりも速く動いてるんじゃないかってくらいのスピードで個室内でマスターベーションを始めた。
ついさっき感じた美希の胸の感触がしっかり記憶されていて超捗る。そしてすぐにアホみたいに大量に出した。


マスターベーションが終わってようやく悶々としたいろんなモノをスッキリさせたオレは美希がいる女子更衣室に戻った。
マスターベーションした直後に好きな女の子に会うのってなんか恥ずかしいし気まずいな。イカ臭いのが残ってないかなって思うと無駄に緊張してくる。


「……竜先輩」

「な、何?」

『なんか変な臭いしませんか?』とか言われるんじゃないかって思って心臓が飛び跳ねた。


「もうすっかり夜になっちゃいましたね。部員のみんなも帰っちゃったでしょうね」

「あ、ああ、そうだな。19時回ってるもんな……」


「竜先輩、もし良かったら一緒に帰りませんか?」

「え!? ……あ、ああ! もちろん、喜んで!!」


オレは美希と一緒に帰ることになった。試合で活躍し、好きな女の子にマッサージしてもらい、好きな女の子と一緒に下校する。
大満足。今日は間違いなく、人生最高の日を更新した。



―――



 ガタンゴトン

帰りの電車の中。
オレと美希は途中まで帰り道が同じ。好きな女の子と一緒に帰るのは初めてだ。ドキドキして落ち着かない。


「……き、桐生」

「なんですか? 竜先輩」

「今日は本当にありがとう。すっげー気持ちよかった……」


「礼には及びませんよ、ご褒美ですし。礼を言うのは私の方です。武井先輩の突然のアクシデントで一時はどうなることかと思いましたが、竜先輩のおかげでいい試合ができました。ありがとうございます。
今日の練習試合で活躍する竜先輩、とってもかっこよかったですよ」


カアアアァ……

美希にかっこよかったと言われて、顔が赤くなる。


「ほ、本当か?」

「はい! 投げてる時の先輩ステキでしたよ」


カアアアアアアァ!

すげー照れる。照れ隠しでオレはごまかすように笑った。


「竜先輩、私のマッサージがとても良かったと言ってくれましたね。もしよかったらまたシてあげますよ。夏の大会が終わったら」


「……っ!!」

またシてあげると言われ、オレの股間はまたドクッと脈動した。
なんで股間が反応するんだよ。マッサージだよマッサージ。決してエロいことではない。マッサージで勃起するなんてなんかすっかり美希に調教されてるみたいな感じになってやがる。変態すぎて自己嫌悪する。


まあいい、今はマスターベーションでスッキリしてるしちょっと真面目モードに切り替えよう。

―――最後の、夏の大会。もうすぐで始まる。
花島高校相手に活躍し、手応えはあったので、自信はある。やってやる。美希のご褒美もまたあるし、燃えてきた!


「竜先輩。夏の大会まで頑張りましょうね」

「ああ、もちろんだ」


美希はオレの耳元で、優しく囁いた。

「私ももっとマッサージの腕を磨いて、次はもっと竜先輩に気持ちよくなってもらえるように頑張りますね」


―――ぞくぞくっ

美希の可愛い声が、オレの鼓膜を甘く蕩けさせる。不覚にも声だけでこんなに感じてしまった。

も、もっと? 今日のマッサージも十分すぎるくらい極上だったのに、さらに上があるのか?
今日だってマスターベーションせざるを得なくなるくらい追い詰められたのに次はどうなってしまうんだ……今から期待と興奮が止まらない。


ガタンゴトン……


「……なあ、桐生はさあ……どうして恋人でもないオレにそこまでしてくれるんだ?オレは補欠で、ご褒美ったってそこまでしっかりマッサージする義理なんてないのに今日もすごく丁寧にマッサージしてくれたし、大会が終わってからもしてくれるなんて……」


オレは美希のことが大好きだが、美希はオレのことなんて何とも思ってないはず。
野球部員はいっぱいいて、その中の1人でしかない好きでもない男子にここまでご奉仕してくれるなんて、オレには理解できなかった。そんなわけないってわかってても自分が特別なんじゃないかって勘違いしてしまう。


「あ、いや……深い意味はないです。ただ、今日の試合を見て確信しました。竜先輩はレギュラーの先輩たちにも負けないすごい選手だということを。
夏の大会で大活躍してヒーローになれるって、信じています」

「ええっ!?」

褒められ慣れてないオレは死ぬほど照れた。照れすぎて無駄な動きを繰り返した。

まさか美希がここまでオレを評価してくれているなんて……考えうる限りで一番嬉しくなる答えが返ってきた。

ずっと努力していてもなかなか報われず結果を出せず、エースの武井に嫉妬して、レギュラーのみんなが試合で活躍する姿をベンチで指をくわえて見ていることしかできなかったオレが、好きな女の子にここまで認めてもらえた。
本当にもう死んでもいいと思えるくらい至福の絶頂だった。

いや、死んだらダメだろ。惚れた女が信じるって言ってくれたんだからその期待に応えなければ男じゃない。
これでヒーローになるしかなくなったな。今までのチキンな自分にさよならして、死ぬ気で勝つぞ!!



 電車が次の駅に到着した。


「あっ、私ここで降ります。さようなら、竜先輩。また明日」

「ああ、じゃあな」


駅に着くと、美希は電車から降りて去っていった。
オレは美希の後ろ姿を見送った。


……可愛くて真面目で優しくて、オレのことを応援してくれる美希。
ああ、可愛い。惚れすぎて困る。

こうして、人生最高の日は終わりを迎えた。
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