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絶対落としてみせるから!
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しおりを挟むこれは見事なM字開脚。
って感心してる場合じゃない!
脚の間から覗く類くんを思わず両脚で挟みかけた。
「今脚閉じたら、引きちぎるからな」
「なにをッ?!」
「いいから黙ってろ」
ガシッと内腿を掴まれて固定される。
そしてぺろ、とひと舐め。
先程までとは打って変わっての優しい刺激が下腹部に走った。
「や…、やっ……、やめ……ッ」
手を伸ばして抗おうにもギロッと睨まれて萎縮してしまう。
というか態度とは裏腹に舌遣いがたまらなく優しい。そして気持ちがいい。
クニクニと柔らかく舌で先端を押したり吸ったまま舐めたり。
かと思えば焦らすように周りを舐めて唇で口付けたり。
「やだ……っ、こんなの、されたこと…っ」
「やだじゃなくていいって言ってみろよ」
「あっ、ちょ…っ、ま、んぅ……ッあ、ぁあ……っ」
舌を押し付けられて何度も何度も同じところを擦られる。
気持ちいい、気持ちいいって!
味わったことのない感覚に心臓がバクバクいって、お腹にきゅっと力が入る。
「まって、まっ……、ぃ、くから……っ、ダメっ、や……ん、ぁ…ッ」
もうイきたい。
イけそう、イく……。
そう思った瞬間、彼は舐めるのをすっと辞めて私から身体を離した。
「な……っ!なんでっ」
「やなんだろ?」
澄ました顔してこの男。
勝ち誇ったような顔で見下ろして、財布に入れてあったらしいゴムを取り出してあっという間に付け終わった。
ホテルのゴムじゃ小さすぎるからマイゴムってやつですか。
そしてベットに戻ってきてど真ん中に座り、疼ききった私を冷ややかに見下ろして手招いた。
「おいで」
悪魔の囁きのようなその声は、私から正常な判断を奪っていく。
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