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歓迎お断りッ?
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しおりを挟む彼の綺麗な顔が近づいてくる。
そして気がついたら長いまつ毛はすぐそこにあって、温かい唇が私の唇と重なって息が止まってしまう。
息の仕方を忘れた私は唇を離そうと左手で彼の肩を押したけど、類くんはさらに手に力を込めて離してくれなかった。
「ん…っ、る、いく……っ」
苦しくて口を開けば強引に彼は舌を入れてきた。
彼のお酒の匂いが口いっぱいに広がって、私まで酔いが回ってしまいそうな気分になる。
舌がマッサージされてるみたいな不思議な感覚。
息ができなくて苦しいはずなのに、熱い舌が私を溶かしていくみたいで身体に力が入らなくなる。
「ふ……っ、は、…んぅ……っ」
体勢も不安定で、私は右手に持っていた水の入ったコップを揺らしてしまいピチャンッとそれが溢れた。
そしてその水が類くんの髪に結構かかってしまって、水滴がぽたぽたと落ちるくらいに。
あ、やっべ…、と思った時には類くんは私のコップを握った手を掴んでて、ヒィッと目をつぶった。
「だ、だって類くんがいきなりこんな事してくるから……っ」
怒られると思って目を閉じたのに、彼は私からコップを奪うとテーブルに置いて、Tシャツを突然脱ぎ出して放り投げる。
え、Tシャツも濡れてた?とわたわたする私を不意にソファの上に持ち上げ、私までTシャツを脱がされてしまう。
「ちょ…っ、何で私まで……っんむッ」
脱がされたと思ったらまた彼は私の唇を塞いだ。
濡れた髪から雫が私の頬に落ちてきて、ひんやりと首筋を流れていく。
貪るようにキスされて、私も溶かされるみたいに夢中でそれを受け止めて。
彼の膝の上に乗らされて頭と腰を固定され、止むことのないキスが苦しくて心地いい。
類くんは邪魔くさそうに私のスカートを剥ぎ取って、あっという間に下着だけの姿にさせられてしまった。
「…類くんの身体、熱い……」
「あんたも大概熱いけど」
むにっと下着の上から乳首を探すように揉まれて、反対の手は髪を撫でて赤くなった私の耳に触れる。
少し目を開くと夢中になってキスする類くんが見えて、その姿にまた下半身がきゅんと疼いた。
「なに見てんだよ」
「類くんが、可愛すぎてつい…」
と、カチンときたらしい彼は私の濡れたパンツをずらしてツプン、と中に長い指を挿し込んだ。
口の中を舌で溶かされ、下は彼の指先でほぐされていき止めどなくぬるりとした液体が溢れてくる。
「…ん、ぅ……っ、ふ、んあ……っ」
気持ちよくて腰が勝手に動いてしまった。
それに合わせて類くんも私の気持ちいいところを指で器用に擦って、ぐりぐりと押してくる。
イきそうになって太ももをわなわなと震わせていると、また類くんは指をぬるんっと抜いてカチャカチャとベルトを外しだした。
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