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いつかの楽しみ
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しおりを挟むこんなにも好きになった人に出会ったのは初めてだった。
最初は全く見向きもされず、めちゃめちゃ拒否されたし適当すぎる扱いもされたけど、類くんが時々私を見て楽しそうに笑ってくれるだけで嬉しくなった。
それでもいつしか私は欲張りになって、類くんにも私を好きだと思ってほしくて、私も意地を張ったりして。
知らず知らず傷つけてしまった人もいたけれど。
「ん……、はあ……っるいくん……ッ」
私の上に覆い被さる類くんの首に腕を回して、何度も視線を交えて唇を重ねる。
甘い吐息が溢れて、繋がる所全部が気持ちよくて肌が火照っていく。
「ぁ、あっ、はあ、ぅう……っ、んん……」
いつからか私を抱く時類くんは優しい目で見つめてくれるようになった。
最近はほんと、嫌々感満載だった鋭い目が、私の気持ちいいところを探るように反応を見るように視線を交わらせてくれる。
「ん、あっそこ、だめ……っ」
「ここ?」
「うん…っ、ん、そこ……っあ、やだってば……っ」
奥をぐりぐりと押されて腰を逃そうにも手でがっちりと固定されて逃げ場がない。
更に奥に入ろうと私の脚の間を割って入ってきて、またトントンと強く擦って私を喘がせる。
「…気持ちいか?」
「ぅっ、う、ん、でも……っ、ちょ、きゅ、けいを……っ、んんん……!」
「何回でもイっていいよ」
優しい口調なのに腰だけはいつも通り激しくて、気持ちよくて堪らない場所を大きく擦り続けて気を狂わせていく。
私はまた何度目かの絶頂がきて背中をのけ反らせビクビクと跳ねた。
「あ…は……っ、ぁ……っ、んん……っはあ…」
「めっちゃ中締まった」
私のお腹に手を添えながら、彼は面白そうに笑う。
こっちはまだ類くんのおっきいのが腹に収まっててそれどころではない。
「動いてい?」
そう聞かれて答える間もなく類くんはまたガクガクと動き出してしまう。
私は涙目になりながら首を横に振って、これ以上無理だと訴えて彼の腕を掴む。
「むぃ……っ、むり、だって……っ!も、まだっ、イってばっかあ……ッ」
「…だめ、明子ん中気持ちいいから止まんない」
耳元で彼はそうつぶやき、中に収めたままぐるりと私の身体を回して寝バックの体勢に持ち込まれた。
さっきとはまた違う場所がかき回されて、背後から類くんに抱きすくめられて動くこともできずただ快感が降ってくるのを待つばかり。
「だ、もっ、いっく、ってば……!またいっちゃう、いくっ、いくいくぅ……っ!」
激しすぎて枕に顔を埋めてビクンと身体を震わせた。
中が疼いて、イったばかりなのに類くんは止まる気がなくて、敏感なままの私の腕を後ろに引っ張ってまた奥を擦り上げる。
「ぁああっ、あ、ぁあ…ッ、も、やあ……っ」
「…イきそ、イってい?」
「ん、ん!も、イって……!」
「舌出して」
後ろから抱き潰しながら私に顔を向けさせて彼はキスをする。
息ができなくて苦しいのに気持ちいい。
類くんは片手で胸を揉みながら激しく腰を揺らし、唇を重ねたまま奥に果てた。
私もまたその激しさにイかされて、舌を絡めながら頭の中がふわふわする感覚を味わっていた。
類くんはずるりとソレを抜くと、ゴムを取ってすぐに次のものを取って戻ってくる。
袋を破きながらぐったりとする私を抱き寄せて、硬いままのソレを生のまま私に押し付けてクリを擦った。
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