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第四部
閑話:家族の時間
簡易なドレスに着替えて自室のソファにヴォルフと並んで座る。大きな窓の向こうでは青々とした木々が風に揺れていた。吹き込んでくる風は生温く、どこか湿り気を帯びていて雨が近付いていることを言外に伝えてきた。
「もうすぐ、降り出しそうですね」
「ああ」
今日のお茶はヴォルフお気に入りのもの。少し渋みがあって、重さを感じさせる香りが特徴で、男性には人気の品。お酒好きな方に需要があるらしい。お腹は空いていないからお茶だけの二人きりのお茶会。こんなに静かな時間はまた暫く取れないわね。ザーラが出産したらフレディはそっちに係りっきりになるでしょうし、彼では出来ないことも多々ある。それだけ当主の権限は強く責任も重い。
「失礼します。旦那様、奥様、お子様方が面会をご希望ですが」
静かに扉を開けて入ってきたのはティオだった。そう言えばそろそろお昼寝が終わる頃ね。もう目覚めたのかしら?
「どうする?」
「散歩は出来ませんから、ここで」
「だそうだ。王が送って来た果物があったな。出してやれ」
「かしこまりました」
恭しく一礼してティオが出ていく。そう言えば……
「陛下のお召があったのではありませんの?」
昨日、王家の使者が来たと言っていたわ。何の御用だったのかしら?
「放っておけ。顔が見たいと、それだけのことだ」
「陛下はヴォルフを頼りにしていらっしゃいますものね」
「俺以外の味方を作れと言ってある」
ヴォルフは陛下には点が辛いわね。だけど、陛下も少し依存されているように感じることがある。至尊の地位は想像以上に孤独なものなのよね。私も筆頭侯爵夫人となってから知ったわ。優しげな笑顔で近づいてくる人が増えたけれど、心内を明かせる人は殆どいない。今も懇意にしているのはエルマ様やリーゼ様、アマーリエ様やお義姉様など、結婚する前から親しくしていた方ばかり。五侯爵家の夫人もギーゼラ様やフィーネ様は年が離れているし、それ以外は論外ね。
そんな中で例外はアルビーナ様かしら。彼女は以前ほどの権勢はないけれど、旧ミュンター家門の令嬢たちを取り仕切っている。立場的には対立関係にあるけれど、不思議と心が通っている感じがするし、言わなくても伝わる何かがある。気のせいかもしれないけれど。
「第二王子がエーリックの元に通うことが決まった」
「ハンス様が? お早いですわね」
「エーリックは叔父だし、気心も知れている。あれが成人するのは二年後、早いほどではない」
ハンス様も秋になれば進級する。卒業まであと二年だったわね。リカード様と比べると頼りなく感じるからまだまだ先に感じていたわ。卒業後はミュンターを継ぐと決まっているからその準備が始まるのね。
「エルフリーナ様の輿入れは確実ですの?」
「グレシウスからの意向に変わりはない。訳ありの娘だ、今更変えたりはせんだろう」
「そうですわね」
リシェル様のお子との噂もあるけれど、ご本人は素直で穏やかな性格なのは幸いね。ここ数年、単身我が国に留学しているのもあってかしっかりしてこられたし、ハンス様との仲も良好だからこのままの関係を維持してほしいわ。まぁ、ハンス様の方が最近綺麗になったエルフリーナ様を心配しているそうだから浮気の心配はなさそうだけど。あの二人の仲の良さは微笑ましいわ。
「リカード様はどうですの? マルレーネ様とのお話は……」
「娘の卒業までには決まるだろう。王太子の気持ちは固いが、ベルトラムの王家への不信感は根強い。娘よりも父親の説得が大変だろうな」
そうね、最初の妻だったアンジェリカ様は不貞の末に叔父との間に不義の子を産んだ。あの件は未だにランベルツ家に強く残っている。ハンス様と違ってリカード様は大変ね。だけど、彼女を思うなら自分で何とかしなければならない。
「お前でも出来たんだ。思いが強ければ自ら動くだろう」
「あ、あれはそういうわけでは……」
「だが、自分の道を切り開いた点では同じだ」
確かにそうね。動機は違うけれど自分の人生を自ら掴みに行ったことに変わりはないわ。
「ふふ、だったら頑張ってほしいですわ。あの時の勇気は無駄ではありませんでしたから」
これは間違いないと断言出来るわ。ヴォルフの隣でこんなに満たされているから。そんな話をしていたら軽い足音が近付いてきた。
「ははうえー」
「とーさまぁ~」
「おばうえ~」
騎士が扉を開けると子どもたちが一斉に駆けこんできた。ふふっ、今日も元気いっぱいね。あっという間に膝に抱き付いてきた。可愛いわ、我が子もロアルドも。ロアルドは後継者候補として育てる予定で、本人が望むならアンゼルたちと一緒に暮らすことになる。両親と離れることになるけれど、それも後継に相応しいかどうかの試金石になる。幼いのにと思うけれど、ヴォルフもフレディも早くに両親から引き離されている。筆頭侯爵は強くなければ務まらない。孤独に耐えられるかどうかも重要なのよね。
「三人とも、フレディを困らせていない?」
ここ数日は食事も自室で取っているから、その間の面倒はフレディに任せている。使用人たちがいるから彼自身が世話をするわけじゃないけれど、この子たちの元気の良さに振り回されていないかしら?
「ちゃんと やってるよー」
「そうよ、おしゃべりもしないし」
「おじうえ いいこだって いってくれたよ」
本当かしら? フレディは甘いから苦笑しながら好きにさせていそうだけど。いえ、スージーや乳母たちには躾は厳しくとお願いしているから大丈夫かしら。フレディは特にエリーゼに甘いのよね。産まれてくる子が女児なら大変なことになりそうよね。
「あかちゃん もうすこしだって」
「まぁ、わかるの?」
「わかるよ~」
アンゼルが迷いなく答えたけれど、本当なの?
「どうやって?」
「う~んとね~ わかるの~」
満面の笑みで返されたけれど、答えになっていないわ。もう一度尋ねたけれど確たる答えは返って来なかった。本人もよくわかっていない、のかしら?
「と~さま~おひざ!」
アンゼルの向こうではエリーゼがヴォルフの足を叩いていた。この子は少しも怖がらないのよね。他の二人は遠慮がちなのに。
「靴を脱げ」
「は~い!」
「揃えろ」
脱ぎ散らかした靴をヴォルフが窘める。こういうところは容赦がないというか、意外と厳しいのよね。
「ええ~」
「母のような淑女になりたいのだろう?」
反発するエリーゼにその一言を添えた。私のような淑女に? 初めて聞いたわ。エリーゼったらヴォルフとそんな話もしているのね。女の子なのね、可愛いわ。意外にもエリーゼは反発することなくゆっくりとソファから降りて靴を揃え、再びヴォルフの足によじ登った。
「ね? わたし ちゅくじょ?」
ちゅくじょ? って……淑女のことかしら。無表情のヴォルフを見上げて話しかけるエリーゼに恐れは少しも見られないわ。この子は将来大物になるかもしれない。
「ああ」
「やった! おおきくなったら いちばんの ちゅくじょ なるの!」
「だったら乳母やスージーの言うことを聞け。そうすればなれる」
「うん!」
元気よく返事をしてヴォルフに抱き付いた。この子は本当にヴォルフが好きなのね。ちょっと妬けるわ……
「さぁさ、皆様。国王陛下からいただいた果物ですよ」
ティオがワゴンを押す侍女を従えて入ってきた。そう言えば陛下からいただいた果物があったわね。
「くだもの~」
「たべる!」
「わたしも!」
男児がワゴンを囲み、エリーゼが慌てながらもゆっくりとヴォルフの膝から降りた。淑女らしくしているつもりなのでしょうね。いつもは飛び降りているから。そんなところは意外としっかりしているのね。ふふ、私以上の淑女になれるのではないかしら?
「おいしいねぇ」
「……ん~」
ロアルドが満面の笑みを浮かべると、隣で口いっぱいに頬張っているエリーが返事にならない返事をしている。あらあら、淑女候補は美味しい果物の前では食いしん坊に戻ってしまったようね。
「ははうえも たべるの」
「あら、ありがとう」
アンゼルがフォークに刺した果物を差し出す。ちょっとお行儀が悪いけれどその気持ちが嬉しい。ふと昔の記憶が蘇る。私がこれくらいの年だった頃、同じようなことがあったわね。相手は兄で、あの頃の兄は可愛がってくれていた。すっかり忘れていたわ。この子たちもいつかは反目し合ってしまうのかしら? いえ、そんなことはさせないわ。貴族家にだって仲のいい兄弟はいるのだから。
「ははうえ、おいしい?」
「ええ、とっても。美味しいわね」
「うん、おいし~」
銀の髪を揺らして満面の笑みを浮かべた。果物特有の甘い香りが部屋に広がる。ヴォルフと子どもたちとの時間が愛おしい。この時間が私の中にいる小さな私を慰めてくれる。ヴォルフもそうなのかしら? だったらいいわ。こんな幸せがずっと続いてほしい。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢
ゾルガー家の午後の一時でした。
子どもたちのパワー炸裂中です。五年後にはアリーゼやザーラの子も混じってさらに賑やかになりそうな予感。
ティオやスージーなど昔を知っている人たちには感慨深いものがありそうです。
あと、第四巻の閑話2話は「第四巻閑話」の章に移動しました。
そして、「亡国色の王女は打算で敵国に嫁ぐ」も連載中です。
こちらも自ら未来を掴み取りに行く主人公のお話で、ヒーローは「血濡れの王太子」との異名を持つ猛将です。
お互いに打算で結婚を決めたけれど…な二人の奮闘記?になるよていですので、こちらもよろしくお願いします。
「もうすぐ、降り出しそうですね」
「ああ」
今日のお茶はヴォルフお気に入りのもの。少し渋みがあって、重さを感じさせる香りが特徴で、男性には人気の品。お酒好きな方に需要があるらしい。お腹は空いていないからお茶だけの二人きりのお茶会。こんなに静かな時間はまた暫く取れないわね。ザーラが出産したらフレディはそっちに係りっきりになるでしょうし、彼では出来ないことも多々ある。それだけ当主の権限は強く責任も重い。
「失礼します。旦那様、奥様、お子様方が面会をご希望ですが」
静かに扉を開けて入ってきたのはティオだった。そう言えばそろそろお昼寝が終わる頃ね。もう目覚めたのかしら?
「どうする?」
「散歩は出来ませんから、ここで」
「だそうだ。王が送って来た果物があったな。出してやれ」
「かしこまりました」
恭しく一礼してティオが出ていく。そう言えば……
「陛下のお召があったのではありませんの?」
昨日、王家の使者が来たと言っていたわ。何の御用だったのかしら?
「放っておけ。顔が見たいと、それだけのことだ」
「陛下はヴォルフを頼りにしていらっしゃいますものね」
「俺以外の味方を作れと言ってある」
ヴォルフは陛下には点が辛いわね。だけど、陛下も少し依存されているように感じることがある。至尊の地位は想像以上に孤独なものなのよね。私も筆頭侯爵夫人となってから知ったわ。優しげな笑顔で近づいてくる人が増えたけれど、心内を明かせる人は殆どいない。今も懇意にしているのはエルマ様やリーゼ様、アマーリエ様やお義姉様など、結婚する前から親しくしていた方ばかり。五侯爵家の夫人もギーゼラ様やフィーネ様は年が離れているし、それ以外は論外ね。
そんな中で例外はアルビーナ様かしら。彼女は以前ほどの権勢はないけれど、旧ミュンター家門の令嬢たちを取り仕切っている。立場的には対立関係にあるけれど、不思議と心が通っている感じがするし、言わなくても伝わる何かがある。気のせいかもしれないけれど。
「第二王子がエーリックの元に通うことが決まった」
「ハンス様が? お早いですわね」
「エーリックは叔父だし、気心も知れている。あれが成人するのは二年後、早いほどではない」
ハンス様も秋になれば進級する。卒業まであと二年だったわね。リカード様と比べると頼りなく感じるからまだまだ先に感じていたわ。卒業後はミュンターを継ぐと決まっているからその準備が始まるのね。
「エルフリーナ様の輿入れは確実ですの?」
「グレシウスからの意向に変わりはない。訳ありの娘だ、今更変えたりはせんだろう」
「そうですわね」
リシェル様のお子との噂もあるけれど、ご本人は素直で穏やかな性格なのは幸いね。ここ数年、単身我が国に留学しているのもあってかしっかりしてこられたし、ハンス様との仲も良好だからこのままの関係を維持してほしいわ。まぁ、ハンス様の方が最近綺麗になったエルフリーナ様を心配しているそうだから浮気の心配はなさそうだけど。あの二人の仲の良さは微笑ましいわ。
「リカード様はどうですの? マルレーネ様とのお話は……」
「娘の卒業までには決まるだろう。王太子の気持ちは固いが、ベルトラムの王家への不信感は根強い。娘よりも父親の説得が大変だろうな」
そうね、最初の妻だったアンジェリカ様は不貞の末に叔父との間に不義の子を産んだ。あの件は未だにランベルツ家に強く残っている。ハンス様と違ってリカード様は大変ね。だけど、彼女を思うなら自分で何とかしなければならない。
「お前でも出来たんだ。思いが強ければ自ら動くだろう」
「あ、あれはそういうわけでは……」
「だが、自分の道を切り開いた点では同じだ」
確かにそうね。動機は違うけれど自分の人生を自ら掴みに行ったことに変わりはないわ。
「ふふ、だったら頑張ってほしいですわ。あの時の勇気は無駄ではありませんでしたから」
これは間違いないと断言出来るわ。ヴォルフの隣でこんなに満たされているから。そんな話をしていたら軽い足音が近付いてきた。
「ははうえー」
「とーさまぁ~」
「おばうえ~」
騎士が扉を開けると子どもたちが一斉に駆けこんできた。ふふっ、今日も元気いっぱいね。あっという間に膝に抱き付いてきた。可愛いわ、我が子もロアルドも。ロアルドは後継者候補として育てる予定で、本人が望むならアンゼルたちと一緒に暮らすことになる。両親と離れることになるけれど、それも後継に相応しいかどうかの試金石になる。幼いのにと思うけれど、ヴォルフもフレディも早くに両親から引き離されている。筆頭侯爵は強くなければ務まらない。孤独に耐えられるかどうかも重要なのよね。
「三人とも、フレディを困らせていない?」
ここ数日は食事も自室で取っているから、その間の面倒はフレディに任せている。使用人たちがいるから彼自身が世話をするわけじゃないけれど、この子たちの元気の良さに振り回されていないかしら?
「ちゃんと やってるよー」
「そうよ、おしゃべりもしないし」
「おじうえ いいこだって いってくれたよ」
本当かしら? フレディは甘いから苦笑しながら好きにさせていそうだけど。いえ、スージーや乳母たちには躾は厳しくとお願いしているから大丈夫かしら。フレディは特にエリーゼに甘いのよね。産まれてくる子が女児なら大変なことになりそうよね。
「あかちゃん もうすこしだって」
「まぁ、わかるの?」
「わかるよ~」
アンゼルが迷いなく答えたけれど、本当なの?
「どうやって?」
「う~んとね~ わかるの~」
満面の笑みで返されたけれど、答えになっていないわ。もう一度尋ねたけれど確たる答えは返って来なかった。本人もよくわかっていない、のかしら?
「と~さま~おひざ!」
アンゼルの向こうではエリーゼがヴォルフの足を叩いていた。この子は少しも怖がらないのよね。他の二人は遠慮がちなのに。
「靴を脱げ」
「は~い!」
「揃えろ」
脱ぎ散らかした靴をヴォルフが窘める。こういうところは容赦がないというか、意外と厳しいのよね。
「ええ~」
「母のような淑女になりたいのだろう?」
反発するエリーゼにその一言を添えた。私のような淑女に? 初めて聞いたわ。エリーゼったらヴォルフとそんな話もしているのね。女の子なのね、可愛いわ。意外にもエリーゼは反発することなくゆっくりとソファから降りて靴を揃え、再びヴォルフの足によじ登った。
「ね? わたし ちゅくじょ?」
ちゅくじょ? って……淑女のことかしら。無表情のヴォルフを見上げて話しかけるエリーゼに恐れは少しも見られないわ。この子は将来大物になるかもしれない。
「ああ」
「やった! おおきくなったら いちばんの ちゅくじょ なるの!」
「だったら乳母やスージーの言うことを聞け。そうすればなれる」
「うん!」
元気よく返事をしてヴォルフに抱き付いた。この子は本当にヴォルフが好きなのね。ちょっと妬けるわ……
「さぁさ、皆様。国王陛下からいただいた果物ですよ」
ティオがワゴンを押す侍女を従えて入ってきた。そう言えば陛下からいただいた果物があったわね。
「くだもの~」
「たべる!」
「わたしも!」
男児がワゴンを囲み、エリーゼが慌てながらもゆっくりとヴォルフの膝から降りた。淑女らしくしているつもりなのでしょうね。いつもは飛び降りているから。そんなところは意外としっかりしているのね。ふふ、私以上の淑女になれるのではないかしら?
「おいしいねぇ」
「……ん~」
ロアルドが満面の笑みを浮かべると、隣で口いっぱいに頬張っているエリーが返事にならない返事をしている。あらあら、淑女候補は美味しい果物の前では食いしん坊に戻ってしまったようね。
「ははうえも たべるの」
「あら、ありがとう」
アンゼルがフォークに刺した果物を差し出す。ちょっとお行儀が悪いけれどその気持ちが嬉しい。ふと昔の記憶が蘇る。私がこれくらいの年だった頃、同じようなことがあったわね。相手は兄で、あの頃の兄は可愛がってくれていた。すっかり忘れていたわ。この子たちもいつかは反目し合ってしまうのかしら? いえ、そんなことはさせないわ。貴族家にだって仲のいい兄弟はいるのだから。
「ははうえ、おいしい?」
「ええ、とっても。美味しいわね」
「うん、おいし~」
銀の髪を揺らして満面の笑みを浮かべた。果物特有の甘い香りが部屋に広がる。ヴォルフと子どもたちとの時間が愛おしい。この時間が私の中にいる小さな私を慰めてくれる。ヴォルフもそうなのかしら? だったらいいわ。こんな幸せがずっと続いてほしい。
♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢ ♦︎ ♢
ゾルガー家の午後の一時でした。
子どもたちのパワー炸裂中です。五年後にはアリーゼやザーラの子も混じってさらに賑やかになりそうな予感。
ティオやスージーなど昔を知っている人たちには感慨深いものがありそうです。
あと、第四巻の閑話2話は「第四巻閑話」の章に移動しました。
そして、「亡国色の王女は打算で敵国に嫁ぐ」も連載中です。
こちらも自ら未来を掴み取りに行く主人公のお話で、ヒーローは「血濡れの王太子」との異名を持つ猛将です。
お互いに打算で結婚を決めたけれど…な二人の奮闘記?になるよていですので、こちらもよろしくお願いします。
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