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第三部
五侯爵家の夫人のお茶会
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アロイス様がガーゲルン家に戻ってから半月、王宮では社交シーズン最後の王妃様と五侯爵家の夫人を集めたお茶会が開かれた。今回も会場は王宮の奥、許された者しか入れない庭園の四阿だった。秋の終わりを感じさせるように花々に交じって葉が赤や黄色に色づき、春にはない寂しさが混じった華やぎが目を楽しませてくれる。豊潤祭の頃には葉も散り始めて季節はゆっくりと冬へと向かって行く。
お茶会の主催はコルネリア様で、王太后様が出席されなくなって二度目になる。コルネリア様は王太后様の助力を願われたけれど、先王ご夫妻は努めて表から遠ざかろうとされていて出席されていない。世代交代を促すための心遣いでもあるけれど、先王様の容体が思わしくないのも関係していた。
あれからヴォルフ様と先王様の離宮を尋ねたけれど、お弱りになっているのは明らかだった。先王様も王太后様も寿命だと諦めていらっしゃるし、むしろ今までよく生き永らえたとすらお考えだった。後でヴォルフ様に伺ったけれど、三年ほど前から体調が優れなかったらしく、譲位も本来ならもっと早く進める予定だったのだという。
それが遅れたのはヴォルフ様の出自が明らかになったことが大きく関係していた。ヴォルフ様だけでなくご自身の立場を守るために譲位の時期を遅らせるよう願ったのだと仰ったのは、先日王位に就かれたばかりの陛下だった。相変わらずヴォルフ様を慕って下さる陛下だけど、王に双子の兄がいる事実は不穏分子が動き出す十分な理由になる。掃除をするのに時間が必要で、そのために先王様の身体には負担がかかってしまっていた。
二度目ともなれば緊張して表情が硬かった王妃様も普段の笑顔を取り戻されていた。これまでに王妃として色々な行事に挑まれて慣れて来られたのでしょうね。伯爵家出身で一国の頂点に立つ重圧がどれほどのものか想像がつかないわ。私も貴族家の頂点に立つ身だけど、国を背負うそれとは比べ物にならないもの。
夫人のお茶会は夫たちの五侯爵家の会議に比べると政治色は薄く、社交界で流れている噂話なども話題に上がる。今回はアーレントが話題に上がった。即位式典での国王夫妻の振る舞いから始まり、最近ではアーレント王の甥御の行動が噂になっていた。
「大変な美男子ではいらっしゃるのですけどね」
コルネリア様が困ったように眉を下げた。私はまだお会いしていないけれど、アーレント一の美男子だと大変な人気なのだとか。金の髪はとても明るく艶やかで、アーレント王家の紺碧の瞳を受け継いでいて、コルネリア様の話ではフリーデル公爵によく似ているという。
「アーレント王妃のお気に入りだそうですわ」
「まぁ、あの方、相変わらず面食いでいらっしゃるのねぇ。義弟のフリーデル公爵とも仲がよろしかったわよね」
アーレント王妃がフリーデル公爵を特別に思っていることはサザール公妃の話から伺えたけれど、孫もいらっしゃるお年なのに……呆れてしまうわ。
「甥御の父君のエルトル公爵は大変な切れ者ですのにね」
「ええ。国王や弟のフリーデル公爵とは違って常識人だそうですわよ」
「息子の教育は失敗されたのかしら」
「仕事人間で王があの様子ですから。国のことに手一杯で息子にまで目が届かなかったのかもしれませんわね」
皆様の話を聞きながら我が家の影の報告とすり合わせをする。特に差異は感じないわね。
「甥御はルドガー卿と仰るそうですが、先日、ガーゲルン家のご令嬢と共にいるのを見かけましたわ」
「ガーゲルン家って……デシレア嬢が?」
アルトナーのフィーネ様の証言にコルネリア様が顔を曇らせた。王族の侍女を外されるほど色々とやらかしただけに心配になっても仕方ないわよね。
「ええ。随分親密そうに見えましたわよ」
「まぁ、あの方、先日までは陛下に取り入ろうとしていましたのに?」
「あら、最近は我が家の家門の伯爵令息に言い寄っていましたわよ」
ランベルツのギーゼラ様が深くため息をついた。どうやら家門の家同士で一悶着あったらしい。
「夫や我が家の家門の令嬢の婚約者にもですわ」
エルマ様もうんざりした表情を浮かべて情報を加えたけれど、夫って……
「まぁ、エルマ様の婿にまでお声を?」
「ええ、父と夫の名でガーゲルン家に厳重に抗議致しましたわ」
そんなことまでしていたのね、呆れたわ。バルドリック様の怒り具合が目に見えるようね。あの方、エルマ様一筋だから疑われそうなことは徹底的に排除するタイプだし。
「デシレア嬢にも困ったものですわね。ガーゲルン家も先代様はご立派な方でしたのに」
「ええ。現当主はあまりお子に興味がないようですわね。後継もまだはっきり決まっていないようですし」
「ダニエラ様のあのご気性では、先妻のお子を後継に認めるのは難しいでしょう」
今のところアロイス様やランドルフ様から連絡はない。我が家への急ぎの連絡手段が使われていないから無事なのだとは思うけれど心配だわ。
「ガーゲルンが不安定なのは困りますわ。グレシウスやルタ国への睨みが効かなくなりますから」
「ええ、陛下もそれを案じていらっしゃるわ。グレシウスの王女との縁談の話も上がっているから」
ギーゼラ様の懸念にコルネリア様が同意された。どちらも野心家の国だし、それは次期国王となる二人の方が顕著だから気を抜けない。周辺国との関係がよくないグレシウスは我が国と争う余力はなさそうだけど、ルタ国は周辺国との関係は悪くないだけに油断出来ないわ。
「いっそルドガー卿に嫁いでアーレントに行ってくださらないかしら」
「あら、それはいい考えね。ルドガー卿は王妃のお気に入りといっても公爵家を継ぐわけじゃないから大した力はないでしょうし」
皆様、デシレア様のことは厄介払いしたいのね。でも私も同感だわ。幸いなのは彼女がヴォルフ様に言い寄ってこないことかしら。さすがに怖いのかしらね? あんなにお優しいのに。でも、そのことは誰も知らなくていいわ。
お茶会が終わって馬車乗り場までエルマ様とアマーリエ様と一緒に向かった。年の近い三人でいるとほっとするわ。コルネリア様もギーゼラ様もフィーネ様も意地の悪いことは仰らないけれど気が抜けないから。
「イルーゼ様、エルマ様、豊穣祭の後に一度集まりません?」
「あら、いいわね」
アマーリエ様の提案にエルマ様が応える。豊穣祭が終われば領地に向かう方も多いからお茶会の機会も減るものね。そういえば領地に行く話はどうなっているのかしら? ヴォルフ様は何も仰らないから直ぐに領地に向かう訳じゃないわよね。だったら私も出られるかしら。
「イルーゼ様はどうされます?」
「そうね、是非とも」
ゾルガー侯爵夫人として出るお茶会は気が抜けないから、同年代の方とのお茶会は私の大切な息抜き。しかもこの方々となら断る理由がないわ。
「おや、エルマじゃありませんか」
リーゼ様も誘って……と話しているところに声をかけられた。エルマ様に敬称なしで呼び捨てって……そんなことが出来る人なんて数えるほどしかいないわ。驚いて視線を向けるとまばゆい金の髪の男性が笑顔をこちらに向けていた。あの瞳の色って……もしかして?
「ごきげんよう、エルトル公爵令息様」
「ああ、私のことはルドガーとお呼びください」
「夫のいる身で親しくもない男性を名前でお呼びするつもりはありません。私のことも名で呼ぶのはおやめください」
エルマ様が素っ気なく答えた。その様子からその警告は初めてではないようね。
「ふふ、遠慮しなくていいんですよ。エルマは真面目ですね」
笑顔で返されたけれど、どうやら噂通りの方のようで話が全く噛み合っていないわ。エルマ様から笑顔が消えたわ。
「おや……あなた方は?」
キラキラした金髪を揺らしてこちらに視線を向けたけれど……確かに美形ね。フリーデル公爵によく似ている。実子のゲオルグ様よりも似ているのではないかしら?
「アーレントのエルトル公爵家のルドガーです。お美しい方、お名前を伺っても?」
恭しい所作は綺麗だけど芝居じみているわね。この方、絶対にご自分が好きよね。ハリマン様と同じ何かを感じるわ。
「ゾルガー侯爵ヴォルフの妻ですわ。こちらはブレッケル公爵夫人です。お見知りおきを」
エルマ様のように名を呼ばれるなんて遠慮したいから名は告げなかった。それは名を呼ぶ許可は出さないという警告でもあった。
お茶会の主催はコルネリア様で、王太后様が出席されなくなって二度目になる。コルネリア様は王太后様の助力を願われたけれど、先王ご夫妻は努めて表から遠ざかろうとされていて出席されていない。世代交代を促すための心遣いでもあるけれど、先王様の容体が思わしくないのも関係していた。
あれからヴォルフ様と先王様の離宮を尋ねたけれど、お弱りになっているのは明らかだった。先王様も王太后様も寿命だと諦めていらっしゃるし、むしろ今までよく生き永らえたとすらお考えだった。後でヴォルフ様に伺ったけれど、三年ほど前から体調が優れなかったらしく、譲位も本来ならもっと早く進める予定だったのだという。
それが遅れたのはヴォルフ様の出自が明らかになったことが大きく関係していた。ヴォルフ様だけでなくご自身の立場を守るために譲位の時期を遅らせるよう願ったのだと仰ったのは、先日王位に就かれたばかりの陛下だった。相変わらずヴォルフ様を慕って下さる陛下だけど、王に双子の兄がいる事実は不穏分子が動き出す十分な理由になる。掃除をするのに時間が必要で、そのために先王様の身体には負担がかかってしまっていた。
二度目ともなれば緊張して表情が硬かった王妃様も普段の笑顔を取り戻されていた。これまでに王妃として色々な行事に挑まれて慣れて来られたのでしょうね。伯爵家出身で一国の頂点に立つ重圧がどれほどのものか想像がつかないわ。私も貴族家の頂点に立つ身だけど、国を背負うそれとは比べ物にならないもの。
夫人のお茶会は夫たちの五侯爵家の会議に比べると政治色は薄く、社交界で流れている噂話なども話題に上がる。今回はアーレントが話題に上がった。即位式典での国王夫妻の振る舞いから始まり、最近ではアーレント王の甥御の行動が噂になっていた。
「大変な美男子ではいらっしゃるのですけどね」
コルネリア様が困ったように眉を下げた。私はまだお会いしていないけれど、アーレント一の美男子だと大変な人気なのだとか。金の髪はとても明るく艶やかで、アーレント王家の紺碧の瞳を受け継いでいて、コルネリア様の話ではフリーデル公爵によく似ているという。
「アーレント王妃のお気に入りだそうですわ」
「まぁ、あの方、相変わらず面食いでいらっしゃるのねぇ。義弟のフリーデル公爵とも仲がよろしかったわよね」
アーレント王妃がフリーデル公爵を特別に思っていることはサザール公妃の話から伺えたけれど、孫もいらっしゃるお年なのに……呆れてしまうわ。
「甥御の父君のエルトル公爵は大変な切れ者ですのにね」
「ええ。国王や弟のフリーデル公爵とは違って常識人だそうですわよ」
「息子の教育は失敗されたのかしら」
「仕事人間で王があの様子ですから。国のことに手一杯で息子にまで目が届かなかったのかもしれませんわね」
皆様の話を聞きながら我が家の影の報告とすり合わせをする。特に差異は感じないわね。
「甥御はルドガー卿と仰るそうですが、先日、ガーゲルン家のご令嬢と共にいるのを見かけましたわ」
「ガーゲルン家って……デシレア嬢が?」
アルトナーのフィーネ様の証言にコルネリア様が顔を曇らせた。王族の侍女を外されるほど色々とやらかしただけに心配になっても仕方ないわよね。
「ええ。随分親密そうに見えましたわよ」
「まぁ、あの方、先日までは陛下に取り入ろうとしていましたのに?」
「あら、最近は我が家の家門の伯爵令息に言い寄っていましたわよ」
ランベルツのギーゼラ様が深くため息をついた。どうやら家門の家同士で一悶着あったらしい。
「夫や我が家の家門の令嬢の婚約者にもですわ」
エルマ様もうんざりした表情を浮かべて情報を加えたけれど、夫って……
「まぁ、エルマ様の婿にまでお声を?」
「ええ、父と夫の名でガーゲルン家に厳重に抗議致しましたわ」
そんなことまでしていたのね、呆れたわ。バルドリック様の怒り具合が目に見えるようね。あの方、エルマ様一筋だから疑われそうなことは徹底的に排除するタイプだし。
「デシレア嬢にも困ったものですわね。ガーゲルン家も先代様はご立派な方でしたのに」
「ええ。現当主はあまりお子に興味がないようですわね。後継もまだはっきり決まっていないようですし」
「ダニエラ様のあのご気性では、先妻のお子を後継に認めるのは難しいでしょう」
今のところアロイス様やランドルフ様から連絡はない。我が家への急ぎの連絡手段が使われていないから無事なのだとは思うけれど心配だわ。
「ガーゲルンが不安定なのは困りますわ。グレシウスやルタ国への睨みが効かなくなりますから」
「ええ、陛下もそれを案じていらっしゃるわ。グレシウスの王女との縁談の話も上がっているから」
ギーゼラ様の懸念にコルネリア様が同意された。どちらも野心家の国だし、それは次期国王となる二人の方が顕著だから気を抜けない。周辺国との関係がよくないグレシウスは我が国と争う余力はなさそうだけど、ルタ国は周辺国との関係は悪くないだけに油断出来ないわ。
「いっそルドガー卿に嫁いでアーレントに行ってくださらないかしら」
「あら、それはいい考えね。ルドガー卿は王妃のお気に入りといっても公爵家を継ぐわけじゃないから大した力はないでしょうし」
皆様、デシレア様のことは厄介払いしたいのね。でも私も同感だわ。幸いなのは彼女がヴォルフ様に言い寄ってこないことかしら。さすがに怖いのかしらね? あんなにお優しいのに。でも、そのことは誰も知らなくていいわ。
お茶会が終わって馬車乗り場までエルマ様とアマーリエ様と一緒に向かった。年の近い三人でいるとほっとするわ。コルネリア様もギーゼラ様もフィーネ様も意地の悪いことは仰らないけれど気が抜けないから。
「イルーゼ様、エルマ様、豊穣祭の後に一度集まりません?」
「あら、いいわね」
アマーリエ様の提案にエルマ様が応える。豊穣祭が終われば領地に向かう方も多いからお茶会の機会も減るものね。そういえば領地に行く話はどうなっているのかしら? ヴォルフ様は何も仰らないから直ぐに領地に向かう訳じゃないわよね。だったら私も出られるかしら。
「イルーゼ様はどうされます?」
「そうね、是非とも」
ゾルガー侯爵夫人として出るお茶会は気が抜けないから、同年代の方とのお茶会は私の大切な息抜き。しかもこの方々となら断る理由がないわ。
「おや、エルマじゃありませんか」
リーゼ様も誘って……と話しているところに声をかけられた。エルマ様に敬称なしで呼び捨てって……そんなことが出来る人なんて数えるほどしかいないわ。驚いて視線を向けるとまばゆい金の髪の男性が笑顔をこちらに向けていた。あの瞳の色って……もしかして?
「ごきげんよう、エルトル公爵令息様」
「ああ、私のことはルドガーとお呼びください」
「夫のいる身で親しくもない男性を名前でお呼びするつもりはありません。私のことも名で呼ぶのはおやめください」
エルマ様が素っ気なく答えた。その様子からその警告は初めてではないようね。
「ふふ、遠慮しなくていいんですよ。エルマは真面目ですね」
笑顔で返されたけれど、どうやら噂通りの方のようで話が全く噛み合っていないわ。エルマ様から笑顔が消えたわ。
「おや……あなた方は?」
キラキラした金髪を揺らしてこちらに視線を向けたけれど……確かに美形ね。フリーデル公爵によく似ている。実子のゲオルグ様よりも似ているのではないかしら?
「アーレントのエルトル公爵家のルドガーです。お美しい方、お名前を伺っても?」
恭しい所作は綺麗だけど芝居じみているわね。この方、絶対にご自分が好きよね。ハリマン様と同じ何かを感じるわ。
「ゾルガー侯爵ヴォルフの妻ですわ。こちらはブレッケル公爵夫人です。お見知りおきを」
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