異世界親父騒動記

番外編

番外編 オヤジのサスペンス劇場

「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回の番外編のテーマは「サスペンス劇場」です。刑事になった親父たちが謎に挑む姿をどうぞお楽しみください」

　とある河原で死体が発見された。
　死体には外傷があり、殺人事件だと思われる為、親父たちは捜査を開始した。
近隣などに聞き込みをした結果、ある容疑者が浮上した………………が、容疑者は死体で発見された。
　事件は振り出しに戻り、地道な捜査により、容疑者が浮上し、逮捕しようと容疑者宅に乗り込むも、容疑者はまたもや死体になっていた。
　その後も地道な捜査で容疑者は浮上するも皆死体となって発見されるのだった。
「何かのたたりか？」
「うむ、そう思っても不思議ではないね！」
「ワシ、一応お守り（安産祈願）の持つことにした！」
「意味ないと思うでござる！」
「肯定であります！」
　事件はお宮（迷宮）入りかと思われたが、思わぬことから事件は解決した。
　犯人が自首してきたのだった。
　その犯人の証言はこうだった。
「自分は一人しか殺してない」と。
　事件の発端は最初に発見された被害者を殺したのは容疑者だったが、その容疑者は次の容疑者にそのことをネタに金をゆすれそうになって、ゆすろうとした相手を殺そうとしたのが、返り討ちにあって、殺された。
　そして、その容疑者もその事をネタに次の容疑者に金をゆすられそうになって、殺そうとしたが、返り討ちにあって殺されたの繰り返しが続いたのが、今回の事件の真相だった。
「玉突き事件か！」
「うむ、金ではなく命を取ったら意味がないよ！」
「ワシらの地道な捜査は一体何だったんだ？」
「殺しが一銭にもならないって本当だったでござる！」
「肯定であります！」

親父たちの感想
村正「これってサスペンス劇場か?」
ブドウ「以外性はあるが……」
教授「うむ、謎ときにはならないね！」
影「ラストは断崖絶壁ではなかったでござる！」
軍曹「肯定であります！」