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第一章
特別編 キリル姐さんと一緒に内緒の冒険者?!⑤
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そんなこんなでダンジョンをクリアしていく私達。
砂漠エリアでは大きなサボテン型の魔物を倒して魔石を貰えた。
次の階は海エリアだった。
キリル姐さんの魔法で水の中でも呼吸ができるようにしてもらった。
海エリアでは、大きな鮫型魔物とイカの魔物と戦って魔石と海の秘宝を貰えた。
階が進むに連れて魔物のレベルが少しずつだが強くなっている気がしてきた。
しかし自分達の力でも魔物が倒せれるので次々と階を進んでいく。
どのくらい階を降りて行ったのかわからない。
「あら?どうやら次の階で終わり見たいよ。転移の魔法陣の色が違うから次の階をクリアしたら外に出れるわよ。」
キリル姐さんはそう言って私達に説明してくれた。
今までの魔法陣は黄色の魔法陣だったが、今足元にある魔法陣は緑色の魔法陣だ。
「最後はかなり強い魔物が出てくるわよ。気を引きしてめてね。」
そう言ってキリル姐さんは私達に言った。
"へっ!今までのも俺たちだけでもどうにかなってるから大丈夫だ!"
そうなんです。
今までの階ではキリル姐さんは全く戦ってないのだった。
魔物の戦い方やエリヤの説明をしてくれただけだったのだ。
ほぼ私達兄弟で手分けして魔物退治をしていたのだった。
と言っても、たいした力は使ってない。
兄がパンチしたり、罠を張ったり、弟が大泣きして水没さしたり、私が尻尾でちょっと叩いたりしたのみだ。
私達はどんな魔物が出てくるのか楽しみながら魔法陣に乗って最後のエリアに向かった。
魔法陣によって連れてこられた最後のエリアは真っ暗な空間だった。
灯一つない真っ暗な空間。
側に居るはずの兄弟達ですら見えなかった。
キリル姐さんは魔法で灯りを灯してくれたが、それでも照らされてわかるのは自分達だけだった。
「おかしいわね。かなり強い光魔法で照らしているのに...。」
"どうするのだ?進むのか?"
"兄さん相変わらずバカですね。こんな中進むのは自殺行為ですよ!"
"僕怖いです"
"ねえ?もっと明るくすれば歩ける?"
私の言葉にキリル姐さんは嫌な予感を感じながらも"そうね"と返事を返してくれた。
私はキリル姐さんの返事を聞いてある魔法を使うことにした。
以前力加減を間違ってしまいお母さんから使用禁止と言われたあの魔法を。
"目の前にある敵を焼き払い、我が前を照らせ! インスパークニング!"
私が呪文を唱えると同時に嫌な予感を感じていたキリル姐さんが私達に浮遊魔法をかけた。
キリル姐さんの魔法と私の放った魔法は同時に発動した。
私の放った魔法は一面を眩い稲光で照らし出したと同時に、このエリアにいた魔物を殲滅したのだった。
稲光が消えるとエリアは一気に明るくなった。
キリル姐さんは浮遊魔法と光魔法を解除した。
明るくなった部屋には大きな魔石が十個と、大きな宝箱が三つあった。
あまりの展開にキリル姐さんは唖然としていた。
"スノー!やるなぁ~!今度兄にもその魔法教えてくれ!"
"スノー。やりすぎですよ。やる事が無くなったではないですか。"
"姉さんさすがです!"
兄弟達に褒められて、宝箱の前に行って宝箱を開けようとしたらキリル姐さんに止められた。
「ちょっと待ちなさい!宝箱にも罠が仕掛けられて居る事があるのよ!
私が鑑定でみるから待って!」
我に返ったキリル姐さんに言われて私達は宝箱の前で待つ事に。
鑑定の結果全て宝の入った宝箱だった。
箱の中にはネックレスが一つと剣が一つ、盾が二つ入っていた。
キリル姐さんが自分の鞄に全てをしまった。
「帰ったらあなた達にもあげるわね。」
そう言った瞬間、帰還用の魔法陣が現れた。
私達は帰還用の魔法陣に乗って最初に来た門の前へと戻ってきたのだった。
砂漠エリアでは大きなサボテン型の魔物を倒して魔石を貰えた。
次の階は海エリアだった。
キリル姐さんの魔法で水の中でも呼吸ができるようにしてもらった。
海エリアでは、大きな鮫型魔物とイカの魔物と戦って魔石と海の秘宝を貰えた。
階が進むに連れて魔物のレベルが少しずつだが強くなっている気がしてきた。
しかし自分達の力でも魔物が倒せれるので次々と階を進んでいく。
どのくらい階を降りて行ったのかわからない。
「あら?どうやら次の階で終わり見たいよ。転移の魔法陣の色が違うから次の階をクリアしたら外に出れるわよ。」
キリル姐さんはそう言って私達に説明してくれた。
今までの魔法陣は黄色の魔法陣だったが、今足元にある魔法陣は緑色の魔法陣だ。
「最後はかなり強い魔物が出てくるわよ。気を引きしてめてね。」
そう言ってキリル姐さんは私達に言った。
"へっ!今までのも俺たちだけでもどうにかなってるから大丈夫だ!"
そうなんです。
今までの階ではキリル姐さんは全く戦ってないのだった。
魔物の戦い方やエリヤの説明をしてくれただけだったのだ。
ほぼ私達兄弟で手分けして魔物退治をしていたのだった。
と言っても、たいした力は使ってない。
兄がパンチしたり、罠を張ったり、弟が大泣きして水没さしたり、私が尻尾でちょっと叩いたりしたのみだ。
私達はどんな魔物が出てくるのか楽しみながら魔法陣に乗って最後のエリアに向かった。
魔法陣によって連れてこられた最後のエリアは真っ暗な空間だった。
灯一つない真っ暗な空間。
側に居るはずの兄弟達ですら見えなかった。
キリル姐さんは魔法で灯りを灯してくれたが、それでも照らされてわかるのは自分達だけだった。
「おかしいわね。かなり強い光魔法で照らしているのに...。」
"どうするのだ?進むのか?"
"兄さん相変わらずバカですね。こんな中進むのは自殺行為ですよ!"
"僕怖いです"
"ねえ?もっと明るくすれば歩ける?"
私の言葉にキリル姐さんは嫌な予感を感じながらも"そうね"と返事を返してくれた。
私はキリル姐さんの返事を聞いてある魔法を使うことにした。
以前力加減を間違ってしまいお母さんから使用禁止と言われたあの魔法を。
"目の前にある敵を焼き払い、我が前を照らせ! インスパークニング!"
私が呪文を唱えると同時に嫌な予感を感じていたキリル姐さんが私達に浮遊魔法をかけた。
キリル姐さんの魔法と私の放った魔法は同時に発動した。
私の放った魔法は一面を眩い稲光で照らし出したと同時に、このエリアにいた魔物を殲滅したのだった。
稲光が消えるとエリアは一気に明るくなった。
キリル姐さんは浮遊魔法と光魔法を解除した。
明るくなった部屋には大きな魔石が十個と、大きな宝箱が三つあった。
あまりの展開にキリル姐さんは唖然としていた。
"スノー!やるなぁ~!今度兄にもその魔法教えてくれ!"
"スノー。やりすぎですよ。やる事が無くなったではないですか。"
"姉さんさすがです!"
兄弟達に褒められて、宝箱の前に行って宝箱を開けようとしたらキリル姐さんに止められた。
「ちょっと待ちなさい!宝箱にも罠が仕掛けられて居る事があるのよ!
私が鑑定でみるから待って!」
我に返ったキリル姐さんに言われて私達は宝箱の前で待つ事に。
鑑定の結果全て宝の入った宝箱だった。
箱の中にはネックレスが一つと剣が一つ、盾が二つ入っていた。
キリル姐さんが自分の鞄に全てをしまった。
「帰ったらあなた達にもあげるわね。」
そう言った瞬間、帰還用の魔法陣が現れた。
私達は帰還用の魔法陣に乗って最初に来た門の前へと戻ってきたのだった。
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