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第一章
1-125 それぞれの場所での話し合い ④
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ドラゴンの里では好意的な話し合いが纏まりつつあった。
人間界の方は...少し話し合いが難航していた。
何故なら人間の方が考え方が腐っているからだ。
保身、私利私欲が強い人間の方がタチが悪かったようだ。
それでもギルドマスターは頑張って説得してくれた。
ギルドマスターの言葉にそれぞれの国を収める国王達や街を治める領主達は協力的だった。
ならなぜそんなに難航するの?って思うでしょ?
私腹を肥している人達がうるさかったのだ。
無視をすれば?と思いもするがそれもできないのだ。
彼らの存在を無視すると後々面倒だからだ。
そう考えると人間とは面倒な生き物だった。
しかし今どうにかしないといけないのは実際のところそうなのだ。
だからギルドマスターはひたすら頑張って頑張って頑張って頑張りまくった。
最終的には国王達の鶴の一声で腹黒共達を黙らせたらしいけどね。
「ギルドマスターの意見に賛同しないのであれば今すぐ有効な方法を述べよ。
それができないのであれば、全財産没収。国外追放とする。
ちなみにここには全ての国の国王達が集まっている。
その為国外追放となればどうなるかは分かっておるな。」
そう言われたら従うしかないだろうね。
「ギルドマスター。苦労をかけるが頑張ってくれるか?
この問題は我が国だけの問題ではない。
世界の問題だ。
人間とドラゴンとなれば明らかに我々の方が不利だ。
友好的に事が済むならそれに越した事はない。」
「確かに。実際に、若手の冒険者の生存率も上がたうえにドラゴン族と国が滅びる様なトラブルは現在起きてはいないですからね。」
「ひと昔前なら考えられなかった事だ。
今我々がこうして生活の安寧が得られるのも彼らの協力あってこそだ。」
「ドラゴン族が減れば魔物達が増えてします。そうなれば...。
考えるだけでも恐ろしい事よ。
ドラゴン族がいるからこそ魔物の数も特別増える事なく過ごせている。」
「互いに持ちつ持たれつつの関係性という事ですなぁ~。
お前たち。自分の私欲を膨らませるだけではいかぬのぞ。
国が滅びるという事はお前たちの好きな金や財産も失う事だ。」
「それでもいいなら好きにしろ。その代わり何があってもどの国もお前達を助けはせんからな。」
最後まで抵抗していた腹黒達は各国の国王や領主達にそう言われたらかたなしだった。
ギルドマスターの努力は実ってなんとかいい返事を持って帰る事ができたのだった。
「ギルドマスターよ。その施設なんだが、全ての国が運営を協力するぞ。
税金は収めなくて良い。その代わり浮いた御金で施設の増築や修繕にあてなさい。
足りなければ援助は行う。
それで良いかな?」
国王の言葉にギルドマスターは驚いていた。
「そ、それでは国王陛下達が損をするのではないでしょうか?!」
ギルドマスターの言葉に国王陛下達は笑っていた。
「何を言っている。今から立ち上げようとしている施設は国一番。いや、世界で一番過酷な施設になろうぞ。
そこで働ける者はごく僅かであろう。
世界でたった一つの施設で世界の人々とドラゴン達の運命を担っておるのだぞ?
安いものだ。
それに、そこで代わりに働いてくれと言われる方が我々としてはかなり困るでな。
資金の援助でそれが免れるなら断然よい。」
その場にいる人達は皆その言葉に頷いていたのだった。
「あ、ちなみにその施設の総責任者はお前に任せるからな。
頼んだぞ。」
国王陛下のその言葉にギルドマスターは戦意喪失しかけたそうだ。
人間界の方は...少し話し合いが難航していた。
何故なら人間の方が考え方が腐っているからだ。
保身、私利私欲が強い人間の方がタチが悪かったようだ。
それでもギルドマスターは頑張って説得してくれた。
ギルドマスターの言葉にそれぞれの国を収める国王達や街を治める領主達は協力的だった。
ならなぜそんなに難航するの?って思うでしょ?
私腹を肥している人達がうるさかったのだ。
無視をすれば?と思いもするがそれもできないのだ。
彼らの存在を無視すると後々面倒だからだ。
そう考えると人間とは面倒な生き物だった。
しかし今どうにかしないといけないのは実際のところそうなのだ。
だからギルドマスターはひたすら頑張って頑張って頑張って頑張りまくった。
最終的には国王達の鶴の一声で腹黒共達を黙らせたらしいけどね。
「ギルドマスターの意見に賛同しないのであれば今すぐ有効な方法を述べよ。
それができないのであれば、全財産没収。国外追放とする。
ちなみにここには全ての国の国王達が集まっている。
その為国外追放となればどうなるかは分かっておるな。」
そう言われたら従うしかないだろうね。
「ギルドマスター。苦労をかけるが頑張ってくれるか?
この問題は我が国だけの問題ではない。
世界の問題だ。
人間とドラゴンとなれば明らかに我々の方が不利だ。
友好的に事が済むならそれに越した事はない。」
「確かに。実際に、若手の冒険者の生存率も上がたうえにドラゴン族と国が滅びる様なトラブルは現在起きてはいないですからね。」
「ひと昔前なら考えられなかった事だ。
今我々がこうして生活の安寧が得られるのも彼らの協力あってこそだ。」
「ドラゴン族が減れば魔物達が増えてします。そうなれば...。
考えるだけでも恐ろしい事よ。
ドラゴン族がいるからこそ魔物の数も特別増える事なく過ごせている。」
「互いに持ちつ持たれつつの関係性という事ですなぁ~。
お前たち。自分の私欲を膨らませるだけではいかぬのぞ。
国が滅びるという事はお前たちの好きな金や財産も失う事だ。」
「それでもいいなら好きにしろ。その代わり何があってもどの国もお前達を助けはせんからな。」
最後まで抵抗していた腹黒達は各国の国王や領主達にそう言われたらかたなしだった。
ギルドマスターの努力は実ってなんとかいい返事を持って帰る事ができたのだった。
「ギルドマスターよ。その施設なんだが、全ての国が運営を協力するぞ。
税金は収めなくて良い。その代わり浮いた御金で施設の増築や修繕にあてなさい。
足りなければ援助は行う。
それで良いかな?」
国王の言葉にギルドマスターは驚いていた。
「そ、それでは国王陛下達が損をするのではないでしょうか?!」
ギルドマスターの言葉に国王陛下達は笑っていた。
「何を言っている。今から立ち上げようとしている施設は国一番。いや、世界で一番過酷な施設になろうぞ。
そこで働ける者はごく僅かであろう。
世界でたった一つの施設で世界の人々とドラゴン達の運命を担っておるのだぞ?
安いものだ。
それに、そこで代わりに働いてくれと言われる方が我々としてはかなり困るでな。
資金の援助でそれが免れるなら断然よい。」
その場にいる人達は皆その言葉に頷いていたのだった。
「あ、ちなみにその施設の総責任者はお前に任せるからな。
頼んだぞ。」
国王陛下のその言葉にギルドマスターは戦意喪失しかけたそうだ。
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