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第一章
1-127 それぞれの場所での話し合い ⑥
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私達はギルマスに引きずられて建物なかへ。
しかも部屋の真ん中に連れてこられて周りを王族らしき...と言うか、絶対王族だろうって言う人達に囲まれる形で部屋の床に座っていた。
そして私達の目の前には心なしかやつれたギルマスが。
どうやら話し合いの結論が出たようだが、なぜ王族の人達が??
そんな私達の疑問に答えるかのようにギルマスが話を進めてくれた。
「お前達なんで素直に入ってこなかった?まぁ~きかんでもおおよそで分かるがなぁー。でだ。話し合いの結果がでたぞ。建物の新設は良い。今すぐにでも建ててよしだ。」
ギルマスの言葉に私達は笑顔になり喜びのあまりにギルマスに抱きつこうとしたが阻止された。
「待て!喜ぶにはまだ早い!幾つか条件があるだ。」
"条件?"
「ああ。」
ギルマスは一度深呼吸をしてからその条件とやらについて話し出した。
「一つ、建物の総責任者は俺だ。しかし、運営に関してはお前達に丸投げになるがそこは許せ!
俺は、こことお前んとこと二つのギルドの責任者になるだからな。
一つ、各国からのドラゴン絡みの依頼を一月必ず三つはこなしてもらう。
各国それぞれ三つだからな。間違うなよ。
一つ、各国からそれぞれ専属の冒険者を固定で配置する事になった。それだけだ。」
人間の世界から出された条件は三つ。
建物の総責任者がギルマスになるのは私達的には問題ない。
ギルマスが大変なだけだから。
もう一つの条件も特に問題はないだろう。依頼内容によるけどね。
最後の条件は...面倒だな。
それは私だけでなく他の兄弟達も同意見のようだった。
"おい!おっさん。"
「なんだ?」
ブルーム兄さんが先にギルマスに質問した。
"条件なんだが、一つ目は別に問題ない。
二つ目も依頼内容によるがなんとかなるだろう。"
「えっ?依頼内容によるとは?」
ギルマスの代わりに側にいる王族の一人が質問してきたのだった。
それに対してブルーム兄さんは特に動揺もせずに答えた。
"依頼内容にドラゴンを傷付ける様な内容が無ければいけるってことだ。
例えば、牙を取ってくるや鱗をとってくるとかな。
ドラゴンの牙や鱗はすぐに生え変わるから問題ない。
しかしだ。ドラゴンの卵や子供を攫ってこいや心臓を取ってこいなど、ドラゴンを傷つける依頼があるならお断りだ。"
兄さんの言葉に周りが騒ついた。
"僕達が何も知らないからと思ってませんか?"
今度はラース兄さんが話し出した。
"ドラゴンの卵や子供を拐ってくる依頼やドラゴンを殺して心臓を取ってくるなどの依頼がある事は知ってますよ。
現にその依頼をこなして死んだ冒険者や犠牲になったドラゴン達がいる事もね。"
"そんな依頼を俺たちは受ける気はない。
まず、ドラゴンの卵や子供の肉を食って不老不死になるなんて事はない。
逆に食うと死ぬぞ!
心臓もだ。"
兄さん達の言葉にさらに騒めきは大きくなった。
この王族達の反応にギルマスも驚いていたから、どうやら依頼内容についてまではギルマスは知らないようだ。
「だいたいドラゴンは魔力の塊だ。人間とは創りも魔力の質量も違う生き物だ。
それを体内に取り入れるとどうなるくらいガキでもわかる話だ。
そわな迷信めいた話のために幼いドラゴンが傷付くのは許さない。」
フレアもそうって周りの王族達にガン飛ばしをするのだった。
「き、貴様ら無礼だぞ!誰に対してモノを言ってるのだ!」
とうとう我慢しきれなくなった王族の一人が金切り声を上げながらつかかってきた。
それを兄さん達は鼻で笑いながら対応するのだ。
"はっ?単なる私服を肥してるおっさんだろう?"
"自分の手は一切汚さずいい汁だけ啜ろうとするゲスな大人と言った方がいいのでしょうね。"
この言葉で一触即発の事態が起こりかけたのだった。
しかも部屋の真ん中に連れてこられて周りを王族らしき...と言うか、絶対王族だろうって言う人達に囲まれる形で部屋の床に座っていた。
そして私達の目の前には心なしかやつれたギルマスが。
どうやら話し合いの結論が出たようだが、なぜ王族の人達が??
そんな私達の疑問に答えるかのようにギルマスが話を進めてくれた。
「お前達なんで素直に入ってこなかった?まぁ~きかんでもおおよそで分かるがなぁー。でだ。話し合いの結果がでたぞ。建物の新設は良い。今すぐにでも建ててよしだ。」
ギルマスの言葉に私達は笑顔になり喜びのあまりにギルマスに抱きつこうとしたが阻止された。
「待て!喜ぶにはまだ早い!幾つか条件があるだ。」
"条件?"
「ああ。」
ギルマスは一度深呼吸をしてからその条件とやらについて話し出した。
「一つ、建物の総責任者は俺だ。しかし、運営に関してはお前達に丸投げになるがそこは許せ!
俺は、こことお前んとこと二つのギルドの責任者になるだからな。
一つ、各国からのドラゴン絡みの依頼を一月必ず三つはこなしてもらう。
各国それぞれ三つだからな。間違うなよ。
一つ、各国からそれぞれ専属の冒険者を固定で配置する事になった。それだけだ。」
人間の世界から出された条件は三つ。
建物の総責任者がギルマスになるのは私達的には問題ない。
ギルマスが大変なだけだから。
もう一つの条件も特に問題はないだろう。依頼内容によるけどね。
最後の条件は...面倒だな。
それは私だけでなく他の兄弟達も同意見のようだった。
"おい!おっさん。"
「なんだ?」
ブルーム兄さんが先にギルマスに質問した。
"条件なんだが、一つ目は別に問題ない。
二つ目も依頼内容によるがなんとかなるだろう。"
「えっ?依頼内容によるとは?」
ギルマスの代わりに側にいる王族の一人が質問してきたのだった。
それに対してブルーム兄さんは特に動揺もせずに答えた。
"依頼内容にドラゴンを傷付ける様な内容が無ければいけるってことだ。
例えば、牙を取ってくるや鱗をとってくるとかな。
ドラゴンの牙や鱗はすぐに生え変わるから問題ない。
しかしだ。ドラゴンの卵や子供を攫ってこいや心臓を取ってこいなど、ドラゴンを傷つける依頼があるならお断りだ。"
兄さんの言葉に周りが騒ついた。
"僕達が何も知らないからと思ってませんか?"
今度はラース兄さんが話し出した。
"ドラゴンの卵や子供を拐ってくる依頼やドラゴンを殺して心臓を取ってくるなどの依頼がある事は知ってますよ。
現にその依頼をこなして死んだ冒険者や犠牲になったドラゴン達がいる事もね。"
"そんな依頼を俺たちは受ける気はない。
まず、ドラゴンの卵や子供の肉を食って不老不死になるなんて事はない。
逆に食うと死ぬぞ!
心臓もだ。"
兄さん達の言葉にさらに騒めきは大きくなった。
この王族達の反応にギルマスも驚いていたから、どうやら依頼内容についてまではギルマスは知らないようだ。
「だいたいドラゴンは魔力の塊だ。人間とは創りも魔力の質量も違う生き物だ。
それを体内に取り入れるとどうなるくらいガキでもわかる話だ。
そわな迷信めいた話のために幼いドラゴンが傷付くのは許さない。」
フレアもそうって周りの王族達にガン飛ばしをするのだった。
「き、貴様ら無礼だぞ!誰に対してモノを言ってるのだ!」
とうとう我慢しきれなくなった王族の一人が金切り声を上げながらつかかってきた。
それを兄さん達は鼻で笑いながら対応するのだ。
"はっ?単なる私服を肥してるおっさんだろう?"
"自分の手は一切汚さずいい汁だけ啜ろうとするゲスな大人と言った方がいいのでしょうね。"
この言葉で一触即発の事態が起こりかけたのだった。
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