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第一章
1-141 クズ四人を成敗します!
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ブルーム兄さんと皇太子の交流は私達が思っているより円滑に続いていった。
この皇太子の行動に国王は凄く嬉しそうだった。
逆に他の王子達は面白くなさげな様子だった。
なぜなら来るたびに私達への当たりがキツくなるからだ。
私やラース兄さんへの当たるのは百歩譲っても許そう。
だが...。
「おい!そこのノロマ!お前だよ!お・ま・え!」
「本当にドラゴン族なのか?ウスノロ!目障りなんだよ!」
「お前たちやめないか。どれだけ能力が劣っていても相手はドラゴン族だぞ?」
「そうですよ。哀れなですが、多少は敬ってあげないとだめですよ?」
などと、私達の可愛い弟のローダンに対する扱いが酷いのだ。
ローダンは大人しく控えめな性格。
私達兄弟に対しては以前に比べてはっきりものを言うようになったのだが、それ以外の人に対してはどうしても内気で言い返したりしないのだ。
それを逆手にとってこのクズ(王子)共は私達の弟を集中攻撃をするようになったのだ。
しかも大人達が見ていない所でするのでまた陰湿。
私やラース兄さんが注意をしようとするとすぐ大人達の方へ逃げるうえに弟が相手が王子だからといって私達を止めるのだ。
それもあってかこのクズどもは調子をこくのだった。
この日もそうだ。
珍しく国王や皇太子と一緒に朝から建設現場に顔を出した。
最初は大人しくしていたのだが、国王や皇太子がブルーム兄さん達と一緒に建設作業に入るや否や離れた所で材料の確認をしていた私達の元へとやって来た。
「おい。お前らのどが渇いた。何か飲み物を用意しろ。」
「あ、お前が用意しろよ?ノロマ!」
「そうですね。冷たい飲み物にして下さいよ。」
「まぁ~ノロマが持ってくるものだからどんなに冷たくても温くて飲めたものじゃーないかもしれないですがね?」
と言って早速絡んできたのだった。
ローダンは怯えながらもこのクズどものために飲み物を用意して持って行く。
ちゃんとキンキンに冷えた飲み物をだ。
それなのに...。
バシャッ!!
"...っ!!!"
「うわぁー!!無様!!」
「ノロマにはお似合いだよ!!」
「ふふふっ。」
「たしかにそうですね。」
あろう事かわざとローダンに持って来た冷えた飲み物をぶっかけやがったのだ。
ローダンはただ地面を見つめて固まっていた。
ラース兄さんとフレアが急いでローダンにタオルをかけて拭こうとしたらそれを第二王子と第三王子が阻むのだった。
これにはさすがに我慢の限界を超えた。
ヤッテイイヨネ?
私は視線でこのクズどもを威圧した。
いきなりの事で四人は固まった。
そして...。
ズドーン!!!!
地響きとともに鈍い音と振動が周りをこだました。
地響きと共に起こった振動にてクズ四人はその場に座り込む形で倒れ込んだのだ。
"オイ。クズども。いい加減にしろよ。私の弟がおとなしいからってよ。テメェ~らの憂さ晴らしのおもちゃじゃねぇーんだよ!!!"
静まり返ったその空間に私の怒りの声がこだましたのだった。
私の声といきなり起きた地響きに驚いたブルーム兄さん達が来た時には、なんとも言えない光景があったのだった。
この皇太子の行動に国王は凄く嬉しそうだった。
逆に他の王子達は面白くなさげな様子だった。
なぜなら来るたびに私達への当たりがキツくなるからだ。
私やラース兄さんへの当たるのは百歩譲っても許そう。
だが...。
「おい!そこのノロマ!お前だよ!お・ま・え!」
「本当にドラゴン族なのか?ウスノロ!目障りなんだよ!」
「お前たちやめないか。どれだけ能力が劣っていても相手はドラゴン族だぞ?」
「そうですよ。哀れなですが、多少は敬ってあげないとだめですよ?」
などと、私達の可愛い弟のローダンに対する扱いが酷いのだ。
ローダンは大人しく控えめな性格。
私達兄弟に対しては以前に比べてはっきりものを言うようになったのだが、それ以外の人に対してはどうしても内気で言い返したりしないのだ。
それを逆手にとってこのクズ(王子)共は私達の弟を集中攻撃をするようになったのだ。
しかも大人達が見ていない所でするのでまた陰湿。
私やラース兄さんが注意をしようとするとすぐ大人達の方へ逃げるうえに弟が相手が王子だからといって私達を止めるのだ。
それもあってかこのクズどもは調子をこくのだった。
この日もそうだ。
珍しく国王や皇太子と一緒に朝から建設現場に顔を出した。
最初は大人しくしていたのだが、国王や皇太子がブルーム兄さん達と一緒に建設作業に入るや否や離れた所で材料の確認をしていた私達の元へとやって来た。
「おい。お前らのどが渇いた。何か飲み物を用意しろ。」
「あ、お前が用意しろよ?ノロマ!」
「そうですね。冷たい飲み物にして下さいよ。」
「まぁ~ノロマが持ってくるものだからどんなに冷たくても温くて飲めたものじゃーないかもしれないですがね?」
と言って早速絡んできたのだった。
ローダンは怯えながらもこのクズどものために飲み物を用意して持って行く。
ちゃんとキンキンに冷えた飲み物をだ。
それなのに...。
バシャッ!!
"...っ!!!"
「うわぁー!!無様!!」
「ノロマにはお似合いだよ!!」
「ふふふっ。」
「たしかにそうですね。」
あろう事かわざとローダンに持って来た冷えた飲み物をぶっかけやがったのだ。
ローダンはただ地面を見つめて固まっていた。
ラース兄さんとフレアが急いでローダンにタオルをかけて拭こうとしたらそれを第二王子と第三王子が阻むのだった。
これにはさすがに我慢の限界を超えた。
ヤッテイイヨネ?
私は視線でこのクズどもを威圧した。
いきなりの事で四人は固まった。
そして...。
ズドーン!!!!
地響きとともに鈍い音と振動が周りをこだました。
地響きと共に起こった振動にてクズ四人はその場に座り込む形で倒れ込んだのだ。
"オイ。クズども。いい加減にしろよ。私の弟がおとなしいからってよ。テメェ~らの憂さ晴らしのおもちゃじゃねぇーんだよ!!!"
静まり返ったその空間に私の怒りの声がこだましたのだった。
私の声といきなり起きた地響きに驚いたブルーム兄さん達が来た時には、なんとも言えない光景があったのだった。
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