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第一章
1-182 緊急会議②
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王様が伝令を出してやく二時間ぐらいで王様と同盟を組んでいる国の王様達全員が早馬にて到着した。
王様達の中には海を渡ったり、大きな山々を越えてこないといけない人達もいたにも関わらずだ。
以前の王族達と私達とのトラブルがあって腐りきった連中は全員居なくなってからと言うもの全ての国々の内情が良くなっただけでなく、国自体が潤って以前とは比べ物にならないぐらいの活気を取り戻したところも少なからずあったのだ。
それもこれもこの国王様のおかげと言うのが強いのか、他の国の王様達は彼を一目置くどころか崇拝しきっているので伝令一つで予想以上の行動力を見せてくれるのだった。
おかげで思ってるより早く話し合いが行えてギルマスとしてありがたかった。
集まってきた国王達は全て代替わりしており全体的に年齢層が若くなっていた。
が、みんなそれぞれ曲者揃い。
若いなり柔軟性や発想力が豊かで国王に就任してたった半年で国を立て直した猛者達ばかり。
その為か話し合いもスムーズに運んでいった。
国王とギルマスより今回の招集の内容を聞かされてどの国王達も顔を青ざめていたが、私達が別に敵対しているわけでない事を知ったらホッとしていた。
やはりどの国王も私達の能力に関して脅威を示しているのは一目瞭然だ。
「そこで、彼らに発行するギルドガードについてなんだが...普通の人間の枠(カテゴリー)に当てはめて考えていたら完全に規格外なとなるので、当てはめれるランクがないのだ。
特に長女のスノーに関しては全く当てはまるランクがない。」
「ですが、ランクなして野放しにしてしまうのもどうかと思うので知恵をお借りできたらと思って...。」
王様とギルマスの言葉に集められた王様達は皆んな同じ姿勢(ポーズ)を取りながら考え込んでしまった。
そうなっても仕方がない事を話をしているのはギルマスもわかっている為なにも言わずに見守っていた。
するとある一国の国王が手を挙げて発言したのだ。
「陛下。これはあくまでも私個人の意見なのですが、彼ら専用のランクを用意するのはどうでしょうか?
それも同盟国共通で。
一つの国に囚われず、同盟国共通で対応できるものを作ればよいかと。」
その発言をしたのは遥か海の彼方に島国として建国しているウォーターグリン国の若き国王、ウォル国王だ。
彼の発言に皆んなの視線が集中した。
それでも彼は言葉を続けたのだ。
「人としてのランクが当てはまらないのであれば、彼ら独自のランクを作れば良いのです。
それもこの国だけでなく、同盟国どこでも共通して扱える様にこの場で決めてしまえばいいのです。
欲を言えば彼らを同盟国...いえいえ世界お抱えの冒険者に認定してしまうんです。」
発想の桁違いに驚きのあまりに言葉を失うギルマスとは違って国王は笑顔で彼の言葉を承諾したのだった。
「いいね。面白そうだね。」
「父上?!」
国王の言葉に皇太子は驚きのあまりに椅子から立ち上がり国王の顔を覗き込んだが、見るからに国王が言葉のわりには真剣である事を悟ったのだった。
王様達の中には海を渡ったり、大きな山々を越えてこないといけない人達もいたにも関わらずだ。
以前の王族達と私達とのトラブルがあって腐りきった連中は全員居なくなってからと言うもの全ての国々の内情が良くなっただけでなく、国自体が潤って以前とは比べ物にならないぐらいの活気を取り戻したところも少なからずあったのだ。
それもこれもこの国王様のおかげと言うのが強いのか、他の国の王様達は彼を一目置くどころか崇拝しきっているので伝令一つで予想以上の行動力を見せてくれるのだった。
おかげで思ってるより早く話し合いが行えてギルマスとしてありがたかった。
集まってきた国王達は全て代替わりしており全体的に年齢層が若くなっていた。
が、みんなそれぞれ曲者揃い。
若いなり柔軟性や発想力が豊かで国王に就任してたった半年で国を立て直した猛者達ばかり。
その為か話し合いもスムーズに運んでいった。
国王とギルマスより今回の招集の内容を聞かされてどの国王達も顔を青ざめていたが、私達が別に敵対しているわけでない事を知ったらホッとしていた。
やはりどの国王も私達の能力に関して脅威を示しているのは一目瞭然だ。
「そこで、彼らに発行するギルドガードについてなんだが...普通の人間の枠(カテゴリー)に当てはめて考えていたら完全に規格外なとなるので、当てはめれるランクがないのだ。
特に長女のスノーに関しては全く当てはまるランクがない。」
「ですが、ランクなして野放しにしてしまうのもどうかと思うので知恵をお借りできたらと思って...。」
王様とギルマスの言葉に集められた王様達は皆んな同じ姿勢(ポーズ)を取りながら考え込んでしまった。
そうなっても仕方がない事を話をしているのはギルマスもわかっている為なにも言わずに見守っていた。
するとある一国の国王が手を挙げて発言したのだ。
「陛下。これはあくまでも私個人の意見なのですが、彼ら専用のランクを用意するのはどうでしょうか?
それも同盟国共通で。
一つの国に囚われず、同盟国共通で対応できるものを作ればよいかと。」
その発言をしたのは遥か海の彼方に島国として建国しているウォーターグリン国の若き国王、ウォル国王だ。
彼の発言に皆んなの視線が集中した。
それでも彼は言葉を続けたのだ。
「人としてのランクが当てはまらないのであれば、彼ら独自のランクを作れば良いのです。
それもこの国だけでなく、同盟国どこでも共通して扱える様にこの場で決めてしまえばいいのです。
欲を言えば彼らを同盟国...いえいえ世界お抱えの冒険者に認定してしまうんです。」
発想の桁違いに驚きのあまりに言葉を失うギルマスとは違って国王は笑顔で彼の言葉を承諾したのだった。
「いいね。面白そうだね。」
「父上?!」
国王の言葉に皇太子は驚きのあまりに椅子から立ち上がり国王の顔を覗き込んだが、見るからに国王が言葉のわりには真剣である事を悟ったのだった。
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