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第一章 運命のはじまりと新たな出会い
1-19 ある日のドラしゃん日常(3)
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ラストにもう一つどうぞ!
~ドラしゃん編 ③~
時間ギリギリまで2人で作業し何とか子供達の部屋を完成させた。
時々多少のトラブルあったが気にしない。
(羽根を根こそぎむしろうとしたら奴が途中で逃げたんだよな。時間がないってぇーのに!)
子供部屋の最終仕上げをしていたら奴が声をかけてきました。
『終わった?こっちは終わったよ』
奴は途中から逃げ他の部屋の改装に向かっていたのです。
子供部屋の扉をつけて全ての改装が終わりました。
この階から降りようとした時です。
ふと目の前の壁に見覚えのある"扉"が出てきたのです。
『おい!なんであの"扉"が?あれは...昔に消えたやつでは?』
私が奴に確認すると奴も驚いていました。
どうやらあの"扉"に関しては奴も知らなかった様です。
すると"扉"の前に無数の気配が。
その中には遠い昔に自分がなくした気配も混じっていたような...。あまりに弱いためはっきりと探ることができませんでした。
しばらく様子を伺っていると気配の中から声が。
【ここにあの子が来る。あの子は私達の希望。そして命。時が来るまで私達は彼女の側で眠る。あとは頼むぞ。】
そう一方的に言葉を言うと気配と"扉"は音もなく消えいきました。
私と奴はお互いの顔を見合わせるしかありませんでした。
『あの"扉"については私が調べる。多分...アレだとは思うけど...。
はっきり分かるまでは一家には内緒だ。
分かりしだい君に連絡する。
あっ!!それよりもう時間だよ!
あの一家は君の寝ぐらの近くにある"精霊の泉"の前に連れて行くね!後は頼んだよ。』
そう一方的に言うと奴も消えて行きました。
この家中に自分1人に。
ここに居ても不自然なので一度自分の寝ぐらに戻る事にしました。
ここを去る前にもう一度先程まで"扉"があった場所を見つめたが...やはりそこには壁しかなかったのです。
『あの気配は...まさか...。』
思いあたる節があるが今はそれどころではないのでその場を後にしました。
奴と分かれて寝ぐらに戻ぬた瞬間です。
感じ慣れない魔力が直ぐ近くからしました。
もしかしたらと思い、魔力を感じる方に気配を消しながら行くと奴が言った通りに"精霊の泉"の前にあの映像の一家の姿が。
(なんだ!あの人間共。なんて桁外れの魔力とスキルなんだ?あのヤロウ!何を考えてるんだ!やっぱり裏がありやがったか。)
たまたま覗いた彼らのステータス。
それは私が今まで見知っている異世界人達とは桁違いのものだったのです。
相手方がどのような反応を示すか分かりませんので、しばらく気配を隠して様子を伺うことにしました。
湖に突然連れて来られた両親と思しき大人の側にあの子供達の姿が見えたのですが...その姿は映像以上に素敵。
(確か...3歳と5歳とか言ってたような。)
目の前に映る彼女達は映像で見るより更に幼いものに感じました。
そして、彼女から感じる気配はどこか懐かしいモノが。
しばらく、一家の様子を見入っているとなぜか幼い彼女と目が合ったのです。
こちらの気配は完全に消していたはずなのに...。
(まずい!)
そう思いましたが...時はどうやら遅かったみたいです。
すでに私は彼女の視線から自力では目が離せなくなっていましたから。
イヤ...離したくなかったのが正解ですかね。
(これは、やられたなぁ~。)
この時私は彼女に"運命"と言うモノを感じるしかありませんでした。
そして私は彼女の目に吸い込まれる様にして一家の前に出向きました。
この出会いをきっかけに自分の人生が大きく変わる事などその時は思いもしなかったのですけど...今思えばそれも悪くはありません?
いや...予感は感じていたと思います。
しかし感じないフリをしたのかもしれませんね。
あの目には到底この私ですら逆らえなかったのですから。
とても綺麗で澄み切ったあの瞳からは...。
~おまけ~
因みに皆様に言っておきます。
私はあの出会いを後悔した事はございません。
奴の策略にハマった感がムカつきますが、あの出会いで帳消しに一応しておきます。
ですので今後とも私達を見守って頂けると幸いです。
またお会いしましょう。
なんとか、書けました(´∀`*)
コレを読んだあと、また、一章を読み直すのもオツかと思います^o^
また、第二章でお会いしましょう^o^
~ドラしゃん編 ③~
時間ギリギリまで2人で作業し何とか子供達の部屋を完成させた。
時々多少のトラブルあったが気にしない。
(羽根を根こそぎむしろうとしたら奴が途中で逃げたんだよな。時間がないってぇーのに!)
子供部屋の最終仕上げをしていたら奴が声をかけてきました。
『終わった?こっちは終わったよ』
奴は途中から逃げ他の部屋の改装に向かっていたのです。
子供部屋の扉をつけて全ての改装が終わりました。
この階から降りようとした時です。
ふと目の前の壁に見覚えのある"扉"が出てきたのです。
『おい!なんであの"扉"が?あれは...昔に消えたやつでは?』
私が奴に確認すると奴も驚いていました。
どうやらあの"扉"に関しては奴も知らなかった様です。
すると"扉"の前に無数の気配が。
その中には遠い昔に自分がなくした気配も混じっていたような...。あまりに弱いためはっきりと探ることができませんでした。
しばらく様子を伺っていると気配の中から声が。
【ここにあの子が来る。あの子は私達の希望。そして命。時が来るまで私達は彼女の側で眠る。あとは頼むぞ。】
そう一方的に言葉を言うと気配と"扉"は音もなく消えいきました。
私と奴はお互いの顔を見合わせるしかありませんでした。
『あの"扉"については私が調べる。多分...アレだとは思うけど...。
はっきり分かるまでは一家には内緒だ。
分かりしだい君に連絡する。
あっ!!それよりもう時間だよ!
あの一家は君の寝ぐらの近くにある"精霊の泉"の前に連れて行くね!後は頼んだよ。』
そう一方的に言うと奴も消えて行きました。
この家中に自分1人に。
ここに居ても不自然なので一度自分の寝ぐらに戻る事にしました。
ここを去る前にもう一度先程まで"扉"があった場所を見つめたが...やはりそこには壁しかなかったのです。
『あの気配は...まさか...。』
思いあたる節があるが今はそれどころではないのでその場を後にしました。
奴と分かれて寝ぐらに戻ぬた瞬間です。
感じ慣れない魔力が直ぐ近くからしました。
もしかしたらと思い、魔力を感じる方に気配を消しながら行くと奴が言った通りに"精霊の泉"の前にあの映像の一家の姿が。
(なんだ!あの人間共。なんて桁外れの魔力とスキルなんだ?あのヤロウ!何を考えてるんだ!やっぱり裏がありやがったか。)
たまたま覗いた彼らのステータス。
それは私が今まで見知っている異世界人達とは桁違いのものだったのです。
相手方がどのような反応を示すか分かりませんので、しばらく気配を隠して様子を伺うことにしました。
湖に突然連れて来られた両親と思しき大人の側にあの子供達の姿が見えたのですが...その姿は映像以上に素敵。
(確か...3歳と5歳とか言ってたような。)
目の前に映る彼女達は映像で見るより更に幼いものに感じました。
そして、彼女から感じる気配はどこか懐かしいモノが。
しばらく、一家の様子を見入っているとなぜか幼い彼女と目が合ったのです。
こちらの気配は完全に消していたはずなのに...。
(まずい!)
そう思いましたが...時はどうやら遅かったみたいです。
すでに私は彼女の視線から自力では目が離せなくなっていましたから。
イヤ...離したくなかったのが正解ですかね。
(これは、やられたなぁ~。)
この時私は彼女に"運命"と言うモノを感じるしかありませんでした。
そして私は彼女の目に吸い込まれる様にして一家の前に出向きました。
この出会いをきっかけに自分の人生が大きく変わる事などその時は思いもしなかったのですけど...今思えばそれも悪くはありません?
いや...予感は感じていたと思います。
しかし感じないフリをしたのかもしれませんね。
あの目には到底この私ですら逆らえなかったのですから。
とても綺麗で澄み切ったあの瞳からは...。
~おまけ~
因みに皆様に言っておきます。
私はあの出会いを後悔した事はございません。
奴の策略にハマった感がムカつきますが、あの出会いで帳消しに一応しておきます。
ですので今後とも私達を見守って頂けると幸いです。
またお会いしましょう。
なんとか、書けました(´∀`*)
コレを読んだあと、また、一章を読み直すのもオツかと思います^o^
また、第二章でお会いしましょう^o^
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