異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜

藤*鳳

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第四章 新しい国誕生!〜国の設立と同盟〜

4-13 変化と収穫

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 ドムじぃーちゃんの指示に従って、一度家に戻って休憩をとることにした私達。

その時、ドムじぃーちゃんからある話が上がった。

「残っているメンバーで、この家と菜園に花園館を移動させようとしたが、何かの守りが働いているのか、全く動かす事が出来なんだ。
 それと、花園館に関しては、中身は一部の人間しか知らんのだろう?ならお前さんの家の敷地内に移動させた方が安全かもなぁー。
下手に興味を持たれると後々面倒だしなぁ~。
 あと、カブさん達からのお願いなんだがよ。あの、菜園をもう少し数を増やして欲しいらしいわ。
 で、手入れとかも自分達もさせて欲しいとさ。
あー、あとなんだったかなぁー...そうそう畑だけでなく、田んぼも作って欲しいとの事だ。
動物達用と自分達様に、穀物が採取出来る様にしたいんだとよ。
なんか、無理な願いばかりで悪いが、頼んだ。」

そう言って、ドムじぃーちゃんは他の作業に戻っていった。

そこで、休憩しながらこの後どうするか私達で話し合うことに。

家と花園館に関してはドラしゃんが対応してくれることになった。

『ムキファーも今後、この家で過ごす機会が増えますし、【聖獣】達の過ごす場所も必要かと思ったましたので、改装兼ねて対応しておきます。
 畑と田んぼ?でしたか?あれに関しては、旦那様達にお任せしてもよろしいでしょうか?』

ドラしゃんの定案に異議はなかったようで、お父さん達は素直に頷いていた。

『あと、改装にあたって、何か追加とか変更がありましたら今のうちにお願いします。』

そう言うドラしゃんに、お母さんがある定案をする。

「ドラしゃん。お願いがあるの。今はリンもアキラも幼いから、同じ部屋でもいいけど...いつまでもそう言う訳にはいかないから、いざと言う時に部屋を分けれるような構造にして欲しいの。
 あと、キッチンにもう少し収納スペースを作って欲しいわ。
 あと、2階から1階が。1階から2階が見えるように、見晴らしがいい構造に変えて貰えます?
 住んでいる人数が増えると、死角が多いと何かと不便で...。
それに、いつでも皆の顔を見て過ごせる様にしておきたいの。あと、他にも...。」

お母さんのリクエストに、ドラしゃんは一瞬悩んだが、全て応じると返事をする。

『どこまでできるかは、わかりませんが...やれるだけの事はやって見ます。
 お嬢様達の部屋に関しては、任せて下さい。素晴らしいものにします!』

話もまとまり、簡単だが昼食も食べて次の作業に取り掛かる事にした。

ドラしゃんのみ家にそのまま残り、私達は裏の菜園へと向かった。


 菜園へ着くと、たわわに実った野菜や果実がお出迎えをしてくれた。

どうやって移動を...て言うか、どこに移動させようかと悩んでいると、ドムじぃーちゃんの姿が見えたので、確認をする事に。

「菜園は菜園で、田んぼは田んぼで、分けて設置した方がええだろうなぁ~。
 場所かぁー...。ならよ、お前さん達の家以外はあらかた、配置は変えてある。
カブさん達の家も、お前さん達の家寄りにしてあるし、ここならスペースが充分に空いてるから、ここならどうだ?」

そう言いながら、場所まで案内してくれた。

そこは、竈門を作った横から全てが空きスペースとなっていた場所だった。

しかも、前の場所より遥かに街の中の土地幅が広くなっているので、かなりのスペースが空いていたのだ。

「ここなら、竈門仕事しながらでもいけるだろうよ。
 ちなみにお前さん達の工房なんだがよ、"街"の方に、商業街の方へ移動させたんだが良かったか?モッケロンの工房もそっちへ移して、家のみこっちに残してあるんだ。
 その方が、他の連中も店を作りやすいかと思ってよ...無断でして悪かった。」

ドムじぃーちゃんの言葉に、お父さんとお母さんは"気にしないで"と言った。

「私達は、ここで生活が楽しくできたらいいから、大丈夫よ。
 それに、その方が仕事に行っている感があっていいわ。」

お母さんの言葉に、ドムじぃーちゃんはホッとした表情を浮かべる。

そして、"また何かあれば声をかけてくれ"と言って、その場を去っていった。

「そういや、工房あったんだな。」

「ええ。忘れてたわ...。」

なんとお父さん達は、ドムじぃーちゃんが言うまで、工房の事をすっかり忘れていたのだった。

「城作りが楽しくてすっかり忘れてたよ。」

「右に同じ。
この話はドムじぃーちゃんには、内緒よ。」

と、私とお兄ちゃんに念を押す両親。
私とお兄ちゃんは必死に頷く。


 気を取り直して、作業に移る事にした。
自分達だけでは、不安なので腕輪に声をかけると、また皆が出てきてくれた。

『話は聞いてましたわ。まず、ここの土地を菜園や農耕むきにかえましょう。』

ドライアドがそう言うと、ノーム、サクラちゃん、ミスト、ウンディーナが協力して土地を変えっていく。

一つは、今ある菜園と同じ感じの土質に。
もう一つは、田んぼにしやすい土質と場所に変えていく。
しかも、2つの場所は柵と水路で区切られていた。

水路の先には、ウンディーナが作ったため池があった。

子供や動物が誤って落ちたりしない様に、池の周りにはしっかりとした柵まで作られていた。

『水は、俺がここにいるから枯れることはない。常に鮮度のいい水が提供出来る様にしてあるぜ。』

『土質はそれぞれにあったものに変えてあるから、今からでも植えれる様になってるよ。
 菜園は、今あるのをそのまま持ってくるよ。それでも追加でつくれる様にしてあるよ。』

ウンディーナとノームが、お父さんとお母さんに説明する。

まさかここまでしてくれるとは思わず、困惑気味...。

ただただ出来上がった場所を見つめていると、先程まで家の裏にあった菜園が目の前に現れた。

『ヨシ!これで完成だな。』

『あと、植えたい種や苗があったら教えて。私は多分作れると思う。』

そう言いながら、サクラちゃんは私の手を握りながら微笑む。

私はお父さん達の方を見て、"どうする?"と尋ねると...お父さん達が答える前にお兄ちゃんが答えた。

「あのね、トウモロコシがもう少し欲しい。色んな色のヤツ。あと、この世界にしかない野菜や果物も食べたいから、それも欲しい。」

「なら、この子たちもたべれるような、木のみがほしい。」

【聖獣】達の主食にもなる木のみを自分達で作りたかったので、頼んでみた。

私とお兄ちゃんの意見は問題なく通った。

サクラちゃんとドライアドが協力して、次々とノームが作った器に、種や苗を入れていってくれた。

その光景を見ながらお父さんとお母さんは、ある事を思いついた。

「あのうー...それならアレもお願いしても良いですか?
 い草と麻と木綿、桑と漆もお願いしてもいいかしら?」

「私は、炭になりそうな木材の苗が欲しいです。あと、保存が聞く野菜や果物類もお願いします。」

お父さんとお母さんのお願いも、簡単に承諾してくれた。

苗と種を用意してくれている間に、お父さんとお母さんは田んぼの準備をする。
土を肥して、水を張る作業に取り掛かったのだ。

私とお兄ちゃんは、用意してくれた種と苗を分別して使いやすい様にする。

容器はノームとイフリートが用意してくれたので、その容器に、何の種、苗なのか名前を書き込んでいく。

用意が出来た容器に、全ての苗と種を移し替えていき、ふと家の方を見ると...?!

家がガラリと変わっていた。
以前住んでいた家は、外観はこの世界で違和感ないような仕様にしていのだが...??あれれ??

我が家の外観は、"お城"に合わせて昔の和風の家風に変わっていたのだった。

しかも、武家屋敷風?って言うのか、シンプルだけど豪華な仕様になっていた。

中庭も、洋風から和風に変わっているし。
ありゃ~??

私とお兄ちゃん、【大聖霊】達が動かず止まっているので、不思議に思いお父さんとお母さんも私達が見ている方を見た。

「えーーー!!」

お父さんとお母さんは、思わず悲鳴を上げた。

お父さん達の悲鳴を聞いて、ドムじぃーちゃんとムキじぃーちゃんが駆け寄ってきた。

「どうしたんだ?」

「おっ?おい?!あの建物はなんだ?」

ドムじぃーちゃんとムキじぃーちゃんも、私達の家があった場所に建ている建物を見て驚く。

皆で固まっていると、家の方からドラしゃんが何事もなかった様な様子で出てきた。

そして、驚いて固まっている私達を不思議に見つめる。

『どうされたのですか?皆さん、大丈夫ですか?』

ドラしゃんの言葉に、皆で家の方を指さすと、あーと言って平然と教えてくれた。

『旦那様の御部屋の本を拝見させて頂きまして、参考にさせて頂きました。
 せっかく作って頂いた"お城"に合わせた方が良いかと思いまして、外観から全てやりかえて見ました。
 地下も手を加えています。花園館の方は地下へ移動させています。
陽の光とかの問題も対応済みですので、ご安心を。
 中も、外観に合わせたものに一部変更してあります。』

ドラしゃんの言葉に、誰も何も言えなかった。

私達の家がこうなると...。

「こりゃ~他の家も揃えんと如何だろうよ。まぁ~、ワシはこの家の方が良いからかまんがのう。」

ムキじぃーちゃんのその言葉に、ドムじぃーちゃんは"だよなぁー"と言って肩を落としたのだ。

「フレア。他の家も外観から変えるから、付き合えよ。」

ドムじぃーちゃんの言葉に、ドラしゃんは一瞬嫌そうな顔をしたが、自分が最初に変えたので渋々承諾した。

菜園と田んぼの準備がまだ終わってないので、私達は作業を続けた。

その間にドラしゃんは、ムキじぃーちゃんとドムじぃーちゃんに連れられて、他の家の改装へ。

私達は作業をしたいが...中々手が進まなかった。

「お兄ちゃん。おうち、よくかわるね。」

「そうだね。すごいね。」

「こんな事が、日本であったら父さんクビになってたかもなぁー...。」

「この世界で良かったわね...。」

私達家族の会話を聞いていた【大聖霊】と【聖獣】達は、何故私達がそんなに落ち込んでいるのか分からない様子だった。

別に落ち込んでいる訳ではない。
私とお兄ちゃんは、次々と変わっていく家に驚いているだけ。

お父さんとお母さんは、落ち込んでいると言うか、なんとも言えない感覚に襲われているだけだった。

作業の手はゆっくりとなったが、最後までやり遂げた。

菜園も広がり、田んぼも苗を植えるだけの状態に仕上がった。

 土仕事を終えて、お父さんとお母さんが汚れた手足を綺麗にしていると、カブさんとモアさんに、ホイさんとサイさんもやって来た。

どうやらドムじぃーちゃんから、私達が菜園などの農耕場を作成していると聞いて、様子を見に来たようだ。

私達の姿を見て声を掛けようとした時だった。
私達の前に広がる、先程完成した菜園と田んぼを見て、目を見開いて驚いて動きを止めてしまった。

そして、カブさん達の気配を感じた瞬間【大聖霊】達は、静かに腕輪に戻っていた。

なぜか、【大聖霊】達は必要以上に私達家族以外の人と、関わろうとしない。
まぁー別にいいんだけどね。

お父さんとお母さんは、固まって動かないカブさん達の側に行って声を掛けた。

「こんな感じでよかったでしょうか?
何か手直しした方がいいとこがあったら教えて下さい。」

「苗や種は一応用意してます。いつでも植えれる様になってますよ。」

お父さん達の声を聞いて、皆はいっせいにお父さん達の方を向いて、口をパクパクさせる。

まるで酸欠になった魚の様な感じで、私とお兄ちゃんは思わず笑ってしまった。

お父さんとお母さんは、苦笑いしながら皆に落ち着くよう促す。

「こっ、こっ、これは?」

カブさんが、なんとか言葉を振り絞った感じで、お父さんに話しかけた。

お父さんは、カブさんの背中をさすりながら、答える。

「あー、以前家の裏に作っていた、私の趣味の菜園をベースに大きくした物です。
こちっちが、稲や麦などの穀物を植えれる様にした、私達の世界では"田んぼ"と言われるものです。
 水を張った状態にしてあります。」

お父さんの言葉に、皆はますます驚く。

とりあえず、"皆でお茶でも"って言って、お母さんが木陰に誘った。

自分の鞄からコップと飲み物を人数分取り出して、カブさん達に振舞う。

私とお兄ちゃんは、体力が有り余ってるので、その間菜園の草抜きをする。

水分をとって一息ついて、落ち着きを取り戻したカブさん達とお父さんとお母さんは、話の続きをする。

「先程は失礼しました。いや~まさか、あそこまで素晴らしいものができているとは思わなくって...。」

「私らが以前していた畑とは比べ物にもならない程いいものですよ。
前の所は、土地は痩せこけていて石が多く、あんな綺麗に耕すことができなかったものでして...。」

そう話す、カブさんとホイさん。

「商売していても、小さい町や村ですから、自分達の食い扶持分はと言っては、それぞれこじんまりしたものですが、畑を持っていましたからね。
 でも、なかなかまともに育つ事はほとんどなかったんですよ。」

「ここにきて、あんな新鮮な野菜や果物を見て驚きましたわ。
こんな高級なものを食べで良いのかと...今でも躊躇しますのよ。」

サイさんとモアさんも、そう言って照れ笑いをする。

4人の話を聞いて、お父さんとお母さんは、彼らがこの街に来た時の状態を思い出していた。

魔物や野盗に襲撃を受けていたのもあってぼろぼろの状態だったが、彼らを診たルミばぁーちゃんが言っていた言葉が蘇ってきた。

「魔物や野盗に襲撃をされたと言っても、ここまで栄養失調になっているのはありえない。
 襲撃を受ける前から、まともな食事ができずにいたんだろうね。
せめて、子供や若い者にはって感じだろうね。
 そうでなかったら、そこまで無抵抗な状態にはならなかったはずだよ。
もっと生き延びれた人は多かったはずだね。」

そう言って、辛そうな表情をしていたルミばぁーちゃんの姿が脳裏によぎった。

そうか。だからか...。
彼らに野菜や果物を渡す度に必要以上に感謝されるのが、ずっと謎だった。

今回話を聞いてやっと納得がいったのだった。

「私達家族だけでは、管理しきれないので、皆さんでこの畑と田んぼを使って沢山の物を育てていきましょうよ。」

「人手が多いにこしたことはないし、これからここに人が増えるなら、収穫した物を売りにも出して、収入源にしていくのもいいしね。」

お父さんとお母さんは笑顔で彼らに声をかけた。

お父さん達の言葉に、皆は驚いていた。

「いや、しかし...」

カブさんが何か言おうとした時、お父さんはそっとカブさんの手を握った。

「これからも皆さんには、助けて貰わないと困りますので、栄養あるものをしっかり食べて長い生きして下さい。
 こんな事を言ったら失礼ですが、私達はもう頼れる両親がいません。あの子達の祖父母になる人がいないのです。
こっちの勝手な言い分となりますが、もう皆さんは私達の両親、祖父母と思って過ごしています。
 ですから...必要以上に恐縮されると困ります。」

「子の助けをするのが親の役割である様に、親の助けをするのも子の役割ですわ。だから、ね。」

お父さんとお母さんのその言葉に、4人の目から静かに涙がこぼれていた。

悲しみの涙ではなく、嬉しい泣の様だ。

カブさんはお父さんをそっと抱きしめて、小さな声で"ありがとう"と呟いたのだった。


 そんな光景をよそに、私とお兄ちゃんはひたすら畑で草抜きをしていた。

【聖獣】達も一緒に手伝ってくれているから、楽しく草抜きをしていた。

抜いた草は、動物達の食料になるので捨てずに、1箇所に集める。

私とお兄ちゃんが抜いたものを、【聖獣】達が運んで集めるといった、手分け作業でしていたので楽しい。

しかも、草にも色んな種類があり、黄色い葉っぱから変な形をした葉っぱまで、種類が豊富なので抜くたびに確認しあった。

「お兄ちゃん、このはっぱなんだろう?」

私の足元に見た事のない草が生えていた。
一枚の葉っぱから次々と葉っぱが生えていて、なんとも言えない臭いがするのだ。

私は自分の鼻を手でつまみながら、お兄ちゃんに声をかけた。

反対側で草抜きをしていたお兄ちゃんが、私の声を聞きつけてやってきた。

お兄ちゃんも思わず鼻をつまんだのだ。

「なに?この変な臭い。」

お兄ちゃんが、鼻をつまみながらも私と一緒に臭いの元を見つめた。

「これなに?」

「知らないよ。見たことない。触らない方がいいよ?」

しかし、雑草が多いとお野菜に行き渡るはずの栄養をとっていくから除けないといけないよって、前お父さんに言われたので、抜きたかった...。

が、怖くて抜けないのだ。

どうしようかと迷っていると、フウちゃんが魔法で、変な草を抜いてくれた。

「これは、見た目は変ですが、乾燥させて他の草と一緒に家畜に与えると、乳の出が良くなる珍しい草ですのう。
 家畜を飼っている人間はこぞって欲しがる物ですのう。
しかし、滅多に生えないのでとても貴重なんですのう。」


フウちゃんの言葉に、私とお兄ちゃんはえっ?となった。

こんな変な臭いがするのに?

フウちゃんは、私達の反応が面白かったのか笑いながらその草を運んで行った。

フウちゃんがクサを持って行ってくれたので、臭いはなくなった。

良かったと思い、鼻をつまんでいた手をのけると、先程草が生えていた場所からいい臭いがして来たのだ。

そして、よく見ると2つの光ものが...。

どうやらそれはお兄ちゃんにも見える様で、2人でそれを1個ずつ拾ってみることにした。

お兄ちゃんは、青色のを。
私は、オレンジ色のを拾った。

私達は拾ったものを掌に乗せた時だった。

『おや?主人流石だね。それは、とても珍しいものだよ。』

急に背後からオリジンの声がしたのだ。
しかも、姿は見えないし...。

『それは、"土の涙"と言ってとても品質の良い土壌でないと造られない、鉱石の一種だよ。
 しかも、めったとできないものだから、その一粒でこの世界にある土地全てが買えるぐらいの値打ちがあるよ。
 やるね。その歳で一気にお金持ちだよ。大事にしておくのもいいし、売っても良いんじゃないかい?
でも、この世界でその鉱石を買えるほどの財を持っている人が居ればの話だけどね...。』

そう言うだけ言うと、気配を消して何処かに行った。

私とお兄ちゃんはキョトンとするしかなかった。

とりあえず...見つかると大変??
と思い、お兄ちゃんは自分の魔法鞄の中へ。

私はフウちゃんに預ける事にした。

「野菜や果物以外もとれるんだね。」

そう呟くお兄ちゃんの言葉に、私は頷いた。

そんな私達を【聖獣】達は不思議そうに眺めていた。









リン:
とんでもないもの収穫したよね?

アキラ:
うん。

リン:
どうする?

アキラ:
どうしよう...~_~;

リン:
お父さん達に言う?

アキラ:
...~_~;

リン:
ドラしゃんは?

アキラ:
!!それだ!
ドラしゃんに相談しよう!

リン:
わかった!
呼んでくるね!

アキラ:
次回、この問題は解決するのか?
それとも新たな問題が?!










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