異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜

藤*鳳

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第五章〜私達兄妹は冒険者になります〜

5-0 アキラとリンの冒険者登録の前に妨害?!

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 長い長い幼少期を終えて、やっとこの世界で一人前に行動を許してもらえる10歳を無事に迎える事ができた。

幼少期は幼少期で楽しかったし、もっと満喫しておきたいともおもった。
皆に護られて、安心してのびのびと過ごせたしね。
(本当にのびのびやり過ぎて、いつメンが過労死しかけたしね)

日々見るもの全てが新鮮な上に、大きく偉大に見えていた。

それは景色や物だけでなく、私達を取り巻く全ての人にもそれは該当した。

まず私達の両親だ。
元々魔法や魔物なんかと無縁の世界で過ごしていた普通のサラリーマンと専業主婦だった両親。

突然異世界に連れてこられて大変だったと思う。
しかし、幼い私やお兄ちゃんを護り育てないといけないため泣き言や弱音をはかず、それどころかいつ見ても笑顔で楽しそうに過ごしていた。

だから私もお兄ちゃんも安心して毎日を過ごせていた。

あと、いつも側で見守ってくれたドラしゃんの存在が私達家族には大きいし、なくてはならない存在だ。

世界最強にて最古の生き物、ドラゴン。
しかし、ドラゴンにしては畏怖を感じさせない優しい人。
いつも私やお兄ちゃんを優しく抱きしめてくれる。

そして冒険者をしていたムキじぃーちゃんにドムじぃーちゃん。
本人達は引退していると言っているが、時々依頼を受けているのは知っていた。

逞しく憧れの存在だ。

彼ら以外にもギルドマスターをしているルミばぁーちゃんとロドじぃーちゃん。
エルフの長のラミィお兄ちゃんに街一番の商人のモッケしゃん。

肩書きだけだと、おいそれと近寄れない人達なのだけど、そんな感じも見せず本当に私達家族に寄り添ってくれた人達。

私達にとってはもう大事な家族の一員となっている。

そんな尊敬できる人達に囲まれて育った私とお兄ちゃん。

もちろんこの街にもムキじぃーちゃんみたいな冒険者と呼ばれる人達は多くいる。

皆かっこよくて、幼い頃から私とお兄ちゃんはずっと冒険者になる事を夢見ていた。

本来この世界では、冒険者登録ができるのは5歳からなんだけど....過保護な保護者が多い私はなかなか登録させてもらえなかった。

お兄ちゃんはって??お兄ちゃんは、この街に性格矯正に来ていた王子達と一緒にひと足先に冒険者登録してるんだよ!!
ずるくない?!!でも、男の子だからってドラしゃんも許可したんだって!

でも、私も負けじとお願いしたの。
そして、ある時ドラしゃんと約束したの!

「お兄ちゃんばかりずるい!!私もぼうけんしゃしたい!!私だって、まほうつかえるの!!」

『分かりました。そうですね、2人が冒険者として旅に出れる年頃になったら考えましょう。
それまでは、私の側で護られていて下さいね。』

冒険者として旅に出られる年頃=10歳!!私はそう解釈した。

だって、他の街の女の子達も大体6~10歳までには冒険者登録して、男の子達と一緒に街の外に出て冒険してることを私はちゃんと調べていたのだ。

だから今日の今日までずっと我慢してきた。

両親やムキじぃーちゃん達から冒険者についての話を聞きながら夢をふくらませてきたのだ。

そして、やっと念願の10歳を迎える事ができて、これでようやく待ちに待った"冒険者登録"ができる!!

そう胸を弾ませていたのがほんの数時間前のできごと...。
しかし...。

「はぁー。」

あんなに胸を弾ませていたのが嘘のよう。ずっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっとこんな感じで溜息しか出ない状況になった。

本来なら、待ちに待った冒険者登録をして冒険に出るはずなんですよ!!

パーティー組んだりして、ギルドからの依頼を受けてね...。

最初こそは、育った街周辺で冒険して、薬草採取や低級魔物の討伐なんかしてね、経験値を積んでね...ある程度したら、街の外に出て...みたいな事を考えてましたよ。

やってみたかったですよ!!
でもね。現実は、そう甘くなかった...。
まぁ~ある程度の予測はしていたよ。
予測はね...。
でも...ここまでのはさすがに予測外ですよ...。

なぜなら"冒険者登録"するまでの道のりが、かなり険しかったからだ!!

何せ私の周りには、超が付くほどの過保護な保護者がいる。
それに関しては文句はない!!

文句はないのだが...冒険者登録という簡単な作業のはずが、なぜか大騒動に発展してしまったの...。

それも同盟国をも巻き込む程にですよ?!意味わからなくない??

私がどこぞの国のお姫様とかならわからなくもないのよ!
私はお姫様でもなくて、普通の女の子なのよ!!
それなのに...。

いくつになっても、過保護な保護者の筆頭でもある、世界最強のドラゴンにて我が家の執事をしてくれている"ドラしゃん"がやらかしてくれたんです!!

この人がなによりも私にとっては勝てない相手で、冒険者をするにあたって大きな壁となる存在。
この人からの許可を得ないと、街からと言うより家からも出れないの。

小さい時は何とかなっていたが、大きくなるに連れてドラしゃんの過保護ぷりは...それはそれは...酷くなっていったんです。

実の親ですら引くぐらいに...。

街1番、いや国1番??いやいや、世界1番の過保護ぷりですよ!!!

実の親は、ドラしゃんが常に側に居るので安心しきってるので、そこまで過保護ではない。

過保護というより、普通に親の役割をしている感じかなぁ??
てか、親以上に過保護なものだから、親の方が案外ズボラになってきているのが、正解かも...。

信頼ある大好きなドラしゃんだが...。
この過保護には...。

私が誰かの手によって傷を作れば、傷つけた相手を必ず見つけ出して...。
私が石に躓いて転べば、翌日には石は全くなくなっているし。

私が欲しいと言えば、国王達を顎でこき使って見つけだすから両親が慌てて止めに入ることなんて今までたくさんあったなぁー。
(あの時はドラしゃんと一緒にお母さんに怒られてふたりで仲良く正座してた記憶が...。ヒッ!!)

まだした事がないが、私が同盟国を滅ぼしてと言えば、ドラしゃんは躊躇なく滅ぼすだろうね。
それぐらい過保護なのだ。

ドラしゃんには実の娘がいるのよ!
なのに、実の娘より私の方がかなり過保護に育てられているってどういうこと??たまにそう考える私はおかしいのかな??

そんな彼から許可をもらわず冒険に出たら...考えるだけでもゾッとするので、こうして今皆を巻き込んで会議を行っている。

しかし、この会議室に居る人誰一人として、たった一人の人物には勝てない。

だから無茶振りもいいところの勝負を仕掛けることにした。

 この世界では、ある一定の年齢が来たら街のギルドで"冒険者登録"をする事ができる。

冒険者登録をしたからと言って冒険に出なくてもいい。

冒険者登録をする際に発行される、"ギルドガード"を目当てで登録する人が多いからだ。

"ギルドカード"と言うのは、この世界での身分証明書みたいなもで、ギルドカードには、名前、性別、年齢、生年月日と言った基本情報はもちろんのこと、出身地、種族、属性、健康状態(現在、過去も)、依頼状況、ランク、入出国出情報なんかも登録される素晴らしい代物なの。

他にも細かく登録されるのだが、とにかく優れたカードなのだ。

初期の発行手数料は無料。
ただし、紛失したら小金貨1枚が必要となる。
もちろん、紛失したカードは新しいのが発行されたら、強制的に消失する仕組みになっているんだって。
(悪用防止の対策の一つってルミばぁーちゃんが教えてくれたっけ。)

ギルドカードの中身は、本人はもちろん
ギルドスタッフ、あとある一定の魔法が使える人なら見る事が出来るようになっている。

ちなみに、初期のギルドカードは白色だ。
ランクが昇級する度に、カードの色は変わる仕組みになっている。

白色は、ランクG.F。黄色は、ランクE。
緑色は、ランクD。青色は、ランクC。
赤色は、ランクB。銅色は、ランクA。
銀色は、ランクS。金色は、ランクSSを意味している。

ランクによって、それぞれそれなりの特典がある。

まず、冒険者としてこなせる依頼内容は異なり、得られる収入も異なるは当たり前。

ランクが高い程、高難度の依頼が多く収入も高いので、ランク昇格するたびに昇格試験内容が厳しくなるんだって。

あと、ランクによって他国への入出国の際にかかる手数料が免除になったり、半額になったりするんだって。

他国でもギルドカードは通用して、そこに登録されている情報は共有される仕組みになっているからだ。

あと、ギルドカードなんだけど、この世界では2種類あるをご存知ですか?
私知らなくて、冒険者登録について話を聞いた時に初めて知ったんだけど...冒険者のギルドカードと商業者のギルドカードの2種類あるんだって。

大体の人が、どちらか一つを持っていて、中には、両方持っている人もいるの。

商業者のギルドカードも、冒険者のギルドカードと同じでランクがあって、ランクとカードの色は、商業も冒険者両方とも同じなんだって。
ただ、デザインが異なるらしい。

冒険者のギルドカードは、剣のマークが入っていて、商業者のギルドカードは、コインのマークが入っているの?

ちなみに、偽装したギルドカードを使うと...人生即終了となる...らしい。
(まぁー、使用した内容と悪質さによるらしいんだけど、大半が人生さようなら~ってムキじぃーちゃんがいってたよ。)

ちなみに、この知識はムキじぃーちゃんとルミばぁーちゃんから教わったもの。

ムキじぃーちゃんは、この世界でも有数の冒険者で、ランクSランク以上。

ならSSなの?!っておもうでしょう?でも違うの。ムキじぃーちゃんのギルドカードを見せて貰ったら、Sって書かれてなの。
ムキじぃーちゃんに聞いたら、昇級試験受けるのが面倒臭いと言って、昇級試験受けてないんだって。

冒険者も商業者も、ランクを上げるのに昇級試験と言うものを受けないといけないんです。

その試験に受かって、初めて昇級する仕組みにごく最近なったの。

どういうこと??って思うでしょ?
以前までは、ある一定の依頼内容をこなせば、昇給してたんだって。

でも、そうするとズルをする人がいてね、ヒトの功績を横取りしたり賄賂を積んで昇給する人が増えて、自分の実力とは反したランクの依頼を受けて命を落とす人が多かったんだって。

それをお父さん達にルミばぁーちゃんとロドじぃーちゃんが愚痴をこぼしたら、試験を取り入れたら?という話になって、今の制度に変わったの。

おかげで命を落とす冒険者や商業者がグッと減ったんだって。

試験内容はランクごとに異なり、冒険者と商業者でも試験内容は異なるの。
ランクが高くなる事につれて、試験内容もより難しくなるんですって。

えっ?何でそんな話をしてるのかって?
それは...。

実は...。私...リンは、この度念願の10歳になる事ができたので、冒険者登録をしたいと思い、それに関する知識をちゃんと習得していたからです。

本来なら、この世界では平均5歳頃から保護者の同意または、後見人の同意があれば冒険者、商業者の登録ができるのが、この世界のルール。

が。
が、なんですよ!

過保護な保護者が、なにぶん多くてさせてもらえず今に至るんです。

ちなみに、私の住む街で適齢がきていて冒険者または商業者登録をしていないのは、私だけなんです。

それ以外の人は、皆してるんです!!
ずるいと思いませんか?!!!!

それも、これも、過保護な保護者達の妨害のせいなんです...。

私達兄弟と仲がいいアサくん兄妹なんかは、私達の街に避難して来て翌々日ぐらいには既に冒険者登録を済ませていたのに...。

まぁ~、その当時でアサくんたちは既に10歳を越えていたのもあったし、私達と出会う前から登録をしていたので、正確に言うと登録をしなおしをしただけなんですけどね。

それでも、冒険者登録をして日々生活をしながらもちゃんとお金を稼いでいるんだよ!!

しかも、その事を知ったのはごく最近。
なぜ知ったかって?
それはね。

私達兄妹の両親との会話がきっかけなんですよ。

私達の両親は、この世界に来てルミばぁーちゃんやロドじぃーちゃんと知り合って直ぐに、このギルドカードについて知識を習得したんだって。

まぁ~、そうでなくても以前住んでた世界にいた頃から、"オタク"知識の一つとして既に習得していたものなんですけどね。

それでも、世界によって登録の仕方やランクなんかが違うらしく、興味津々で2人から話を聞いたんだそうだ。

そして、私達が住んでいる街にギルドを造ったら、速攻で登録をしたんだって。

身分証明書としてもそうだが、私達を養うため収入を得ないといけなかったのが、1番大きかったようだ。

当時、私は3歳。お兄ちゃんは、5歳ぐらいだったはず。まだまだお金がかかる時期だからね、親としては必死だったはず。

その為、この世界の事を学びながらもきちんとギルドからの依頼をこなして収入を得ていたの。

それ以外にも、両親は各々で工房を持っている為、商品となる物をそれぞれ作成してそれを売って収入を得てもいたんだけどね。

だから、私達の両親は冒険者としても商業者としてもギルドカードを持っているの?

ちなみに、ランクはと言うと...。
お父さんは、冒険者ランクE。商業者ランクAだ。

お母さんも、冒険者ランクE。商業者ランクAだった。

冒険者の方は、殆ど依頼をこなしていないのと、昇級試験を受けていない為ランクE止まりだった。
なんとかギリギリ登録が消えない状況を保っているって感じらしい?

それに比べて商業者の方は、ランクA。
なぜなら、2人が創り出すものは全てこの世界にないものばかりだからだ。

デザインにしても、形にしても珍しいものばかりを作り出すため高値で取引されている。

その為、本来昇級試験を受けないといけないものなんだが...ギルド長権限とかでパスされているとか。
(えっ?!それって違反じゃないの?って聞いたら、両親の仕事内容のほとんどが試験内容と被ってるから問題ないらしい。)

気付けばランクAって...。

その話を食事どきに、両親と話をしていたらお兄ちゃんが羨ましそうに言うと...。

「えっ?アキラは確か冒険者登録はしてるよね?リンはまだ登録してなかったかしら?アサくん達なんかもう登録して仕事してるわよ?」

お母さんがポロッと言ったのが、ことの始まりだ。

しかも言った後には、あっ!!って顔をして気まずそうにしていたのを私は忘れてない!!

それを私達兄妹が聞き逃したり、見逃すはずはなかった。

すぐさま、私達のもう1人の保護者であるドラしゃんの元へ行き、私とお兄ちゃんは直談判したのだった。

「ドラしゃん!アサくん達も冒険者登録をしてるってどう言うことですか!!」

「私とお兄ちゃんも、冒険者登録したい!!」

家の外で、ムキじぃーちゃんと話をしていたドラしゃんを見つけて、すぐさま私とお兄ちゃんはそうドラしゃんに伝えたのだ。

最初はびっくりした様子だったドラしゃんだが、瞬時にことの経緯を悟りすぐさま元の澄ました顔に戻り、平然と却下を言い渡すのだった。

それには、側にいたムキじぃーちゃんも呆れ顔だった。

「フレア。いいじゃねぇーか。もう、アキラもリンも10歳来てんだからよ。アキラなんかもう少しで13歳になるんだぜ?リンに取らせてやってもいいだろう?」

そう言って、ドラしゃんに訴えかけるムキじぃーちゃん。

しかし、超が付くほどの過保護な保護者であるドラしゃんは聞く耳持たない状態だった。

『それが何か?お嬢様は"まだ早い"です。それに、別に冒険者登録しなくても特別に身分証明書となるものは、この私が作って差し上げますので問題ないです。アキラ様はもう既に登録しているので問題ないでしょう?』

そう言って、私とお兄ちゃん。
そして、ムキじぃーちゃんの訴えを却下するのだった。

"まだ早い"って...。
じゃーいつになったらいいの!!
思わずそう叫びそうになったのはいうまでもない。














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