199 / 219
第五章〜私達兄妹は冒険者になります〜
5-46 突然の来訪者は?!
しおりを挟む
警備隊員達と話しをしてから二日後に正式な雇用書類が完成した。
もちろんこれにはルミはぁーちゃんやカシムじぃーちゃんの協力があったからこそ短期間で対応できたのだ。
でもなんで二人が協力してくれたのかと言うと...実は、私達が宿泊期間を伸ばすとドラしゃんより連絡してもらったらその日の晩にルミばぁーちゃんとカシムじぃーちゃんが猛ダッシュで南側の街にやって来た。
他にも来たがる人達がいたみたいなんだけど、お父さんとお母さんの提案で"じゃんけん"をして勝った二人がやってきたのだとか...。
(なんか殴り合いのバトルに発展する所だったとか...。)
猛ダッシュでやって来た二人に私達が宿泊期間を伸ばした理由を話すと二人は速攻で協力してくれたのだった。
協力だけでなく、翌朝にはルミばぁーちゃんはギルドへ行き、ギルマスを捕まえて説教をしていた。
更に、そのままギルド職員全員を呼び集めて業務体制の見直しと新しい雇用形態についてそのまま話を進めたのだ。
「いったいなんだってこんな事になってんだい!!アンタらはわたしの元で何を学んできたんだい!!」
朝早くから冒険者ギルドと商業者ギルドでは、ルミばぁーちゃんの雷と共に怒号が飛び交っていた。
特に中央の街から南の街へと移住して来た者たちは雷の落ち方が酷かった...。
しかし彼らは凹むどころか、どことなく嬉しそうな表情をしていたの。
久しぶりのルミばぁーちゃんの雷を味わったからだろうか、顔を下に向けたまま口元だけ嬉しそうに歪んでいたのを私は見逃さなかったよ。
一通り説教をし終えたルミばぁーちゃんは改めて業務体制について指導出す。
「いいかい。アンタ達が中心となって引っ張ってやらないと他の連中は困るんだよ?!
不安があるなら必ず私らのところに連絡を入れな。中途半端な事をするからこんな事になるだよ。」
烈火の如く説教するルミばぁーちゃん。
中央の街から来ている人達は慣れたもんだが、初めてルミばぁーちゃんを見る人はかなり怯えていた。
「はい。すみません。」
「アンタ達を送り出したのは、もうアンタ達ならやって行けると信じていたからなんだよ。分かってるかい?
私の持てる知識は全てアンタ達に教えてあるだからしゃんとしないと誰が引っ張っていくんだい!!」
ルミばぁーちゃんの言葉に嬉しそうに話を聞く人たちと怯える人たちに分かれていて、見ていていがいと面白かったのは内緒ね。
ギルド内に集められた職員達はちゃんとルミばぁーちゃんの話を聞いている。
「街を一から築くのは大変なのはよく分かってるよ。
それでもアンタ達なら大丈夫。私が今まで教えて来た子達の中でも一番覚えが良かったんだから。もっと自信持ちな。
いいね、次私が来た時に今回みたいな体たらくだったら容赦はしないよ!
今日からこの内容でやって行きな!慣れるまではキツイかもしれないけど、慣れたらコツを掴んで動きやすくなるから心配はしなさんな!いいかい?!!」
ルミばぁーちゃんは怒号を飛ばしながらも新しい勤務体制と契約内容についてそれぞれに書類を渡しながら細かく説明していく。
「はい!!」
ルミばぁーちゃんの話を聞きながら職員達は素直に返事をする。
ルミばぁーちゃんのおかげでギルドの方はたった一日で新体制が整った。
ギルド職員全員は新たな勤務体制について書かれた書類を持って、早速行動に移す。
ルミばぁーちゃんは親切にも本日の出勤者用にも別に用紙を作ってあったみたいで、本日出勤となっている職員さん達はその紙を見ながら仕事に取り掛かっていた。
それ以外の職員の人達は書類をもってギルドから出て、各々家に戻って行く。
今回ルミばぁーちゃんが作成した書類には新体制の勤務体制の時間割り振り、休憩時間、休みの取り方について、賃金についてなど、皆が知りたいことが細かく書かれていたのだ。
いつの間に作ったのだろうと皆密かに疑問に感じていたけど、相手はルミばぁーちゃんだからどうにでもなるのだろう。
次に警備隊の方は、カシムじぃーちゃんがしっかり対応してくれた。
カシムじぃーちゃんもいつの間にか作った書類を持って警備隊宿舎へと向かう。
カシムじぃーちゃんと一緒に宿舎へ行くと隊長と副隊長は驚きのあまりに白目をむいて倒れてしまった。
倒れた二人を放置してその日来るはずの警備隊員を待つ事数分...?!!
そこには予想を遥かに超える人数がやって来たのだ。
現在警備隊で働いている人達から話を聞いた人達があれよあれよと話を広めておよそ千人以上の人が集まっていた。
中にはあの組織によって露店を運営していた店主の人達も混じっていた。
「あれ?隊長達は?」
前回の話し合いでいた隊員の一人が私に声をかけて来た。
「あははちょっとね。それにしてもすごい人数ね。どうやったの?」
話を逸らすために質問したら快く答えてくれた。
「イヤー飲み屋で話をしていたらいつの間にか話が他方に広がってな。
中には掛け持ちでもいいなら仕事をしたいって奴もいてよ。
仕事の体制が新しく変わるから話だけでも聞きに来いって言ったらこうなったわ。」
宿泊の前に集まった人数を見て私達は驚きながらもどうしようかと思ったら、奥て控えていたカシムじぃーちゃんが皆の前に現れて話をしだした。
「おはよう諸君。集まって頂き光栄だな。この街の警備隊隊長と副隊長は用事を言いつけてあって今不在なんだわ。
代わりにワシから話をするぞ!」
突然現れたカシムじぃーちゃんに驚く人達。それもそう。
この世界でカシムじぃーちゃんの事を知らない人はいないから。
元国王直属の近衛隊隊長をしていたのだから...。
「えっ!!カシム隊長じゃない!!」
「えっ!嘘だろう!!」
「伝説の!!」
なんやらざわざわとなる空気。
どうしようと思っていると...。
「静かに!お前達は今日何をしに来たんだ!」
カシムじぃーちゃんの言葉にざわついて人達は一気に静かになり姿勢を正す。
「ヨシ!では、話をするぞ。この街の警備隊として現在も働いて依頼ている者、これから働こうと思うものがこの場にいるのだろう?
なら、お前達に伝える。警備隊と言うものは決して楽なものではない。
常に死と隣り合わせと思って行動しろ!」
カシムじぃーちゃんの言葉に少しざわつきが再度起こった。
今度のざわつきは不安によるものだ。
それでもカシムじぃーちゃんは言葉を続ける。
「警備隊と言うものは街の治安を護りながらそこに住まうもの生活や命を護者だ。その為、常に武器を所持して対応に当たっているのではないのか?
あと、誰よりも多く不審人物や魔物と向き合う事が多い仕事でもある。
街や人を護りながらも自分の身も護らないといけない。
その為厳しい訓練もある。まぁ~最近それも疎かになっているようだが...。」
そう言ってカシムじぃーちゃんは目を細めて現在警備隊として働く人達を見つめると、彼らは一気に顔色が悪くなっていく。
そう言えば私達の街の警備隊の人達は男女共にそれなりに筋肉隆々だ。
何よりラフそうに見えて常に気配を研ぎ澄ませているのだが...この街の警備隊はそれがない...。
隊長と副隊長、そして一部の警備(中央の街から移動して来た者)を除いては不安になるレベルだった。
「危険と隣り合わせの仕事だからこそ賃金が高いのだ。楽して儲けようと思ってここにいるなら今すぐ帰れ!!!」
カシムじぃーちゃんの言葉にビビった数人は何回か転けながらもその場から離れていった。
それでも残っている人数は...おや?意外に多かった。
「ほーう。意外に骨のある奴が多いのだな。ヨシ!ここに居る連中はそれなりに覚悟のある奴と見込んだ!
正式に警備隊として迎え入れよう!!」
どうやらカシムじぃーちゃんはあえて脅す事によって警備隊としてむいていない奴を篩にかけたようだった。
残った人数およそ千人近く。
残った人達に警備隊の勤務体制や賃金等についてカシムじぃーちゃん自らが詳しく説明していった。
リン:
ルミばぁーちゃん、カシムじぃーちゃん!お久しぶり!
ルミばぁーちゃん:
リン!元気にしてたかい?
しっかり食べてるかい?
カシムじぃーちゃん:
リンちゃ~ん!元気だっか?!
じぃーちゃんの顔を忘れてないかい?
リン:
忘れるわけないよ!
しっかりご飯食べてるよ!
アキラ:
二人とも久しぶりです!
お仕事大丈夫なんですか??
ルミばぁーちゃん:
アキラ!お前も元気そうだね!
仕事なんかロドムカ一人でも問題ないよ!
それよりかお前さん達に会えない事の方が問題だよ!
カシムじぃーちゃん:
そうだぞ!
アキラも元気そうでよかったわ!
もちろんこれにはルミはぁーちゃんやカシムじぃーちゃんの協力があったからこそ短期間で対応できたのだ。
でもなんで二人が協力してくれたのかと言うと...実は、私達が宿泊期間を伸ばすとドラしゃんより連絡してもらったらその日の晩にルミばぁーちゃんとカシムじぃーちゃんが猛ダッシュで南側の街にやって来た。
他にも来たがる人達がいたみたいなんだけど、お父さんとお母さんの提案で"じゃんけん"をして勝った二人がやってきたのだとか...。
(なんか殴り合いのバトルに発展する所だったとか...。)
猛ダッシュでやって来た二人に私達が宿泊期間を伸ばした理由を話すと二人は速攻で協力してくれたのだった。
協力だけでなく、翌朝にはルミばぁーちゃんはギルドへ行き、ギルマスを捕まえて説教をしていた。
更に、そのままギルド職員全員を呼び集めて業務体制の見直しと新しい雇用形態についてそのまま話を進めたのだ。
「いったいなんだってこんな事になってんだい!!アンタらはわたしの元で何を学んできたんだい!!」
朝早くから冒険者ギルドと商業者ギルドでは、ルミばぁーちゃんの雷と共に怒号が飛び交っていた。
特に中央の街から南の街へと移住して来た者たちは雷の落ち方が酷かった...。
しかし彼らは凹むどころか、どことなく嬉しそうな表情をしていたの。
久しぶりのルミばぁーちゃんの雷を味わったからだろうか、顔を下に向けたまま口元だけ嬉しそうに歪んでいたのを私は見逃さなかったよ。
一通り説教をし終えたルミばぁーちゃんは改めて業務体制について指導出す。
「いいかい。アンタ達が中心となって引っ張ってやらないと他の連中は困るんだよ?!
不安があるなら必ず私らのところに連絡を入れな。中途半端な事をするからこんな事になるだよ。」
烈火の如く説教するルミばぁーちゃん。
中央の街から来ている人達は慣れたもんだが、初めてルミばぁーちゃんを見る人はかなり怯えていた。
「はい。すみません。」
「アンタ達を送り出したのは、もうアンタ達ならやって行けると信じていたからなんだよ。分かってるかい?
私の持てる知識は全てアンタ達に教えてあるだからしゃんとしないと誰が引っ張っていくんだい!!」
ルミばぁーちゃんの言葉に嬉しそうに話を聞く人たちと怯える人たちに分かれていて、見ていていがいと面白かったのは内緒ね。
ギルド内に集められた職員達はちゃんとルミばぁーちゃんの話を聞いている。
「街を一から築くのは大変なのはよく分かってるよ。
それでもアンタ達なら大丈夫。私が今まで教えて来た子達の中でも一番覚えが良かったんだから。もっと自信持ちな。
いいね、次私が来た時に今回みたいな体たらくだったら容赦はしないよ!
今日からこの内容でやって行きな!慣れるまではキツイかもしれないけど、慣れたらコツを掴んで動きやすくなるから心配はしなさんな!いいかい?!!」
ルミばぁーちゃんは怒号を飛ばしながらも新しい勤務体制と契約内容についてそれぞれに書類を渡しながら細かく説明していく。
「はい!!」
ルミばぁーちゃんの話を聞きながら職員達は素直に返事をする。
ルミばぁーちゃんのおかげでギルドの方はたった一日で新体制が整った。
ギルド職員全員は新たな勤務体制について書かれた書類を持って、早速行動に移す。
ルミばぁーちゃんは親切にも本日の出勤者用にも別に用紙を作ってあったみたいで、本日出勤となっている職員さん達はその紙を見ながら仕事に取り掛かっていた。
それ以外の職員の人達は書類をもってギルドから出て、各々家に戻って行く。
今回ルミばぁーちゃんが作成した書類には新体制の勤務体制の時間割り振り、休憩時間、休みの取り方について、賃金についてなど、皆が知りたいことが細かく書かれていたのだ。
いつの間に作ったのだろうと皆密かに疑問に感じていたけど、相手はルミばぁーちゃんだからどうにでもなるのだろう。
次に警備隊の方は、カシムじぃーちゃんがしっかり対応してくれた。
カシムじぃーちゃんもいつの間にか作った書類を持って警備隊宿舎へと向かう。
カシムじぃーちゃんと一緒に宿舎へ行くと隊長と副隊長は驚きのあまりに白目をむいて倒れてしまった。
倒れた二人を放置してその日来るはずの警備隊員を待つ事数分...?!!
そこには予想を遥かに超える人数がやって来たのだ。
現在警備隊で働いている人達から話を聞いた人達があれよあれよと話を広めておよそ千人以上の人が集まっていた。
中にはあの組織によって露店を運営していた店主の人達も混じっていた。
「あれ?隊長達は?」
前回の話し合いでいた隊員の一人が私に声をかけて来た。
「あははちょっとね。それにしてもすごい人数ね。どうやったの?」
話を逸らすために質問したら快く答えてくれた。
「イヤー飲み屋で話をしていたらいつの間にか話が他方に広がってな。
中には掛け持ちでもいいなら仕事をしたいって奴もいてよ。
仕事の体制が新しく変わるから話だけでも聞きに来いって言ったらこうなったわ。」
宿泊の前に集まった人数を見て私達は驚きながらもどうしようかと思ったら、奥て控えていたカシムじぃーちゃんが皆の前に現れて話をしだした。
「おはよう諸君。集まって頂き光栄だな。この街の警備隊隊長と副隊長は用事を言いつけてあって今不在なんだわ。
代わりにワシから話をするぞ!」
突然現れたカシムじぃーちゃんに驚く人達。それもそう。
この世界でカシムじぃーちゃんの事を知らない人はいないから。
元国王直属の近衛隊隊長をしていたのだから...。
「えっ!!カシム隊長じゃない!!」
「えっ!嘘だろう!!」
「伝説の!!」
なんやらざわざわとなる空気。
どうしようと思っていると...。
「静かに!お前達は今日何をしに来たんだ!」
カシムじぃーちゃんの言葉にざわついて人達は一気に静かになり姿勢を正す。
「ヨシ!では、話をするぞ。この街の警備隊として現在も働いて依頼ている者、これから働こうと思うものがこの場にいるのだろう?
なら、お前達に伝える。警備隊と言うものは決して楽なものではない。
常に死と隣り合わせと思って行動しろ!」
カシムじぃーちゃんの言葉に少しざわつきが再度起こった。
今度のざわつきは不安によるものだ。
それでもカシムじぃーちゃんは言葉を続ける。
「警備隊と言うものは街の治安を護りながらそこに住まうもの生活や命を護者だ。その為、常に武器を所持して対応に当たっているのではないのか?
あと、誰よりも多く不審人物や魔物と向き合う事が多い仕事でもある。
街や人を護りながらも自分の身も護らないといけない。
その為厳しい訓練もある。まぁ~最近それも疎かになっているようだが...。」
そう言ってカシムじぃーちゃんは目を細めて現在警備隊として働く人達を見つめると、彼らは一気に顔色が悪くなっていく。
そう言えば私達の街の警備隊の人達は男女共にそれなりに筋肉隆々だ。
何よりラフそうに見えて常に気配を研ぎ澄ませているのだが...この街の警備隊はそれがない...。
隊長と副隊長、そして一部の警備(中央の街から移動して来た者)を除いては不安になるレベルだった。
「危険と隣り合わせの仕事だからこそ賃金が高いのだ。楽して儲けようと思ってここにいるなら今すぐ帰れ!!!」
カシムじぃーちゃんの言葉にビビった数人は何回か転けながらもその場から離れていった。
それでも残っている人数は...おや?意外に多かった。
「ほーう。意外に骨のある奴が多いのだな。ヨシ!ここに居る連中はそれなりに覚悟のある奴と見込んだ!
正式に警備隊として迎え入れよう!!」
どうやらカシムじぃーちゃんはあえて脅す事によって警備隊としてむいていない奴を篩にかけたようだった。
残った人数およそ千人近く。
残った人達に警備隊の勤務体制や賃金等についてカシムじぃーちゃん自らが詳しく説明していった。
リン:
ルミばぁーちゃん、カシムじぃーちゃん!お久しぶり!
ルミばぁーちゃん:
リン!元気にしてたかい?
しっかり食べてるかい?
カシムじぃーちゃん:
リンちゃ~ん!元気だっか?!
じぃーちゃんの顔を忘れてないかい?
リン:
忘れるわけないよ!
しっかりご飯食べてるよ!
アキラ:
二人とも久しぶりです!
お仕事大丈夫なんですか??
ルミばぁーちゃん:
アキラ!お前も元気そうだね!
仕事なんかロドムカ一人でも問題ないよ!
それよりかお前さん達に会えない事の方が問題だよ!
カシムじぃーちゃん:
そうだぞ!
アキラも元気そうでよかったわ!
20
あなたにおすすめの小説
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました
mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。
なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。
不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇
感想、ご指摘もありがとうございます。
なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。
読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。
お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
酒好きおじさんの異世界酒造スローライフ
天野 恵
ファンタジー
酒井健一(51歳)は大の酒好きで、酒類マスターの称号を持ち世界各国を飛び回っていたほどの実力だった。
ある日、深酒して帰宅途中に事故に遭い、気がついたら異世界に転生していた。転移した際に一つの“スキル”を授かった。
そのスキルというのは【酒聖(しゅせい)】という名のスキル。
よくわからないスキルのせいで見捨てられてしまう。
そんな時、修道院シスターのアリアと出会う。
こうして、2人は異世界で仲間と出会い、お酒作りや飲み歩きスローライフが始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる