証なるもの

笹目いく子

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 紀堂と杉本は、供侍を数名だけつけてひっそりと上屋敷を出た。目立たぬように駕篭は使わず、菅笠を目深に被り、杉本も下級武士の身なりに変装していた。
 半時ほどの道程が、果てしなく遠く思われてならなかった。江戸城の西側に広がる市谷、牛込の、起伏に富んだ武家地と寺社地を上り下りして過ぎる内に、台地の間に広がる田園地帯に出た。高田馬場がある戸塚村である。ここを北上して行けば、やがて神田上水沿いに位置する源兵衛村に至る。
 神田川は、上流の井の頭から大洗堰までを神田上水、大洗堰のある関口から飯田橋までを江戸川、飯田橋から大川までを神田川と称し、神田川は江戸城を取り囲む外濠の一部を形成している。源兵衛村は、その大洗堰を少し遡った右岸にあった。
 そして飯田堀家が所有する楽其楽園らくきらくえんは、江戸より一里半ほど神田川を遡り、高田馬場と神田上水に挟まれた、この源兵衛村の中に位置しているのだった。
 文政十年、堀大和守は村内にあった水野山城守の抱屋敷六千坪を譲り受けた。そして、続く数年の間に隣接する土地も買い足し、神田上水沿いの渓谷を望む『楽其楽園』と称する美しい庭園を造り上げた。

 まさか、広衛がそこに隠されていたとは。

 林道を進む供侍と杉本の背中に木漏れ日が踊っている。残暑の厳しい日だったが、降るような蝉しぐれを浴びながら、紀堂は暑さも感じずに足を進めた。
 楽其楽園への藤五郎の同行は許されず、西丸下の上屋敷で別れてきた。
 広衛がそこに匿われていると告げると、藤五郎はさすがに息を飲み、きらりと目を光らせた。けれどもそこは沈着冷静な男のことで、

「……旦那様、くれぐれも道中お気をつけになって下さい。薩摩の隠密衆がいつ現れるかわかりません」

 と念を押した。

「わかっている。堀家のご家臣がおられるし、心配はいらん」

 あくまでも慎重な大番頭の言葉に、紀堂もつい舞い上がりそうになる自分を戒めた。 
 だが、痛いほどに高鳴る心ノ臓をなだめるのは難しかった。
 林を抜けると、田園と丘陵、それを貫く神田上水の景勝を戸塚台地の上から一望することができた。だが、白くきらめく川と鄙びた田園風景、そして目白、落合台地を遠景とした麗しい景色も、紀堂の目にはろくに入っていなかった。
 濃い緑に彩られた丘陵の奥に、高い白壁に囲まれた広大な屋敷が見えてくる。
 楽其楽園に、違いなかった。  

 表門の潜戸を入り、御殿の式台玄関に上がった。本物の山を移したのかと見紛うような、緑なすいくつもの小山と、遠浅の海に見立てた池を見渡す書院へと通され、よく冷えた茶で喉を潤していると、襖が開いて男が一人、廊下に平伏しているのが見えた。見覚えのあるその姿に、紀堂はすっと目を細くした。

「お前は……」
「奥田にございます。過日のご無礼は、何卒ご容赦を願いたく」

 羽織袴をまとった奥田玄蕃げんばが、落ち着き払った声で言った。

「その方、このお方が千川広彬様でおられることを、我らには隠しておったな。勝手な真似をしおって」

 向かいに座していた杉本が苦々しげに言うと、玄蕃は畳に額を圧しつけた。

「誠に申し訳ございませぬ。真にご子息でおられるのか確信がなく、まずは直接お目にかかり、確かめようと愚慮致しましてございます」

 殊勝にそう述べる男を、紀堂は探るように見下ろした。やはり、水野家や堀家には知らせずに、単独で紀堂を確保しようとしたのか。千川家に落胤があるという重大事を、千川に味方している両家に隠していたというのは妙だ。何を考えているのかと、得体の知れなさが募るばかりだった。

「……話は後じゃ。このお方を若殿様の元へお連れ申し上げよ」

 水野家と堀家が庇護を与えているとはいえ、元薩摩の隠密衆である玄蕃らに対し、警戒とも畏怖ともつかぬものを抱いているのか、杉本もどこか強く出られぬ様子があった。 
 無言で顔を上げた玄蕃がすうっと立ち上がる。滑らかな動作で踵を返すのを見て、紀堂も杉本と共に立ち上がった。
 広縁の一角から履物を履いて庭に降り、海を模した広い池を右手に見て御殿にそって進む。池からは小川が流れだし、ゆるやかな勾配を利用して庭を下り、やがて苔むした巨石を伝わせて白糸のような滝が作ってあった。
 この庭園は大儒と称される儒学者林述斎によって設計され、五十六勝の景物を備えているのだという。三つの丘の間には七つの御殿が点在し、庭園に湧く湧水をひいて池や小川をつくる回遊式庭園が広がっている。澄んだ水を湛えた滝壺には、美麗な錦鯉ではなく川魚が放ってあって、野趣溢れる趣向が見て取れる。さらさらと音を立てる滝の音を聞いていると、すうっと汗が引くように思われた。浅緑も美しい猛宗竹の森閑とした林を抜けたところで、紀堂ははっと身を固めた。
 自然を模した静穏極まる庭園の中に、突如として竹矢来たけやらいの物々しい柵が現れた。
 太い竹でがっちりと頑丈に組まれた、まだ新しい長大な柵は、屋敷の一角をぐるりと四角く囲い込んでいる。囲いの内側と外側には白い砂利を敷き詰めた白洲が広がり、ぎらつく陽光の下で目を灼くほど白く輝いて見える。竹矢来の内と外には一定の間隔を置いてたすき掛けをした番士が立ち、槍を携え周囲に目を光らせていた。
 自分の背丈よりも高い竹矢来の前に凝然と佇み、上部に突き出す竹槍のような先端を見上げると、すうっと腹の底が冷えた。
 ここであることは、言われなくともわかった。
 閉じ込めているのではなく守っているのだと頭では理解しても、広衛の置かれた状況を目の当たりにすると、耳を殴られたような衝撃で体が痺れた。
 こんなところに、二月あまりも押し込められているというのか。家族と家臣を殺され、十六の少年が、たった一人で。いつになったら解放されるのか、いったいそんな日が来るのかもわからぬまま……
 刺すような蝉声ばかりが虚ろに響いていた。目の前に立ち塞がる禍々しい柵を見上げて呆然と立ち竦んでいると、

「大鳥屋、参れ」

 と玄蕃が低く促した。
 びくりとふるえながら我に返った。杉本や玄蕃ら隠密衆以外には、紀堂の素性は知らされていない。紀堂は自らを奮い立たせ、「はい」と玄蕃に向かって腰を屈めた。 
 矢来垣の一角には出入り口が切られてあり、これも太い竹を組んだ扉がはめられてあった。玄蕃が手慣れた様子で扉を封じていた縄を解き、扉を開放する。青空に向かって突き出す竹の先端から目を逸らし、紀堂はふるえる足を励まして戸をくぐった。
 玄蕃の背中を見ながら、屋敷の広縁に向かって進む。目の荒い砂利が、草履の下でばりばりと耳障りな音を立てた。侵入者の足音を聞き取れるよう、わざと音を立てる砂利を敷き詰めてあるのだ。やがて玄蕃が歩みを止め、障子を閉てた角部屋を目で指した。
 息苦しさを覚えながら、広縁の少し手前で膝を折った。熱く焼けた砂利の上に坐る不快感など感じる余裕もない。目の前の障子の奥にいる人の気配を感じ取ろうと、全身の神経がきりきりと張り詰めていた。

 本当に、いるのだろうか。

 今更ながらに恐れと不安が胸を掴み、すべての思考が痺れたように止まっていた。膝に置いた両手にじっとりと汗が滲む。額や肩が西日に晒され、焦げ付きそうに熱い。

「お成りである。控えよ」

 広縁のすぐ側に膝をついた玄蕃の声に、紀堂は熱い砂利に両手をついて平伏した。自分の浅く忙しい呼吸しか聞こえない。心ノ臓が喉元までせり上がっているかのように、激しく乱れていた。

「……面を上げよ」

 疲れの滲んだ、けれども聞き覚えのある澄んだ声に、目の前が白くなった。
 奥歯を噛み締めて視線を上げると、目の前の座敷の端に、少年が一人、こちらを向いて端座しているのが目に飛び込んできた。
 頭の中から、言葉が掻き消えた。
 小袖袴に身を包み、背筋を伸ばしてこちらを見下ろす年若い侍。幾度も千川邸で拝謁したその姿と、目の前の若侍の姿が重なった。
 熱湯を浴びせられたように、全身が燃えていた。
 こちらを不思議そうに見詰める、瞼の薄い黒目勝ちな目を、紀堂は瞬きも忘れて食い入るように身詰め返した。

「……そなた、たしか大鳥屋の……」

 霞がかっていた瞳の奥に、かすかな光が瞬いたように見えた。

「店主の紀堂であったな」

 金縛りが解けたように、紀堂はがばと平伏した。

「はい。仰せの通りにございます。お久しゅうございまする」

 かっと胸に熱が弾ける。声がふるえぬように、懸命に腹に力を込めた。

「若殿様のご無事のお姿を拝見し、まことに、まことに……喜びに堪えぬ思いでございます」

 なんと、痩せてしまったことか。最後に姿を目にしたのは、皐月の頃であったはずだ。御嘉祥祝いに藤五郎を伴って参上し、父と広衛に挨拶をした。昨年に元服したばかりの弟は、直太郎から広衛信親のぶちかと名を改めていた。前髪を落とした、まだ初々しさの残る白い顔を精一杯引き締めて、紀堂の挨拶を受ける姿が微笑ましかった。

「──紀堂。その方……」

 広衛の声がにわかに上ずった。
 白い頬に血が登る。

「その方、私の……」

 言いかけて口を噤む。
 兄を知っているのか、兄の居場所を教えてくれと、かつえた瞳が訴えている。家士の耳があるところで大っぴらに訊ねてはならないと、懸命に自制しようとこらえている。 
 父は死に、母とまみえることも叶わず、大勢の家臣を失った孤独のただ中で、血を分けた兄がいると知らされた広衛の心中が胸に迫った。顔さえ知らず、どのような人物かもわからない。それでも、月に焦がれるように思いを巡らせずにはいられないのだ。
 その気持ちが、誰よりも紀堂にはよくわかる。
 痛いほどに、わかる。
 紀堂は腰に手を伸ばすと、錦の袋を取り出した。

「奥田様」

 置物になったかのように気配を消していた玄蕃がこちらを見た。

「こちらを若殿様にご献上したく存じますが、お許しを賜れましょうか」

 紀堂の手元をしばし見詰め、男は砂利を踏んで近づいてきた。
 袋の中をちらりと検めると、

「……よかろう」

 と丁重に両手に受け取った。
 腰を屈めてするすると広縁に歩み寄り、玄蕃は広縁の端に控えていた家士にそれを手渡した。訝しげにそれを見やる広衛の前に、家士が恭しく袋を差し出す。
 家紋が刺繍された金襴の袋を見下ろした少年の両目が、見開かれた。
 どきりとしたように紀堂を見やり、袋を疑うように見詰め、みるみる青ざめる。
 薄い肩が大きく波打ち、ふるえる指先が袋の中にあるものをおずおずと探っている。

「これは……」

 袋の口を開いて手繰り出したものを見た途端、広衛の顔に驚愕が過った。もどかしげに紐を解き、蒔絵の笛筒の蓋を開くと、その喉から声とも息とも取れぬものが溢れでた。
 千川広忠の、龍笛。

「勿体なくも、子供の時分にお殿様より拝領致しました。『祥雲』という名の名器でございますそうで……」
「……父上の、笛」

 広衛の頬に真っ赤に血が上り、双眸がおののいていた。

「そなたが、これを……頂戴したのか?」
「はい。私のような商人ごときには、過分なるご芳情にございました。畏れ多くも、拝謁致します際に祥雲を持参しますと、お殿様御自らご演奏下さいましたものです。……若殿様にお持ちいただけたら、お殿様がどれほどお喜びになられることかと、思いましてございます」

 十五の年に初めて対面した父から贈られた笛を、この少年に与えたかった。
 父に今生の別れも告げられず、形見の品もなく、墓前を訪れることも出来ぬこの弟に、よすがとなるものを持っていて欲しかった。
 浅い呼吸が広衛の肩をふるわせる。驚愕と、怯えと、渇望とが入り混じった表情で、ひたとこちらを凝視する。声に出すよりも雄弁な問いかけに、紀堂は目で強く頷いていた。もしそうでなかったらと恐れながら、そうであって欲しいと祈るように問いかけてくる少年に、躊躇いのない目で、そうだ、と答えた。
 揺れていた広衛の瞳が焦点を結んだ。大きな感情のうねりが双眸を駆け抜ける。みるみる透明な涙の膜が瞳を覆っていく。
 白い顔に、さっと明るい光が差した。

「──そうであったか……そうで、あったのか……」

 無邪気な、憂いを忘れたような笑顔が輝いていた。それを見た刹那、鋭く深い痛みが胸に溢れた。紀堂は咄嗟にそれを抑えつけ、大きな笑みを返した。
 広衛、と胸のうちで弟を呼ぶ。父が呼ぶ声をいつも紀堂が聞いたように、伝わって欲しいと思いながら、ただ一心に呼んでいた。広衛。広衛。
 ひとりではない。諦めるな、絶望するなと、伝わって欲しかった。
 笛を握り締めた広衛の顔が、泣き笑うようにくしゃりと歪む。

「……父上の」

 ぎゅっと閉じた瞼から涙が溢れ、ぽたぽたと睫毛から零れ落ちる。
 苦痛に耐えるようにして肩を波打たせると、瞼を開き、広衛は軋むような声で囁いた。

「父上の笛は、見事であっただろう。のう?」

 紀堂は微笑みながら首肯した。歪みそうになる顔に、笑え、と命じた。

「はい、よく覚えてございます。まことに、天上の楽の音のごとき調べでございました」
「そうであろう。父上は……名手でおられるのだ」

 呻くように言って少年が瞬きする度、ぼたぼたと雨のように雫が降った。

「はい。まことに……」

 紀堂が応じる声に、絞るようなすすり泣きが重なった。
 広衛は笛を抱きながら顔を伏せ、引き攣ったように肩を揺らしていた。

「お守り出来ず、無念でならぬ」

 歯を食い縛るようにしながら絞り出す。

「もう二度と、あの笛の音を聞けぬのが……悲しゅうてならぬ……」

 鋭くしゃくりあげ、きりきりと嗚咽を噛み殺す。

「はい」と囁き、紀堂も静かに頬を濡らしていた。勝手に両目から溢れるものを、止めることができなかった。

 家士と玄蕃は沈黙し、影のように身動きもしない。
 体をふるわせながら、広衛はしばしすすり泣くと、やがて頬を拭って顔を上げた。

「……大鳥屋。かたじけない」

 赤く充血した目でしっかりとこちらを見た。

「まことに……かたじけない……」

 もっと大声で泣きたいだろう。周りの監視の目なぞ忘れて、怒りと悲しみを吐き出して、涙が枯れるまで泣きたいだろう。けれども、無理矢理に大人にさせられた少年は、既に感情の嵐を胸の奥に飲み込んで、痛ましいほどに穏やかな表情で端座していた。
 黙って頭を下げた紀堂の耳に、やがて掠れた声が聞こえてきた。
 目を上げると、広衛は大切そうに笛を抱き、空を見上げて呟くように歌っていた。

 月もはや
 影傾きて明け方の
 雲となり雨となる

 猿楽の『とおる』だ。
 秋の夜、月に照らされた「河原の院」に、貴公子源融みなもとのとおるが亡霊となって現れ、二度と戻らぬ過去を恨み、また懐かしみながら、幽遠極まる舞いを舞う。故人を悼むためによく演じられる演目でもある。
 芸能に優れた千川広忠の霊を慰めるのに、これほどふさわしく、また悲しい謡があるだろうか。

 この光陰に誘はれて
 月の都に入り給ふ装

 悲しみにかすれた、しかしひたむきな声が、赤く染まり始めた空に溶けていく。
 弟の視線の先に、東の空に登ってくる細い月が見えた。
 紀堂も白くか細い月を見上げながら、途切れがちな弟の声に合わせて、濡れた唇を動かした。

 あら名残り惜しの面影や
 名残り惜しの面影……
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