15 / 67
閃きと見切りで異世界を征服する ~ロ〇サガステータスでほぼ最強だけど魔族のステータスなので人間だけど魔族の味方をします~
第7話 王都制圧戦
しおりを挟む
破竹の勢いで止まる事のない快進撃を続ける魔族の軍勢。ついに人類連合軍の中核を占めるエスクード国へと侵攻を開始する。
ここを抑えることができれば連合の統率も乱れるだろう。魔族による世界統一がいよいよ現実のものとなる。
今回の戦は魔族側が人類側の4倍近く多い軍勢で挑んできた。人類側に勝ち目などなかった。
人類側は表向きこそ打倒魔族を掲げその使命に燃えている者もいたが、3分の1は内心は勝ち目がない戦だと知って意気消沈していた。
戦が始まり、両陣営が衝突する。そんな中、ワタルは戦場で彼と会うのは2度目の再会をする。
「キヒヒヒヒ……会いたかったぜぇ、ワタル!」
明らかにくぼんだ眼で、不気味なまでにゆがんだ笑みを浮かべる宮本。勇者の姿というよりはもはや憎しみと復讐しか心にはない悲しい生き物であった。
「男に会いたかったと言われても嬉しくないね。ホモじゃあるまいし」
身体に装着できるほど小型軽量化されたステータス計測装置で宮本をスキャンする。LVは70を超え、その他パラメータもそれにふさわしい値になっていた。
「なるほど。そこまで強くなったか。なら俺も相応の力を出さなくてはいけないな」
ワタルが剣を地面に捨てると、カラン、という音ではなくズジン。という凄まじく重たいものが地面に衝突したような腹に響く音が出た。
「まぁお前の事だろうから復讐しに来るとは思ってた。それを指をくわえたまま待ってる程のんきではないんでね」
「重鉄」製の重たい武器や防具を捨て身軽になったワタルは宮本に向かって劣等生物を見ているかのような目線を向ける。そこに敗北の色は無かった。
「シャドウサーバント」
ワタルが術を唱えると彼の影がムクリと起き上がり、彼の動きに合わせて追いかけるように動き出す。
「体術 最大奥義 『千手観音』」
ワタル本体の1000の拳と、その影が繰り出す1000の拳、合計2000発の拳が怒涛の如く、荒れ狂う暴風雨となって宮本に襲い掛かった。
彼の防具である胸当てを殴り砕かれ、持っていた剣も殴り折られる。
「!? バ、バカな! 聖剣エクスカリバーが!」
「お前のステータス、見させてもらったよ。俺が思うにお前は俺を殺すために血のにじむような努力をしたんだと思うよ。うん、わかるわかる。
でも残念だね。その努力も、積み上げてきた経験値も、全部無駄になっちゃったね」
宮本の努力、彼のワタルに対する憎しみ、拷問と言える程の特訓に耐える苦しみ、積み上げて来た経験値……ワタルはそれらを『嗤って』全否定した。
大の字になって地面に転がる宮本に向かって、拾いなおした重鉄製の大剣を振り下ろす。ボギィ! という鈍い音と共に彼の左足の骨がぶち折れた。
続けて右足、右腕、左腕と順に骨を折っていき、肉がくっついているだけで「ダルマ」と変わらない状態にしていく。
「ブチ殺すぞワタル! 絶対、絶対にブチ殺してやるからな!」
絶体絶命の状態にされてもなお強気の姿勢を崩さない宮本。そんな彼に向かってワタルは自分のズボンを脱ぎだした。そして……
ぢょぼぼぼぼぼ……
ワタルは宮本の顔面に尿をかけた。
「うわっぷっ! 止めろ! 今すぐ止めろワタル!」
「止められるわけないじゃん、こんな楽しい事。あのスクールカーストS層の宮本君が最底辺の俺のションベンをまともに浴びているなんて最高の絵じゃん。
バッテリー切れでスマホが使えないから撮影出来ないのが本当に、そう本当に……残念だよ」
「ぶっ殺す! 殺す! 殺す! 殺す! 殺す! ぶっ殺す! 絶対にぶっ殺す!」
「殺すだぁ? お前が俺を殺すんじゃなくて、俺がお前を今この場で殺すんだろ? 相手が違うじゃねえか。
まぁいいや。これからお前の事を殺すけど「びっくりする程」罪悪感が無いな。あれだけ俺をいじめていたから当然の報いだろうけど」
そう言いながらワタルは宮本の頭を剣で文字通り、真っ二つにかち割った。当然生きているわけがない……即死だ。
「これで勇者は全滅か。あっけなかったな」
今回の戦でワタル以外の2年C組のクラスメート、教師、巻き込まれたバスの運転手。全員戦死した。もはや伝説は打ち砕かれ人類の夢も、希望も、砂上の城のように崩れ去ってしまった。
【次回予告】
伝説に語られた勇者一行の全滅。最後の希望を絶たれた人類は最後の手段に出た。
第8話 「人類最後の抵抗」
ここを抑えることができれば連合の統率も乱れるだろう。魔族による世界統一がいよいよ現実のものとなる。
今回の戦は魔族側が人類側の4倍近く多い軍勢で挑んできた。人類側に勝ち目などなかった。
人類側は表向きこそ打倒魔族を掲げその使命に燃えている者もいたが、3分の1は内心は勝ち目がない戦だと知って意気消沈していた。
戦が始まり、両陣営が衝突する。そんな中、ワタルは戦場で彼と会うのは2度目の再会をする。
「キヒヒヒヒ……会いたかったぜぇ、ワタル!」
明らかにくぼんだ眼で、不気味なまでにゆがんだ笑みを浮かべる宮本。勇者の姿というよりはもはや憎しみと復讐しか心にはない悲しい生き物であった。
「男に会いたかったと言われても嬉しくないね。ホモじゃあるまいし」
身体に装着できるほど小型軽量化されたステータス計測装置で宮本をスキャンする。LVは70を超え、その他パラメータもそれにふさわしい値になっていた。
「なるほど。そこまで強くなったか。なら俺も相応の力を出さなくてはいけないな」
ワタルが剣を地面に捨てると、カラン、という音ではなくズジン。という凄まじく重たいものが地面に衝突したような腹に響く音が出た。
「まぁお前の事だろうから復讐しに来るとは思ってた。それを指をくわえたまま待ってる程のんきではないんでね」
「重鉄」製の重たい武器や防具を捨て身軽になったワタルは宮本に向かって劣等生物を見ているかのような目線を向ける。そこに敗北の色は無かった。
「シャドウサーバント」
ワタルが術を唱えると彼の影がムクリと起き上がり、彼の動きに合わせて追いかけるように動き出す。
「体術 最大奥義 『千手観音』」
ワタル本体の1000の拳と、その影が繰り出す1000の拳、合計2000発の拳が怒涛の如く、荒れ狂う暴風雨となって宮本に襲い掛かった。
彼の防具である胸当てを殴り砕かれ、持っていた剣も殴り折られる。
「!? バ、バカな! 聖剣エクスカリバーが!」
「お前のステータス、見させてもらったよ。俺が思うにお前は俺を殺すために血のにじむような努力をしたんだと思うよ。うん、わかるわかる。
でも残念だね。その努力も、積み上げてきた経験値も、全部無駄になっちゃったね」
宮本の努力、彼のワタルに対する憎しみ、拷問と言える程の特訓に耐える苦しみ、積み上げて来た経験値……ワタルはそれらを『嗤って』全否定した。
大の字になって地面に転がる宮本に向かって、拾いなおした重鉄製の大剣を振り下ろす。ボギィ! という鈍い音と共に彼の左足の骨がぶち折れた。
続けて右足、右腕、左腕と順に骨を折っていき、肉がくっついているだけで「ダルマ」と変わらない状態にしていく。
「ブチ殺すぞワタル! 絶対、絶対にブチ殺してやるからな!」
絶体絶命の状態にされてもなお強気の姿勢を崩さない宮本。そんな彼に向かってワタルは自分のズボンを脱ぎだした。そして……
ぢょぼぼぼぼぼ……
ワタルは宮本の顔面に尿をかけた。
「うわっぷっ! 止めろ! 今すぐ止めろワタル!」
「止められるわけないじゃん、こんな楽しい事。あのスクールカーストS層の宮本君が最底辺の俺のションベンをまともに浴びているなんて最高の絵じゃん。
バッテリー切れでスマホが使えないから撮影出来ないのが本当に、そう本当に……残念だよ」
「ぶっ殺す! 殺す! 殺す! 殺す! 殺す! ぶっ殺す! 絶対にぶっ殺す!」
「殺すだぁ? お前が俺を殺すんじゃなくて、俺がお前を今この場で殺すんだろ? 相手が違うじゃねえか。
まぁいいや。これからお前の事を殺すけど「びっくりする程」罪悪感が無いな。あれだけ俺をいじめていたから当然の報いだろうけど」
そう言いながらワタルは宮本の頭を剣で文字通り、真っ二つにかち割った。当然生きているわけがない……即死だ。
「これで勇者は全滅か。あっけなかったな」
今回の戦でワタル以外の2年C組のクラスメート、教師、巻き込まれたバスの運転手。全員戦死した。もはや伝説は打ち砕かれ人類の夢も、希望も、砂上の城のように崩れ去ってしまった。
【次回予告】
伝説に語られた勇者一行の全滅。最後の希望を絶たれた人類は最後の手段に出た。
第8話 「人類最後の抵抗」
0
あなたにおすすめの小説
はじめまして、私の知らない婚約者様
有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。
見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。
けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。
ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。
けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。
この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。
悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに?
※他サイトにも掲載しています。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
追放された【才能鑑定】スキル持ちの俺、Sランクの原石たちをプロデュースして最強へ
黒崎隼人
ファンタジー
人事コンサルタントの相馬司が転生した異世界で得たのは、人の才能を見抜く【才能鑑定】スキル。しかし自身の戦闘能力はゼロ!
「魔力もない無能」と貴族主義の宮廷魔術師団から追放されてしまう。
だが、それは新たな伝説の始まりだった!
「俺は、ダイヤの原石を磨き上げるプロデューサーになる!」
前世の知識を武器に、司は酒場で燻る剣士、森に引きこもるエルフなど、才能を秘めた「ワケあり」な逸材たちを発掘。彼らの才能を的確に見抜き、最高の育成プランで最強パーティーへと育て上げる!
「あいつは本物だ!」「司さんについていけば間違いない!」
仲間からの絶対的な信頼を背に、司がプロデュースしたパーティーは瞬く間に成り上がっていく。
一方、司を追放した宮廷魔術師たちは才能の壁にぶつかり、没落の一途を辿っていた。そして王国を揺るがす戦乱の時、彼らは思い知ることになる。自分たちが切り捨てた男が、歴史に名を刻む本物の英雄だったということを!
無能と蔑まれた男が、知略と育成術で世界を変える! 爽快・育成ファンタジー、堂々開幕!
役立たずと追放された聖女は、第二の人生で薬師として静かに輝く
腐ったバナナ
ファンタジー
「お前は役立たずだ」
――そう言われ、聖女カリナは宮廷から追放された。
癒やしの力は弱く、誰からも冷遇され続けた日々。
居場所を失った彼女は、静かな田舎の村へ向かう。
しかしそこで出会ったのは、病に苦しむ人々、薬草を必要とする生活、そして彼女をまっすぐ信じてくれる村人たちだった。
小さな治療を重ねるうちに、カリナは“ただの役立たず”ではなく「薬師」としての価値を見いだしていく。
無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する
タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。
社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。
孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。
そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。
追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
欠席魔の公爵令嬢、冤罪断罪も欠席す 〜メイリーン戦記〜
水戸直樹
ファンタジー
王太子との婚約――それは、彼に恋したからでも、権力のためでもなかった。
魔王乱立の時代。
王も公爵も外征に出ている王都で、公爵令嬢メイリーンは“地味な婚約者”として王城に現れる。
だが、王太子は初顔合わせに現れなかった。
にもかかわらず、記録に残ったのは「公爵令嬢の欠席」。
抗議はしない。
訂正もしない。
ただ一つ、欠席という事実だけを積み上げていく。
――それが、誰にとっての不合格なのか。
まだ、誰も気づいていない。
欠席から始まる、静かなるファンタジー戦記。
救国の代償で白髪になった聖女、一度のミスを理由に「無能の戦犯」として追放される ~隣国の覇王に拾われ、愛され、奇跡の力を見せつける~
スカッと文庫
ファンタジー
聖女アリシアは、百年に一度の大氾濫から国を守るため、禁忌の魔力全解放を行い、単身で数万の魔物を殲滅した。その代償として、彼女の美しい金髪は真っ白な「白雪色」に染まり、魔力は一時的に枯渇してしまう。
しかし、その功績はすべて現場にいなかった「偽聖女セシリア」に奪われ、アリシアは「結界を一部損壊させた戦犯」「魔力を失った役立たず」として、婚約者の王太子ギルバートから国外追放を言い渡される。
「失敗したゴミに、この国の空気は吸わせない」
泥の中に捨てられたアリシア。しかし、彼女を拾ったのは、敵対国として恐れられていた帝国の「武徳皇帝」ラグナールだった。彼はアリシアの白髪が「高純度の神聖魔力による変質」であることを瞬時に見抜き、彼女を帝国の宝として迎える。
数ヶ月後。アリシアが帝国の守護聖女として輝きを取り戻した頃、王国では「一度きりの奇跡」だったセシリアの魔力が尽き、本当の滅亡が始まっていた。
「今さら結界が解けたと泣きつかれても、もう私の魔力は一滴も残っていません」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる