41 / 56
美歌アメリカへ行く
Scene.41 1人くらい殺したって誤差だろ
しおりを挟む
「お早う」
「お、お早う」
美歌が挨拶すると、引きつった笑みを浮かべながらクラスメートが挨拶する。
マリーに再調教を施した夜、美歌は彼女に8年生全員に「美歌をいじめるのを辞めて丁重にもてなせ」というメッセージを送らせた。その効果は絶大でいじめはピタリと止んだ。
美歌はマリーに向かって手を差し出した。
「お、お早う。ミカ」
「おお。マリーか。ちょうどよかった。10ドルくれ」
「な、何言ってんの!? それって恐喝じゃない!」
「恐喝じゃねえよ。お布施の要求だよ。そりゃあ恐喝は犯罪だって事くらい分かってるさ。でもお布施は合法だろ? それとも何だ? オレに口答えするきか? ええ?」
「ひっ! め、滅相もありません。10ドル渡すから!」
「オイオイ! ただ渡すだけじゃ恐喝になるだろ。どうぞお納めください美歌様と言わないとお布施にならねーだろ?」
「わ、分かりました。ミ、ミカ様、私の10ドル、どうぞお納めくださいませ」
マリーは美歌の手に10ドル紙幣をのせた。
「3日後までに100ドル持って来いよ」
「そんな大金用意できるわけないじゃない!」
「ハァ!? 有料で男のチ○コくわえて胸揉ませれば100ドルくらい簡単に集まるだろーが! 3日猶予があるだけでも泣いて感謝しろや。分かったんなら放課後制服着たままスラム街にでも行くんだな。あそこはお嬢様学校の服は目立つぜぇ? 男なんてガンガン寄って来るから商売相手にゃ困らねーだろうな! んじゃ、あとはよろしく」
絶望しかなかった。
「あ、そうそう。今夜20時にエリスの部屋に行くから一緒に来い。予定開けとけよ」
美歌は去り際にマリーに告げた。
エリス……クラス内ではマリーの右腕にあたる「サイドキックス」と呼ばれる立場の少女だ。その日の夜、彼女の部屋を美歌とマリーが襲撃する。
「マ、マリー様。一体どうされたんですか?」
「マリー。エリスを殺せ」
扉を開けるなり美歌は命令する。
「な、何言ってるの!?」
「耳が腐ってんのか? オレは、テメェに、エリスを、殺せ。って言ったんだ。さっさと殺れよ」
「殺したら私は堕天使になっちゃうじゃない!」
「良いじゃん別に。死にたてならオレが蘇生してやるから安心しろよ。それに、1人くらい殺したって誤差の範囲内だろ」
彼女のファンが聞いたらゲロを吐きながら倒れそうなセリフが口から飛び出す。
「そんな無茶苦茶な!」
「オイ。お前白いチンパンジーの分際で人間様のオレに意見するのか? さっさと殺せっつんてんだよ!」
「は、はい。わかりました……」
そう言ってマリーは自分の魔力を結晶化した剣を構える。
「マリー様!? お気は確かですか!?」
「エリス! ごめん!」
マリーの剣がエリスの腹を裂くと、エリスが傷口から血を噴き出しながら崩れ落ちた。
「美歌!」
それを見たザカリエルが声を荒げる。
「ザカリエルか。何の用だ? 何でこんなとこにいる?」
「不安になって来てみたのよ。それより美歌! さすがに殺してしまうのはやり過ぎだわ! 貴女堕天使になってしまうわよ!」
「チッ。しゃあねえな。分かった。安心しろ。殺しはしねえから」
そう言って美歌はエリスに触れ、傷を一瞬で治す。
「これで良いんだろ?」
「分かればよろしいです。くれぐれもやり過ぎはしないようにね」
「分かった分かった。殺さない程度にするから。さぁ帰った帰った」
美歌はシッシッと追い払うようなジェスチャーでザカリエルを追い払う。
「エリス、これは主が与えし試練です。どうか頑張って乗り越えて」
彼女は去り際にそう言って去って行った。
「んじゃ続きといこうか。マリー、こいつを死にかけになるまでぶちのめせ。息の根が止まる寸前まで甚振り尽くせ。くれぐれも殺すなよ」
「マリー様、辞めてください。私はマリー様のために働いたのに!」
「エリス……ごめん!」
マリーは暴行を再開する。
「こんな復讐なんてして、気が晴れると思ってるの!?」
「復讐? 復讐だぁ? オレがそんなバカな事をするとでも思ってんのか? そんなの虚しいものさ。俺がやってるのは『再調教』だぜ? 復讐なんていう次元の低い事じゃねえ。マリー、2度とナメた口きけねえようにアゴをブチ折れ」
「ひ、ひいいいい!」
この日、マリーと美歌はエリスを痛めつけては傷を癒し、また傷つけては癒し、という再調教を4時間にわたって続けたという。
「お、お早う」
美歌が挨拶すると、引きつった笑みを浮かべながらクラスメートが挨拶する。
マリーに再調教を施した夜、美歌は彼女に8年生全員に「美歌をいじめるのを辞めて丁重にもてなせ」というメッセージを送らせた。その効果は絶大でいじめはピタリと止んだ。
美歌はマリーに向かって手を差し出した。
「お、お早う。ミカ」
「おお。マリーか。ちょうどよかった。10ドルくれ」
「な、何言ってんの!? それって恐喝じゃない!」
「恐喝じゃねえよ。お布施の要求だよ。そりゃあ恐喝は犯罪だって事くらい分かってるさ。でもお布施は合法だろ? それとも何だ? オレに口答えするきか? ええ?」
「ひっ! め、滅相もありません。10ドル渡すから!」
「オイオイ! ただ渡すだけじゃ恐喝になるだろ。どうぞお納めください美歌様と言わないとお布施にならねーだろ?」
「わ、分かりました。ミ、ミカ様、私の10ドル、どうぞお納めくださいませ」
マリーは美歌の手に10ドル紙幣をのせた。
「3日後までに100ドル持って来いよ」
「そんな大金用意できるわけないじゃない!」
「ハァ!? 有料で男のチ○コくわえて胸揉ませれば100ドルくらい簡単に集まるだろーが! 3日猶予があるだけでも泣いて感謝しろや。分かったんなら放課後制服着たままスラム街にでも行くんだな。あそこはお嬢様学校の服は目立つぜぇ? 男なんてガンガン寄って来るから商売相手にゃ困らねーだろうな! んじゃ、あとはよろしく」
絶望しかなかった。
「あ、そうそう。今夜20時にエリスの部屋に行くから一緒に来い。予定開けとけよ」
美歌は去り際にマリーに告げた。
エリス……クラス内ではマリーの右腕にあたる「サイドキックス」と呼ばれる立場の少女だ。その日の夜、彼女の部屋を美歌とマリーが襲撃する。
「マ、マリー様。一体どうされたんですか?」
「マリー。エリスを殺せ」
扉を開けるなり美歌は命令する。
「な、何言ってるの!?」
「耳が腐ってんのか? オレは、テメェに、エリスを、殺せ。って言ったんだ。さっさと殺れよ」
「殺したら私は堕天使になっちゃうじゃない!」
「良いじゃん別に。死にたてならオレが蘇生してやるから安心しろよ。それに、1人くらい殺したって誤差の範囲内だろ」
彼女のファンが聞いたらゲロを吐きながら倒れそうなセリフが口から飛び出す。
「そんな無茶苦茶な!」
「オイ。お前白いチンパンジーの分際で人間様のオレに意見するのか? さっさと殺せっつんてんだよ!」
「は、はい。わかりました……」
そう言ってマリーは自分の魔力を結晶化した剣を構える。
「マリー様!? お気は確かですか!?」
「エリス! ごめん!」
マリーの剣がエリスの腹を裂くと、エリスが傷口から血を噴き出しながら崩れ落ちた。
「美歌!」
それを見たザカリエルが声を荒げる。
「ザカリエルか。何の用だ? 何でこんなとこにいる?」
「不安になって来てみたのよ。それより美歌! さすがに殺してしまうのはやり過ぎだわ! 貴女堕天使になってしまうわよ!」
「チッ。しゃあねえな。分かった。安心しろ。殺しはしねえから」
そう言って美歌はエリスに触れ、傷を一瞬で治す。
「これで良いんだろ?」
「分かればよろしいです。くれぐれもやり過ぎはしないようにね」
「分かった分かった。殺さない程度にするから。さぁ帰った帰った」
美歌はシッシッと追い払うようなジェスチャーでザカリエルを追い払う。
「エリス、これは主が与えし試練です。どうか頑張って乗り越えて」
彼女は去り際にそう言って去って行った。
「んじゃ続きといこうか。マリー、こいつを死にかけになるまでぶちのめせ。息の根が止まる寸前まで甚振り尽くせ。くれぐれも殺すなよ」
「マリー様、辞めてください。私はマリー様のために働いたのに!」
「エリス……ごめん!」
マリーは暴行を再開する。
「こんな復讐なんてして、気が晴れると思ってるの!?」
「復讐? 復讐だぁ? オレがそんなバカな事をするとでも思ってんのか? そんなの虚しいものさ。俺がやってるのは『再調教』だぜ? 復讐なんていう次元の低い事じゃねえ。マリー、2度とナメた口きけねえようにアゴをブチ折れ」
「ひ、ひいいいい!」
この日、マリーと美歌はエリスを痛めつけては傷を癒し、また傷つけては癒し、という再調教を4時間にわたって続けたという。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
再婚相手の連れ子は、僕が恋したレンタル彼女。――完璧な義妹は、深夜の自室で「練習」を強いてくる
まさき
恋愛
「初めまして、お兄さん。これからよろしくお願いしますね」
父の再婚によって現れた義理の妹・水瀬 凛(みなせ りん)。
清楚なワンピースを纏い、非の打ち所がない笑顔で挨拶をする彼女を見て、僕は息が止まるかと思った。
なぜなら彼女は、僕が貯金を叩いて一度だけレンタルし、その圧倒的なプロ意識と可憐さに――本気で恋をしてしまった人気No.1レンタル彼女だったから。
学校では誰もが憧れる高嶺の花。
家では親も感心するほど「理想の妹」を演じる彼女。
しかし、二人きりになった深夜のキッチンで、彼女は冷たい瞳で僕を射抜く。
「……私の仕事のこと、親に言ったらタダじゃおかないから」
秘密を共有したことで始まった、一つ屋根の下の奇妙な生活。
彼女は「さらなるスキルアップ」を名目に、僕の部屋を訪れるようになる。
「ねえ、もっと本気で抱きしめて。……そんなんじゃ、次のデートの練習にならないでしょ?」
これは、仕事(レンタル)か、演技(家族)か、それとも――。
完璧すぎる義妹に翻弄され、理性が溶けていく10日間の物語。
『著者より』
もしこの話が合えば、マイページに他の作品も置いてあります。
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/658724858
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる