真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一

文字の大きさ
152 / 249
第五章 魔導帝国ベルゼリア編

第150話 私たちの好きな人

しおりを挟む
リュナの頬は、これまで見せたことのないほど真っ赤に染まっていた。

耳の先まで熱が上り、慌てふためく声は裏返っている。



「ななななななっ!? なぁーに言ってんすか姉さん!!?」

「あ、ああああーしは別にっ、兄さんのことを……すすす好きとか、そんなんじゃ……っ!」



両手をブンブンと振り回し、必死に否定するその様は、竜の威容とはかけ離れた慌てっぷりだった。

対するブリジットは、目をまん丸にして口をぱくぱくさせている。



「えっ!? そ、そうなの!? あ、あたしはてっきりリュナちゃんも……」



彼女はそのまま、リュナの言い訳を素直に信じ込んでしまったらしい。



「ち、ちげーっすよ!」



リュナはさらに顔を真っ赤にしながら、突然反撃に転じた。



「そ、そう言う姉さんこそっ! 最近、家で雑務してる時もやたらオシャレしてるじゃないっすかぁ!?」

「髪型もちょいちょいポニテから三つ編みに変えてみたりとかぁ!?」



まるで機関銃のような早口で捲し立てる。



「姉さんこそ! 兄さんのこと意識してオシャってるんじゃないっすかぁああ!?」



ブリジットの頬も、一瞬で真っ赤に染まった。



「わ、わわわ……! あ、あたしは……」



両手を胸の前で組み、項垂れるようにして、蚊の鳴くような声で白状する。



「しょ、正直……アルドくんに見てもらえるかもって思って……オシャレ、頑張ってました……」



ガーーーンッ!!

リュナの脳裏に、漫画的な効果音が轟いた。



(しまったあああ!! なんか、あーしが姉さんにだけ素直な気持ちを白状させてる感じになっちったーー!!)



竜としての威厳も何もあったものではない。
リュナは頭を抱えそうになりながら、ふと冷静になった。



(……そもそも、何であーしって、この姿になったんだっけ?)



思い返す。

人間の姿になる前から、アルドもブリジットも、魔竜のままの自分を受け入れてくれていた。
それでも、人間の姿に変わったのは──あの時。



『……もしかして、人間の姿に変身とか、できたりする?』



そう尋ねたアルドの一言。
試しに変身してみたら、この姿になって……。

そして、あの言葉。



──『すごく良いと思います! そのままのキミでいて!!』



アルドが慌てた様に笑顔で言ってくれた、何気ない一言。
けれど、それはリュナの胸に深く刻まれていた。



(……あーし、この姿に執着してんのは……あの言葉のせい、なんすね)



呪いにも似たこの感情の名を、リュナは今さらながらに理解する。


それは──恋。


ふと横を見ると、ブリジットはまだ顔を赤くし、もじもじと俯いていた。
そんな彼女の姿が、余計にリュナの胸をざわつかせる。



(……ったく。なんで、姉さんと一緒に、こんなバカみたいなやり取りしてんすかね……)



その答えもまた、胸の奥で熱く疼いていた。



「──ちょ、ちょい待った!」



リュナがバッと手を突き出し、ブリジットの言葉を遮った。
目は真っ赤、頬も耳も熱を帯び、息すら上擦っている。



「姉さん! さっきの……やっぱナシで!!」


「……?」



ブリジットがきょとんとした顔で振り向く。その視線に射抜かれ、リュナは一瞬息を呑んだ。

観念したように、彼女は肩を落とし、真っ赤な顔のままポツリと告げた。



「……すんません。あーし……さっき嘘ついたっす……」



拳をギュッと握りしめる。



「兄さんへのこの気持ち……まさしく……LOVEっすね」



言い切った瞬間、心臓が爆発しそうなほどに跳ねた。



(……言っちまった……! けど、これで……姉さんが遠慮して、兄さんから離れるとかになったら……)



無意識に胸の奥で抱えていた恐怖が、リュナの心を締め付ける。


だが──。



「……ほんと!? やったあ!!」



パァッと花が咲いたように、ブリジットの表情が輝いた。
満面の笑顔で両手をぱんっと合わせ、心から喜ぶ声を上げる。



「えっ……!? な、なんで姉さんが喜ぶんすか!?」



リュナは目を剥き、赤い顔のまま素っ頓狂な声を上げる。

ブリジットは胸の前で手を組み、きらきらした瞳で答えた。



「だって、リュナちゃん“も”アルドくんが好きなら──ずっと3人で一緒にいられるよね!」

「えっ……“も”……?」



リュナの動揺は最高潮に達した。



「やっぱ……姉さんも、兄さんのこと……?」



ニコッと、まっすぐな笑顔。



「……うん。あたし、アルドくんのこと……好き!」



──その瞬間。


蒼龍の瞳が、かすかに震えた。

目の前にいるはずの少女たちが霞み、視界の奥に過去の幻影が滲み込む。

ブリジットの笑顔が、重なって見えたのだ。

柔らかく、揺るぎなく、真っ直ぐに差し出される信頼と、慕情の光。



(……同じ、だ……)



かつて、自分が全てを捧げ、ただ追い求めた“師”。

その人に向けて、己がかつてに浮かべた──あの無垢で、愚直で、ひたすら澄み切った微笑み。

今、その残滓を、この小娘が見せている。

まるで時間を逆巻くように、記憶と現実が重なり合い、胸の奥を掻き乱していく。



「……ッ」



ギリリッ。

奥歯を噛み締める音が、自分でも聞こえるほどだった。
堪えきれぬ苛立ちが、心の底から泡のように沸き立ち、血の流れを灼くように熱くする。



(なぜ……なぜこの子に……! よりによって、この子に……!)



どうしようもない感情の渦が、蒼龍を内側から掻き毟った。

それは嫉妬か、憎悪か、それとも失われたものへの渇望か──。

自分ですら判別のつかない激情が、確かに、胸を焼いていた。



 ◇◆◇



「マジっすか~!? 姉さん、ついに認めちゃう感じなんすね~!!」

「リュナちゃんこそ~!! でも、一緒の人を好きになれたって、ステキ~!!」



戦場だというのに、リュナとブリジットは顔を真っ赤にしながらキャッキャとはしゃぎ合っていた。

背後には砕け散ったカルーセルの残骸、まだ風に舞う破片。だが二人の空気はそんな惨状とは正反対に、どこか眩しい。


蒼龍は、その光景を見て──知らず、指先がわずかに震えた。



(……何なのよ、この子達。戦いの最中に……こんな顔、するなんて)



胸の奥にざわめく苛立ち。

だが同時に、どうしても無視できない関心が芽生えていた。



(……アルド、だったわね)



ふと脳裏に浮かぶのは、最初にこの少女達と出会った日の記憶。

白鯨の背に立ち、崩れ落ちる高架道路を見下ろしたあの瞬間──。

確かにいたのだ。
ヴァレン・グランツの隣に、もう一人。銀髪の少年。

泡のようなスキルを展開し、仲間を瓦礫から守り切ったその姿。

そして、高架の下へと飛び込む直前……一瞬だけ、ぞっとするほどの「殺気」を放っていた。



(気のせいかと思っていたけれど……あの目は……ただの人間のものじゃなかった)



視線を戻す。

今、この二人──特に咆哮竜のトカゲ娘までが、あの少年に入れ込んでいる。

ならば。



「……なぁーるほど」



唇がゆっくりと釣り上がる。
悪意と愉悦を混ぜた、蒼龍らしい笑み。



「アタシ、分かっちゃったかもぉ」



その声に、ブリジットとリュナが同時に振り返る。

扇をゆらりと揺らしながら、蒼龍は艶やかに、しかし毒を含んだ声を放った。



「……ブリジットお嬢ちゃんはともかく──そっちの“トカゲちゃん”がそこまで入れ込むなんてねぇ」

「じゃあ……あのアルドって男の子も……人に化けた“竜”か何か、って事じゃないかしらぁ?」



「……えっ?」



ブリジットの声は、不意を突かれたように震えていた。

リュナはギクッと肩を跳ねさせ、思わず素っ頓狂な声を上げる。



「げっ!?!?」



顔から血の気が引くのが、自分でも分かった。
額にじっとりと汗が滲む。



(や、やべっ!? そっち方向から兄さんの正体バレそうになるとか、想定外すぎるだろコレっ!!)



リュナの心臓は、戦いの緊張とは別の意味で爆音を立てていた。



 ◇◆◇



「な、何言ってんすかね~……あの青色バカ女は!」



リュナは珍しく声を裏返し、ブリジットの前にバッと手を広げた。



「竜が人に化けてるなんてぇ、そ、そんな御伽話みたいなこと、あるわけないじゃないっすかぁ~~!?」



語尾が伸びる。目が泳ぐ。額には大粒の汗。
普段の豪胆な態度はどこへやら、完全に挙動不審そのものだった。

蒼龍は、呆れ果てたようにため息を吐いた。



「……アナタ、どの口が言ってるわけぇ?」



わざと冷ややかに、扇の骨で唇をなぞる。
そして、じっとリュナの慌てぶりを見つめ──にたりと口角を吊り上げた。



「フフ……やっぱり。トカゲちゃんのその慌て様……図星、だったみたいねぇ?」


「……ッ!?」



リュナの顔が引きつる。
ブリジットはそのやり取りに目を丸くしていた。

蒼龍は一歩、二歩と滑るように近づく。
夜風に煽られた蒼い衣がひらりと舞い、扇の刃が冷ややかに光を弾いた。

その瞳は愉悦と狂気の色に濡れている。



「ねぇ……ブリジットちゃん」



その声は甘く囁くようでありながら、耳朶に突き刺さる棘を孕んでいた。



「今、どんな気分かしらぁ……?」

「想いを寄せていた男が──実は“人に化けた人外”で……」

「ずっと、アナタを騙してたんだものぉ!」



最後は扇をひと振りして嘲るように笑う。
空虚な笑い声が夜の遊園地に響き、観覧車のネオンすら一瞬色を失ったかのようだった。



「……っ」



その残響に押され、ブリジットは小さく息を呑む。
胸の奥がざわりと揺れた。



「ち、違っ……!」



思わずリュナが前に出かける。

だがブリジットはすぐに振り返り、ぐるんと身体をひねってリュナに向き直った。

その瞳は真剣そのものだった。
さっきまで頬を真っ赤にして慌てていた少女の面影はそこにはない。

笑顔も、照れも、すべてを消し去り──ただまっすぐに見据える眼差しだけがあった。



「……リュナちゃん」



声が震えたが、その奥底には確かな決意が宿っている。



「知ってるなら、本当のことを教えて」

「……とっても、大事なことなの!」



リュナは心臓を鷲掴みにされたように、息を呑んだ。

嘘を吐こうとすればするほど、胸の奥に重しが落ちていく。

誤魔化しの言葉が、唇からどうしても出てこない。



(……さ、流石にこれはもうゴマかせねぇー!!)

(兄さん……すんませんっ!)



内心でアルドに頭を下げながら、リュナは観念するように深く息を吐いた。



「……そっすね」



視線を逸らすことなく、彼女は口を開く。



「兄さんは……あーしと同じ……って言うのも、おこがましいんすけど……」



喉がひりつくように乾いている。言葉を絞り出すように続けた。



「とにかく──兄さんの正体は……実は……すっげー強い竜なんっす……」



その瞬間、世界が固まったように静まり返った。

風も止み、観覧車の明滅だけが淡々と時を刻む。

蒼龍はゆっくりと口角を吊り上げ、楽しげに細めた瞳でブリジットを観察した。



「……フフッ」



蒼龍の胸中には、黒い愉悦が渦巻いていた。



(さぁ……好いた男が人間ですらなかったと知った時、どんな顔をしてくれるのかしらぁ、ブリジットちゃん……?)



その瞳は、少女の絶望を待ち構える捕食者のように細められる。




──だが。




「……やったーーーーっっっ!!!」




張り裂けんばかりの歓声が夜空を突き抜けた。

ブリジットがカッと目を見開き、突然ピーンと両手を天に伸ばす。

全力のバンザイ。背筋までピンと伸び、月光を浴びて眩しいほどに元気な姿勢だった。



「…………え?」



リュナと蒼龍の声が、まるで合図をしたかのように重なる。

次の瞬間、二人の顔には揃って「理解不能」の三文字が浮かんでいた。




「「ええぇーーっ!?何そのリアクション!?!?」」




ユニゾンのツッコミが、遊園地の広場にこだました。

観覧車のネオンさえ一拍遅れて点滅したように見える。


ブリジットは両手を上げたまま、きらきらした笑顔で二人を見返した。

その瞳に影はなく、純粋な喜びと安堵だけが溢れていた。
しおりを挟む
感想 44

あなたにおすすめの小説

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

パワハラで会社を辞めた俺、スキル【万能造船】で自由な船旅に出る~現代知識とチート船で水上交易してたら、いつの間にか国家予算レベルの大金を稼い

☆ほしい
ファンタジー
過労とパワハラで心身ともに限界だった俺、佐伯湊(さえきみなと)は、ある日異世界に転移してしまった。神様から与えられたのは【万能造船】というユニークスキル。それは、設計図さえあれば、どんな船でも素材を消費して作り出せるという能力だった。 「もう誰にも縛られない、自由な生活を送るんだ」 そう決意した俺は、手始めに小さな川舟を作り、水上での生活をスタートさせる。前世の知識を活かして、この世界にはない調味料や保存食、便利な日用品を自作して港町で売ってみると、これがまさかの大当たり。 スキルで船をどんどん豪華客船並みに拡張し、快適な船上生活を送りながら、行く先々の港町で特産品を仕入れては別の町で売る。そんな気ままな水上交易を続けているうちに、俺の資産はいつの間にか小国の国家予算を軽く超えていた。 これは、社畜だった俺が、チートな船でのんびりスローライフを送りながら、世界一の商人になるまでの物語。

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

処理中です...