真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一

文字の大きさ
112 / 249
第五章 魔導帝国ベルゼリア編

第110話 銀竜の祝福

しおりを挟む
どこにでもあるような、普通の郊外の町。

乾流星は、そこで“普通じゃない”少年だった。

 

物心がついた頃から、体がやたらと動いた。

走れば大人にすら追いつけたし、跳べば鉄棒の上に頭をぶつけた。

縄跳びは三重跳びが初歩で、逆上がりは幼稚園の年中で成功していた。

 

「流星くん、すごいね!」

「また一等賞だ!」

「乾、またかよ~~!」

 

笑顔と羨望と、称賛と──時々、嫉妬。
けれど、誰に何を言われても、彼の胸に熱はなかった。

 

「ふーん、俺ってすごいんだ」

 

それが、乾流星の本音だった。

 

──でも、だからって何?

 

彼は、どこかいつも“冷めていた”。

 

中学に入って、野球部に入った。

特別な理由なんて、なかった。

ただ、プロになれば金が稼げる。

なら野球が一番手っ取り早い──それだけだ。

 

「乾くん、マジで速いな。入って1週間でエースかよ……」

「球速やべえ……。何キロ出てんの?」

 

誰かの感嘆が、また耳に届く。
でも流星は、笑いながら自分のボールを眺めていた。

 

「まあ、なんか……向いてんだろ、俺。才能ってやつ?」

 

自分の才能が怖かったわけじゃない。
ただ、先が見えすぎて──そのことに、飽きていた。

 

努力なんて、したことがない。
ただ勝って、また勝って、それで……なにが変わる?

 

──このまま死ぬまで、勝っていくだけ?

──誰かに褒められて、金もらって、家建てて、子ども作って、老いて、死ぬ?

 

想像すると、どうしようもなく──“つまらなかった”。

 

高校ではスポーツ推薦で入学した。

同じく特待生だった榊タケルや五十嵐マサキとは気が合い、すぐに仲良くなった。女子にもよくモテた。

 

「お前、イケメンで運動できて、しかも性格まで明るいとかズルくね?」

「そーそー。もうちょい欠点見せてくれよ~~」

「え、でも流星くんって天然だよね、そこがギャップ萌え!」

 

笑い声と、からかいと、恋心と──でもその中心で、乾流星だけが“どこか空っぽ”だった。

 

──なんでみんな、そんなに楽しそうなんだ?

 

 

そんなある日。

彼の、いや──クラス全員の"普通の人生"が、突然終わりを告げた。

 

強い光。地鳴りのような音。

意識が飛ぶ直前、彼はふと思った。

 

(──あ、これは今までの人生で一番“特別な瞬間”かもな)

 

 

目を覚ました時、そこはもう異世界だった。

 

近未来的な施設。輝く壁面。

機械仕掛けの兵士たち、そして──神秘的な女性指揮官。

フラム・クレイドル。

 

「あなた方は、世界を救う存在なのよ」

 

そう告げるその声が、まるで胸に直接届くようで──乾流星は、自分の心が震えているのを感じた。

 

なんだこれ……この感覚。

初めて野球で勝った時とも違う。誰かに告白された時とも違う。

それよりずっと、“燃える”ような何か。

 

(……俺、今──生きてる?)

 

気づけば、拳が震えていた。

口元が、勝手に笑っていた。

 

「……マジで、燃えるじゃん」

 

彼の意思に介入する"スキル"の影響はあったのかもしれない。

だが、この時の感情は、確かに彼自身のものだった。

 

魔王を討つ? 竜を斃す? 

──最高じゃねえか。

やっと、“やる理由”ができた。

 

 

それからの乾流星は、まるで火がついたように強くなった。

 

炎を纏うスキル"火球乱舞ファイア・バースト"。

魔力と運動能力を組み合わせ、斬撃を強化する”火之型”の戦闘スタイル。

どれも彼の適性と合致していた。

 

“強さ”で言えば、トップは佐川颯太と鬼塚玲司。

圧倒的なSS級スキルを持つ二人には敵わない。

だが──その次に名前が挙がるのは、いつだって乾流星だった。

 

「また乾かよ。あいつ、どこまで伸びんだ……」

「マジで、スレヴェルド戦で炎の壁作って軍団止めたって噂、本当?」

 

誰よりも派手に、燃えるように。
そしてその瞳は、ずっと何かを求め続けていた。



──もっとだ。もっとだ。

──この命を、心から“燃やせる”ような戦いを、くれ。

 

乾流星は、今日も炎の剣を握る。

 
──退屈を、焼き尽くすために。



───────────────────



焔が、残光のように地を焦がしていた。

戦場の空気は、灼熱に歪み、赤く染まる空に黒煙がたなびいている。

 

向かい合う二人の影だけが、まるで世界の中心に据えられたように孤独だった。

 

乾流星の視線の先には、剣を鞘に納めたまま動かぬ男──至高剣・ベルザリオン。

 

居合い抜きの構え。

その意味を知る者であればあるほど、迂闊には動けないはずだ。

 

だが──

 

「……ハッタリだろ、どうせ」

 

風に乗って、流星の唇が歪む。

燃えるような褐色の瞳が細められ、獣のような笑みが浮かんでいた。

 

("焔大蛇"を斬ったさっきの一撃、あれは確かに速かった。斬撃の軌道が見えねぇくらいにはな)

(でもよ──)

(居合いなんて、所詮は初撃限定。打ち合いじゃ不利に決まってる)

 

乾流星は、スッと深く息を吐いた。
灼けるように熱い空気が、肺の奥まで満ちる。

 

(抜き身の俺の方が、速い──)

(“居合いが抜き身より速い”なんて、フィクションの中だけの話なんだよ)

 

火花が、足元で爆ぜる。

 

流星の足の、踵。
そこに赤黒い炎球が浮かび上がる。

 

──スキル"火球乱舞ファイア・バースト"。

 

咆哮のような熱圧と共に、ジェットのような炎が迸った。

流星の身体が、弾丸のように地を滑る。

 

「ッラァアアアアア!!」

 

雄叫びが轟く。

視界が焼け、風が裂ける。

 

空を蹴ったその瞬間──乾流星の姿は、戦場から消えていた。

 

ベルザリオンの視線が、僅かに動く。
ほんの一瞬。ほんの、ひとまばたき分。

 

──そのときにはもう、流星はベルザリオンの眼前にいた。

 

「食らえッ!!」

 

握られた剣が、紅蓮に包まれる。

炎を圧縮して作られた魔剣、"気炎万丈レヴァンテイン"。

剣の片側に、また火球が複数現れる。

それはただの爆発物ではない。

斬撃の軌道に沿って、燃焼圧を一点集中させることで、剣速そのものを加速させる“推進器”だ。

 

──剣が、加速する。

 

炎が、尾を引く。

 

流星の腕が、全身が、叫びとともに振り抜かれる。

 

「"火之夜藝速《ほのやぎはや》"────ッ!!!」

 

それは、乾流星の全てを乗せた一撃だった。

──炎。

──筋力。

──速度。

──本能。

 

“速さ”という概念そのものを、力ずくで捻じ伏せるような暴力的なまでの加速。

剣の軌道は炎を引き、まるで火龍の咆哮のような幻影すら帯びていた。

 

斬る。絶対に斬る。
避けられるはずがない。鞘に納めた剣で、この速度に反応できる訳がない。

 

(──勝った!!)

 

その瞬間だった。

 

乾流星の動体視力が、焼け焦げるような速度の中で“それ”を捉える。

 

ベルザリオンの──腰の剣。

 

まだ、鞘の中にあった。

 

「──っ!?」

 

刹那、脳がフル回転する。

 

(こっちの剣が、もう目の前まで来てんだぞ!?)

(なのに、アンタはまだ……抜いてすら──!?)

 

しかし──止まらない。
止まれるわけがない。

 

このまま斬る。斬り伏せる。
焼き尽くす。勝つ。それしかない。

 

「もらったァァァッ!!!」

 

乾流星が、燃えるような剣を振り下ろす。



 ◇◆◇



ズゥン……と低く、空気を震わせるような音がした。

 

音の正体は、ベルザリオンの腰に収まる剣──
"真竜剣アポクリフィス"の鞘の内で、何かが“走った”音だった。

 

瞬間。

世界が、乾流星の視界から、ベルザリオンの姿を奪った。

 

「──なっ!?」

 

 流星の振るった必殺剣・"火之夜藝速ほのやぎはや"は、虚空を裂くだけに終わった。

振り下ろされた剣が、地を焦がすと同時に、空気が逆巻く。

 

(消え──た!? 目の前にいたのに!?)

 

炎の残滓が、虚しく舞う。

だが、その風に混じって──気配が、背後に立っていた。

 

「……っ!?」

 

流星が、首をゆっくりと後ろに向ける。

そこには確かにいた。ベルザリオン。

その手には、すでにアポクリフィスを納め終える寸前の姿。

 

キィィ……という音と共に、刃が鞘口を滑る。

 

「…………っが、は──」

 

流星の腹部から、何かが抜けていくような感覚。
身体の芯を、熱が通り抜けた気がした。

 

数歩、よろけてから、流星は地に膝をついた。
指先が痺れる。視界が霞む。

 

「……おかしい、だろ……」

 

喉を震わせるように、乾いた声が漏れる。

 

「なんで……抜いてないアンタの方が……速ぇんだよ……」

 

歯を噛みしめながら、震える腕で地面を支える。
彼はまだ立とうとするが、体が追いつかない。

 

ベルザリオンは静かに振り返った。
その瞳に、驚きも、優越感も、戦いの余韻すらもなかった。

ただ、真実だけを淡々と語る眼差しだった。

 

「……一つ、教えて差し上げましょう」

 

低く、穏やかな声が、敗者の耳へと届く。

 

「我ら魔剣士にとって“鞘”とは、ただ剣を収めるための入れ物ではありません」

 

ベルザリオンは、鞘の口元に軽く手を添えながら、淡々と続けた。

 

「それは、剣に魔力を込め、加速を与える“発射台”。
“居合いが抜き身より遅い”などという認識は……
魔法剣が発達していない時代の昔話にすぎません」

 

流星は、呻くように肩を揺らす。

 

「……くっ……あー……そういや……」

 

彼の視界はもうほとんど霞んでいた。
だが、その中で──ふと、友人のある言葉を思い出していた。

 

「……一条……も、同じようなこと……言ってた、かも……な……」

 

その声に、ベルザリオンは目を伏せる。
ほんの一瞬、感情を押し殺すような表情を浮かべた後、


彼は静かに──アポクリフィスを鞘に「完全に」収める。

 

キィン──と、透き通る金属音が空気を切り裂いた。

 

「"銀竜ノ祝福アルジェント・レガーロ"──」

 

秘剣の名が囁かれた瞬間、流星の胸元から──

 

ブシュウウウゥッ──!!

 

噴き出したのは、血ではなかった。
それは黒い“煙”のような魔力の飛沫。

 

ねっとりと空気に絡みつく、禍々しい気配の混じった瘴気。

それが、剣閃とともに一気に弾け、空へと昇っていく。

 

流星は、その場にがくりと膝を折った。
そのまま、地面に倒れ込む。

 

だが──呼吸はある。脈もある。
死には至っていない。

 

ベルザリオンは、その様子を静かに見下ろしていた。

 

「──道三郎殿の手によって、真の姿を取り戻した我が相棒・アポクリフィスは、相手の“悪しき魂”のみを斬り、喰らう事も出来る神剣」

 

その言葉に、流星の身体に絡みついていた黒煙は、やがて完全に霧散した。

 

「貴方の魂に巣食っていた“邪”を斬りました。……しばらくは動けないでしょうが、命に別状はありません」

 

ベルザリオンは視線を上げる。

 

沈みゆく夕日が、戦場の彼方を照らしていた。

血ではなく、罪を洗い流すかのように──その光は、どこまでも静かで。

 

「──これが、私が選んだ、新たな“道”であり……“欲”です」

 

柔らかな笑みが、彼の口元に浮かんだ。

 

戦うためではない。

滅ぼすためでもない。

 

──救うために、剣を振るう。

 

それが、新たな生を得た男の、誓いだった。
しおりを挟む
感想 44

あなたにおすすめの小説

異世界をスキルブックと共に生きていく

大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

パワハラで会社を辞めた俺、スキル【万能造船】で自由な船旅に出る~現代知識とチート船で水上交易してたら、いつの間にか国家予算レベルの大金を稼い

☆ほしい
ファンタジー
過労とパワハラで心身ともに限界だった俺、佐伯湊(さえきみなと)は、ある日異世界に転移してしまった。神様から与えられたのは【万能造船】というユニークスキル。それは、設計図さえあれば、どんな船でも素材を消費して作り出せるという能力だった。 「もう誰にも縛られない、自由な生活を送るんだ」 そう決意した俺は、手始めに小さな川舟を作り、水上での生活をスタートさせる。前世の知識を活かして、この世界にはない調味料や保存食、便利な日用品を自作して港町で売ってみると、これがまさかの大当たり。 スキルで船をどんどん豪華客船並みに拡張し、快適な船上生活を送りながら、行く先々の港町で特産品を仕入れては別の町で売る。そんな気ままな水上交易を続けているうちに、俺の資産はいつの間にか小国の国家予算を軽く超えていた。 これは、社畜だった俺が、チートな船でのんびりスローライフを送りながら、世界一の商人になるまでの物語。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

処理中です...