フードデリバリー配達員をやっていたら異世界に自由に行けるようになったので、日本からいろいろな物をデリバリーして大金持ちを目指します!

クレール・クール

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ロロンレポート3

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 夜になりました。

 自分でいうのもなんですが、私くらいベテランになれば仕事を効率化させて早めにあがることは容易いことです。もちろん家令としての立場を最大限に利用していますけれどね。

 そんな私にも読めなかったことがありました。

「早く行くわよロロン」

「落ち着かんかエリシャ。いやしかし楽しみだな。はっはっは」

 なぜいらっしゃるのでしょうかエリシャお嬢様。そしてアルフォンス様。

 ええ、確かに牛丼とオーク丼の持ち帰りを頼まれていたのに忘れたことは私に非がありますが予約は1名分しかしていないのですよ? え、侍女を走らせて3名に予約は変更済みなのですか? はあ、仕方ありませんね。わかりました。

 さて、着きましたね。

 むう。これはもう屋台とは呼べない規模ですね。

 マジリハ湖のほとりにテーブルがいくつも置かれ、陽気な客が歓声をあげながら飲み食いしています。

 客席を回っているのは昼間の孤児院の子たちではなく、冒険者ギルドと商業ギルドで雇った大人たちだという情報が私の元に届いています。

 お酒の販売があるのでさすがに子供を働かせるのは危険ですよね。

 怪我をして日時生活に支障は無いものの冒険者を続けるのは難しくなった者。

 それから夫に先立たれ生活の苦しい未亡人などを優先して雇っていると聞いています。

 彼ら彼女らも、タケシさんに気に入られてこれからも雇い続けて貰えるように気合いを入れて働いているようですね。町の景気や治安的にも歓迎すべきことです。

 さて。メニューは……ああ、これですか。焼き肉食べ放題? え、いくら食べても値段が変わらないのですか? それは凄い売り方ですね。大丈夫なのでしょうか。

 飲み物はエールに似たビールというものと、シュワシュワしたコーラというもの。それとジンジャエール、ウーロン茶の4種類ですか。本当はこちらも飲み放題にしたかったけれど、冒険者の飲む量が怖くてやめにしたと。なるほど、賢明な判断だと思いますよ。

 では食べ放題3名分とビールを2つ。それとお嬢様はコーラでよろしいですか?

 注文後すぐにビールとコーラが運ばれて……な、なんですかこれは!

 大きな濁りも歪みもないガラス製のグラスに金色のビールが……それにこのグラス、まさか凍っているのでは……。

 アルフォンス様、この大ジョッキをいっきですか。泡が口元についておりますぞ。

 では私も……プハアーーーッッ!

 冷たい! ウマイ! キレが! 喉越しが!

 生温いエールとは全然違いますな!

 タケシさんはエールも割と気に入っていた? だからなんですか。私はこのビールを飲んだ今、もうエールなど飲む気にはなりません。

 いやー実にウマイ。ほらアルフォンス様、次のビールを早く頼みましょう。

 はははエリシャお嬢様、どうされましたゲップなどはしたないですぞ。

「お待たせしました。トングは焼く前用、焼いた後用で使い分けてくださいね。追加のご注文はお皿を空にしてからお願いします」

 なんでも、トングを使い分けるのは腹痛を防ぐためなのだとか。これはお屋敷でも徹底したほうがいいかもしれませんね。

 さすがにアルフォンス様とエリシャ様にご自分で焼かせるわけにはいきませんね。そこの侍女、焼いてさしあげ……って自分で焼いてるー!

 ……失礼いたしました。

 ご自分で焼くのが楽しいのですね、なるほど。

 おお、私の分まで。ありがとうございますエリシャお嬢様。
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