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ティアナ独白

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私はハイエルフのティアナ。

同年代のまとめ役のアシェラ達と一緒に、創造神様のお世話をさせていただくための修行をずっとしてきたわ。

お母様達の世代が私達くらいの年齢だった時は残念ながら創造神様はいらっしゃらなかったそうで、適当な男と子作りするはめになったとよく愚痴を聞かされたわ。

でもお母様、あまり父様の悪口を言うのはちょっと⋯⋯ええ、私が適当な生まれみたいに聞こえますので。

もしかしたら私達もお会い出来ないのではと心配していたある日、創造神様からの私達に啓示が届いたの。

創造神様の大事な方がお見えになるのでその世話を私達ハイエルフに任せたいと言われた時には天にも昇る心地だったわ。

思わず両手を突き上げてガッツポーズしたら、服の脇のとこがビリッといってしまったのはいい思い出ね。

創造神のお客様⋯⋯イズル・ヒノ様がお見えになるのは7日後。今は魂をこの世界に適応させているところなのだそうです。

創造神様のお屋敷まではスムーズに進んで5日間くらいなので、余裕を持ってお迎え出来るわね。綺麗に掃除してイズル様をお迎えしてびっくりさせて差し上げるわ。

そう意気込んでいたのは初日だけ。

森の中心部に近づくに連れて魔物や敵意を持った動物の数がどんどん増えていったわ。しかもどいつもこいつも私よりも強い奴ばかりじゃないの!

私達は自分達の力の無さを思い知ったわ。

人間や他の地域に住むエルフなんかに負けたことなんて無かったから思いあがっていたみたいね。

結局お屋敷に着いたのは8日目の朝。使徒様にお目通りするにはボロボロ過ぎる格好だけど、だれも欠けずに到着できたのだから頑張ったと思うわ。

使徒様はエルフをご存知無かったようで、興味深げに私達を見ておられたわ。

これでも私は容姿には自信があるほうですもの。あの様子なら簡単に落とせ⋯⋯あ、ご飯ですか? ありがとうございます。

え、お風呂も? さっそく営みですか? 違いますか、残念です。 人前で脱いでは駄目? もちろん、使徒様の前以外でこんなことはしませんよ。ふふふ、手で顔を隠しても指の隙間から覗いて⋯⋯いませんね。まさかあのお年でもう女には飽きていらっしゃる? 私に魅力が無いわけではないですよね?
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