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4話 名前がないのは不便だから、ただそれだけのノリだった
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「えっと、あなた、ここから出ても良いの? ここっていうのは、その、ここ、奥の間から出ても大丈夫?」
「もんだいない」
こく、と頷いた子供は立ち上がる。どうやら、私についてくる気のようだ。無理に引っ張っていかなくても良いことに安心しながら、自分が鏡を拭くための布を握ったままだったことに気付いた。
「あ、まだ掃除終わってないからちょっと待ってね」
うちの守り神みたいなものかもしれないと思ったら、急に怖くなくなった。見た目は可愛いコスプレした子供だし、声も愛らしい。
素直に部屋の隅に座って待っている子供に、掃除の続きをしながら話しかける。沈黙が怖かったのもある。
「あなた、名前ってあるの?」
「なまえ……」
困ったように呟いた子供は、上目遣いに私を見る。どこかで、鈴が鳴った。
「名前、教えて?」
「………………」
聞いてみると、子供は黙り込んでしまう。名前を名乗ることくらい簡単だろうに、どうして教えてくれないんだろう。変なの、と思いながら掃除道具を片付けていたのだが、そういえば、と思い出したことがある。幼い頃、ここを掃除している最中のお母さんが、待っている私が飽きないよう昔話をしてくれていた。繰り返し聞かされたのは、この地方の昔話で――何度も聞いたはずなのに、どんな内容だったか一切思い出せなかった。
ちらっと子供の様子を窺うと、頭の上でピンと立った耳がこちらを探るようにピコピコ動いている。
「名前、ないの?」
じっと見られていても気持ちが悪い。先程の話を掘り返すと、子供はなおも困った顔で私を見た。
「このままじゃ不便だよね」
いつまでも『きみ』と呼ぶわけにもいかない。何か呼び名を探してその子を観察する。その耳の形状や顔立ちも含め、全体的に猫のような雰囲気。明らかにこの時代にはそぐわない格好。
「じゃあ、『たま』って呼んでも良い?」
――だって、猫ちゃんみたいだし。レトロだし。
思いついた名前で呼んでみれば、子供は瞳孔をきゅうっと縦長にした。猫が毛を逆立てるように、ぶわっと髪の毛が膨らむ。怒らせてしまったかとパニックを起こし、すぐさま頭を下げる。
「ごめんなさいっ! 勝手に呼ぼうとし――」
「たま」
ぽつりと呟いた子供は、キラキラと瞳を輝かせる。
――え? 怒ってないの?
その声は明らかに弾んでいて、むしろ喜んでいるように見える。
「たま、って呼んでも良いの?」
子供はこくこくと頷く。じゃあ、と丁度片付け終わったのをいいことに手を差し出してみた。
「たま、あっち行こうか」
「うん」
素直に手を繋いできたたまの手は小さい。そしてやたらとひんやりしていた。
「あれ、冷えちゃってるの?」
やはり奥の間の一番奥、ひだまりが出来てぬくぬくすることもないような場所に置かれている鏡台の中に閉じ込められていたのなら、それは寒かったことだろう。可哀想になって少しでも温めてあげようとすりすりしてみると、たまはくすぐったそうに目を細めた。
お母さんがなにか知ってることを期待して母屋に戻る。ダイニングを覗くと、みんなが朝ごはんを食べていた。
「おねえ、おはよ」
朝からスマホを弄りながら美海は軽く言う。弟の智宙は朝から大盛りご飯をかきこんでいる。こちらにちらっと視線を投げて、そのまま何も言わない。
――あれ?
誰も何も言わない。手を繋いだままのたまを見ると、丸い目で私を見上げて来ていた。
「おなかすいてる?」
朝ごはんの美味しそうな匂いに、ぐぅ、と小さく自分のおなかが鳴る。私もごはん食べたいな、と思いながらたまに聞いてみると、首を横に振られた。
「いらないの?」
「たべない」
「そっか」
人間じゃないんだから、ヒトのご飯は食べないのかもしれない。鏡の前に置いていたのも水とお酒で、固形物が置かれていたような記憶はない。かといって、たまを立たせたまま自分だけごはんを食べるわけにもいかない。
「ねえ、お母さん」
「なに?」
朝ごはんの準備を終えて椅子に座っていたお母さんは、両手でマグカップを包んでコーヒーを飲んでいた。
「この子について、なにか知らない?」
「……なに?」
お母さんは怪訝そうな顔になる。後ろから「おねえ、さっきからなにひとりでしゃべってんの?」美海がそんなことを言ってきた。
「なにって、ここに子供が……」
「こどもぉ?」
不思議そうな顔をした美海は、隣で無心にごはんをかきこんでる智宙の脇を肘でつつく。
「ちひろ、なんか見える?」
「ん?」
そこでやっと気づいたのか、大きなお茶碗をテーブルに置いた智宙はわたしをじっと見た。お母さんと美海の顔を見回して「いや」と言ってまたお茶碗を手に取ろうとした。
「おねえ、そこになにかいるの?」
「だから子供だって……え? みんな本気で言ってる?」
妙だとは思っていたが、もしかしてたまは他の人には見えていない……?
しかし、感触のあるおばけなんているのだろうか。ひんやりしているが氷のように冷たいわけでもなく、握っているうちにたまの手は温かくなってきている。感触を確かめるようにきゅっと握ってみると、同じように握り返してくる。
「もしかして、おばけ……」
もう一度確認してきた美海は、私の答えを聞いてぽつりと呟く。その瞬間、朝ごはんに夢中で私には興味を示していなかった智宙の目が輝き、制服のポケットからスマホを取り出した。そして、画面をタップしていたかと思えば、なにやらこちらにカメラを向けてくる。勝手に撮影するなと止めようとしたが遅く
「うわ! マジだ! 見ろよコレ」
と興奮した様子で画面を美海に見せ始めた。明るい茶色の髪を耳にかけながら覗き込んだ美海は目を丸くしてニヤニヤ笑い出す。
「え、マジで子供? 小さ」
「すげえ! 初めて撮れたっ!!」
大興奮の智宙は、立ち上がって私たちにもスマホを見せてくる。なんと、画面に撮影されている私の横には誰もいなくて、そこにはなんだかよくわからない棒人間が映っていた。
「これ、幽霊のいる場所にこういう棒人間が出るってアプリなんだよ」
「また怪しげなものダウンロードしてあんたは」
壊れても知らないわよ、とお母さんがあきれ顔になる。小さい頃からオカルト系大好きだった弟は、高校に入ってから心霊系の配信者に憧れているのか、そういうアプリをダウンロードしたりするようになっていた。
「あ、そうだ、これも」
智宙が別のアプリを起動させると、ジジジ、とうるさい音が響く。
「なに、うるっさ」
「しっ!」
スマホからノイズ混じりの声で『気を付けて』と聞こえてくる。
「反応あった!」
「なにそれ」
お母さんはますます呆れて「そんなことしてると遅れるわよ」と壁にかかっている時計を指差す。ハッとした顔で時間を確認した智宙は、でも、と葛藤を表情に出す。
「がっこ……いや、今、世紀の瞬間がオレの目の前に……!」
「そんなお遊びアプリ本気にしないの。はいはい、さっさと行ってらっしゃい」
「~~っ! お姉! 幽霊捕まえてるなら、オレが帰ってくるまで離さないでね!!」
真剣な顔で訴えてきた智宙は、ごはんの残りを一気に口に詰め込むと、流しに食器を持って行ってからリュックサックを掴んで登校していった。美海は智宙よりも通学時間がかからないから、まだのんびりメイクをしている。
「たま、あなたの姿って他の人には見えないの?」
「みえるものにはみえているぞ」
自分でごはんをよそいながら小声で尋ねると、たまは後ろを指差した。その指の先を追うと、お母さんがいる。
――見て見ぬふりをしているってこと?
どうしてそんなことを、と思いつつごはんを食べ始める。途中で時間になった美海も学校へ行ってしまった。一人ご飯を食べている私と目が合うと、お母さんが小さく溜息を吐いた。
「たま?」
「え? うん。たま。可愛くない?」
「……たま……」
はぁ、とまた溜息を吐いたお母さんは「ちゃんと話して聞かせたと思ってたんだけど、なんにも覚えてなかったのねえ、千紗登……」心底残念そうな声を出したのだった。
その時のお母さんの言葉の意味を私が理解するには、まだもう少し時間を必要とした。
「もんだいない」
こく、と頷いた子供は立ち上がる。どうやら、私についてくる気のようだ。無理に引っ張っていかなくても良いことに安心しながら、自分が鏡を拭くための布を握ったままだったことに気付いた。
「あ、まだ掃除終わってないからちょっと待ってね」
うちの守り神みたいなものかもしれないと思ったら、急に怖くなくなった。見た目は可愛いコスプレした子供だし、声も愛らしい。
素直に部屋の隅に座って待っている子供に、掃除の続きをしながら話しかける。沈黙が怖かったのもある。
「あなた、名前ってあるの?」
「なまえ……」
困ったように呟いた子供は、上目遣いに私を見る。どこかで、鈴が鳴った。
「名前、教えて?」
「………………」
聞いてみると、子供は黙り込んでしまう。名前を名乗ることくらい簡単だろうに、どうして教えてくれないんだろう。変なの、と思いながら掃除道具を片付けていたのだが、そういえば、と思い出したことがある。幼い頃、ここを掃除している最中のお母さんが、待っている私が飽きないよう昔話をしてくれていた。繰り返し聞かされたのは、この地方の昔話で――何度も聞いたはずなのに、どんな内容だったか一切思い出せなかった。
ちらっと子供の様子を窺うと、頭の上でピンと立った耳がこちらを探るようにピコピコ動いている。
「名前、ないの?」
じっと見られていても気持ちが悪い。先程の話を掘り返すと、子供はなおも困った顔で私を見た。
「このままじゃ不便だよね」
いつまでも『きみ』と呼ぶわけにもいかない。何か呼び名を探してその子を観察する。その耳の形状や顔立ちも含め、全体的に猫のような雰囲気。明らかにこの時代にはそぐわない格好。
「じゃあ、『たま』って呼んでも良い?」
――だって、猫ちゃんみたいだし。レトロだし。
思いついた名前で呼んでみれば、子供は瞳孔をきゅうっと縦長にした。猫が毛を逆立てるように、ぶわっと髪の毛が膨らむ。怒らせてしまったかとパニックを起こし、すぐさま頭を下げる。
「ごめんなさいっ! 勝手に呼ぼうとし――」
「たま」
ぽつりと呟いた子供は、キラキラと瞳を輝かせる。
――え? 怒ってないの?
その声は明らかに弾んでいて、むしろ喜んでいるように見える。
「たま、って呼んでも良いの?」
子供はこくこくと頷く。じゃあ、と丁度片付け終わったのをいいことに手を差し出してみた。
「たま、あっち行こうか」
「うん」
素直に手を繋いできたたまの手は小さい。そしてやたらとひんやりしていた。
「あれ、冷えちゃってるの?」
やはり奥の間の一番奥、ひだまりが出来てぬくぬくすることもないような場所に置かれている鏡台の中に閉じ込められていたのなら、それは寒かったことだろう。可哀想になって少しでも温めてあげようとすりすりしてみると、たまはくすぐったそうに目を細めた。
お母さんがなにか知ってることを期待して母屋に戻る。ダイニングを覗くと、みんなが朝ごはんを食べていた。
「おねえ、おはよ」
朝からスマホを弄りながら美海は軽く言う。弟の智宙は朝から大盛りご飯をかきこんでいる。こちらにちらっと視線を投げて、そのまま何も言わない。
――あれ?
誰も何も言わない。手を繋いだままのたまを見ると、丸い目で私を見上げて来ていた。
「おなかすいてる?」
朝ごはんの美味しそうな匂いに、ぐぅ、と小さく自分のおなかが鳴る。私もごはん食べたいな、と思いながらたまに聞いてみると、首を横に振られた。
「いらないの?」
「たべない」
「そっか」
人間じゃないんだから、ヒトのご飯は食べないのかもしれない。鏡の前に置いていたのも水とお酒で、固形物が置かれていたような記憶はない。かといって、たまを立たせたまま自分だけごはんを食べるわけにもいかない。
「ねえ、お母さん」
「なに?」
朝ごはんの準備を終えて椅子に座っていたお母さんは、両手でマグカップを包んでコーヒーを飲んでいた。
「この子について、なにか知らない?」
「……なに?」
お母さんは怪訝そうな顔になる。後ろから「おねえ、さっきからなにひとりでしゃべってんの?」美海がそんなことを言ってきた。
「なにって、ここに子供が……」
「こどもぉ?」
不思議そうな顔をした美海は、隣で無心にごはんをかきこんでる智宙の脇を肘でつつく。
「ちひろ、なんか見える?」
「ん?」
そこでやっと気づいたのか、大きなお茶碗をテーブルに置いた智宙はわたしをじっと見た。お母さんと美海の顔を見回して「いや」と言ってまたお茶碗を手に取ろうとした。
「おねえ、そこになにかいるの?」
「だから子供だって……え? みんな本気で言ってる?」
妙だとは思っていたが、もしかしてたまは他の人には見えていない……?
しかし、感触のあるおばけなんているのだろうか。ひんやりしているが氷のように冷たいわけでもなく、握っているうちにたまの手は温かくなってきている。感触を確かめるようにきゅっと握ってみると、同じように握り返してくる。
「もしかして、おばけ……」
もう一度確認してきた美海は、私の答えを聞いてぽつりと呟く。その瞬間、朝ごはんに夢中で私には興味を示していなかった智宙の目が輝き、制服のポケットからスマホを取り出した。そして、画面をタップしていたかと思えば、なにやらこちらにカメラを向けてくる。勝手に撮影するなと止めようとしたが遅く
「うわ! マジだ! 見ろよコレ」
と興奮した様子で画面を美海に見せ始めた。明るい茶色の髪を耳にかけながら覗き込んだ美海は目を丸くしてニヤニヤ笑い出す。
「え、マジで子供? 小さ」
「すげえ! 初めて撮れたっ!!」
大興奮の智宙は、立ち上がって私たちにもスマホを見せてくる。なんと、画面に撮影されている私の横には誰もいなくて、そこにはなんだかよくわからない棒人間が映っていた。
「これ、幽霊のいる場所にこういう棒人間が出るってアプリなんだよ」
「また怪しげなものダウンロードしてあんたは」
壊れても知らないわよ、とお母さんがあきれ顔になる。小さい頃からオカルト系大好きだった弟は、高校に入ってから心霊系の配信者に憧れているのか、そういうアプリをダウンロードしたりするようになっていた。
「あ、そうだ、これも」
智宙が別のアプリを起動させると、ジジジ、とうるさい音が響く。
「なに、うるっさ」
「しっ!」
スマホからノイズ混じりの声で『気を付けて』と聞こえてくる。
「反応あった!」
「なにそれ」
お母さんはますます呆れて「そんなことしてると遅れるわよ」と壁にかかっている時計を指差す。ハッとした顔で時間を確認した智宙は、でも、と葛藤を表情に出す。
「がっこ……いや、今、世紀の瞬間がオレの目の前に……!」
「そんなお遊びアプリ本気にしないの。はいはい、さっさと行ってらっしゃい」
「~~っ! お姉! 幽霊捕まえてるなら、オレが帰ってくるまで離さないでね!!」
真剣な顔で訴えてきた智宙は、ごはんの残りを一気に口に詰め込むと、流しに食器を持って行ってからリュックサックを掴んで登校していった。美海は智宙よりも通学時間がかからないから、まだのんびりメイクをしている。
「たま、あなたの姿って他の人には見えないの?」
「みえるものにはみえているぞ」
自分でごはんをよそいながら小声で尋ねると、たまは後ろを指差した。その指の先を追うと、お母さんがいる。
――見て見ぬふりをしているってこと?
どうしてそんなことを、と思いつつごはんを食べ始める。途中で時間になった美海も学校へ行ってしまった。一人ご飯を食べている私と目が合うと、お母さんが小さく溜息を吐いた。
「たま?」
「え? うん。たま。可愛くない?」
「……たま……」
はぁ、とまた溜息を吐いたお母さんは「ちゃんと話して聞かせたと思ってたんだけど、なんにも覚えてなかったのねえ、千紗登……」心底残念そうな声を出したのだった。
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