政略カップルと切ない王子様

まび

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出会い

朝ごはん

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_____っは
私が目を開けた先には殺風景な寮の天井が映った。
数回瞬きをした後、
ぐぅ~~
大きく鳴った私の腹

「愛梨~!!!!!」
ガチャ!
誰?
「さっさと朝ごはんにおりてきな!」
こくっ
と、首を横に動かすと
「あっおはよ」
親友の
桐魏優奈   キリギメユウナ
がいた。
「おはよっじゃないわ!まだ寝てんの?!朝ごはん!」
そう言って優奈が私の手を引っ張った
うぅ~まだ寝たい
やってきたのは食堂だった
いい匂いの食堂には
寮生のみんながいた
「あっ!愛梨やっと起きてきた」
「おっ愛梨おはよ」
たくさんの人が挨拶してくる。
私は何回か挨拶を返し
自分の席に着いた。

カチャ

箸をスタンバイ
そして




おかずのピーマンを横に避ける



「ちょっまてーい!!!!」
むっ
優奈の鋭いツッコミが飛んできた
「なに?」
「なに?じゃないわ!!あんたは小学生か?!!」
うっ!
まぁ高校生ではあるけれど
「…ピーマンは食べれない高校生です」
すると優奈は
はぁ~~
と大きなため息をついて
「もう高校生なんだよ?ピーマンぐらい食べよ?」
「…でも苦いし」
また優奈はため息をついた
しょうがなくない?
ピーマンって苦いし
だいたい見た目自体
毒々しい感じだしこの緑
キャベツとかとは違うんだよね
そんな感じでピーマンと戦っていると
「あー!!もうこんな時間!!!」
優奈が言った
時計を見ればもう遅刻しそうなぐらいの時間
でも…
ちゃっかり玄関にはみんなの靴がなかったりする。
「も~ピーマン入れるからだよ~
遅れるの」
と言いつつ
自分の部屋に戻り制服に着替えた

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