君の姿をまだ知らない

ナタリア

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第1章真実の中身

変わりゆく日常の瞬間

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2019年の7月初旬

午前5時半、携帯のアラーム鳴ると同時に
自分の一日が始まる
アラームがなった5分後ぐらいに
母親が二階にある自分の部屋へ
毎日欠かさず起こしにくる
母「才起きる時間よ!寝てるの?朝練遅刻するよ」
才「わかったわかった起きてるから
ちょっとだまって頭痛くなるから」とゆう
会話からロフトから降り一階のリビングに
向かう、
もともと朝が本当に弱くこの世の終わりみたいな感じで…どうしても母親に対して口調が強くなる…
内心アラーム鳴っても起きない自分を起こしてくれる母親には感謝はしているが…
恥ずかしさや朝が弱い事を言い訳にして
なかなか「ありがとう」と口に出して言えない自分がいた
でも母は口調の強い自分に対しは、
「はいはいわかったわかった早くご飯済ませちゃいな」と流す事が多く怒りはしない
一人っ子で甘やかされるのかなと思ったりもしたし、子供だがら相手にされてないとも
思った
リビングに向かいテーブルを見てみると
朝食や弁当などが用意され
おまけに練習着が自分の高校の刺繍が
入った野球用のエナメルバックに収納され
準備万端っていう感じだ
周囲から見たら普通は高校生にもなると
自分で部活の用意するのは当たり前だし
それは自分でも思ったりもした
しかも汚れた練習着もうちの高校のグランドは、黒土などで何回も手で擦って洗わないと
いけないのに愚痴一つ言わずやってくれる
まさに過保護と言うべきか
中学生の頃は授業の時間割りまで
やってくれた
まさに恵まれてる環境とも言える
しかし引っかかっていた事がある
それは…小学高学年の頃は普通に母親から
悪いことをしたら手を出されていたし
舐めた態度だと怒鳴られいた事もあった
だがそれがどう言うことだか父型の祖父の
家に引っ越してから急に優しくなった
その頃の自分は、
すごく違和感を覚えた瞬間でもあり
それと同時に
 自分の日常が変わる瞬間でもあった
  

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