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3章.妹君と少年伯は通じ合う
108.二人は通じ合う③
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「もう一つ、これだ」
「これは……」
彼女も見覚えがあるであろうその紙を前に、ユリウスは大きく頷く。
「リーゼが書かされた魔法紙、だ。これの効力を消して欲しい」
リーゼロッテは困惑するように、魔法紙とユリウスの顔を交互に見た。
魔法紙はその紙に込められた魔力が継続する限り、その書かれた内容が有効になる代物だ。
故に契約の更新は魔力の上書きによるものであり、魔力が残っている限りはその魔法紙はいかなる攻撃も受け付けない。
ハサミで切ることも、魔法で燃やすことも不可能だ。
だからこそこの紙に署名をした彼女に魔力を解いてもらう必要があった。
「あの……消していいのでしょうか……?」
「ああ。リーゼはやってない。それに、テオから聞くに聖女もハイベルク家を許したという。リーゼの追放もじき解かれる。どの道こんな書類は必要ない」
「……そうなのですか?」
リーゼロッテの息を呑む音が響く。
「……ああ……だから、消してくれ」
「……わかり、ました」
おそるおそる署名に指を滑らせる。
深い青の光を伴い署名が浮かび上がり、彼女の指に吸い込まれるようにして消えた。
真っ白になった署名欄を確認したユリウスは、魔法紙を手にすると一瞬にして消し炭に変えた。
「これでひと安心、だな」
「あの……」
安堵の笑みを浮かべた彼に、リーゼロッテはずっと前から聞きたかった疑問を口にする。
「ユリウス様、ずっと信じてくださっていますが……いつから信じてくださっていたのでしょうか?」
両手をもじもじと組み、節目がちに聞いてきた彼女の様子に、彼は考えるそぶりを見せた。
「いつから、と言われるとあまり覚えていないが……強いて言うなら最初からか」
「そんなに前から……」
「『直感』があるからというのもあるが……」
言いかけて彼は再び考え込むように口を噤む。
ややあって彼は首を横に振った。
「……いや、違うな」
「…………ユリウス様……?」
「前にも似たようなことは言ったが『直感』などなしにしても私が……信じたかったのだ。リーゼのことを憎からず想っていたから」
あまりの殺し文句に、彼女の心臓がどきり、と音を立てた。
(ど、どうしましょう……ユリウス様が、私を)
リデル家別荘でのことが思い起こされる。
あの時、『愛しい人』と言われたのは気のせいではなかった。
あれ以来ずっと仕事に忙殺されていた彼に改めて聞くのも気が引けて、なんとなくふわふわしたまま今日まで来たが、まさか不意打ちで聞かされるとは思ってもみなかった。
早鐘など目ではない、むしろ生命の危機を覚えるほどの拍動が脈打ち、リーゼロッテは身悶えた。
そんな彼女を、彼は慈しむような視線で見つめている。
「……だいぶ予定とは違うが、良いか……」
ぽつり、と呟いた彼は彼女の手にそっと触れた。
「リーゼ、指輪は持ってきているか?」
「は……はい。ここに」
一瞬、指輪の存在を忘れかけたリーゼロッテは、慌てて机の端に置いた小箱を彼の前に差し出した。
ユリウスは神妙な面持ちで中の指輪を取り出すと、何かを見通すように目を細くする。
「………やはり、な」
しばらくして一人納得するように頷いた彼は、リーゼロッテの手に指輪を返した。
「分かりにくいが、微かに誰かの魔力が三種類、付与されている。おそらく、全て指輪の持ち主を永続的に守護する類の」
「そうなのですか?」
「ああ。前の持ち主たちの魔力だろう」
「三種類……もしかして……お祖父様とお祖母様……それにお母様の……?」
唖然とするリーゼロッテに、ユリウスは頷いた。
「そうだろうな。贈った相手への息災を願ったものだろう」
彼の言葉に、彼女は言葉が出ない。
付与魔法つきの指輪を贈ることは、貴族の婚約時、男性から女性へのプレゼントとしては非常に一般的だ。
彼女の祖父の付与魔法はまだ分かる。
それに上掛けするように彼女の祖母や母までが指輪に付与を行なって、それを子どもに渡しているということは──。
「……愛されていたのだな」
ユリウスはそう言うと、指輪を持つ手に自らの手を添え、それをそっと彼女の細い指にはめた。
「……お母様……」
放心するように呟いたリーゼロッテは、指輪を抱き目を閉じた。
瞼の裏に、彼女を見守るように微笑む母の姿がありありと思い起こされる。
(ずっと、守ってくださったんですね……)
彼女の様子を静かに見つめていたユリウスはおもむろに跪いた。
「リーゼ」
「……はい……」
「その指輪に、私の魔力を付与しても良いだろうか」
「え……」
「もちろん、御母上様たちの魔力は消さない。それに今の私では大した魔力は付与できないだろうが……駄目だろうか……?」
覗き込むように見上げる彼に、リーゼロッテは僅かに首を振った。
「……駄目、じゃないです……嬉しいです」
「そうか……」
微かに目を細めると、彼は指輪をしている方の手をもう一度取った。
「! ゆ、ユリウス様……っ!」
その手──正確には指輪──にゆっくりと口づける。
狼狽した彼女が咄嗟に声を上げるが、ユリウスの薄い唇は離れようとしない。
無理に手を引っ込めようとしてしまったら、指輪の装飾に彼の肌が傷つけてしまいそうだ。
リーゼロッテは顔を真っ赤にしながらも、指輪にかかる温もりに堪えた。
「リーゼ……」
唇が離れ、やっと終えた、羞恥に耐えられた、とリーゼロッテがほっとしたのも束の間、熱っぽく名を呼んだユリウスが手を離してくれない。
リーゼロッテはどぎまぎしながら、彼を見つめた。
見上げる彼の顔に夕日の赤が差す。
端正で冷たい印象を与える彼の顔が、熱のこもる視線と相まって、今ばかりは情熱的に見える。
(……ユリウス……様……)
跪いた姿勢のまま、彼は口を開いた。
「私は、以前君に、離れていくなと言ったな」
「……はい」
「その気持ちは……今は少し違う」
「え……?」
リーゼロッテの表情が僅かに曇る。
(もしかして……追放が解かれると仰られて……ということは……)
ハイベルク家からはまだ何も言われてないものの、追放が解かれればおそらく、リーゼロッテは自宅に戻されるだろう。
そして熱りが冷めたら適当な婚約者をあてがわれ──。
想像した未来に彼女の表情は沈んでいく。
先ほどの付与魔法も餞別としてなのかもしれない。
そんな彼女の心の内とは違い、ユリウスは愛おしそうに目を細めた。
「私が……リーゼから離れたくないのだ。今この瞬間も、この手を離したくない」
彼はリーゼロッテの手を引くと、その甲にそっと口づけた。
痺れるような熱い口づけが彼女を甘く縛り付ける。
ああ、そうだ。
この人は手放したりなんかしない、させてくれない。
ずっと焦がれていた彼女には分かっていたはずなのにどうして餞別などと妄想してしまったのか。
唇を離した彼は顔を上げる。
夕日に真っ赤に染められた彼は、まるで彼女の心のようだ。
「…………愛してる。追放が解かれても、私は……リーゼのそばにいたい。君にいて欲しい」
リーゼロッテは動けない。
言葉を紡ごうにも、熱い想いが苦しいほどに胸いっぱいに込み上げてきて声を出せない。
微かに繋がれた手が震えたが、それはどちらの震えだったか。
「…………」
「……リーゼ……?」
あまりに長い沈黙に、ユリウスは心配そうに彼女を呼んだ。
「……ゆめ、のようで……」
やっと絞り出せた言葉は小さく、もっとよく聞こえるようにと彼は立ち上がり彼女を引き寄せた。
「ユリウス様に……そう言っていただけるなんて……夢のようで……」
目頭を熱くしたリーゼロッテの言葉に、ユリウスはゆっくりと、何度も頷く。
「本当に、よろしいのですか……? 私は……聖女の力もままならない……ユリウス様のお隣になど……」
視線を方々に這わせながらの言葉は最後まで言えなかった。
ユリウスに抱き寄せられた彼女の口は、肩口に埋められる。
彼の温もりと香りに包まれて息が止まる思いがした。
「私が好きになったのは聖女のリーゼではない。優しくて誰かのために懸命になれるリーゼだ。そして少しだけ泣き虫な、な……」
耳元で響く低く甘い声に、彼女の瞳から熱を持った涙が自然とこぼれ落ちる。
「ユリウス様……」
縋るように彼の背に腕を回すと、彼もまた安堵するように息を吐き、腕の力を強めた。
「愛してる……」
「……私も、です」
他の誰に聞かれるともなく囁き合った声は混ざり合うように残響する。
離れがたい気持ちを抑えるように、どちらともなく腕の力を緩めた彼らは、視線を絡ませると、深く深く口付け合った。
「これは……」
彼女も見覚えがあるであろうその紙を前に、ユリウスは大きく頷く。
「リーゼが書かされた魔法紙、だ。これの効力を消して欲しい」
リーゼロッテは困惑するように、魔法紙とユリウスの顔を交互に見た。
魔法紙はその紙に込められた魔力が継続する限り、その書かれた内容が有効になる代物だ。
故に契約の更新は魔力の上書きによるものであり、魔力が残っている限りはその魔法紙はいかなる攻撃も受け付けない。
ハサミで切ることも、魔法で燃やすことも不可能だ。
だからこそこの紙に署名をした彼女に魔力を解いてもらう必要があった。
「あの……消していいのでしょうか……?」
「ああ。リーゼはやってない。それに、テオから聞くに聖女もハイベルク家を許したという。リーゼの追放もじき解かれる。どの道こんな書類は必要ない」
「……そうなのですか?」
リーゼロッテの息を呑む音が響く。
「……ああ……だから、消してくれ」
「……わかり、ました」
おそるおそる署名に指を滑らせる。
深い青の光を伴い署名が浮かび上がり、彼女の指に吸い込まれるようにして消えた。
真っ白になった署名欄を確認したユリウスは、魔法紙を手にすると一瞬にして消し炭に変えた。
「これでひと安心、だな」
「あの……」
安堵の笑みを浮かべた彼に、リーゼロッテはずっと前から聞きたかった疑問を口にする。
「ユリウス様、ずっと信じてくださっていますが……いつから信じてくださっていたのでしょうか?」
両手をもじもじと組み、節目がちに聞いてきた彼女の様子に、彼は考えるそぶりを見せた。
「いつから、と言われるとあまり覚えていないが……強いて言うなら最初からか」
「そんなに前から……」
「『直感』があるからというのもあるが……」
言いかけて彼は再び考え込むように口を噤む。
ややあって彼は首を横に振った。
「……いや、違うな」
「…………ユリウス様……?」
「前にも似たようなことは言ったが『直感』などなしにしても私が……信じたかったのだ。リーゼのことを憎からず想っていたから」
あまりの殺し文句に、彼女の心臓がどきり、と音を立てた。
(ど、どうしましょう……ユリウス様が、私を)
リデル家別荘でのことが思い起こされる。
あの時、『愛しい人』と言われたのは気のせいではなかった。
あれ以来ずっと仕事に忙殺されていた彼に改めて聞くのも気が引けて、なんとなくふわふわしたまま今日まで来たが、まさか不意打ちで聞かされるとは思ってもみなかった。
早鐘など目ではない、むしろ生命の危機を覚えるほどの拍動が脈打ち、リーゼロッテは身悶えた。
そんな彼女を、彼は慈しむような視線で見つめている。
「……だいぶ予定とは違うが、良いか……」
ぽつり、と呟いた彼は彼女の手にそっと触れた。
「リーゼ、指輪は持ってきているか?」
「は……はい。ここに」
一瞬、指輪の存在を忘れかけたリーゼロッテは、慌てて机の端に置いた小箱を彼の前に差し出した。
ユリウスは神妙な面持ちで中の指輪を取り出すと、何かを見通すように目を細くする。
「………やはり、な」
しばらくして一人納得するように頷いた彼は、リーゼロッテの手に指輪を返した。
「分かりにくいが、微かに誰かの魔力が三種類、付与されている。おそらく、全て指輪の持ち主を永続的に守護する類の」
「そうなのですか?」
「ああ。前の持ち主たちの魔力だろう」
「三種類……もしかして……お祖父様とお祖母様……それにお母様の……?」
唖然とするリーゼロッテに、ユリウスは頷いた。
「そうだろうな。贈った相手への息災を願ったものだろう」
彼の言葉に、彼女は言葉が出ない。
付与魔法つきの指輪を贈ることは、貴族の婚約時、男性から女性へのプレゼントとしては非常に一般的だ。
彼女の祖父の付与魔法はまだ分かる。
それに上掛けするように彼女の祖母や母までが指輪に付与を行なって、それを子どもに渡しているということは──。
「……愛されていたのだな」
ユリウスはそう言うと、指輪を持つ手に自らの手を添え、それをそっと彼女の細い指にはめた。
「……お母様……」
放心するように呟いたリーゼロッテは、指輪を抱き目を閉じた。
瞼の裏に、彼女を見守るように微笑む母の姿がありありと思い起こされる。
(ずっと、守ってくださったんですね……)
彼女の様子を静かに見つめていたユリウスはおもむろに跪いた。
「リーゼ」
「……はい……」
「その指輪に、私の魔力を付与しても良いだろうか」
「え……」
「もちろん、御母上様たちの魔力は消さない。それに今の私では大した魔力は付与できないだろうが……駄目だろうか……?」
覗き込むように見上げる彼に、リーゼロッテは僅かに首を振った。
「……駄目、じゃないです……嬉しいです」
「そうか……」
微かに目を細めると、彼は指輪をしている方の手をもう一度取った。
「! ゆ、ユリウス様……っ!」
その手──正確には指輪──にゆっくりと口づける。
狼狽した彼女が咄嗟に声を上げるが、ユリウスの薄い唇は離れようとしない。
無理に手を引っ込めようとしてしまったら、指輪の装飾に彼の肌が傷つけてしまいそうだ。
リーゼロッテは顔を真っ赤にしながらも、指輪にかかる温もりに堪えた。
「リーゼ……」
唇が離れ、やっと終えた、羞恥に耐えられた、とリーゼロッテがほっとしたのも束の間、熱っぽく名を呼んだユリウスが手を離してくれない。
リーゼロッテはどぎまぎしながら、彼を見つめた。
見上げる彼の顔に夕日の赤が差す。
端正で冷たい印象を与える彼の顔が、熱のこもる視線と相まって、今ばかりは情熱的に見える。
(……ユリウス……様……)
跪いた姿勢のまま、彼は口を開いた。
「私は、以前君に、離れていくなと言ったな」
「……はい」
「その気持ちは……今は少し違う」
「え……?」
リーゼロッテの表情が僅かに曇る。
(もしかして……追放が解かれると仰られて……ということは……)
ハイベルク家からはまだ何も言われてないものの、追放が解かれればおそらく、リーゼロッテは自宅に戻されるだろう。
そして熱りが冷めたら適当な婚約者をあてがわれ──。
想像した未来に彼女の表情は沈んでいく。
先ほどの付与魔法も餞別としてなのかもしれない。
そんな彼女の心の内とは違い、ユリウスは愛おしそうに目を細めた。
「私が……リーゼから離れたくないのだ。今この瞬間も、この手を離したくない」
彼はリーゼロッテの手を引くと、その甲にそっと口づけた。
痺れるような熱い口づけが彼女を甘く縛り付ける。
ああ、そうだ。
この人は手放したりなんかしない、させてくれない。
ずっと焦がれていた彼女には分かっていたはずなのにどうして餞別などと妄想してしまったのか。
唇を離した彼は顔を上げる。
夕日に真っ赤に染められた彼は、まるで彼女の心のようだ。
「…………愛してる。追放が解かれても、私は……リーゼのそばにいたい。君にいて欲しい」
リーゼロッテは動けない。
言葉を紡ごうにも、熱い想いが苦しいほどに胸いっぱいに込み上げてきて声を出せない。
微かに繋がれた手が震えたが、それはどちらの震えだったか。
「…………」
「……リーゼ……?」
あまりに長い沈黙に、ユリウスは心配そうに彼女を呼んだ。
「……ゆめ、のようで……」
やっと絞り出せた言葉は小さく、もっとよく聞こえるようにと彼は立ち上がり彼女を引き寄せた。
「ユリウス様に……そう言っていただけるなんて……夢のようで……」
目頭を熱くしたリーゼロッテの言葉に、ユリウスはゆっくりと、何度も頷く。
「本当に、よろしいのですか……? 私は……聖女の力もままならない……ユリウス様のお隣になど……」
視線を方々に這わせながらの言葉は最後まで言えなかった。
ユリウスに抱き寄せられた彼女の口は、肩口に埋められる。
彼の温もりと香りに包まれて息が止まる思いがした。
「私が好きになったのは聖女のリーゼではない。優しくて誰かのために懸命になれるリーゼだ。そして少しだけ泣き虫な、な……」
耳元で響く低く甘い声に、彼女の瞳から熱を持った涙が自然とこぼれ落ちる。
「ユリウス様……」
縋るように彼の背に腕を回すと、彼もまた安堵するように息を吐き、腕の力を強めた。
「愛してる……」
「……私も、です」
他の誰に聞かれるともなく囁き合った声は混ざり合うように残響する。
離れがたい気持ちを抑えるように、どちらともなく腕の力を緩めた彼らは、視線を絡ませると、深く深く口付け合った。
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