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第二幕 肆
優しいぬくもり
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「……それで。あなたは一体どこまでついて来るつもりなの?」
私は学生寮の前で立ち止まり、周りに誰もいないことを確認してからそう呟いた。
そう。虎太郎はあの後もずっと私の後ろをついてきて、今現在も真後ろにいる。
ここは女子寮だから、男子禁制なんですけど。
「え? 加奈子の家じゃないの?」
「ここは女子寮なの! 男子禁制!」
「えぇ~~~!! じゃあ僕どこ行けばいいのさ~!」
とても不満そうにそう言うけれど、じゃあ今までどこでどうやって生活してきたのよ。犬として生きていた頃には特定の家は持たなかったって言ってたじゃない。
「今までどうしてたのよ」
「優しそうだな~って思った知らない人の家に上がってた」
「……」
とぼけたような顔をして平然とそんな事言ってるけど、私は思わず顔をひく付かせて苦笑いを浮かべ虎太郎を見た。
それ、本気で言ってるの? 危機感も何もないとても危ない行為だわ。いや、そもそも、普通の人には見えないって言ったって、それはやったらダメでしょう。
私は思わず頭に手を当てて大きなため息を吐いた。
「……その行動は大問題よ」
「え? そうなの?」
「今は昔とは違うの! それはしたら絶対にダメ! 絶対に!」
「わ、分かったよ……」
今は昔と違うんだからそう言う事したら事件扱いだわ。いや、昔でも問題ではあるけど……。あやかしで他の人には見えないからと言ってそれはどうかと思うわ。
何か、世間知らずで無知な手のかかる弟みたいで頭が痛くなってくる。だけど……。今までそうしてたって言うのなら、もし今このまま部屋に入れなかったら、また誰かの家に平気で入っていくんだろうな……。
「……分かった。部屋に入ってもいいわ。でも……」
「やった!」
虎太郎は私の言葉を待たずに、それはそれは嬉しそうに顔をほころばせて尻尾を振りながら、私よりも先に女子寮の玄関である自動ドアの前まで駆けていく。
「加奈子! 早く早く!」
「……」
何だろう。急に前途多難な予感しかしない。
私が目を閉じて頭を抱え、浅い溜息を吐いてもう一度顔を上げると、そこには茶色の毛並みをした犬姿の虎太郎が元気いっぱいに尻尾を振りながら、くるくるとその場を回って私が来るのを待っていた。
……あ。そうか。
見えないとはいえ人の姿をしていなければ、私としてもやりやすい。
「虎太郎。お願いだから部屋にいる間は犬のままでいてくれる?」
「何でさ?」
「な・ん・で・も!」
「うん、分かった!」
そんなあっさりと……。
これで幸之助より年上だと言う事がどうにも信じられない。どちらかと言えば幸之助の方が大人っぽいと言うか……。
そこまで考えて、一人「あぁ」と、妙に納得した。
幸之助は澄ましたような雰囲気が強い猫らしい感じだった。逆に虎太郎は明るく陽気な犬だ。でも日本犬ってここまで洋犬みたいな“のほほん気質”じゃなかったと思うんだけどな……。
私はそんな事を考えながら、女子寮へのドアを虎太郎と一緒にくぐった。
「こんにちは」
エレベーターで二階に上がり、自分の部屋に向かう途中の廊下で、反対方向からやって来た女子に声を掛けられる。
「あ、こんにちは……」
私が返事を返すと、彼女はうっすら口元に笑みを浮かべてぺこりと頭を下げ、エレベーターの方へ歩いていく。その後姿を見送りながら、私は首を傾げた。
あんな子、この寮にいたかしら……?
儚いくらい線が細く綺麗なさらさらストレートの黒髪をした、いかにもお嬢様って感じの女の子。薄水色のワンピースを着ていて、動きがとてもおしとやか。大和撫子とはきっと彼女のようなことを言うなって感じの、清楚な女の子だった。
ここでは一度も見たことないんだけど……あ、もしかしてあれかしら。愛華が言っていた編入生。あの子のことかもしれない。
「加奈子?」
「え? あ、ごめん。見たことない子だったからつい」
足元から虎太郎が小首を傾げながら私を見上げて来るから、現実に引き戻される。すると虎太郎はちらっと先ほどの女子の去った方を見た。
「僕あいつ知ってる」
「え?」
「管狐《くだぎつね》だ。この辺にいるようになったんだなぁ、あいつ」
虎太郎の何気ないその言葉に、私はギョッと目を見開いて思わず彼女が去って行った方向を振り返る。
管狐って聞きなれない言葉だけど、それってつまりあれでしょ。あの子もあやかしって事でしょ?
「え、じゃ、じゃあ、あの子もあやかしってこと?」
「うん。この辺りでは見ないんだけど、珍しいこともあるんだなぁ」
「珍しいって……?」
「管狐はさ、この関東一帯のあやかしなんだ。でもどちらかと言えば上信越とかあっちの方。今は八王子とかそっちに住んでるって聞いてるけど……。忙しいやつだから色んな所にいて滅多に会えないんだよ。あと、管狐は化けるのが上手くてさ。あいつは他の人にも普通に見る事が出来るよ。あ、あとね。あいつ元々細い小枝くらいの大きさでさ、必要に応じて75匹まで増えるんだ」
「えええ?!」
その言葉に私は驚きを隠しきれなかった。
普通に他の人間たちに見えるあやかしもいるんだ。って言うより75匹まで増えるってどう言う事? 分身するってことよね……。そんなの初めて聞いた。
「管狐は便利屋だよ。名前は確か……飯綱《いづな》って言ったと思う」
「その、飯綱がなんでこんな所に……」
「それは……見てみれば分かるんじゃない?」
そう言って、虎太郎は私の部屋の前でこちらを振り返った。
不思議に思って覗き込むと、ドアの前には古めかしい小さな煙管《キセル》が置かれている。
「煙管だ……」
「何か伝言、あるかもよ?」
そう言う虎太郎に、私はとりあえず煙管を持ったままドアの鍵を開けて部屋に入った。
私は荷物を置いて、テーブルの上に煙管を置いてみた。
虎太郎は私の隣に腰を下ろしてその煙管を私と同じように覗き込んでいる。
しばらくじーっと二人で顔を突き合わせてみていたけど、一向に何かが出て来るとかそう言う雰囲気はない。
そもそも伝言って……こうして待ってたら出てくるものなのかしら。
「これ、どうすればいいの?」
「叩いてみたら?」
「叩く?」
私は指先でその小さな煙管の真ん中をコンコン、と叩いてみた。すると湯気のような物が煙管の先から出てきて、本当に小さな狐の形を象ると、それはちょこんと机の上に座った。
わぁ……可愛い。
『藤岡加奈子殿ですね? お初にお目にかかります。私は飯綱と申します』
「あ、はい。どうも……」
鈴を転がすようなとても可愛らしい声で飯綱と名乗る狐が話を続けた。
『妖狐様より命を頂きました。加奈子殿のお傍にお仕えするようにと』
「妖狐から?」
うそ。妖狐がわざわざ私の為に彼女を遣わせてくれたわけ? そこまで気を使わなくても大丈夫なのに……。でも、正直ちょっと嬉しかった。まさかこんなに気にかけてくれるなんて思わなかったから……。
『そこにいる犬神から聞いたかもしれませんが、私は人に化けることが出来ます。よって、この度加奈子殿が通われている大学の編入生と言う形を取らせて頂きました』
「あ、やっぱりそうなんだ」
『以後、宜しくお願い申し上げます。最後に、私は最大75匹まで自分の身を分ける事が出来ます。幸之助殿への伝言なども賜ることが可能です。必要に応じてお使いください』
飯綱はそう言うとふわっと消え去った。
離れていても、ちゃんと皆のあったかさが伝わってきてさっきまでの落ち込んだ気持ちがすっかり溶けて消えて、ジンと胸が温かくなる。
「加奈子?」
「……ん。何でもない」
すると虎太郎は突然私の涙をぺろぺろと舐めとった。
「ちょ、わぁっ!」
「あ、ごめん」
突然の事にひっくり返りそうになったけれど、それに驚いた虎太郎が咄嗟に謝るものだから、私はおかしくなってクスクスと笑い出した。
離れてても一人じゃないって分かってたはずなのに、もう忘れかけてた。環境が変わるとこうも簡単に流されそうになるなんて、恐ろしい。でも、もう大丈夫。明日からしっかり頑張ろう。そして胸張って皆に会えるようにならないとね!
私は学生寮の前で立ち止まり、周りに誰もいないことを確認してからそう呟いた。
そう。虎太郎はあの後もずっと私の後ろをついてきて、今現在も真後ろにいる。
ここは女子寮だから、男子禁制なんですけど。
「え? 加奈子の家じゃないの?」
「ここは女子寮なの! 男子禁制!」
「えぇ~~~!! じゃあ僕どこ行けばいいのさ~!」
とても不満そうにそう言うけれど、じゃあ今までどこでどうやって生活してきたのよ。犬として生きていた頃には特定の家は持たなかったって言ってたじゃない。
「今までどうしてたのよ」
「優しそうだな~って思った知らない人の家に上がってた」
「……」
とぼけたような顔をして平然とそんな事言ってるけど、私は思わず顔をひく付かせて苦笑いを浮かべ虎太郎を見た。
それ、本気で言ってるの? 危機感も何もないとても危ない行為だわ。いや、そもそも、普通の人には見えないって言ったって、それはやったらダメでしょう。
私は思わず頭に手を当てて大きなため息を吐いた。
「……その行動は大問題よ」
「え? そうなの?」
「今は昔とは違うの! それはしたら絶対にダメ! 絶対に!」
「わ、分かったよ……」
今は昔と違うんだからそう言う事したら事件扱いだわ。いや、昔でも問題ではあるけど……。あやかしで他の人には見えないからと言ってそれはどうかと思うわ。
何か、世間知らずで無知な手のかかる弟みたいで頭が痛くなってくる。だけど……。今までそうしてたって言うのなら、もし今このまま部屋に入れなかったら、また誰かの家に平気で入っていくんだろうな……。
「……分かった。部屋に入ってもいいわ。でも……」
「やった!」
虎太郎は私の言葉を待たずに、それはそれは嬉しそうに顔をほころばせて尻尾を振りながら、私よりも先に女子寮の玄関である自動ドアの前まで駆けていく。
「加奈子! 早く早く!」
「……」
何だろう。急に前途多難な予感しかしない。
私が目を閉じて頭を抱え、浅い溜息を吐いてもう一度顔を上げると、そこには茶色の毛並みをした犬姿の虎太郎が元気いっぱいに尻尾を振りながら、くるくるとその場を回って私が来るのを待っていた。
……あ。そうか。
見えないとはいえ人の姿をしていなければ、私としてもやりやすい。
「虎太郎。お願いだから部屋にいる間は犬のままでいてくれる?」
「何でさ?」
「な・ん・で・も!」
「うん、分かった!」
そんなあっさりと……。
これで幸之助より年上だと言う事がどうにも信じられない。どちらかと言えば幸之助の方が大人っぽいと言うか……。
そこまで考えて、一人「あぁ」と、妙に納得した。
幸之助は澄ましたような雰囲気が強い猫らしい感じだった。逆に虎太郎は明るく陽気な犬だ。でも日本犬ってここまで洋犬みたいな“のほほん気質”じゃなかったと思うんだけどな……。
私はそんな事を考えながら、女子寮へのドアを虎太郎と一緒にくぐった。
「こんにちは」
エレベーターで二階に上がり、自分の部屋に向かう途中の廊下で、反対方向からやって来た女子に声を掛けられる。
「あ、こんにちは……」
私が返事を返すと、彼女はうっすら口元に笑みを浮かべてぺこりと頭を下げ、エレベーターの方へ歩いていく。その後姿を見送りながら、私は首を傾げた。
あんな子、この寮にいたかしら……?
儚いくらい線が細く綺麗なさらさらストレートの黒髪をした、いかにもお嬢様って感じの女の子。薄水色のワンピースを着ていて、動きがとてもおしとやか。大和撫子とはきっと彼女のようなことを言うなって感じの、清楚な女の子だった。
ここでは一度も見たことないんだけど……あ、もしかしてあれかしら。愛華が言っていた編入生。あの子のことかもしれない。
「加奈子?」
「え? あ、ごめん。見たことない子だったからつい」
足元から虎太郎が小首を傾げながら私を見上げて来るから、現実に引き戻される。すると虎太郎はちらっと先ほどの女子の去った方を見た。
「僕あいつ知ってる」
「え?」
「管狐《くだぎつね》だ。この辺にいるようになったんだなぁ、あいつ」
虎太郎の何気ないその言葉に、私はギョッと目を見開いて思わず彼女が去って行った方向を振り返る。
管狐って聞きなれない言葉だけど、それってつまりあれでしょ。あの子もあやかしって事でしょ?
「え、じゃ、じゃあ、あの子もあやかしってこと?」
「うん。この辺りでは見ないんだけど、珍しいこともあるんだなぁ」
「珍しいって……?」
「管狐はさ、この関東一帯のあやかしなんだ。でもどちらかと言えば上信越とかあっちの方。今は八王子とかそっちに住んでるって聞いてるけど……。忙しいやつだから色んな所にいて滅多に会えないんだよ。あと、管狐は化けるのが上手くてさ。あいつは他の人にも普通に見る事が出来るよ。あ、あとね。あいつ元々細い小枝くらいの大きさでさ、必要に応じて75匹まで増えるんだ」
「えええ?!」
その言葉に私は驚きを隠しきれなかった。
普通に他の人間たちに見えるあやかしもいるんだ。って言うより75匹まで増えるってどう言う事? 分身するってことよね……。そんなの初めて聞いた。
「管狐は便利屋だよ。名前は確か……飯綱《いづな》って言ったと思う」
「その、飯綱がなんでこんな所に……」
「それは……見てみれば分かるんじゃない?」
そう言って、虎太郎は私の部屋の前でこちらを振り返った。
不思議に思って覗き込むと、ドアの前には古めかしい小さな煙管《キセル》が置かれている。
「煙管だ……」
「何か伝言、あるかもよ?」
そう言う虎太郎に、私はとりあえず煙管を持ったままドアの鍵を開けて部屋に入った。
私は荷物を置いて、テーブルの上に煙管を置いてみた。
虎太郎は私の隣に腰を下ろしてその煙管を私と同じように覗き込んでいる。
しばらくじーっと二人で顔を突き合わせてみていたけど、一向に何かが出て来るとかそう言う雰囲気はない。
そもそも伝言って……こうして待ってたら出てくるものなのかしら。
「これ、どうすればいいの?」
「叩いてみたら?」
「叩く?」
私は指先でその小さな煙管の真ん中をコンコン、と叩いてみた。すると湯気のような物が煙管の先から出てきて、本当に小さな狐の形を象ると、それはちょこんと机の上に座った。
わぁ……可愛い。
『藤岡加奈子殿ですね? お初にお目にかかります。私は飯綱と申します』
「あ、はい。どうも……」
鈴を転がすようなとても可愛らしい声で飯綱と名乗る狐が話を続けた。
『妖狐様より命を頂きました。加奈子殿のお傍にお仕えするようにと』
「妖狐から?」
うそ。妖狐がわざわざ私の為に彼女を遣わせてくれたわけ? そこまで気を使わなくても大丈夫なのに……。でも、正直ちょっと嬉しかった。まさかこんなに気にかけてくれるなんて思わなかったから……。
『そこにいる犬神から聞いたかもしれませんが、私は人に化けることが出来ます。よって、この度加奈子殿が通われている大学の編入生と言う形を取らせて頂きました』
「あ、やっぱりそうなんだ」
『以後、宜しくお願い申し上げます。最後に、私は最大75匹まで自分の身を分ける事が出来ます。幸之助殿への伝言なども賜ることが可能です。必要に応じてお使いください』
飯綱はそう言うとふわっと消え去った。
離れていても、ちゃんと皆のあったかさが伝わってきてさっきまでの落ち込んだ気持ちがすっかり溶けて消えて、ジンと胸が温かくなる。
「加奈子?」
「……ん。何でもない」
すると虎太郎は突然私の涙をぺろぺろと舐めとった。
「ちょ、わぁっ!」
「あ、ごめん」
突然の事にひっくり返りそうになったけれど、それに驚いた虎太郎が咄嗟に謝るものだから、私はおかしくなってクスクスと笑い出した。
離れてても一人じゃないって分かってたはずなのに、もう忘れかけてた。環境が変わるとこうも簡単に流されそうになるなんて、恐ろしい。でも、もう大丈夫。明日からしっかり頑張ろう。そして胸張って皆に会えるようにならないとね!
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