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伍
たった一度の過ち
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幸之助は華鼠のその話を黙って聞いていたが、表情はとても険しいものだった。
華鼠は酒を煽り、障子の外へ目を向ける。
外はすっかり雪が降り積もり、辺りは真っ白い銀世界に変わっていた。底冷えするような寒さが隙間から吹き込んで来ることに、華鼠は立ち上がるとそっと障子戸を締める。幸之助はそんな華鼠を見ることもなくじっと自分の手元を見つめていたが、ふいに口を開いた。
「……お福殿は……」
「もんて来たよ」
「え?」
幸之助が言わんとする事を予期していたかのように、華鼠はすぐさま答えた。
そのまま帰ってこなかったのではないか。そう思っていた幸之助は、想定していなかったその答えに驚いて華鼠を振り返る。
「家を出て数日経ってから、ボロボロになった状態で九兵衛のところへもんてきた。けど、正気の沙汰やなかった」
背中に幸之助の視線を感じながら華鼠はそう言うと、ゆっくりと振り返る。
彼女のその表情は、お福を想い、九兵衛を想い、心を痛めているような寂しげな目をしていた。
「もんてきたお福は子を孕んじょった。家を出て夜盗に襲われて……。九兵衛じゃなく、どこの誰とも知らん男の子供を孕んで帰ってきたがよ」
「……」
「お福は、その子が九兵衛と自分の子供やと、有りもしない現実を自分ですり替えてまで信じちょった。当時、うちも九兵衛から話を聞いて何度かお福の様子を見に行ったがやけど、とても普通の精神状態やなかったで」
様子を見に行ったお福は、大きくなった腹を撫でながらぶつぶつと譫言を呟いていた。視線はどこを見るでもなく、ぼんやりと畳の一点を見つめ続けていた。九兵衛が声をかければ、緩慢な動きでこちらを振り返り生気のない表情でただニコリと微笑みかけて来る。そして「もうすぐうちとお前様の可愛い可愛いややが産まれますよ」と抑揚のない声で呟き、くすくすと笑ってはまた畳を見つめて自分の腹を摩っていた。
そんな日々が続き、お福は日に日に衰弱していくばかりだったと言う。
「その後お福は子を産んですぐに亡くなり、九兵衛はその子を養子に出した。……無責任やったがよ。何もかも。責任も取れんのに人間を嫁に娶り、更には狂わせた。夜盗に襲われ、誰の子かも分からん子を産ませた……。九兵衛は結局、お福に対する負い目に耐えられずに子供を養子に出してすぐに自害しよった」
幸之助は険しい表情を浮かべたまま再び視線を落とす。
まさか、お福がそんな末路を辿っていたなんて全然知らなかった。幸せに暮らしているものだろうと、真吉もおヨネも信じていたのに……。
黙り込んだ幸之助に、華鼠は腕を組んで険しい表情を浮かべ口を開く。
「あの時、実際に九兵衛の子供を宿したとしても、同じ末路を辿ったに変わらんかったやろうと思う。結局最後に残るのは、ただ後悔だけしかない」
「……」
「幸之助。昔と今は時代がちゃうのは分かっちゅう。けんど、うちはそこだけは今も昔も変わっちょらんと思うちゅう。もし、加奈子殿の事を想うならただの主として慕う気持ちでおったほうが、お互い苦しまんがやないろうか」
華鼠はその事で大切な仲間を失った。傷つけなくてもいい人達を傷つけた。たった一つの過ちで、失わなくていいものを失ってしまった。それが彼女にとっての後悔だ。
これは、同じ思いをもう誰にもしてほしくないがゆえの忠告でもある。
彼女の忠告はとてもありがたいもので、理解はできる。だが、幸之助は自分の胸に芽吹いた「恋しい」と想う気持ちに気付いてしまった。真吉の時のような「慕う」気持ち以上に、加奈子に恋慕しているとハッキリ言える。
本当は自分も分かっているのだ。彼女の事をこんな風に想い慕うのは間違っていると。加奈子は主であり、普通の人間。そう言う対象にしてはいけない相手。
以前似たような質問を鞍馬にされた時に答えた「今度は最期を看取ることが出来る」と言った言葉は、主として加奈子を見ようとしていたから出た言葉だ。その覚悟は出来ていると言っても……本当に自分はその覚悟があるのだろうか。
心から恋しいと想う相手。その相手の傍にいたいと想う気持ち。
今なら九兵衛の気持ちが分かるような気がした。何に置いても、彼女が欲しいと願ってやまない気持ち。
「若いからと、安易な行動は慎むべきやで。幸之助」
「華鼠殿……」
まるでこちらの気持ちを見透かすかのように釘を刺す華鼠に、幸之助は顔を上げた。
華鼠は真面目な顔をして幸之助を見つめ返し、改めて口を開く。
「幸之助は無知やないし賢いき大丈夫やろうと思う。余計なお世話やってことも分かっちゅう。でも、よう考えた方がえいと思うで。うちが言えるがは、こんぐらいやき」
そう言うと、華鼠は長いため息を一つ吐いた。
「さて、辛気臭い話はこれくらいにして、うちも厠へ行って来るわ。そう言えば鞍馬は厠からもんて来てないんやない? 今頃雪の布団被って寝ゆうかもしれんき、ついでに見て来るわ」
すっと障子を開くと底冷えする冷たい風と雪が室内に吹き込んでくるが、すぐに閉められた事で、数粒舞い込んだ雪が幸之助の傍に落ちて消える。
「……」
溶けて消えた雪の跡を見つめ、幸之助は膝の上に置いた手をぎゅっと握り締めた。
◆◇◆◇◆
この日は、東京でも珍しく雪が降り始めていた。
朝からどんよりとした曇天。一気に気温が下がって底冷えする寒さに、閉まってあったコートやマフラー、手袋や厚手のタイツを引っ張り出した私は、実家に帰って来ていた。
私の実家は世田谷の砧公園の傍にある一戸建て。
父は弁護士で母は秘書をしていて、裕福な家に育ったと言えばそうだと言える。
今日は土曜日で学校がお休みだし、何より決めたことがあるからそれを伝えに来たんだ。
「ほぇ~……加奈子の実家でっかいんだね~」
「別にでかくはないと思うけど。どこにでもある家でしょ」
「だって車二台も止められるんだよ。屋根付きだし、車庫の門なんか勝手に開くじゃん」
虎太郎は1人で興奮気味だ。
別に実家に行くだけだからついてこなくていいって言ったんだけど、どうしてもって言うから一緒に来たんだ。
「念のため、お父さんとお母さんには見えないだろうけど、実家にいる間は静かにしててよね」
「うん。分かった」
頷く虎太郎を見て、私は玄関に続く門を抜けて階段を上りインターフォンを押す。するとすぐにドアが開かれて母が顔を覗かせた。
「お帰り。加奈子」
「ただいま」
「寒いから早く入って。お父さんも今日はそんなに忙しくないみたいだから、時間をとれるって言ってたわ」
事前に「決めたことがあるから、それを二人に話に帰る」ってことは電話してあったから、お母さんはお父さんにも話を通してくれていた。
寒さに急いでドアを閉めると、懐かしい実家の風景が広がる。
相変わらず埃一つ落ちてない、ぴかぴかに磨かれた玄関。入って目の前に置かれている棚の上には可愛い小物が綺麗に飾られている。
玄関を入ってすぐ左手には私の部屋がある二階に上がる階段があるのだけど、今日はそこに寄る用事はなくて、階段脇の廊下の突き当りにあるリビングに足を向けた。
ガラス戸を開けて中に入ると12畳のリビングとカウンターキッチン、50インチの大きなテレビやらふかふかなソファやらが並んでいて、そのソファの端っ子にオットマンに足をのせて座っているお父さんの姿があった。
「お父さん、ただいま」
「おかえり加奈子」
荷物をソファに置きながら声をかけると、お父さんの膝の上に抱かれていた飼い猫のキャロルが顔を上げてこちらをじっと見つめてきた。
グレーの毛並みが綺麗なロシアンブルーのキャロルの目線は、どちらかと言えば私と言うよりも私の後ろにいる虎太郎に向けられているみたい……。
私はちらりと虎太郎を見ると、彼はひょいと肩をすくめて見せた。「別に何もしないって」と言わんばかりの顔だ。
お母さんがお菓子と紅茶の入ったカップを乗せたトレーを持ってやってきて、テーブルに並べ始める。
「寒かったでしょ。あったかい紅茶でも飲んで温まりなさい」
「ありがと」
私は遠慮なく、淹れたての温かい紅茶を口に含んだ。
華鼠は酒を煽り、障子の外へ目を向ける。
外はすっかり雪が降り積もり、辺りは真っ白い銀世界に変わっていた。底冷えするような寒さが隙間から吹き込んで来ることに、華鼠は立ち上がるとそっと障子戸を締める。幸之助はそんな華鼠を見ることもなくじっと自分の手元を見つめていたが、ふいに口を開いた。
「……お福殿は……」
「もんて来たよ」
「え?」
幸之助が言わんとする事を予期していたかのように、華鼠はすぐさま答えた。
そのまま帰ってこなかったのではないか。そう思っていた幸之助は、想定していなかったその答えに驚いて華鼠を振り返る。
「家を出て数日経ってから、ボロボロになった状態で九兵衛のところへもんてきた。けど、正気の沙汰やなかった」
背中に幸之助の視線を感じながら華鼠はそう言うと、ゆっくりと振り返る。
彼女のその表情は、お福を想い、九兵衛を想い、心を痛めているような寂しげな目をしていた。
「もんてきたお福は子を孕んじょった。家を出て夜盗に襲われて……。九兵衛じゃなく、どこの誰とも知らん男の子供を孕んで帰ってきたがよ」
「……」
「お福は、その子が九兵衛と自分の子供やと、有りもしない現実を自分ですり替えてまで信じちょった。当時、うちも九兵衛から話を聞いて何度かお福の様子を見に行ったがやけど、とても普通の精神状態やなかったで」
様子を見に行ったお福は、大きくなった腹を撫でながらぶつぶつと譫言を呟いていた。視線はどこを見るでもなく、ぼんやりと畳の一点を見つめ続けていた。九兵衛が声をかければ、緩慢な動きでこちらを振り返り生気のない表情でただニコリと微笑みかけて来る。そして「もうすぐうちとお前様の可愛い可愛いややが産まれますよ」と抑揚のない声で呟き、くすくすと笑ってはまた畳を見つめて自分の腹を摩っていた。
そんな日々が続き、お福は日に日に衰弱していくばかりだったと言う。
「その後お福は子を産んですぐに亡くなり、九兵衛はその子を養子に出した。……無責任やったがよ。何もかも。責任も取れんのに人間を嫁に娶り、更には狂わせた。夜盗に襲われ、誰の子かも分からん子を産ませた……。九兵衛は結局、お福に対する負い目に耐えられずに子供を養子に出してすぐに自害しよった」
幸之助は険しい表情を浮かべたまま再び視線を落とす。
まさか、お福がそんな末路を辿っていたなんて全然知らなかった。幸せに暮らしているものだろうと、真吉もおヨネも信じていたのに……。
黙り込んだ幸之助に、華鼠は腕を組んで険しい表情を浮かべ口を開く。
「あの時、実際に九兵衛の子供を宿したとしても、同じ末路を辿ったに変わらんかったやろうと思う。結局最後に残るのは、ただ後悔だけしかない」
「……」
「幸之助。昔と今は時代がちゃうのは分かっちゅう。けんど、うちはそこだけは今も昔も変わっちょらんと思うちゅう。もし、加奈子殿の事を想うならただの主として慕う気持ちでおったほうが、お互い苦しまんがやないろうか」
華鼠はその事で大切な仲間を失った。傷つけなくてもいい人達を傷つけた。たった一つの過ちで、失わなくていいものを失ってしまった。それが彼女にとっての後悔だ。
これは、同じ思いをもう誰にもしてほしくないがゆえの忠告でもある。
彼女の忠告はとてもありがたいもので、理解はできる。だが、幸之助は自分の胸に芽吹いた「恋しい」と想う気持ちに気付いてしまった。真吉の時のような「慕う」気持ち以上に、加奈子に恋慕しているとハッキリ言える。
本当は自分も分かっているのだ。彼女の事をこんな風に想い慕うのは間違っていると。加奈子は主であり、普通の人間。そう言う対象にしてはいけない相手。
以前似たような質問を鞍馬にされた時に答えた「今度は最期を看取ることが出来る」と言った言葉は、主として加奈子を見ようとしていたから出た言葉だ。その覚悟は出来ていると言っても……本当に自分はその覚悟があるのだろうか。
心から恋しいと想う相手。その相手の傍にいたいと想う気持ち。
今なら九兵衛の気持ちが分かるような気がした。何に置いても、彼女が欲しいと願ってやまない気持ち。
「若いからと、安易な行動は慎むべきやで。幸之助」
「華鼠殿……」
まるでこちらの気持ちを見透かすかのように釘を刺す華鼠に、幸之助は顔を上げた。
華鼠は真面目な顔をして幸之助を見つめ返し、改めて口を開く。
「幸之助は無知やないし賢いき大丈夫やろうと思う。余計なお世話やってことも分かっちゅう。でも、よう考えた方がえいと思うで。うちが言えるがは、こんぐらいやき」
そう言うと、華鼠は長いため息を一つ吐いた。
「さて、辛気臭い話はこれくらいにして、うちも厠へ行って来るわ。そう言えば鞍馬は厠からもんて来てないんやない? 今頃雪の布団被って寝ゆうかもしれんき、ついでに見て来るわ」
すっと障子を開くと底冷えする冷たい風と雪が室内に吹き込んでくるが、すぐに閉められた事で、数粒舞い込んだ雪が幸之助の傍に落ちて消える。
「……」
溶けて消えた雪の跡を見つめ、幸之助は膝の上に置いた手をぎゅっと握り締めた。
◆◇◆◇◆
この日は、東京でも珍しく雪が降り始めていた。
朝からどんよりとした曇天。一気に気温が下がって底冷えする寒さに、閉まってあったコートやマフラー、手袋や厚手のタイツを引っ張り出した私は、実家に帰って来ていた。
私の実家は世田谷の砧公園の傍にある一戸建て。
父は弁護士で母は秘書をしていて、裕福な家に育ったと言えばそうだと言える。
今日は土曜日で学校がお休みだし、何より決めたことがあるからそれを伝えに来たんだ。
「ほぇ~……加奈子の実家でっかいんだね~」
「別にでかくはないと思うけど。どこにでもある家でしょ」
「だって車二台も止められるんだよ。屋根付きだし、車庫の門なんか勝手に開くじゃん」
虎太郎は1人で興奮気味だ。
別に実家に行くだけだからついてこなくていいって言ったんだけど、どうしてもって言うから一緒に来たんだ。
「念のため、お父さんとお母さんには見えないだろうけど、実家にいる間は静かにしててよね」
「うん。分かった」
頷く虎太郎を見て、私は玄関に続く門を抜けて階段を上りインターフォンを押す。するとすぐにドアが開かれて母が顔を覗かせた。
「お帰り。加奈子」
「ただいま」
「寒いから早く入って。お父さんも今日はそんなに忙しくないみたいだから、時間をとれるって言ってたわ」
事前に「決めたことがあるから、それを二人に話に帰る」ってことは電話してあったから、お母さんはお父さんにも話を通してくれていた。
寒さに急いでドアを閉めると、懐かしい実家の風景が広がる。
相変わらず埃一つ落ちてない、ぴかぴかに磨かれた玄関。入って目の前に置かれている棚の上には可愛い小物が綺麗に飾られている。
玄関を入ってすぐ左手には私の部屋がある二階に上がる階段があるのだけど、今日はそこに寄る用事はなくて、階段脇の廊下の突き当りにあるリビングに足を向けた。
ガラス戸を開けて中に入ると12畳のリビングとカウンターキッチン、50インチの大きなテレビやらふかふかなソファやらが並んでいて、そのソファの端っ子にオットマンに足をのせて座っているお父さんの姿があった。
「お父さん、ただいま」
「おかえり加奈子」
荷物をソファに置きながら声をかけると、お父さんの膝の上に抱かれていた飼い猫のキャロルが顔を上げてこちらをじっと見つめてきた。
グレーの毛並みが綺麗なロシアンブルーのキャロルの目線は、どちらかと言えば私と言うよりも私の後ろにいる虎太郎に向けられているみたい……。
私はちらりと虎太郎を見ると、彼はひょいと肩をすくめて見せた。「別に何もしないって」と言わんばかりの顔だ。
お母さんがお菓子と紅茶の入ったカップを乗せたトレーを持ってやってきて、テーブルに並べ始める。
「寒かったでしょ。あったかい紅茶でも飲んで温まりなさい」
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