59 / 67
陸
隠し事
しおりを挟む
その日は夜遅くまで賑わい続けた。
鞍馬は虎太郎とサシでお酒の飲み比べをして、結局お互いにベロベロに酔っぱらって肩を組んだまま眠ってしまったし、お腹いっぱいになったやんこちゃんとてんこちゃんは頭を付き合わせたまま早々に眠ってしまった。
何だかんだでこの中で一番お酒が強いのは妖狐と言う事になったんだけど、妖狐は相変わらずお膳の上にある少量の食事と共に、顔色を変えず平然と自分のペースでまだお酒を飲んでいる。
姿勢を崩すこともなく、綺麗に飲食をする姿には惚れ惚れしてしまうくらいだ。
私とやこと幸之助は後片付けに追われて、全然酔っぱらったりする暇なんかなかった。
おちょこも徳利も何本もあっちこっちに転がっているわ、食べこぼしが落ちているわ、お酒が零れているわ……。強盗にでも入ったのかって言うぐらい散らかってる。
幸之助とやこがせっせと空いたお皿や徳利を炊事場で片付けてくれている間に、私は片付けの邪魔になりそうな鞍馬たちを揺すり起こす。
「ほら鞍馬! ちょっともう、ちゃんと部屋で寝なさいよ!」
「んがぁ~っ! もう飲めんん~……」
「一体いつまで飲んでんのよ。こんなに酔い潰れて良く平気よね。虎太郎! 虎太郎も! 起きて!」
「ん~……加奈子ぉ~……?」
二人とも真っ赤な顔をして伸びきっている。
私にはこんな大男たちを抱えて部屋に運ぶのは不可能だわ。何としてでも起きて貰わないと。
「起きて!」
「……」
「ん~……」
鞍馬はもう全然ダメ。ひっくり返ったまま凄いイビキをかいて反応なし。虎太郎はまだ反応を示してくれるから、せめて彼ぐらいは自分の足で部屋に移動してもらいたい。けど、だんだん反応しなくなってきた。
「虎太郎!」
「……」
ダメだ……。しょうがない。二人はこのままここで眠ってもらおう。
その為にはとりあえずこの大机を片付けて、掃除をしなきゃ。
「まったくも~……」
「……加奈子殿」
「え?」
私は大きなため息を吐くと、ふいに障子の傍に静かに座ったまま杯を傾けていた妖狐が私に声をかけてきた。
私が振り返ると、妖狐は柔和な表情を浮かべて手招きするもんだから、何があるのだろうと近づき彼の傍に座った。
「何ですか?」
「あなたの今後の事について少し話をしたいと思いまして」
「今後の事?」
改まってそう聞かれると、私は不思議に首を傾げた。
「えぇ。あと1年であなたはこの地に移り住むのですよね?」
「あ、はい。そうです」
「では、その後もずっとこの地に?」
「はい。そのつもりです」
「……そうですか」
何やらハッキリしない物言いに、もやもやとした気持ちになる。
妖狐ってこんな曖昧な話し方をするような人だったっけ? もっとピシッと言ってのけるようなタイプだと思ったんだけど……。
目の前で杯を傾けた妖狐に、私は徳利を手に取って再びその杯に酒を満たす。
「どうしたんですか? 何か問題でも……」
「いえ。私たちに問題はありませんよ。むしろあなたが近くにいてくれるようになると言う事はとても喜ばしく、有難い事です」
「じゃあ……」
何だって言うの? と言おうとして、妖狐のまじまじとこちらを見る目を見る。
吊り上がった目に朱色の瞳が真っすぐに私を見つめていて、私は射すくめられたかのようにその目から逸らせなくなった。
見つめ合っている時間は決して長い時間ではないのだけれど、息が詰まりそうなほど長く感じてしまう。
彼の視線は何か暗示をかけているかのように、私の頭をぼうっとさせた。
「あなたの本心をお聞きしたい」
「私の……本心?」
「誰にも言えないで抱えている、あなたの本音ですよ」
二ッと目を細めて笑い、妖狐は長い人指し指をトン、と私の額に指を押し当ててきた。
「不安があるなら、吐き出してしまうといい」
「え?」
「人間と言うのは隠し事が本当に下手ですね。隠し事をしようとしてそれとは違う行動を取ろうとする。……内容によっては、あなたを手伝えるかもしれません。それにそもそも、私にその話をするつもりだったんでしょう?」
ドキッとした。
私は誰にも話してない不安が、ずっと心の奥底にくすぶり続けている。
それは紛れもなく幸之助のことで、幸之助との関係のこともある。だけどそれだけじゃない。私はもっと根深いものに対しての不安を抱いていたんだ。
妖狐はそれに気付いたみたい。人の心を読めるのかしら……。
そう言えば妖狐は人に近しいあやかしだったっけ。色んな願い事をこれまでも聞いて来たから言わなくても見通せる力があるのかも。
確かに彼の言う通り、私も……このことは彼に相談したいと思っていたんだ。
私はこくりと頷いてから、視線を下げて膝の上に置いた手をぎゅっと握り締めた。
「……実は」
月が見える窓際に、チリチリとなる風鈴の音が響く。
その音を聞きながらぽつぽつと語る私の言葉に、妖狐は真剣な表情で黙ったまま何度も静かに頷き返して聞いてくれた。
胸の奥の奥にある不安を口にするたびに、私は心の重荷から解き放たれていくような気持になっていく。神社にお参りに行って何かを告白した後、どこか憑き物が落ちたかのようにスッキリした気持ちになった感じ。
だけど、ここで話を聞いてもらって良かったのかもしれない。いつまでもしこりみたいに抱えているのはしんどいもの。
すべて腹を割って打ち明けた私は小さく溜息を吐いた。
「……これは、その時まで誰にも言わないで欲しいんです」
まっすぐ妖狐を見て私がそう言うと、彼はまたもじっと私の顔を見て来る。
この人には隠し事は絶対に出来ないな。この目に見られると全部看破されてしまうに違いない。
妖狐はもう一度確認するかのように口を開く。
「……そこに、あなたの迷いはないのですね?」
「ありません」
ハッキリとした口調で答えると、妖狐は口元に緩く笑みを浮かべて頷き返した。
「分かりました。そう言う事でしたら、私はあなたに手を貸しましょう」
「あ……でも、もう一つのことについてはもう少し考えさせてください」
「えぇ。それはあなたの時間が許す限り、考えてみる方がいいでしょう。簡単なことではありませんから」
そう。彼らと違って私には限られた時間しかないんだもの。その時間の全てを使って、ちゃんと考えないと。
「ありがとうございます。聞いてもらえたことでこれからは、ずっと心配なく安心してやっていけると思います」
「それは良かった」
ニッコリと微笑む妖狐に、私も笑みを返した。
鞍馬は虎太郎とサシでお酒の飲み比べをして、結局お互いにベロベロに酔っぱらって肩を組んだまま眠ってしまったし、お腹いっぱいになったやんこちゃんとてんこちゃんは頭を付き合わせたまま早々に眠ってしまった。
何だかんだでこの中で一番お酒が強いのは妖狐と言う事になったんだけど、妖狐は相変わらずお膳の上にある少量の食事と共に、顔色を変えず平然と自分のペースでまだお酒を飲んでいる。
姿勢を崩すこともなく、綺麗に飲食をする姿には惚れ惚れしてしまうくらいだ。
私とやこと幸之助は後片付けに追われて、全然酔っぱらったりする暇なんかなかった。
おちょこも徳利も何本もあっちこっちに転がっているわ、食べこぼしが落ちているわ、お酒が零れているわ……。強盗にでも入ったのかって言うぐらい散らかってる。
幸之助とやこがせっせと空いたお皿や徳利を炊事場で片付けてくれている間に、私は片付けの邪魔になりそうな鞍馬たちを揺すり起こす。
「ほら鞍馬! ちょっともう、ちゃんと部屋で寝なさいよ!」
「んがぁ~っ! もう飲めんん~……」
「一体いつまで飲んでんのよ。こんなに酔い潰れて良く平気よね。虎太郎! 虎太郎も! 起きて!」
「ん~……加奈子ぉ~……?」
二人とも真っ赤な顔をして伸びきっている。
私にはこんな大男たちを抱えて部屋に運ぶのは不可能だわ。何としてでも起きて貰わないと。
「起きて!」
「……」
「ん~……」
鞍馬はもう全然ダメ。ひっくり返ったまま凄いイビキをかいて反応なし。虎太郎はまだ反応を示してくれるから、せめて彼ぐらいは自分の足で部屋に移動してもらいたい。けど、だんだん反応しなくなってきた。
「虎太郎!」
「……」
ダメだ……。しょうがない。二人はこのままここで眠ってもらおう。
その為にはとりあえずこの大机を片付けて、掃除をしなきゃ。
「まったくも~……」
「……加奈子殿」
「え?」
私は大きなため息を吐くと、ふいに障子の傍に静かに座ったまま杯を傾けていた妖狐が私に声をかけてきた。
私が振り返ると、妖狐は柔和な表情を浮かべて手招きするもんだから、何があるのだろうと近づき彼の傍に座った。
「何ですか?」
「あなたの今後の事について少し話をしたいと思いまして」
「今後の事?」
改まってそう聞かれると、私は不思議に首を傾げた。
「えぇ。あと1年であなたはこの地に移り住むのですよね?」
「あ、はい。そうです」
「では、その後もずっとこの地に?」
「はい。そのつもりです」
「……そうですか」
何やらハッキリしない物言いに、もやもやとした気持ちになる。
妖狐ってこんな曖昧な話し方をするような人だったっけ? もっとピシッと言ってのけるようなタイプだと思ったんだけど……。
目の前で杯を傾けた妖狐に、私は徳利を手に取って再びその杯に酒を満たす。
「どうしたんですか? 何か問題でも……」
「いえ。私たちに問題はありませんよ。むしろあなたが近くにいてくれるようになると言う事はとても喜ばしく、有難い事です」
「じゃあ……」
何だって言うの? と言おうとして、妖狐のまじまじとこちらを見る目を見る。
吊り上がった目に朱色の瞳が真っすぐに私を見つめていて、私は射すくめられたかのようにその目から逸らせなくなった。
見つめ合っている時間は決して長い時間ではないのだけれど、息が詰まりそうなほど長く感じてしまう。
彼の視線は何か暗示をかけているかのように、私の頭をぼうっとさせた。
「あなたの本心をお聞きしたい」
「私の……本心?」
「誰にも言えないで抱えている、あなたの本音ですよ」
二ッと目を細めて笑い、妖狐は長い人指し指をトン、と私の額に指を押し当ててきた。
「不安があるなら、吐き出してしまうといい」
「え?」
「人間と言うのは隠し事が本当に下手ですね。隠し事をしようとしてそれとは違う行動を取ろうとする。……内容によっては、あなたを手伝えるかもしれません。それにそもそも、私にその話をするつもりだったんでしょう?」
ドキッとした。
私は誰にも話してない不安が、ずっと心の奥底にくすぶり続けている。
それは紛れもなく幸之助のことで、幸之助との関係のこともある。だけどそれだけじゃない。私はもっと根深いものに対しての不安を抱いていたんだ。
妖狐はそれに気付いたみたい。人の心を読めるのかしら……。
そう言えば妖狐は人に近しいあやかしだったっけ。色んな願い事をこれまでも聞いて来たから言わなくても見通せる力があるのかも。
確かに彼の言う通り、私も……このことは彼に相談したいと思っていたんだ。
私はこくりと頷いてから、視線を下げて膝の上に置いた手をぎゅっと握り締めた。
「……実は」
月が見える窓際に、チリチリとなる風鈴の音が響く。
その音を聞きながらぽつぽつと語る私の言葉に、妖狐は真剣な表情で黙ったまま何度も静かに頷き返して聞いてくれた。
胸の奥の奥にある不安を口にするたびに、私は心の重荷から解き放たれていくような気持になっていく。神社にお参りに行って何かを告白した後、どこか憑き物が落ちたかのようにスッキリした気持ちになった感じ。
だけど、ここで話を聞いてもらって良かったのかもしれない。いつまでもしこりみたいに抱えているのはしんどいもの。
すべて腹を割って打ち明けた私は小さく溜息を吐いた。
「……これは、その時まで誰にも言わないで欲しいんです」
まっすぐ妖狐を見て私がそう言うと、彼はまたもじっと私の顔を見て来る。
この人には隠し事は絶対に出来ないな。この目に見られると全部看破されてしまうに違いない。
妖狐はもう一度確認するかのように口を開く。
「……そこに、あなたの迷いはないのですね?」
「ありません」
ハッキリとした口調で答えると、妖狐は口元に緩く笑みを浮かべて頷き返した。
「分かりました。そう言う事でしたら、私はあなたに手を貸しましょう」
「あ……でも、もう一つのことについてはもう少し考えさせてください」
「えぇ。それはあなたの時間が許す限り、考えてみる方がいいでしょう。簡単なことではありませんから」
そう。彼らと違って私には限られた時間しかないんだもの。その時間の全てを使って、ちゃんと考えないと。
「ありがとうございます。聞いてもらえたことでこれからは、ずっと心配なく安心してやっていけると思います」
「それは良かった」
ニッコリと微笑む妖狐に、私も笑みを返した。
0
あなたにおすすめの小説
後宮の偽花妃 国を追われた巫女見習いは宦官になる
gari@七柚カリン
キャラ文芸
旧題:国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く
☆4月上旬に書籍発売です。たくさんの応援をありがとうございました!☆ 植物を慈しむ巫女見習いの凛月には、二つの秘密がある。それは、『植物の心がわかること』『見目が変化すること』。
そんな凛月は、次期巫女を侮辱した罪を着せられ国外追放されてしまう。
心機一転、紹介状を手に向かったのは隣国の都。そこで偶然知り合ったのは、高官の峰風だった。
峰風の取次ぎで紹介先の人物との対面を果たすが、提案されたのは後宮内での二つの仕事。ある時は引きこもり後宮妃(欣怡)として巫女の務めを果たし、またある時は、少年宦官(子墨)として庭園管理の仕事をする、忙しくも楽しい二重生活が始まった。
仕事中に秘密の能力を活かし活躍したことで、子墨は女嫌いの峰風の助手に抜擢される。女であること・巫女であることを隠しつつ助手の仕事に邁進するが、これがきっかけとなり、宮廷内の様々な騒動に巻き込まれていく。
あまりさんののっぴきならない事情
菱沼あゆ
キャラ文芸
強引に見合い結婚させられそうになって家出し、憧れのカフェでバイトを始めた、あまり。
充実した日々を送っていた彼女の前に、驚くような美形の客、犬塚海里《いぬづか かいり》が現れた。
「何故、こんなところに居る? 南条あまり」
「……嫌な人と結婚させられそうになって、家を出たからです」
「それ、俺だろ」
そーですね……。
カフェ店員となったお嬢様、あまりと常連客となった元見合い相手、海里の日常。
後宮なりきり夫婦録
石田空
キャラ文芸
「月鈴、ちょっと嫁に来るか?」
「はあ……?」
雲仙国では、皇帝が三代続いて謎の昏睡状態に陥る事態が続いていた。
あまりにも不可解なために、新しい皇帝を立てる訳にもいかない国は、急遽皇帝の「影武者」として跡継ぎ騒動を防ぐために寺院に入れられていた皇子の空燕を呼び戻すことに決める。
空燕の国の声に応える条件は、同じく寺院で方士修行をしていた方士の月鈴を妃として後宮に入れること。
かくしてふたりは片や皇帝の影武者として、片や皇帝の偽りの愛妃として、後宮と言う名の魔窟に潜入捜査をすることとなった。
影武者夫婦は、後宮内で起こる事件の謎を解けるのか。そしてふたりの想いの行方はいったい。
サイトより転載になります。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる