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【第1章】旅男娼の幕開け
再結成
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チチチ……と小鳥の鳴き声で目が覚めたリーブル。
結局、夜の情事が激しさを増し、疲れてしまったリーブルは、ブラッドの控え室で寝てしまい朝を迎えてしまった。
ブラッドは、リーブルを上に乗せる形で寝に入っており、今も目を閉じたままだ。
瞳を閉じたブラッドの濃赤の髪を撫でて、瞼にちゅ、と軽くキスをする
リーブルは脱いだローブを羽織ると、ローブの下に隠れていたブラッドの黒のインナーがパサりと落ちる。
黒のインナーを拾い上げたリーブルは、鼻先を押し付けて、とろけた瞳でスンスンと匂いを嗅いでいる。
(ブラッドの匂い……♡ん、ちょっと土の匂いも混ざってる……♡)
すると、夢中になって嗅いでいたリーブルは、ガバリと大きな腕によって拘束される。
「ひゃうっ」と驚嘆の声が漏れて、拘束されたリーブルは胸板に引き寄せられる。
「……今日もするか?」
ブラッドは、ちゅっ、と先程のお返しをするようにリーブルの瞼にキスをする。
「!?お、起きてたんですかっ……?そ、それなら声をかけてくださ、んうっ……♡」
ちゅうちゅう、と昨晩の熱が冷めやまないブラッドは、リーブルの薄桃色の唇を貪る。
くにくに、とリーブルの乳首も弄るとリーブルは「んううっ、こら♡」とブラッドを制す。
「……ん、リーブ……可愛ryングッ」
ぐいーっ、とブラッドにインナーを顔に押し付けてぷくっ、とリーブルは頬を膨らます
「こ、この後はギルドに行きますからダメですっ!はい、返しますね!」
顔を赤くしたリーブルは、そそくさとローブを着直して、持っていたブラッドのインナーを渡す。
「インナー持ってた私が悪いですけど……その、ちゃんと着てください。……目が行きますからその身体は……」
リーブルが自ら付けたキスマークが、ブラッドの鎖骨辺りにいくつか残っている。
それをちらりと見ているリーブルが、色っぽくまた襲いたいと感じたブラッドだったが、リーブルに「ダメ」と言われた以上、これ以上迫ったら本気で怒られると確信した。
少しムゥ……と口を結びながらも言われた通りにインナーを着る。
「そういえば、もう闘技場では選手として出ないんですか?」
「もう必要ない。……それに、冒険者になるなら、そもそも選手として居られない」
着替え終わったブラッドが、ぎゅうとリーブルに抱きついてスリスリと鼻先を首筋に擦り付ける。
よほど半年会えなかったのが堪えたのだろう、となんだか愛おしい気持ちになったリーブルはよしよしと頭を撫でた。
「ふふ、それもそうですね。」
……………………………
「ブラッドぉ~~!?!?なんで闘技場を出てくんだァ~!!!」
2人が闘技場から出ようとした時、涙混じりの声で後ろからブラッドが呼び止められる。
恐らくはここのオーナーだろうか、男はブラッドの着ている外衣を引っ張って引き留めようとする。
「スンマセン。もう俺リーブと再会したんで。部屋賃は控え室に置いといたんで、じゃ」
スタスタスタ、と軽やかに早歩きするブラッドに追いつけず、つまづいて転ぶオーナーの男は泣きながら手を伸ばしている。
「ま、待ってぇ~~!!!!」
引き止めの声も虚しく、ブラッドは闘技場を後にした。
リーブルは内心、「悪いことしたかも」とオーナーの男に同情した。
………………
サンドリアス帝国の冒険者ギルドは、白い象牙色のゴシック様式の造りで、入口は常に空いている。
入口部分には魔法結界も張られているので、ギルド内でいざこざや乱闘が起きると強制的に締め出されるという画期的システムで成り立っている。
また、サンドリアス帝国のギルド組合の建物は他の国内でも所有しているギルド施設と比べても、巨大な建物で、人もよく集まるのだ。
リーブルとブラッドが受付に行くと「久しぶり」と声をかけられる。
「新しいクラン登録かな、リーブル」
黒い髪をかき揚げ、シルバーのピアスがキラリと光る。少しつり目の美男子の受付は、2人を見て微笑んでいる
「ロイズさん、お久しぶりです。」
リーブルは微笑んで少し会釈をする。それを見たブラッドも同じように会釈をする。
「会いたかったよ2人とも」とロイズは頬をついて話し出す。
「ブラッドは闘技場にしかいないし、リーブルはいないし、俺退屈してたんだよね。あ、この用紙ね。ギルド内での個人登録はされてるからクラン結成登録だけでお願い。ここに名前書いて」
手渡された用紙にカカッ、とペンで名前を書く。
ロイズは受け取った用紙を確認して、専用の箱に入れる。
「あ、そうそう」とロイズがリーブルにはい、とルビー色に輝くカードを手渡す。
カードには、うっすらと騎士の絵柄が彫られている。
「次から依頼を受け取る時は、受付後ろのあの部屋でね。…『特級昇格』おめでとう♡」
ぱちぱち。と軽く拍手するロイズに、リーブルはぷく…と頬を膨らます。
「勝手に『昇格』したんです?…ロイズさんったら…。」
「だって、もうレベル的にSランクじゃ釣り合い取れないし。それに、ギルド長たちが早く昇格させろってうるさいし…いいじゃん?ね?一応気にすると思ってランクは特級でも一番下の『マグナ』にしといたから。」
クスクス笑うロイズに、リーブルはすす…とロイズの手に自分の指を絡ませる。
「じゃあ、隣の商業ギルドで今日から『副業』登録もしますから…私の副業のお客さんとして来てくれたら許します♡」
「ふーん…?じゃ、副業登録し終わったらすぐいこっかなー…リーブル♡」
結局、夜の情事が激しさを増し、疲れてしまったリーブルは、ブラッドの控え室で寝てしまい朝を迎えてしまった。
ブラッドは、リーブルを上に乗せる形で寝に入っており、今も目を閉じたままだ。
瞳を閉じたブラッドの濃赤の髪を撫でて、瞼にちゅ、と軽くキスをする
リーブルは脱いだローブを羽織ると、ローブの下に隠れていたブラッドの黒のインナーがパサりと落ちる。
黒のインナーを拾い上げたリーブルは、鼻先を押し付けて、とろけた瞳でスンスンと匂いを嗅いでいる。
(ブラッドの匂い……♡ん、ちょっと土の匂いも混ざってる……♡)
すると、夢中になって嗅いでいたリーブルは、ガバリと大きな腕によって拘束される。
「ひゃうっ」と驚嘆の声が漏れて、拘束されたリーブルは胸板に引き寄せられる。
「……今日もするか?」
ブラッドは、ちゅっ、と先程のお返しをするようにリーブルの瞼にキスをする。
「!?お、起きてたんですかっ……?そ、それなら声をかけてくださ、んうっ……♡」
ちゅうちゅう、と昨晩の熱が冷めやまないブラッドは、リーブルの薄桃色の唇を貪る。
くにくに、とリーブルの乳首も弄るとリーブルは「んううっ、こら♡」とブラッドを制す。
「……ん、リーブ……可愛ryングッ」
ぐいーっ、とブラッドにインナーを顔に押し付けてぷくっ、とリーブルは頬を膨らます
「こ、この後はギルドに行きますからダメですっ!はい、返しますね!」
顔を赤くしたリーブルは、そそくさとローブを着直して、持っていたブラッドのインナーを渡す。
「インナー持ってた私が悪いですけど……その、ちゃんと着てください。……目が行きますからその身体は……」
リーブルが自ら付けたキスマークが、ブラッドの鎖骨辺りにいくつか残っている。
それをちらりと見ているリーブルが、色っぽくまた襲いたいと感じたブラッドだったが、リーブルに「ダメ」と言われた以上、これ以上迫ったら本気で怒られると確信した。
少しムゥ……と口を結びながらも言われた通りにインナーを着る。
「そういえば、もう闘技場では選手として出ないんですか?」
「もう必要ない。……それに、冒険者になるなら、そもそも選手として居られない」
着替え終わったブラッドが、ぎゅうとリーブルに抱きついてスリスリと鼻先を首筋に擦り付ける。
よほど半年会えなかったのが堪えたのだろう、となんだか愛おしい気持ちになったリーブルはよしよしと頭を撫でた。
「ふふ、それもそうですね。」
……………………………
「ブラッドぉ~~!?!?なんで闘技場を出てくんだァ~!!!」
2人が闘技場から出ようとした時、涙混じりの声で後ろからブラッドが呼び止められる。
恐らくはここのオーナーだろうか、男はブラッドの着ている外衣を引っ張って引き留めようとする。
「スンマセン。もう俺リーブと再会したんで。部屋賃は控え室に置いといたんで、じゃ」
スタスタスタ、と軽やかに早歩きするブラッドに追いつけず、つまづいて転ぶオーナーの男は泣きながら手を伸ばしている。
「ま、待ってぇ~~!!!!」
引き止めの声も虚しく、ブラッドは闘技場を後にした。
リーブルは内心、「悪いことしたかも」とオーナーの男に同情した。
………………
サンドリアス帝国の冒険者ギルドは、白い象牙色のゴシック様式の造りで、入口は常に空いている。
入口部分には魔法結界も張られているので、ギルド内でいざこざや乱闘が起きると強制的に締め出されるという画期的システムで成り立っている。
また、サンドリアス帝国のギルド組合の建物は他の国内でも所有しているギルド施設と比べても、巨大な建物で、人もよく集まるのだ。
リーブルとブラッドが受付に行くと「久しぶり」と声をかけられる。
「新しいクラン登録かな、リーブル」
黒い髪をかき揚げ、シルバーのピアスがキラリと光る。少しつり目の美男子の受付は、2人を見て微笑んでいる
「ロイズさん、お久しぶりです。」
リーブルは微笑んで少し会釈をする。それを見たブラッドも同じように会釈をする。
「会いたかったよ2人とも」とロイズは頬をついて話し出す。
「ブラッドは闘技場にしかいないし、リーブルはいないし、俺退屈してたんだよね。あ、この用紙ね。ギルド内での個人登録はされてるからクラン結成登録だけでお願い。ここに名前書いて」
手渡された用紙にカカッ、とペンで名前を書く。
ロイズは受け取った用紙を確認して、専用の箱に入れる。
「あ、そうそう」とロイズがリーブルにはい、とルビー色に輝くカードを手渡す。
カードには、うっすらと騎士の絵柄が彫られている。
「次から依頼を受け取る時は、受付後ろのあの部屋でね。…『特級昇格』おめでとう♡」
ぱちぱち。と軽く拍手するロイズに、リーブルはぷく…と頬を膨らます。
「勝手に『昇格』したんです?…ロイズさんったら…。」
「だって、もうレベル的にSランクじゃ釣り合い取れないし。それに、ギルド長たちが早く昇格させろってうるさいし…いいじゃん?ね?一応気にすると思ってランクは特級でも一番下の『マグナ』にしといたから。」
クスクス笑うロイズに、リーブルはすす…とロイズの手に自分の指を絡ませる。
「じゃあ、隣の商業ギルドで今日から『副業』登録もしますから…私の副業のお客さんとして来てくれたら許します♡」
「ふーん…?じゃ、副業登録し終わったらすぐいこっかなー…リーブル♡」
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