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商都フォレスト編
3-8 三田村先輩の出発日?アレクセイの居場所?
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今日はかなり忙しくなる予定だ。朝食までにパソコンで事務仕事をしておく。
『……マスター、ミーニャがきましたよ』
『あ、そうだった……桜たちの作るご飯欲しさに、昨晩で家族とお別れしたんだよな?』
『……お別れする覚悟自体は奴隷商に身を売った時点でできてましたからね……彼女は終身契約ですので、本来なら間違いなく貴族の性奴隷か娼館行きです。黒豹族って事を考えれば、上級冒険者が戦闘兼性奴隷として買う可能性もありますが、戦闘で傷つく可能性があるのであまり現実的ではないでしょう。攫われた娘や奴隷落ちした者と違い、自ら身を差し出したミーニャや、リリー、ベルの覚悟は並大抵のものではありません。大事にしてあげてくださいね』
『勿論大事にするよ』
人数が増えてリビングも少し手狭になったので、朝食を2交代で食べることにした。2組目が食べ終えるころに、ダリルとレイラパーティーがやってきた。
領主たちがくるのは10時頃なので、それまでにいろいろ済ませることにする。
「リョウマ君、約束していた分の金を借りてきた。確認してくれ……」
ダリルさんたちはどうやら昨日のうちに冒険者ギルドで借りてきたようだ。
「確かに受け取りました。では、こちらの借用書はお返しします」
そのまま受け取ったお金をレイラさんたちに渡してあげた。
「あの……本当に私たちが貰っていいの? 本当なら、命を助けられた謝礼を私たちがあなたに払う側なんだよ?」
「それは十分承知です。うちのパーティーの中にはなんで?って思っている子もいます」
「じゃあどうしてよ……お金を貰えるのは嬉しいけど、私には正直理解できないわ……」
「理由はいくつかあるんですけど、うちはお金に困る事がないってのが一番かな。そして打算的な事を言えば、隣にいる拠点の女子たちの事を気にかけてあげてほしいって腹積もりがあるのです」
「隣の大きな建物にいるあなたの仲間の事?」
「はっきり言っておきますが、仲間ではないです。同郷ではありますが、あくまで只の知人です。それでも、あの中に何人かは仲良くなった者もいるので、事前にトラブルに巻き込まれないように、ある程度信用のおけるあなたたちに声を掛けておくのです。彼女たちも勇者と同じような力を神に与えられているので、悪意ある貴族や商人、冒険者は湧いて出てくるでしょう。できれば、そういうのを気にかけてあげてくれると有難いです。それと、お金なのですが、全額遺族に渡すのではなく、7割ほどにして1割ずつ自分たちの分を残してくださいね」
「いえ……お金は全部彼らの家族に分配します」
「ダメです。そのお金はあなたたちへの慰謝料も含んでいるのです。お金の使い道まで指図したくはないのですが、亡くなった仲間の補充ができるまで、あなたたちの収入が下がるのですよ? 金欠で焦って、変な仲間を引き入れると、痛い目を見るのはレイラさん自身です。お金はちゃんと受け取って、それが尽きるまでに仲間を見つけてください」
「そこまで考えていなかった……解ったわ。私たちは王都を拠点に活動しているので、気を掛けるのは王都にきた者だけでいいのよね?」
「はい。後、無理に指導とかしなくていいです。只、気にかけてくれるだけで良いです。冒険者になりたいと言っている者も結構いるので、彼女たちの中からパーティーに勧誘するのもいいですね」
「えっ! 本当? 是非仲間に欲しいわ! あの……あなたたちはダメなのよね?」
「ダメですね。うちは勇者パーティーですよ? 一緒に邪神討伐に行きますか? 今のレイラさんたちじゃ間違いなく邪神に到達する前に死んじゃいますよ?」
「「「そうだった! ごめん、邪神とかムリです!」」」
レイラさん、ミラさん、アーシャさん……ハモッて即答ですね。
『……マスター、マリウスがきました』
『ん? マリウスって誰だ?』
『………………この地の領主で、王家の血をひく者です。マリウス・B・フォレスト公爵様です』
『そうだった……で、何の用だ? まだ約束の時間じゃないよね?』
『……もうすぐ三田村たちが出発するので、態々領主自らお見送りにきてくれたのですよ……領主ですら態々足を運んでくれているのに、可哀想に三田村の出発の事を忘れていたのですね……』
はい、忘れてました―――
ダリルさんたちとはこれでお別れだ。レイラさんたちには明後日の早朝に再度きてもらう事にする。バグナーさんはサーベルタイガーが気になっているそうで、10時にまた来るそうだ。
希望者は門までお見送りに出ることにしたのだが、体育館組やうちからも結構な人数が参加した。
「三田村先輩、お気をつけて」
「ああ、優秀な騎士が行くそうだから、いろいろ彼らから教わってくるよ」
『……本人はああ言ってますが、本当はマスターのパーティーに入りたいのですよね……でも、我儘だって分かってるので、自ら距離をとって救出隊に参加したのです。やはり好きな娘が他の男に惹かれていくのを見ているのは辛いようですね……』
でも、こればっかりは譲れない。
美咲先輩が三田村先輩に気があるのなら、俺は引き下がっても良いと思っているが、当人は全くその気はないというのだ……俺を好いてくれてるというのなら、彼女を譲る気はない。
だって俺も美咲先輩の事は好きだしね。
「水谷先輩は行かないんですか?」
「可愛い女子を助けに行くのならね……バカな野郎の為に行く気になれない……」
気持ちは解るけど……女子の前でそういう事を口にするから、この人はモテないんだよね。
『……マスター、参加者の中に三田村に好意を持ってる娘がいます。獣人の娘には縁がなかったですが、今度はどうでしょうかね……なんだかんだで彼、チャンスはあるのですよね……後はそのチャンスを生かせるかどうかです』
『えっ? どの娘? ちょっと興味がある』
ライトブルーのショートカットの娘だ……結構可愛い。髪色からして水系ヒーラーさんかな?
『それとなく三田村先輩に教えてあげても問題ないか?』
『……教えてあげないと、気付かない可能性が大きいですね……彼女自身奥手で、自分からは声を掛けるような娘じゃありませんからね……』
そっと三田村先輩だけ呼んで教えてあげる。
「さっきから、三田村先輩の事をチラ見している娘が居たので、気になって女神に問い合わせたところ、三田村先輩に好意を持っているらしいです。ですが、奥手で男子とあまり話した事もない娘なので、先輩の方から意識して声掛けしてあげないと進展はないそうです……」
「俺は……」
「先輩が美咲に好意を持ってるのは知っていますが、可能性のない娘を追いかけるより、好意を持ってくれてる娘に気を向けてみることから始めてみてはどうですか……大きなお世話でしょうが、叶わぬ恋をいつまでも追うのはストーカー予備軍ですよ」
あえて美咲と呼び捨てにする……可哀想だけど、失恋の傷は浅い方が良い。想いを募らせて諦めきれなくなった者がストーカーやレイプ犯になるのだ。自分から距離をとるくらいなので、三田村先輩は大丈夫と思うが、好意を持ってくれてる娘が要るのならそっちの選択も有りだと思う。あくまで先輩の気持ち次第だけどね。
「ライトブルーのショートカットの娘です」
「エッ!? ウソだろ? 磯崎さんが? マジで?」
「彼女の事、知っているのですか?」
「学園でいた時に、レベルアップの遠征に参加してた隣のクラスの娘だ。大人しめの娘で、男子からも結構人気のある女の子だよ……マジか……龍馬、嘘じゃないよな?」
「がっついちゃだめですよ。これまでの誠実さに好意を持ってくれたのですから。今回の救出隊の参加もポイントが高かったようです。先輩の参加を聞いてから、彼女も名乗り出たようです」
複雑な顔をしていたが、このチャンスを生かすかどうかは先輩次第だな。三田村先輩に回復剤と解毒剤を多目に持たせて、救出隊を送り出す。馬車と馬を使ってなので、4、5日もあれば到着できるそうだ。
公爵様とも一旦ここで別れる。
俺はその足でセバス夫婦を迎えに行き、拠点に戻る。
「セバス、自己紹介をしてもらえるか」
「はい。セバスでございます。わたくしは元々冒険者でして、伯爵家で専属の護衛を長年いたしておりました。そこで執事の教育をしていただき、伯爵家の子家にあたる子爵家の執事長として雇って頂いておりました」
「セバスの妻で、マイヤーと申します。同じ子爵家で侍女長をさせて頂いておりました。皆さまよろしくお願い致します」
奴隷落ちした過去をあまり語りたくないのかもしれないけど、少し説明不足だな。
「少し補足しておくね。セバスは働きぶりを買われて伯爵家で準男爵の爵位まで与えられていたほどの好人物だ。家宰として子爵家に晩年雇われたのだけど、その子爵家のミスに巻き込まれてしまった。家の重責者は同罪として借金を背負わされる為、家宰と侍女長だった2人も金額が多かったため奴隷落ちにされてしまったというわけだ」
「龍馬君、貴族の制度の事は解らないけど、その伯爵家の救済はなかったの? 親家なのでしょ?」
「事業に失敗した子家を、親家が救済するのが通例になってしまったら、子家の者が失敗を恐れず成功率が低くても手を出しちゃうようになるでしょ? 事業に関しては自己責任で、親家は手助けしないってのがルールのようだよ。一度でも救済の前例を作っちゃうと、あの親家は救済していたのに、うちの親家はダメだとかいう者が出ちゃうからね……どこの親家も暗黙的に無視するのが決まりだね」
「成程~納得です」
「旦那様、仮住まいとはいえ、少しここは手狭ではないでしょうか? 公爵様がご用意くださったのでしょうか?」
「いや、このログハウスは俺の手作りだ。明日一日だけなので、少し狭いが我慢してもらう。男は俺とセバスとアレクセイだけなのだが、アレクセイが26歳とまだ若いので、男はちょっとと女子からクレームが出ている」
俺の言で、アレクセイの顔が引きつってしまった。終身犯罪者奴隷の彼が売りに出されたら、過酷な場所に売られるのは必然だ。冒険者として買われても使い潰される事が多いし、なかなか売れなきゃ鉱山奴隷として買いたたかれる。
「我が身で恩を返す前に、俺は売られてしまうのか?」
「いや、拠点内でアレクセイを一緒に暮らさせるのを嫌がっているんだよ。1人男が混ざるだけで露出度の多いラフな格好ができなくなるからね……裸で走り回ってる裸族な幼女も何人かいるのでね」
「俺は子供に欲情したりしない!」
「子供には欲情しないだろうが、ここは超が付くほどの美人揃いだ。クレアやマイヤーも美しいだろ?」
「「あら、旦那様はお上手ですこと。うふふ」」
「確かにこれだけの美人……王都の高級娼館でも、ここまで粒揃いではなかった……」
おーい、自分で娼館に通ってたことバラシちゃって首絞めてるよ。それにお前が白狼族の超美しいアルヴィナに好意を持っているのはみえみえだ。
「心配しなくても、アレクセイを売ったりはしない。でも同じ屋敷は困るので、屋敷の外にアレクセイ用の小屋を建ててやるよ。大体このログハウスと同サイズのもので、王都に着いたら他に庭師とかも雇うつもりなので、そこで男は食事以外は纏まって生活してもらう」
「庭師の真似事なら俺もできる」
「少し宜しいかな。アレクセイ、あなたは旦那様に対して口の利き方を直す必要があるようですね。それと、旦那様は真似事ではなく、庭師が御所望なのだ。考えなく軽はずみに口答えするものじゃない」
売られるのが嫌で何でもやるつもりでそう言ったのだろうが、セバスにぴしゃりと指摘される。
「うぐっ。おれ―――わたしは最近まで上級冒険者として暮らしていたので、口の聞き方が分からないのだ―――です」
「それをいうなら、わたくしも元は上級冒険者ですが?」
「セバス、アレクセイを公の場に出すことはないので、あまり口うるさく言うつもりはない。だが、勇者パーティーの従者だと名乗っても恥ずかしくないくらいの、最低限の礼節を仕込んでくれるか? 気配察知力の高い灰狼族のアレクセイなら屋敷の周辺警護や王都内での買い物時の護衛や御者なんかもできるだろうから、何らかの仕事はできるだろう。あとでその辺も話し合おう」
「承知いたしました」
「勇者の従者……そうなるのか……俺のせいで恥をかかすわけにはいかないな。セバス殿、ご指導宜しくお願いします」
皆に今朝パソコンで作った金銭出納帳をファイルケースに入れて手渡す。
「龍馬君? これ何?」
「皆のお小遣い帳だね。午後から街に出て買い出しを行う。経費として支給するものと、お小遣いは別で支給するので、各自で記帳しておくように。セシル、皆に記帳の仕方を指導してあげてね」
「はい。分かりました」
「今日は、皆の服を買い揃えようと思う。各自11万ジェニー手渡すので、10万ジェニーは冬服の購入で使い切るように。下着類の替えも忘れないようにね。春になったらまた支給するので、冬物だけ買うこと。遠慮して寒い思いをしないようにちゃんとした防寒具を買うんだよ。1万ジェニーはお小遣いなので、さっき渡したファイルに記帳するように。その分はどう扱っても良いからね。買い食いをしても良し、追加で服を買っても良い。好きに使うといい」
「あの御主人様。実家の家族に送金とかしても良いのでしょうか?……ご主人様が私たちの為に下さったものなので自分たちで使うのが本当なのでしょうけど……」
「ベルは優しいね。ちゃんと俺の気遣いまでしているところが良い。お小遣いはどう使っても良いよ。でも、皆が買い食いしている時に我慢して、横でお腹を鳴らして涎をだらだら流されても、周りはあまり気分良くないから、その辺の気遣いはしようね。君たち全員に週に1度はお休みもあげるし、月に3万ほどお小遣いも出すので、あまりケチって物欲を我慢しないでね」
「はい! ありがとうございます……でも奴隷に3万ジェニーのお小遣い? 実家で居た時ですら、千ジェニーしかお小遣いはもらっていなかったのに……」
「旦那様、奴隷に3万ジェニーは多すぎます。3千ジェニーでも多いくらいです」
「セバス、俺はお金に困る事はない。安易に甘やかすつもりはないけど、一度仲間になった者はできるだけ快適に暮らさせてあげたい。終身奴隷だからって悲観することなく、働いて得る収入の喜びも感じてほしい。真面目な者には別途追加でボーナスをあげるつもりだよ」
「了解しました」
「一度うちのクランのお屋敷を見せるので、全員で必要なものを買いだしてきてもらう。桜と茜には食材用に各自2百万ジェニーずつ渡しておくね。セバスには1千万ジェニー渡すので、屋敷を見た後、接待用の食器や調度品の仕入れを頼む。もうすぐ公爵が指導員を連れてくるが、うちのクランには受け入れないので、そのつもりで発言してくれ。貴族や商人は直ぐ言質をとろうとするので、皆も気を付けるようにね」
「「「はーい」」」
お金を配給し、今日の行動予定を伝えるのであった。
『……マスター、ミーニャがきましたよ』
『あ、そうだった……桜たちの作るご飯欲しさに、昨晩で家族とお別れしたんだよな?』
『……お別れする覚悟自体は奴隷商に身を売った時点でできてましたからね……彼女は終身契約ですので、本来なら間違いなく貴族の性奴隷か娼館行きです。黒豹族って事を考えれば、上級冒険者が戦闘兼性奴隷として買う可能性もありますが、戦闘で傷つく可能性があるのであまり現実的ではないでしょう。攫われた娘や奴隷落ちした者と違い、自ら身を差し出したミーニャや、リリー、ベルの覚悟は並大抵のものではありません。大事にしてあげてくださいね』
『勿論大事にするよ』
人数が増えてリビングも少し手狭になったので、朝食を2交代で食べることにした。2組目が食べ終えるころに、ダリルとレイラパーティーがやってきた。
領主たちがくるのは10時頃なので、それまでにいろいろ済ませることにする。
「リョウマ君、約束していた分の金を借りてきた。確認してくれ……」
ダリルさんたちはどうやら昨日のうちに冒険者ギルドで借りてきたようだ。
「確かに受け取りました。では、こちらの借用書はお返しします」
そのまま受け取ったお金をレイラさんたちに渡してあげた。
「あの……本当に私たちが貰っていいの? 本当なら、命を助けられた謝礼を私たちがあなたに払う側なんだよ?」
「それは十分承知です。うちのパーティーの中にはなんで?って思っている子もいます」
「じゃあどうしてよ……お金を貰えるのは嬉しいけど、私には正直理解できないわ……」
「理由はいくつかあるんですけど、うちはお金に困る事がないってのが一番かな。そして打算的な事を言えば、隣にいる拠点の女子たちの事を気にかけてあげてほしいって腹積もりがあるのです」
「隣の大きな建物にいるあなたの仲間の事?」
「はっきり言っておきますが、仲間ではないです。同郷ではありますが、あくまで只の知人です。それでも、あの中に何人かは仲良くなった者もいるので、事前にトラブルに巻き込まれないように、ある程度信用のおけるあなたたちに声を掛けておくのです。彼女たちも勇者と同じような力を神に与えられているので、悪意ある貴族や商人、冒険者は湧いて出てくるでしょう。できれば、そういうのを気にかけてあげてくれると有難いです。それと、お金なのですが、全額遺族に渡すのではなく、7割ほどにして1割ずつ自分たちの分を残してくださいね」
「いえ……お金は全部彼らの家族に分配します」
「ダメです。そのお金はあなたたちへの慰謝料も含んでいるのです。お金の使い道まで指図したくはないのですが、亡くなった仲間の補充ができるまで、あなたたちの収入が下がるのですよ? 金欠で焦って、変な仲間を引き入れると、痛い目を見るのはレイラさん自身です。お金はちゃんと受け取って、それが尽きるまでに仲間を見つけてください」
「そこまで考えていなかった……解ったわ。私たちは王都を拠点に活動しているので、気を掛けるのは王都にきた者だけでいいのよね?」
「はい。後、無理に指導とかしなくていいです。只、気にかけてくれるだけで良いです。冒険者になりたいと言っている者も結構いるので、彼女たちの中からパーティーに勧誘するのもいいですね」
「えっ! 本当? 是非仲間に欲しいわ! あの……あなたたちはダメなのよね?」
「ダメですね。うちは勇者パーティーですよ? 一緒に邪神討伐に行きますか? 今のレイラさんたちじゃ間違いなく邪神に到達する前に死んじゃいますよ?」
「「「そうだった! ごめん、邪神とかムリです!」」」
レイラさん、ミラさん、アーシャさん……ハモッて即答ですね。
『……マスター、マリウスがきました』
『ん? マリウスって誰だ?』
『………………この地の領主で、王家の血をひく者です。マリウス・B・フォレスト公爵様です』
『そうだった……で、何の用だ? まだ約束の時間じゃないよね?』
『……もうすぐ三田村たちが出発するので、態々領主自らお見送りにきてくれたのですよ……領主ですら態々足を運んでくれているのに、可哀想に三田村の出発の事を忘れていたのですね……』
はい、忘れてました―――
ダリルさんたちとはこれでお別れだ。レイラさんたちには明後日の早朝に再度きてもらう事にする。バグナーさんはサーベルタイガーが気になっているそうで、10時にまた来るそうだ。
希望者は門までお見送りに出ることにしたのだが、体育館組やうちからも結構な人数が参加した。
「三田村先輩、お気をつけて」
「ああ、優秀な騎士が行くそうだから、いろいろ彼らから教わってくるよ」
『……本人はああ言ってますが、本当はマスターのパーティーに入りたいのですよね……でも、我儘だって分かってるので、自ら距離をとって救出隊に参加したのです。やはり好きな娘が他の男に惹かれていくのを見ているのは辛いようですね……』
でも、こればっかりは譲れない。
美咲先輩が三田村先輩に気があるのなら、俺は引き下がっても良いと思っているが、当人は全くその気はないというのだ……俺を好いてくれてるというのなら、彼女を譲る気はない。
だって俺も美咲先輩の事は好きだしね。
「水谷先輩は行かないんですか?」
「可愛い女子を助けに行くのならね……バカな野郎の為に行く気になれない……」
気持ちは解るけど……女子の前でそういう事を口にするから、この人はモテないんだよね。
『……マスター、参加者の中に三田村に好意を持ってる娘がいます。獣人の娘には縁がなかったですが、今度はどうでしょうかね……なんだかんだで彼、チャンスはあるのですよね……後はそのチャンスを生かせるかどうかです』
『えっ? どの娘? ちょっと興味がある』
ライトブルーのショートカットの娘だ……結構可愛い。髪色からして水系ヒーラーさんかな?
『それとなく三田村先輩に教えてあげても問題ないか?』
『……教えてあげないと、気付かない可能性が大きいですね……彼女自身奥手で、自分からは声を掛けるような娘じゃありませんからね……』
そっと三田村先輩だけ呼んで教えてあげる。
「さっきから、三田村先輩の事をチラ見している娘が居たので、気になって女神に問い合わせたところ、三田村先輩に好意を持っているらしいです。ですが、奥手で男子とあまり話した事もない娘なので、先輩の方から意識して声掛けしてあげないと進展はないそうです……」
「俺は……」
「先輩が美咲に好意を持ってるのは知っていますが、可能性のない娘を追いかけるより、好意を持ってくれてる娘に気を向けてみることから始めてみてはどうですか……大きなお世話でしょうが、叶わぬ恋をいつまでも追うのはストーカー予備軍ですよ」
あえて美咲と呼び捨てにする……可哀想だけど、失恋の傷は浅い方が良い。想いを募らせて諦めきれなくなった者がストーカーやレイプ犯になるのだ。自分から距離をとるくらいなので、三田村先輩は大丈夫と思うが、好意を持ってくれてる娘が要るのならそっちの選択も有りだと思う。あくまで先輩の気持ち次第だけどね。
「ライトブルーのショートカットの娘です」
「エッ!? ウソだろ? 磯崎さんが? マジで?」
「彼女の事、知っているのですか?」
「学園でいた時に、レベルアップの遠征に参加してた隣のクラスの娘だ。大人しめの娘で、男子からも結構人気のある女の子だよ……マジか……龍馬、嘘じゃないよな?」
「がっついちゃだめですよ。これまでの誠実さに好意を持ってくれたのですから。今回の救出隊の参加もポイントが高かったようです。先輩の参加を聞いてから、彼女も名乗り出たようです」
複雑な顔をしていたが、このチャンスを生かすかどうかは先輩次第だな。三田村先輩に回復剤と解毒剤を多目に持たせて、救出隊を送り出す。馬車と馬を使ってなので、4、5日もあれば到着できるそうだ。
公爵様とも一旦ここで別れる。
俺はその足でセバス夫婦を迎えに行き、拠点に戻る。
「セバス、自己紹介をしてもらえるか」
「はい。セバスでございます。わたくしは元々冒険者でして、伯爵家で専属の護衛を長年いたしておりました。そこで執事の教育をしていただき、伯爵家の子家にあたる子爵家の執事長として雇って頂いておりました」
「セバスの妻で、マイヤーと申します。同じ子爵家で侍女長をさせて頂いておりました。皆さまよろしくお願い致します」
奴隷落ちした過去をあまり語りたくないのかもしれないけど、少し説明不足だな。
「少し補足しておくね。セバスは働きぶりを買われて伯爵家で準男爵の爵位まで与えられていたほどの好人物だ。家宰として子爵家に晩年雇われたのだけど、その子爵家のミスに巻き込まれてしまった。家の重責者は同罪として借金を背負わされる為、家宰と侍女長だった2人も金額が多かったため奴隷落ちにされてしまったというわけだ」
「龍馬君、貴族の制度の事は解らないけど、その伯爵家の救済はなかったの? 親家なのでしょ?」
「事業に失敗した子家を、親家が救済するのが通例になってしまったら、子家の者が失敗を恐れず成功率が低くても手を出しちゃうようになるでしょ? 事業に関しては自己責任で、親家は手助けしないってのがルールのようだよ。一度でも救済の前例を作っちゃうと、あの親家は救済していたのに、うちの親家はダメだとかいう者が出ちゃうからね……どこの親家も暗黙的に無視するのが決まりだね」
「成程~納得です」
「旦那様、仮住まいとはいえ、少しここは手狭ではないでしょうか? 公爵様がご用意くださったのでしょうか?」
「いや、このログハウスは俺の手作りだ。明日一日だけなので、少し狭いが我慢してもらう。男は俺とセバスとアレクセイだけなのだが、アレクセイが26歳とまだ若いので、男はちょっとと女子からクレームが出ている」
俺の言で、アレクセイの顔が引きつってしまった。終身犯罪者奴隷の彼が売りに出されたら、過酷な場所に売られるのは必然だ。冒険者として買われても使い潰される事が多いし、なかなか売れなきゃ鉱山奴隷として買いたたかれる。
「我が身で恩を返す前に、俺は売られてしまうのか?」
「いや、拠点内でアレクセイを一緒に暮らさせるのを嫌がっているんだよ。1人男が混ざるだけで露出度の多いラフな格好ができなくなるからね……裸で走り回ってる裸族な幼女も何人かいるのでね」
「俺は子供に欲情したりしない!」
「子供には欲情しないだろうが、ここは超が付くほどの美人揃いだ。クレアやマイヤーも美しいだろ?」
「「あら、旦那様はお上手ですこと。うふふ」」
「確かにこれだけの美人……王都の高級娼館でも、ここまで粒揃いではなかった……」
おーい、自分で娼館に通ってたことバラシちゃって首絞めてるよ。それにお前が白狼族の超美しいアルヴィナに好意を持っているのはみえみえだ。
「心配しなくても、アレクセイを売ったりはしない。でも同じ屋敷は困るので、屋敷の外にアレクセイ用の小屋を建ててやるよ。大体このログハウスと同サイズのもので、王都に着いたら他に庭師とかも雇うつもりなので、そこで男は食事以外は纏まって生活してもらう」
「庭師の真似事なら俺もできる」
「少し宜しいかな。アレクセイ、あなたは旦那様に対して口の利き方を直す必要があるようですね。それと、旦那様は真似事ではなく、庭師が御所望なのだ。考えなく軽はずみに口答えするものじゃない」
売られるのが嫌で何でもやるつもりでそう言ったのだろうが、セバスにぴしゃりと指摘される。
「うぐっ。おれ―――わたしは最近まで上級冒険者として暮らしていたので、口の聞き方が分からないのだ―――です」
「それをいうなら、わたくしも元は上級冒険者ですが?」
「セバス、アレクセイを公の場に出すことはないので、あまり口うるさく言うつもりはない。だが、勇者パーティーの従者だと名乗っても恥ずかしくないくらいの、最低限の礼節を仕込んでくれるか? 気配察知力の高い灰狼族のアレクセイなら屋敷の周辺警護や王都内での買い物時の護衛や御者なんかもできるだろうから、何らかの仕事はできるだろう。あとでその辺も話し合おう」
「承知いたしました」
「勇者の従者……そうなるのか……俺のせいで恥をかかすわけにはいかないな。セバス殿、ご指導宜しくお願いします」
皆に今朝パソコンで作った金銭出納帳をファイルケースに入れて手渡す。
「龍馬君? これ何?」
「皆のお小遣い帳だね。午後から街に出て買い出しを行う。経費として支給するものと、お小遣いは別で支給するので、各自で記帳しておくように。セシル、皆に記帳の仕方を指導してあげてね」
「はい。分かりました」
「今日は、皆の服を買い揃えようと思う。各自11万ジェニー手渡すので、10万ジェニーは冬服の購入で使い切るように。下着類の替えも忘れないようにね。春になったらまた支給するので、冬物だけ買うこと。遠慮して寒い思いをしないようにちゃんとした防寒具を買うんだよ。1万ジェニーはお小遣いなので、さっき渡したファイルに記帳するように。その分はどう扱っても良いからね。買い食いをしても良し、追加で服を買っても良い。好きに使うといい」
「あの御主人様。実家の家族に送金とかしても良いのでしょうか?……ご主人様が私たちの為に下さったものなので自分たちで使うのが本当なのでしょうけど……」
「ベルは優しいね。ちゃんと俺の気遣いまでしているところが良い。お小遣いはどう使っても良いよ。でも、皆が買い食いしている時に我慢して、横でお腹を鳴らして涎をだらだら流されても、周りはあまり気分良くないから、その辺の気遣いはしようね。君たち全員に週に1度はお休みもあげるし、月に3万ほどお小遣いも出すので、あまりケチって物欲を我慢しないでね」
「はい! ありがとうございます……でも奴隷に3万ジェニーのお小遣い? 実家で居た時ですら、千ジェニーしかお小遣いはもらっていなかったのに……」
「旦那様、奴隷に3万ジェニーは多すぎます。3千ジェニーでも多いくらいです」
「セバス、俺はお金に困る事はない。安易に甘やかすつもりはないけど、一度仲間になった者はできるだけ快適に暮らさせてあげたい。終身奴隷だからって悲観することなく、働いて得る収入の喜びも感じてほしい。真面目な者には別途追加でボーナスをあげるつもりだよ」
「了解しました」
「一度うちのクランのお屋敷を見せるので、全員で必要なものを買いだしてきてもらう。桜と茜には食材用に各自2百万ジェニーずつ渡しておくね。セバスには1千万ジェニー渡すので、屋敷を見た後、接待用の食器や調度品の仕入れを頼む。もうすぐ公爵が指導員を連れてくるが、うちのクランには受け入れないので、そのつもりで発言してくれ。貴族や商人は直ぐ言質をとろうとするので、皆も気を付けるようにね」
「「「はーい」」」
お金を配給し、今日の行動予定を伝えるのであった。
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5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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