29 / 184
学園ロワイヤル編 2日目
1-2-5 フィリア情報?女子寮の行末?
しおりを挟む
理科室に寄って、いろいろ回収してから拠点に帰った。
「おかえり、女子寮の方はどうだった?」
「高等部の3年生が1人間に合わなかったけど、全滅は救えた」
美弥ちゃん先生は1人亡くなったと聞き、複雑な顔をしている。
「美弥ちゃん先生に救援要請が来たからといって、間に合わなかった事を先生が気に病む事はないよ」
「うん、解ってるけどね。やりようによってはその子も死なずに済んだかなって……」
「ひょっとして美弥ちゃん先生も合併推奨派なの?」
「自分たちが大変になるのは分かってるけど……死ななくて良い子が死ぬのは辛いかな」
「今からもう一度皆で話し合おうか?」
皆を集めて、女子寮との合併について話し合ってもらう。
「今から皆で話し合ってほしい事がある。女子寮がちょっと弱くて壊滅しそうという事で、合併の話が数人から出ている。向こうのリーダーも希望してるみたいだけど、一旦は俺の方から断ってきている。断った理由は、メリットがこっちに全くないからだ。と言うよりデメリットばかりだ……まず弱い奴を庇護しないといけなくなる。食料事情もそうだね。受け入れてしまったら俺たちだけで美味しい物を食べるのに気が引けると思う。向こうは非常食しか持ってないからね。分け与えていたらあっという間に食料も尽きて、同じように携帯食だけになってしまう。そうなると肉体的にも精神的にも辛くなるよね。食糧事情が加わると早急に町を目指さないといけなくなるわけだけど、オークと違って草原の敵はかなり強い魔獣もいるようなんだ。十分な強さがないまま、草原に出るのは危険だよね。その辺はフィリアが詳しいから聞くといい」
「そうじゃな、草原には牛や猪がおっての。とても美味しいそうじゃ」
「何の話をしてるんだよ!」
「最後まで聞かぬか。その猪はこの森にも居て、オークも狙って狩りをするのじゃが、オークが10頭で襲っても返り討ちにして食ってしまうほど狂暴じゃ。今の桜と1:1でいい勝負じゃないかのう。他にもネコ科の魔獣や狼やら、狂暴な牛も居るな」
「強くなった桜でもいい勝負なのか……まだ、今の戦力じゃ不安だな」
「今のA班でなら草原に行けそうじゃが、B班ではまだ厳しいかの。とくに狼は10~50匹ぐらいの群れを作って狩りをする。夜間に襲われたら其方らでは朝まで持たないうちに半分になっておるじゃろうの。街に行くにはさらに草原を抜けた先の森を越えねばならぬ。そこには狼もいるし虫系の魔獣も沢山いる。サーベルタイガーに出会ってしまったら龍馬以外では対処できぬであろうな」
「草原の魔獣が強いという事は、そこに行くのにはそれ以上の強さが要るって事だ。自分たちのレベル上げもまだなのに他を構ってる余裕があるのかって事なんだけど、フィリアの話も参考にして話し合ってほしい。足手まといを承知で受け入れるのか見捨てるのか。受け入れた場合どこまで面倒を見るのかとか、そういう事も話し合ってくれ」
「すまぬが先に聞かせてくれぬか? オークのコロニーに攫われた女子たちを、其方らはもう見捨てる気でおるのかのう? A・B班のレベルがもう少し上がったら助けられると思うのじゃが、その辺はどういう話になっておる?」
「とりあえずは見捨てるという事になっている。助けても食料が足らなくなるからね」
「じゃが、あのコロニーには盗賊団が残したお宝があるゆえ、ここを去る前には持って行った方が良いと思うぞ。街に行ってもお金はいる。この人数で行ったら宿代だけでも相当な額がいるぞ? それならアジトの宝石やらお金を得るために、コロニーは潰して全て持って行った方が良くないかのう? それにキングの肉は王族が賞金を懸けておるほど旨いそうじゃ。クイーンも相当美味しいと言われておる。妾も食べてみたいのう」
「その資金で町に行ったとき、拠点にする家を買ってもいいな」
「それよりお肉よ! そんなに美味しいの? 救出したついでにぜひ欲しいわ」
あたた……桜が見事にフィリアの策に引っかかってしまった。レア食材で気を引いているが、フィリアの目的は、さらわれた女子の救出が最優先だと思う。
「キングとクイーンの肉は別格だそうじゃ。オークションに掛けられて、100g当たり3000ジェニーもするそうじゃ。ジェニーというのはこの世界の通貨の単位で、価値は1ジェニー1円と思ってくれればいいかの」
「え! 日本のA5和牛の倍ほどしてるじゃない! そんなに美味しいのかな?」
「一度オーク自体を食べてみる必要がありそうね……龍馬君、後で1体私にくれるかしら?」
「茜が捌いてくれるのか? 俺はできないぞ……なんかバラバラ殺人をしてるイメージが」
「ちょっと言わないでよ! なるべく考えないようにしてたのに!」
「悪い! でも捌き方とか知っているのか?」
「兎と猪と鹿と熊は捌いたことあるわ」
「はぁ? 茜……どういう生活してたんだよ」
「桜も居たわよ。その時の料理部の課題が、新鮮な熊の手だったのよ。猟師に3日間付いて回って、その間に狩った兎と熊は捌けるようになったわ。2回目の狩猟課題が新鮮な猪ね、鹿と兎もその時に取れたので捌き方を習ったわ」
「お前たちやっぱおかしいよ。ちょっと頭逝ってると思う。そんなの肉屋で買えよ!」
「何言ってるのよ! 一度冷凍した肉なんてダメに決まってるでしょ! 課題にするなら新鮮な生肉よ!」
間髪入れずに桜がそうほざいた。
「なんか桜が可哀想な子に見えてきた……」
「盛り上がってるとこ済まぬが、話を続けるぞ。コロニーを落とすにしても早くせねば攫われた女子たちが子を宿してしまうぞ。子を宿した女子はもう助けられぬ……殺すしかないがどうするのじゃ? 其方らにできるかの」
「フィリア、ごめんな。俺、結構おまえの前で無神経な事言ってるけど、無理してないか? きつかったら言ってくれな」
「よいのじゃ、気にするでない。妾ももう神族ではなく人族故な」
「兄様? 何の事です?」
「フィリアはこの世界で水を司る主神の女神だったんだよ。水だから当然崇める種族は人族だけじゃないよな。生き物すべて水は必要だ。当然オークもフィリアを崇めているはずだ。フィリアからすれば俺たちもオークも等しく愛でる者なんだ。俺たちから見れば女を犯して人を食らう害獣だけど、他から客観的に見れば人間の方が凶悪で残虐に見えているかもしれない」
「妾からすればオークも人も大差ないのう。オークが他種族の女を襲うのにもちゃんと理由があるからのう。オークの出産時の雌雄比率が1:10なのじゃ。魔獣は魔素だまりからも増えるが、それは全体の個体数が減った時だけ神のシステムが調整をするのであって、基本、他種族の雌を襲って子を増やさねば繁殖できぬ。繁殖できるようにどんな生物の雌とでも子を残せるようになっておる。じゃがやはり生まれてくる子は1:10でオスばかりじゃ。龍馬は1体2体と言っておるが、あれは人型じゃが獣故1頭2頭じゃ。豚と同じじゃな」
「私たちとオークが同じっていくらなんでも酷くない?」
「なぜじゃ? オークと言えど、やつらも子育てをし、子は大事に育てておる。人間のように親が子に虐待する事もないし、お金が無いからと、自分の娘を娼館に売り払うようなことなどしないぞ。同種で争う事は有っても殺したりはしないし、貶めるような事もせぬ。余程人より慈愛に満ちておるわ。人を襲った時に嗜虐性が高まって狂暴になるのは獣故じゃ。猫種などもそうじゃろ、捕らえた獲物をいたぶって遊ぶ習性がある」
「フィリアは私たちよりオークの味方なの?」
「桜、それは違うよ。フィリアが言っているのは、立場が変われば見かたも変わるって事を言ってるんだよ。俺が心配してるのは女神的な考えだと、この先フィリアもきつくないかなって思ってね」
「龍馬は優しいのう。じゃが心配せぬでよい。元々神々は人間贔屓なのじゃ。妾の姿は人型じゃろ? 神に似せて人は創られたとか言われておるが、あれは逆じゃの? 元々神々に体はない。エネルギー生命体というのが近いのかの。それに妾はもう人族なのじゃ。故にオークは敵じゃ! 捕まって孕まされてはかなわんからのう。即殺じゃ」
「そか、それが聞けて安心した。コロニーにはどのくらいの生き残りが居るんだろう?」
「妾が龍馬の側に転送される前に見た限りでは250人ほどが生きておったが、いつものオークの習性とちと様子が違うようじゃ」
「結構生き残ってるね、でもどう違うんだ?」
「いつもなら子を産めるメスはもっと大事にされる。膣口が裂けて出血したまま放置などせぬ。プリーストが回復して丁重に監禁される。自由は無いが、子を産んで弱るまでは甚振られる事はない。おもちゃにされるのはもう子が産めなくなってからじゃ。じゃが今回は最初からおもちゃにしていたり殴って殺したりしておる。匂いで不適切と判定されたのならともかく、即殺するのはやはりおかしい」
「爆発的に子が増えても自滅するだけだから、何か基準があって間引かれているんじゃないか?」
「フム、そう考えるのが妥当じゃの。1人の女子がオークの子を宿すと2~5頭一度に出産する。今回最終的に100人の女子が残されたとしても3か月後には少なくても300頭の子が生まれる事になる。200人なら600頭じゃ。その子らを養うとなったら、もう近隣の村や町を襲うしかないからのう」
今回の話し合いは難しい案件だったため、なかなか決まらなかった。
女子寮の者は今日1日様子を見て、明日レベルアップができてないようなら華道室に一旦避難させ、向こうのメインパーティーがオークに負けないようになるまで保護する事になった。
その間の食材は一切提供しないそうだ。料理部は食に対しては結構シビアな娘たちだった。
『働かざる者食うべからず』だそうだ。
コロニーに捕らえられてる娘たちなのだが、気持ちは全員助けたいそうなのだが、助けた後の案がないのだ。
一番は食料事情、元々非常食も学園で5日分の物しかないのだ。本来それ以降は国が自衛隊を出して対処するのだから当然だ。だがここには自衛隊がヘリで物資供給とかしてくれない。ある分が無くなった時点で外から供給できなければ餓死が確定する。
結局どちらにせよ、今はまだ実力的にも厳しいという事でコロニー救出は保留とした。
「大体話は纏まったけど、女子寮組が華道室に来たら行き来ができて、結局グダグダになりそうだよな」
「そうだね、でもある程度の線引きはしましょ。自分たちの首を絞めることになるわ。できれば先輩たちには自分たちで何とかしてもらいたいわよね」
「女子寮って教師以外は全員高等部の人か?」
「2名中等部の3年の子がいるそうよ。女子寮の前で襲われてるところを保護したって言ってたわ」
「どうやら気付いてないようなので言っておくが、コロニーで捕まっている者以外にも生存者はまだいるのじゃぞ?」
「え? フィリア? どういうことだ? 俺のMAPには反応ないぞ?」
「其方の探索魔法は現在1kmまでじゃろ? もっとレベルを上げれば分かるじゃろうが、周辺の森や草原にオークに追われて逃げた者が相当数いるぞ? そちらは女子より男の数が多いが、はたして食料も無い状態で、この寒空の中、薄着のまま何日生き延びられるかが疑問じゃの。どちらにせよあと4日もすれば魔素の影響で動けぬぐらいに弱ってしまう。そうなればオーク以外の獣に襲われるじゃろう」
「う~ん、男は悪いがトラブルの元だ。これも前回の話し合いで決まってたしな」
「確かにこの美人揃いの中に男を招き入れるのはちと危険じゃな……龍馬よ其方も大丈夫かの?」
「俺は大丈夫だぞ。それなりに理性はある」
「この世界の生物は本能に忠実にできておるでの、其方らの世界の肉体より五感が優れておる」
「どういう事です?」
「具体的な事をいった方が解りやすいかの。そうじゃな先生で例えてみるかの。この世界の人間は其方らの世界の人口の1/1000ほどしかまだおらぬ。もっか増やすための段階じゃ。故に本能に忠実に作られておる。先生は生物の最終目的とはなんじゃと思う?」
「種の継続、つまり子孫を残す事でしょうか?」
「そうじゃ。蝉などは土の中で種類にもよるが3~10年も生きて生殖時はたった1月ほどしかない。カゲロウなどは1~3日の間に子を作らないといけないのじゃ。人間は初潮が始まって閉経するまで約40年の時がある。その間に子を成せばよいが、其方らの世界ではどんどん少子化になって子を産まぬまま生涯を終える女子が増えておるようじゃろ? それどころか同性愛とか生物学的におかしな輩まで増えておるそうじゃな?」
「こっちの世界には同性愛とかは無いのでしょうか?」
「全く無いとは言わぬ……。じゃが、生物の最終目的である種の継続を無視した者は、なんらかのペナルティが与えられる。神がちゃんと調整しておるからの。其方らの世界の管理神はちょっと怠けすぎじゃの……」
同性愛者はあまりいないんだ……ホモは絵的に許せないが、ユリは俺的に有りなんだが、ないのか。桜と未来ちゃんのユリシーンは想像しただけで昇天しそうなんだけどな。
「で、先生の話に戻るのじゃが、こちらの世界では女子は大体23歳までには第一子を産んでしまう。1人子を成せばある程度は治まるのじゃが、女性は排卵前後の数日間は性欲が2~3倍ほど強くなるようにできておる。この世界の人口を増やすための処置じゃな。特に25歳過ぎの処女にはペナルティがある」
「「「え?」」」
「先生は今いくつじゃ? 第一子は産み終えておるのかの? まだ若そうなので大丈夫だとは思うが……」
「美弥ちゃん先生は25歳の独身です。当然子供もいません……間違いなく処女です」
「なんで茜ちゃん、私が処女だって知ってるのよ!」
「フム、可哀想に先生はモテぬのじゃな。25歳で処女だと、ちと排卵周期の時はきついじゃろうの、早めに男を見つけて子を成すのじゃぞ。他の娘も排卵周期には気を付けるのじゃぞ、その頃になると個人香が良い匂いを放って男がそれを嗅ぐと興奮状態になるのでな」
「え!? それ俺ヤバくね?」
俺【嗅覚強化】とか持ってるのに、超ヤバいじゃん!
「沙織ちゃんちょっと来てくれるか? 確か排卵周期に入るって言ってたよな?」
「嗅いだらすぐ獣のように襲う訳じゃないが、止めておくのじゃ。其方が辛いだけじゃぞ? それとも我慢せずに襲う気か?」
「それ程なのか? 俺はやっぱ華道室で寝た方が良いな」
フィリアが最後に爆弾発言をブチ込んでくれたおかげで、生存者を見捨てる事に罪悪感を皆が抱いて鬱状態になっていた雰囲気が一変するのだった。
「おかえり、女子寮の方はどうだった?」
「高等部の3年生が1人間に合わなかったけど、全滅は救えた」
美弥ちゃん先生は1人亡くなったと聞き、複雑な顔をしている。
「美弥ちゃん先生に救援要請が来たからといって、間に合わなかった事を先生が気に病む事はないよ」
「うん、解ってるけどね。やりようによってはその子も死なずに済んだかなって……」
「ひょっとして美弥ちゃん先生も合併推奨派なの?」
「自分たちが大変になるのは分かってるけど……死ななくて良い子が死ぬのは辛いかな」
「今からもう一度皆で話し合おうか?」
皆を集めて、女子寮との合併について話し合ってもらう。
「今から皆で話し合ってほしい事がある。女子寮がちょっと弱くて壊滅しそうという事で、合併の話が数人から出ている。向こうのリーダーも希望してるみたいだけど、一旦は俺の方から断ってきている。断った理由は、メリットがこっちに全くないからだ。と言うよりデメリットばかりだ……まず弱い奴を庇護しないといけなくなる。食料事情もそうだね。受け入れてしまったら俺たちだけで美味しい物を食べるのに気が引けると思う。向こうは非常食しか持ってないからね。分け与えていたらあっという間に食料も尽きて、同じように携帯食だけになってしまう。そうなると肉体的にも精神的にも辛くなるよね。食糧事情が加わると早急に町を目指さないといけなくなるわけだけど、オークと違って草原の敵はかなり強い魔獣もいるようなんだ。十分な強さがないまま、草原に出るのは危険だよね。その辺はフィリアが詳しいから聞くといい」
「そうじゃな、草原には牛や猪がおっての。とても美味しいそうじゃ」
「何の話をしてるんだよ!」
「最後まで聞かぬか。その猪はこの森にも居て、オークも狙って狩りをするのじゃが、オークが10頭で襲っても返り討ちにして食ってしまうほど狂暴じゃ。今の桜と1:1でいい勝負じゃないかのう。他にもネコ科の魔獣や狼やら、狂暴な牛も居るな」
「強くなった桜でもいい勝負なのか……まだ、今の戦力じゃ不安だな」
「今のA班でなら草原に行けそうじゃが、B班ではまだ厳しいかの。とくに狼は10~50匹ぐらいの群れを作って狩りをする。夜間に襲われたら其方らでは朝まで持たないうちに半分になっておるじゃろうの。街に行くにはさらに草原を抜けた先の森を越えねばならぬ。そこには狼もいるし虫系の魔獣も沢山いる。サーベルタイガーに出会ってしまったら龍馬以外では対処できぬであろうな」
「草原の魔獣が強いという事は、そこに行くのにはそれ以上の強さが要るって事だ。自分たちのレベル上げもまだなのに他を構ってる余裕があるのかって事なんだけど、フィリアの話も参考にして話し合ってほしい。足手まといを承知で受け入れるのか見捨てるのか。受け入れた場合どこまで面倒を見るのかとか、そういう事も話し合ってくれ」
「すまぬが先に聞かせてくれぬか? オークのコロニーに攫われた女子たちを、其方らはもう見捨てる気でおるのかのう? A・B班のレベルがもう少し上がったら助けられると思うのじゃが、その辺はどういう話になっておる?」
「とりあえずは見捨てるという事になっている。助けても食料が足らなくなるからね」
「じゃが、あのコロニーには盗賊団が残したお宝があるゆえ、ここを去る前には持って行った方が良いと思うぞ。街に行ってもお金はいる。この人数で行ったら宿代だけでも相当な額がいるぞ? それならアジトの宝石やらお金を得るために、コロニーは潰して全て持って行った方が良くないかのう? それにキングの肉は王族が賞金を懸けておるほど旨いそうじゃ。クイーンも相当美味しいと言われておる。妾も食べてみたいのう」
「その資金で町に行ったとき、拠点にする家を買ってもいいな」
「それよりお肉よ! そんなに美味しいの? 救出したついでにぜひ欲しいわ」
あたた……桜が見事にフィリアの策に引っかかってしまった。レア食材で気を引いているが、フィリアの目的は、さらわれた女子の救出が最優先だと思う。
「キングとクイーンの肉は別格だそうじゃ。オークションに掛けられて、100g当たり3000ジェニーもするそうじゃ。ジェニーというのはこの世界の通貨の単位で、価値は1ジェニー1円と思ってくれればいいかの」
「え! 日本のA5和牛の倍ほどしてるじゃない! そんなに美味しいのかな?」
「一度オーク自体を食べてみる必要がありそうね……龍馬君、後で1体私にくれるかしら?」
「茜が捌いてくれるのか? 俺はできないぞ……なんかバラバラ殺人をしてるイメージが」
「ちょっと言わないでよ! なるべく考えないようにしてたのに!」
「悪い! でも捌き方とか知っているのか?」
「兎と猪と鹿と熊は捌いたことあるわ」
「はぁ? 茜……どういう生活してたんだよ」
「桜も居たわよ。その時の料理部の課題が、新鮮な熊の手だったのよ。猟師に3日間付いて回って、その間に狩った兎と熊は捌けるようになったわ。2回目の狩猟課題が新鮮な猪ね、鹿と兎もその時に取れたので捌き方を習ったわ」
「お前たちやっぱおかしいよ。ちょっと頭逝ってると思う。そんなの肉屋で買えよ!」
「何言ってるのよ! 一度冷凍した肉なんてダメに決まってるでしょ! 課題にするなら新鮮な生肉よ!」
間髪入れずに桜がそうほざいた。
「なんか桜が可哀想な子に見えてきた……」
「盛り上がってるとこ済まぬが、話を続けるぞ。コロニーを落とすにしても早くせねば攫われた女子たちが子を宿してしまうぞ。子を宿した女子はもう助けられぬ……殺すしかないがどうするのじゃ? 其方らにできるかの」
「フィリア、ごめんな。俺、結構おまえの前で無神経な事言ってるけど、無理してないか? きつかったら言ってくれな」
「よいのじゃ、気にするでない。妾ももう神族ではなく人族故な」
「兄様? 何の事です?」
「フィリアはこの世界で水を司る主神の女神だったんだよ。水だから当然崇める種族は人族だけじゃないよな。生き物すべて水は必要だ。当然オークもフィリアを崇めているはずだ。フィリアからすれば俺たちもオークも等しく愛でる者なんだ。俺たちから見れば女を犯して人を食らう害獣だけど、他から客観的に見れば人間の方が凶悪で残虐に見えているかもしれない」
「妾からすればオークも人も大差ないのう。オークが他種族の女を襲うのにもちゃんと理由があるからのう。オークの出産時の雌雄比率が1:10なのじゃ。魔獣は魔素だまりからも増えるが、それは全体の個体数が減った時だけ神のシステムが調整をするのであって、基本、他種族の雌を襲って子を増やさねば繁殖できぬ。繁殖できるようにどんな生物の雌とでも子を残せるようになっておる。じゃがやはり生まれてくる子は1:10でオスばかりじゃ。龍馬は1体2体と言っておるが、あれは人型じゃが獣故1頭2頭じゃ。豚と同じじゃな」
「私たちとオークが同じっていくらなんでも酷くない?」
「なぜじゃ? オークと言えど、やつらも子育てをし、子は大事に育てておる。人間のように親が子に虐待する事もないし、お金が無いからと、自分の娘を娼館に売り払うようなことなどしないぞ。同種で争う事は有っても殺したりはしないし、貶めるような事もせぬ。余程人より慈愛に満ちておるわ。人を襲った時に嗜虐性が高まって狂暴になるのは獣故じゃ。猫種などもそうじゃろ、捕らえた獲物をいたぶって遊ぶ習性がある」
「フィリアは私たちよりオークの味方なの?」
「桜、それは違うよ。フィリアが言っているのは、立場が変われば見かたも変わるって事を言ってるんだよ。俺が心配してるのは女神的な考えだと、この先フィリアもきつくないかなって思ってね」
「龍馬は優しいのう。じゃが心配せぬでよい。元々神々は人間贔屓なのじゃ。妾の姿は人型じゃろ? 神に似せて人は創られたとか言われておるが、あれは逆じゃの? 元々神々に体はない。エネルギー生命体というのが近いのかの。それに妾はもう人族なのじゃ。故にオークは敵じゃ! 捕まって孕まされてはかなわんからのう。即殺じゃ」
「そか、それが聞けて安心した。コロニーにはどのくらいの生き残りが居るんだろう?」
「妾が龍馬の側に転送される前に見た限りでは250人ほどが生きておったが、いつものオークの習性とちと様子が違うようじゃ」
「結構生き残ってるね、でもどう違うんだ?」
「いつもなら子を産めるメスはもっと大事にされる。膣口が裂けて出血したまま放置などせぬ。プリーストが回復して丁重に監禁される。自由は無いが、子を産んで弱るまでは甚振られる事はない。おもちゃにされるのはもう子が産めなくなってからじゃ。じゃが今回は最初からおもちゃにしていたり殴って殺したりしておる。匂いで不適切と判定されたのならともかく、即殺するのはやはりおかしい」
「爆発的に子が増えても自滅するだけだから、何か基準があって間引かれているんじゃないか?」
「フム、そう考えるのが妥当じゃの。1人の女子がオークの子を宿すと2~5頭一度に出産する。今回最終的に100人の女子が残されたとしても3か月後には少なくても300頭の子が生まれる事になる。200人なら600頭じゃ。その子らを養うとなったら、もう近隣の村や町を襲うしかないからのう」
今回の話し合いは難しい案件だったため、なかなか決まらなかった。
女子寮の者は今日1日様子を見て、明日レベルアップができてないようなら華道室に一旦避難させ、向こうのメインパーティーがオークに負けないようになるまで保護する事になった。
その間の食材は一切提供しないそうだ。料理部は食に対しては結構シビアな娘たちだった。
『働かざる者食うべからず』だそうだ。
コロニーに捕らえられてる娘たちなのだが、気持ちは全員助けたいそうなのだが、助けた後の案がないのだ。
一番は食料事情、元々非常食も学園で5日分の物しかないのだ。本来それ以降は国が自衛隊を出して対処するのだから当然だ。だがここには自衛隊がヘリで物資供給とかしてくれない。ある分が無くなった時点で外から供給できなければ餓死が確定する。
結局どちらにせよ、今はまだ実力的にも厳しいという事でコロニー救出は保留とした。
「大体話は纏まったけど、女子寮組が華道室に来たら行き来ができて、結局グダグダになりそうだよな」
「そうだね、でもある程度の線引きはしましょ。自分たちの首を絞めることになるわ。できれば先輩たちには自分たちで何とかしてもらいたいわよね」
「女子寮って教師以外は全員高等部の人か?」
「2名中等部の3年の子がいるそうよ。女子寮の前で襲われてるところを保護したって言ってたわ」
「どうやら気付いてないようなので言っておくが、コロニーで捕まっている者以外にも生存者はまだいるのじゃぞ?」
「え? フィリア? どういうことだ? 俺のMAPには反応ないぞ?」
「其方の探索魔法は現在1kmまでじゃろ? もっとレベルを上げれば分かるじゃろうが、周辺の森や草原にオークに追われて逃げた者が相当数いるぞ? そちらは女子より男の数が多いが、はたして食料も無い状態で、この寒空の中、薄着のまま何日生き延びられるかが疑問じゃの。どちらにせよあと4日もすれば魔素の影響で動けぬぐらいに弱ってしまう。そうなればオーク以外の獣に襲われるじゃろう」
「う~ん、男は悪いがトラブルの元だ。これも前回の話し合いで決まってたしな」
「確かにこの美人揃いの中に男を招き入れるのはちと危険じゃな……龍馬よ其方も大丈夫かの?」
「俺は大丈夫だぞ。それなりに理性はある」
「この世界の生物は本能に忠実にできておるでの、其方らの世界の肉体より五感が優れておる」
「どういう事です?」
「具体的な事をいった方が解りやすいかの。そうじゃな先生で例えてみるかの。この世界の人間は其方らの世界の人口の1/1000ほどしかまだおらぬ。もっか増やすための段階じゃ。故に本能に忠実に作られておる。先生は生物の最終目的とはなんじゃと思う?」
「種の継続、つまり子孫を残す事でしょうか?」
「そうじゃ。蝉などは土の中で種類にもよるが3~10年も生きて生殖時はたった1月ほどしかない。カゲロウなどは1~3日の間に子を作らないといけないのじゃ。人間は初潮が始まって閉経するまで約40年の時がある。その間に子を成せばよいが、其方らの世界ではどんどん少子化になって子を産まぬまま生涯を終える女子が増えておるようじゃろ? それどころか同性愛とか生物学的におかしな輩まで増えておるそうじゃな?」
「こっちの世界には同性愛とかは無いのでしょうか?」
「全く無いとは言わぬ……。じゃが、生物の最終目的である種の継続を無視した者は、なんらかのペナルティが与えられる。神がちゃんと調整しておるからの。其方らの世界の管理神はちょっと怠けすぎじゃの……」
同性愛者はあまりいないんだ……ホモは絵的に許せないが、ユリは俺的に有りなんだが、ないのか。桜と未来ちゃんのユリシーンは想像しただけで昇天しそうなんだけどな。
「で、先生の話に戻るのじゃが、こちらの世界では女子は大体23歳までには第一子を産んでしまう。1人子を成せばある程度は治まるのじゃが、女性は排卵前後の数日間は性欲が2~3倍ほど強くなるようにできておる。この世界の人口を増やすための処置じゃな。特に25歳過ぎの処女にはペナルティがある」
「「「え?」」」
「先生は今いくつじゃ? 第一子は産み終えておるのかの? まだ若そうなので大丈夫だとは思うが……」
「美弥ちゃん先生は25歳の独身です。当然子供もいません……間違いなく処女です」
「なんで茜ちゃん、私が処女だって知ってるのよ!」
「フム、可哀想に先生はモテぬのじゃな。25歳で処女だと、ちと排卵周期の時はきついじゃろうの、早めに男を見つけて子を成すのじゃぞ。他の娘も排卵周期には気を付けるのじゃぞ、その頃になると個人香が良い匂いを放って男がそれを嗅ぐと興奮状態になるのでな」
「え!? それ俺ヤバくね?」
俺【嗅覚強化】とか持ってるのに、超ヤバいじゃん!
「沙織ちゃんちょっと来てくれるか? 確か排卵周期に入るって言ってたよな?」
「嗅いだらすぐ獣のように襲う訳じゃないが、止めておくのじゃ。其方が辛いだけじゃぞ? それとも我慢せずに襲う気か?」
「それ程なのか? 俺はやっぱ華道室で寝た方が良いな」
フィリアが最後に爆弾発言をブチ込んでくれたおかげで、生存者を見捨てる事に罪悪感を皆が抱いて鬱状態になっていた雰囲気が一変するのだった。
41
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる