63 / 184
学園ロワイヤル編 4~6日目
1-6-4 龍馬協定?龍馬のハーレム観念?
しおりを挟む
俺の今から言う事は、日本の女性に対して考えれば、かなり失礼で、自己中的な話だ。
フィリアがダメだと言った時点でこの構想も終了なのだが……まずはフィリアだな。
「フィリア、雰囲気もなにもなくて申し訳ないんだけど、俺と結婚してほしい」
「「「キャー! プロポーズよ!」」」
「兄様!」
「ん! フィリアに出し抜かれた!」
「龍馬先輩……グスン」
「ふむ……本当に唐突で雰囲気も何もあったものじゃないのぅ」
「ごめん。でも他の懸案もあるし、新たな事案も発生している。早期に考えて行動する必要があるんだ」
「ふむ、じゃが妾の身は幼いままじゃ。其方はこのような幼き体で良いのか? 桜のようなボインボインが好きなのじゃなかったか?」
「結婚と言ったけど、今直ぐって訳じゃないんだ。この周辺の魔獣にも限りがある。俺たちだけで独占したら他の者は必然的に草原に出られるほどの戦力に至れなくなる。だから、俺たちは【身体強化】を全員がLv10に達した時点で草原に進出しようと思う。俺と菜奈とフィリアがいれば何とかなると思うからね。俺たちは草原の魔獣を間引きながら先行し、後続組の安全確保をしようと思う。街に着いたら拠点を確保し、皆の安全と生活の基盤ができたら俺はフィリアと美咲先輩とで本来の目的を遂げようと考えている。結婚はフィリアの望みが叶った後でいい。だから正確には婚約って形になる」
「龍馬よ、あれほど警戒して話すら振ってこなかった勇者召喚の目的を、其方のほうから協力してくれると言うのか?」
「うん。別に協力するから結婚しろとか言うつもりはないからね。事が解決した後にフィリアがどうなるのかが不安だけど、それは今ここで懸念してもどうにもならないし、その時がくるまで考えないことにした」
「うん? どういう事じゃ? 妾に何か起こるのかのぅ?」
「分からない。フィリアのステータスは、今、種族の所に[人族?]って後ろにクエスチョンマークが付いてるんだよ……ひょっとしたらまだ完全に人間って訳じゃなくて女神様なのかもしれない。もしそうなら事が解決した後、元居た神域に女神として強制的に帰される可能性だってあるんだ」
「龍馬はそこまで大きな懸念があるのに、妾と婚約したいのかのぅ?」
「うん。疲弊して死を望んでボロボロだったあの時に俺はフィリアに救われたんだ。ほぼ1日レベルアップ部屋でフィリアを抱き締めいろいろ話したけど、あの時に多分フィリアのことが好きになった。女神に恋してもどうしようもないと思っていたけど、こうやって下界に人として降りてきたなら、俺はフィリアが欲しい、結婚したい……フィリアの為に何か力を貸せるのも嬉しいくらいだ」
「ふむ……強制送還まで思ってもいなかったが、ないとも言えんのか。その可能性を踏まえてでも妾を想ってくれておるのじゃな?」
「うん。その時が来るまででもいい。1月なのか1年なのか、10年なのか、寿命まで居られるか分からない不安はあるけど、迎えが来るその時まででもいいから俺と一緒に居てほしい」
フィリアは俺から一切目を逸らさず、少し考えた後こう言った。
「ふむ、妾の事、よろしく頼むのじゃ。妾も其方の事は大好きじゃ!」
「「「キャー! フィリアがOKした!」」」
「兄様! うぇ~ん」
「ん! このロリコン!」
「龍馬先輩……私、返事聞く前に失恋しちゃった……」
「ありがとうフィリア! あの……OKしてくれたところあれなんだけど、フィリアが許可してくれるなら、お願いがあるんだけど……」
「なんじゃ? 妾は今とても気分が良いので、大抵の事は許可してやるぞ?」
こんな事言うの狂ってるのは分かってるけど、できれば認めてほしい!
「え~と、この世界は重婚も認められているよね? フィリアがダメだって言うなら勿論フィリア1人を愛し続ける自信はあるけど、フィリア1人を選ぶと悲しむ娘が何人か出るんだよね? それはちょっと可哀想かなって……フィリアがいいって言ってくれるなら、菜奈も第二夫人に入れてあげてほしいな~って思ってるんだけど……ダメかな?」
「プロポーズしたその口で、まさか第二夫人がほしいと言われるとは予想外じゃ! お主は生涯1人を愛す奴じゃと思っておったがのぅ……」
「あぅ~、そうなんだけどね。昨晩ちょっと穂香といろいろあって考えを改めたっていうか……ごめん」
「兄様! やはり昨晩何かあったのですね! でも、どういう心境の変化か知りませんが、菜奈を第二夫人にしてくれるのは嬉しいです!」
「妾だけを見てほしいと言ったら、どうする気じゃ?」
「フィリア! 龍馬協定違反です!」
「ん! 協定は絶対!」
「そうです! 抜け駆けはダメです!」
菜奈・雅・沙織の順での発言なのだが……龍馬協定ってなんだ?
「菜奈、なんだその龍馬協定とかいうやつは? 沙織ちゃんまで加入しているの?」
「この件は秘密じゃ。で、龍馬は菜奈も嫁にしたいのじゃな?」
「え~と、フィリアと奈菜が良ければ、沙織ちゃんもかな、そしてフィリアと奈菜と沙織ちゃんが良いと言うなら雅と穂香ちゃんもなんだ……」
「「「ハーレム……」」」
流石に皆の視線が痛い……。
「うっ……確かにそうなんだけど、俺の事を諦められるって人は別にいいんだ。菜奈みたいに相手を殺してでも俺の事を諦められないって人だけでいい。雅もその気がありそうだし、どうせなら纏めて幸せにしてやろうかなって……」
「龍馬は、その人数相手に全員幸せにできると申すのじゃな?」
「うん。この世界でなら、ある程度の皆の希望を叶えられると思う。問題はお互いに独占欲とか焼き餅でギクシャクしないかなんだ。幸せにしてあげられる自信はあるけど、嫉妬は絶対あると思う……こればっかりは俺の努力だけでは抑えきれないかなって……」
「それも踏まえて幸せにするのが、男の甲斐性なのではないのか?」
「う~、そうなんだけど、やはり女性陣の方からの協力もないときついと思う。俺は難しく考えるのは止めて、本能的に生きようと思う。人間はいろいろ考えるから難しいんだ。だからハーレムを形成している動物を見習う事にする」
「妾たちを動物扱いするのか? 其方昨晩何があったのじゃ? いきなりぶっ飛んだ思考になったものよのぅ……」
「動物扱いするんじゃないよ! まぁ、聞いてほしい……生物の根源には絶対と言っていい、本能みたいなものが遺伝子レベルで備わっているよね? 人間の三大欲求の食べるとか、寝るとか、種の継続とか。女の幸せって本能レベルだけで考えれば、優秀な雄の優秀な遺伝子を継続するって事になると思う。ライオンのハーレムや像とか猿のハーレムで言えば、強い雄が外部の敵から守り、安心して育児ができる環境をつくるのが良い雄の条件で、雌にとっては幸せな環境なんだと思う」
「ふむ、あながち間違いではないな。人間も同じじゃの、子供を作り安全で快適な家庭を夫が築いてくれれば嫁は幸せじゃの。夫婦喧嘩が絶えない家庭は7割がた金銭的余裕のない家庭が多い。雄の甲斐性のなさが原因じゃの。他にも、姑問題や浮気や子育ての価値観の違いなどいろいろ理由はあるが、雄がしっかりしてれば大抵は起こらん問題じゃ」
「いや、全て男のせいにされてもきついけど、獣から学ぶなら雄次第って思うんだ。だから俺は外部から守れるだけの力と、養えるだけの資金をまずは確保する事に勤しむよ。勿論その間に寂しい思いなんかさせない。子供が出来れば、動物のハーレムのように皆でワイワイ協力し合って育てるのも楽しいのじゃないかな? 像やライオンなんかは子供を守るのに、数匹のメスがちゃんと護衛に付いて大事に育てているよね?」
「妾はちゃんと皆を幸せにできるのであれば、容認してやるぞ。元慈愛の女神故な、クククッ」
「フィリア、ありがとう! 菜奈、俺はあっちの世界でお前を彼女や嫁にする気はなかった。この学園に来たのも本当はお前を避けての事だったんだ。お前が中2の時に俺が風呂に入ってるとこに突撃してきたことがあっただろ?」
「はい。兄様は10日ほど家出をして、隣の実家に帰っちゃいました……」
「あの時初めて菜奈の事を妹としてではなく、女として見ちゃったんだ。ちょっと膨らんできた胸に中3の俺は欲情してしまったんだ。お前とは兄妹で居たかった俺は、態々全寮制のこの学園を選んで家を出たのに……」
「はい。理由は知っていました! だから編入試験を受けてまで追っかけてきたのです! 大好きな兄様を逃がして堪るものですか……」
「あはは、異常としか言えないけど……菜奈の事を好きなのは変わらないし、もうこの際菜奈の望みを叶えてやることにしたんだ。16歳になったら結婚してあげるから、決して自分以外を排除しようとしたりしちゃダメだぞ?」
「兄様は奈菜を誤解しています! そこまで狂っていませんよ? でも嬉しいです♪」
「それから沙織ちゃん……こんなハーレムでも良かったら、16歳になったら結婚してほしい」
「はい! 私も嬉しいです! 独占欲は強い方ですが、先輩以外とは考えられませんので、この際妥協します!」
「雅……正直今のお前では性的に全く欲情はできない。お前さっきロリコンとか言ってたけど、俺にロリ属性は無い! でも、雅の内面的精神年齢は、菜奈や沙織ちゃんより上だと思っている。16歳までに何年かあるし、婚約者って事でいいよな?」
「ん! 問題ない! 16歳になるまでに、桜みたいにバインバインの体になる!」
「兄様、それで昨晩何があったのですか?」
「あ~うん。穂香ちゃんが昨晩ピッタリ排卵日だったんだよね。お互い狭いテント内で、匂いで欲情してしまって……」
「兄様! しちゃったのですか!?」
「本番行為はしてないよ。でも我慢できなくなってお互い慰め合った」
「先輩、私を庇わなくていいですよ……実は、命を助けられて、スンゴイおっかない魔獣を瞬殺する先輩に恋しちゃって、もうどうしようもないくらいムラムラしてしまって、私の方から泣いて請うたのです……最初は、沙織に告白されているし返事もしていない状態だからって断られていたんですけど、泣いて乞うているうちに、私の匂いで毒されたようで……本番はしないという条件で私を鎮めてくれたのです。ごめんね沙織……」
「いや、穂香ちゃんだからだよ。匂いで毒されたわけじゃない。あの過酷な条件で1人で必死で生き足掻いて、魔獣にも臆さず立ち向かえる君に俺も絆されたんだよ」
「不潔です! 知り合ったその日にエッチなんて!」
桜のその言い方にちょっとカチンときた。
「好き合っている男女がエッチして何が不潔なんだよ? 俺からすれば会った事も無い奴と結婚するとか、そっちの方が歪で気持ち悪いけどな! 嫌悪するわ!」
「なっ! やはりあなた誤解してるわ! 結婚するなんて私は言ってないじゃない!」
「親が決めた婚約も仕方ないとか言ってただろ!? あ~いや……その事はどうでもいいよ。桜の考えを別に否定はしない、人それぞれだ。けど俺たちの事を不潔とかは暴言だよ。俺も穂香もお互いに好きだからエッチな事もしたし、婚約もした。その事でちょっと懸案ができたので皆と相談してほしい事があるんだ」
「待ってよ! どうでもよくないわ! 私も誤解されたままは嫌よ!」
「何がだよ……桜の恋愛観念とか女子会の時にでもすればいいじゃないか」
「あなたの事が好きだから、あなたに誤解されたままじゃ嫌なの!」
「えっ!?」
「あっ!」
「「「キャー! 桜先輩キター!」」」
「嘘! 桜、あなたもなの!」
「違うの、茜!」
「違うの?」
「違わないけど! あ~! もう!」
「あの~桜さん? 俺の事好きって本当なの?」
恋愛感情を向けないように避けていたのだが……こんな美少女に好きって言われたら、どうしても意識が向くではないか!
フィリアがダメだと言った時点でこの構想も終了なのだが……まずはフィリアだな。
「フィリア、雰囲気もなにもなくて申し訳ないんだけど、俺と結婚してほしい」
「「「キャー! プロポーズよ!」」」
「兄様!」
「ん! フィリアに出し抜かれた!」
「龍馬先輩……グスン」
「ふむ……本当に唐突で雰囲気も何もあったものじゃないのぅ」
「ごめん。でも他の懸案もあるし、新たな事案も発生している。早期に考えて行動する必要があるんだ」
「ふむ、じゃが妾の身は幼いままじゃ。其方はこのような幼き体で良いのか? 桜のようなボインボインが好きなのじゃなかったか?」
「結婚と言ったけど、今直ぐって訳じゃないんだ。この周辺の魔獣にも限りがある。俺たちだけで独占したら他の者は必然的に草原に出られるほどの戦力に至れなくなる。だから、俺たちは【身体強化】を全員がLv10に達した時点で草原に進出しようと思う。俺と菜奈とフィリアがいれば何とかなると思うからね。俺たちは草原の魔獣を間引きながら先行し、後続組の安全確保をしようと思う。街に着いたら拠点を確保し、皆の安全と生活の基盤ができたら俺はフィリアと美咲先輩とで本来の目的を遂げようと考えている。結婚はフィリアの望みが叶った後でいい。だから正確には婚約って形になる」
「龍馬よ、あれほど警戒して話すら振ってこなかった勇者召喚の目的を、其方のほうから協力してくれると言うのか?」
「うん。別に協力するから結婚しろとか言うつもりはないからね。事が解決した後にフィリアがどうなるのかが不安だけど、それは今ここで懸念してもどうにもならないし、その時がくるまで考えないことにした」
「うん? どういう事じゃ? 妾に何か起こるのかのぅ?」
「分からない。フィリアのステータスは、今、種族の所に[人族?]って後ろにクエスチョンマークが付いてるんだよ……ひょっとしたらまだ完全に人間って訳じゃなくて女神様なのかもしれない。もしそうなら事が解決した後、元居た神域に女神として強制的に帰される可能性だってあるんだ」
「龍馬はそこまで大きな懸念があるのに、妾と婚約したいのかのぅ?」
「うん。疲弊して死を望んでボロボロだったあの時に俺はフィリアに救われたんだ。ほぼ1日レベルアップ部屋でフィリアを抱き締めいろいろ話したけど、あの時に多分フィリアのことが好きになった。女神に恋してもどうしようもないと思っていたけど、こうやって下界に人として降りてきたなら、俺はフィリアが欲しい、結婚したい……フィリアの為に何か力を貸せるのも嬉しいくらいだ」
「ふむ……強制送還まで思ってもいなかったが、ないとも言えんのか。その可能性を踏まえてでも妾を想ってくれておるのじゃな?」
「うん。その時が来るまででもいい。1月なのか1年なのか、10年なのか、寿命まで居られるか分からない不安はあるけど、迎えが来るその時まででもいいから俺と一緒に居てほしい」
フィリアは俺から一切目を逸らさず、少し考えた後こう言った。
「ふむ、妾の事、よろしく頼むのじゃ。妾も其方の事は大好きじゃ!」
「「「キャー! フィリアがOKした!」」」
「兄様! うぇ~ん」
「ん! このロリコン!」
「龍馬先輩……私、返事聞く前に失恋しちゃった……」
「ありがとうフィリア! あの……OKしてくれたところあれなんだけど、フィリアが許可してくれるなら、お願いがあるんだけど……」
「なんじゃ? 妾は今とても気分が良いので、大抵の事は許可してやるぞ?」
こんな事言うの狂ってるのは分かってるけど、できれば認めてほしい!
「え~と、この世界は重婚も認められているよね? フィリアがダメだって言うなら勿論フィリア1人を愛し続ける自信はあるけど、フィリア1人を選ぶと悲しむ娘が何人か出るんだよね? それはちょっと可哀想かなって……フィリアがいいって言ってくれるなら、菜奈も第二夫人に入れてあげてほしいな~って思ってるんだけど……ダメかな?」
「プロポーズしたその口で、まさか第二夫人がほしいと言われるとは予想外じゃ! お主は生涯1人を愛す奴じゃと思っておったがのぅ……」
「あぅ~、そうなんだけどね。昨晩ちょっと穂香といろいろあって考えを改めたっていうか……ごめん」
「兄様! やはり昨晩何かあったのですね! でも、どういう心境の変化か知りませんが、菜奈を第二夫人にしてくれるのは嬉しいです!」
「妾だけを見てほしいと言ったら、どうする気じゃ?」
「フィリア! 龍馬協定違反です!」
「ん! 協定は絶対!」
「そうです! 抜け駆けはダメです!」
菜奈・雅・沙織の順での発言なのだが……龍馬協定ってなんだ?
「菜奈、なんだその龍馬協定とかいうやつは? 沙織ちゃんまで加入しているの?」
「この件は秘密じゃ。で、龍馬は菜奈も嫁にしたいのじゃな?」
「え~と、フィリアと奈菜が良ければ、沙織ちゃんもかな、そしてフィリアと奈菜と沙織ちゃんが良いと言うなら雅と穂香ちゃんもなんだ……」
「「「ハーレム……」」」
流石に皆の視線が痛い……。
「うっ……確かにそうなんだけど、俺の事を諦められるって人は別にいいんだ。菜奈みたいに相手を殺してでも俺の事を諦められないって人だけでいい。雅もその気がありそうだし、どうせなら纏めて幸せにしてやろうかなって……」
「龍馬は、その人数相手に全員幸せにできると申すのじゃな?」
「うん。この世界でなら、ある程度の皆の希望を叶えられると思う。問題はお互いに独占欲とか焼き餅でギクシャクしないかなんだ。幸せにしてあげられる自信はあるけど、嫉妬は絶対あると思う……こればっかりは俺の努力だけでは抑えきれないかなって……」
「それも踏まえて幸せにするのが、男の甲斐性なのではないのか?」
「う~、そうなんだけど、やはり女性陣の方からの協力もないときついと思う。俺は難しく考えるのは止めて、本能的に生きようと思う。人間はいろいろ考えるから難しいんだ。だからハーレムを形成している動物を見習う事にする」
「妾たちを動物扱いするのか? 其方昨晩何があったのじゃ? いきなりぶっ飛んだ思考になったものよのぅ……」
「動物扱いするんじゃないよ! まぁ、聞いてほしい……生物の根源には絶対と言っていい、本能みたいなものが遺伝子レベルで備わっているよね? 人間の三大欲求の食べるとか、寝るとか、種の継続とか。女の幸せって本能レベルだけで考えれば、優秀な雄の優秀な遺伝子を継続するって事になると思う。ライオンのハーレムや像とか猿のハーレムで言えば、強い雄が外部の敵から守り、安心して育児ができる環境をつくるのが良い雄の条件で、雌にとっては幸せな環境なんだと思う」
「ふむ、あながち間違いではないな。人間も同じじゃの、子供を作り安全で快適な家庭を夫が築いてくれれば嫁は幸せじゃの。夫婦喧嘩が絶えない家庭は7割がた金銭的余裕のない家庭が多い。雄の甲斐性のなさが原因じゃの。他にも、姑問題や浮気や子育ての価値観の違いなどいろいろ理由はあるが、雄がしっかりしてれば大抵は起こらん問題じゃ」
「いや、全て男のせいにされてもきついけど、獣から学ぶなら雄次第って思うんだ。だから俺は外部から守れるだけの力と、養えるだけの資金をまずは確保する事に勤しむよ。勿論その間に寂しい思いなんかさせない。子供が出来れば、動物のハーレムのように皆でワイワイ協力し合って育てるのも楽しいのじゃないかな? 像やライオンなんかは子供を守るのに、数匹のメスがちゃんと護衛に付いて大事に育てているよね?」
「妾はちゃんと皆を幸せにできるのであれば、容認してやるぞ。元慈愛の女神故な、クククッ」
「フィリア、ありがとう! 菜奈、俺はあっちの世界でお前を彼女や嫁にする気はなかった。この学園に来たのも本当はお前を避けての事だったんだ。お前が中2の時に俺が風呂に入ってるとこに突撃してきたことがあっただろ?」
「はい。兄様は10日ほど家出をして、隣の実家に帰っちゃいました……」
「あの時初めて菜奈の事を妹としてではなく、女として見ちゃったんだ。ちょっと膨らんできた胸に中3の俺は欲情してしまったんだ。お前とは兄妹で居たかった俺は、態々全寮制のこの学園を選んで家を出たのに……」
「はい。理由は知っていました! だから編入試験を受けてまで追っかけてきたのです! 大好きな兄様を逃がして堪るものですか……」
「あはは、異常としか言えないけど……菜奈の事を好きなのは変わらないし、もうこの際菜奈の望みを叶えてやることにしたんだ。16歳になったら結婚してあげるから、決して自分以外を排除しようとしたりしちゃダメだぞ?」
「兄様は奈菜を誤解しています! そこまで狂っていませんよ? でも嬉しいです♪」
「それから沙織ちゃん……こんなハーレムでも良かったら、16歳になったら結婚してほしい」
「はい! 私も嬉しいです! 独占欲は強い方ですが、先輩以外とは考えられませんので、この際妥協します!」
「雅……正直今のお前では性的に全く欲情はできない。お前さっきロリコンとか言ってたけど、俺にロリ属性は無い! でも、雅の内面的精神年齢は、菜奈や沙織ちゃんより上だと思っている。16歳までに何年かあるし、婚約者って事でいいよな?」
「ん! 問題ない! 16歳になるまでに、桜みたいにバインバインの体になる!」
「兄様、それで昨晩何があったのですか?」
「あ~うん。穂香ちゃんが昨晩ピッタリ排卵日だったんだよね。お互い狭いテント内で、匂いで欲情してしまって……」
「兄様! しちゃったのですか!?」
「本番行為はしてないよ。でも我慢できなくなってお互い慰め合った」
「先輩、私を庇わなくていいですよ……実は、命を助けられて、スンゴイおっかない魔獣を瞬殺する先輩に恋しちゃって、もうどうしようもないくらいムラムラしてしまって、私の方から泣いて請うたのです……最初は、沙織に告白されているし返事もしていない状態だからって断られていたんですけど、泣いて乞うているうちに、私の匂いで毒されたようで……本番はしないという条件で私を鎮めてくれたのです。ごめんね沙織……」
「いや、穂香ちゃんだからだよ。匂いで毒されたわけじゃない。あの過酷な条件で1人で必死で生き足掻いて、魔獣にも臆さず立ち向かえる君に俺も絆されたんだよ」
「不潔です! 知り合ったその日にエッチなんて!」
桜のその言い方にちょっとカチンときた。
「好き合っている男女がエッチして何が不潔なんだよ? 俺からすれば会った事も無い奴と結婚するとか、そっちの方が歪で気持ち悪いけどな! 嫌悪するわ!」
「なっ! やはりあなた誤解してるわ! 結婚するなんて私は言ってないじゃない!」
「親が決めた婚約も仕方ないとか言ってただろ!? あ~いや……その事はどうでもいいよ。桜の考えを別に否定はしない、人それぞれだ。けど俺たちの事を不潔とかは暴言だよ。俺も穂香もお互いに好きだからエッチな事もしたし、婚約もした。その事でちょっと懸案ができたので皆と相談してほしい事があるんだ」
「待ってよ! どうでもよくないわ! 私も誤解されたままは嫌よ!」
「何がだよ……桜の恋愛観念とか女子会の時にでもすればいいじゃないか」
「あなたの事が好きだから、あなたに誤解されたままじゃ嫌なの!」
「えっ!?」
「あっ!」
「「「キャー! 桜先輩キター!」」」
「嘘! 桜、あなたもなの!」
「違うの、茜!」
「違うの?」
「違わないけど! あ~! もう!」
「あの~桜さん? 俺の事好きって本当なの?」
恋愛感情を向けないように避けていたのだが……こんな美少女に好きって言われたら、どうしても意識が向くではないか!
40
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!!
2巻2月9日電子版解禁です!!
紙は9日に配送開始、12日ごろに発売となります。
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる