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出会いと旅立ち編
サモエド、行き倒れを見つける
しおりを挟む自称サモエドは千切れんばかりに尻尾を振っていた。
(行き倒れだ……!)
果物を探して森を徘徊していたら美味しそうな匂いを察知し、釣られて来てみればあからさまに「ワケアリで気を失ってますよ」と主張する人間を発見してしまったのだ。
何を隠そう、自称サモエドは前世で事務員をしていたような気がする、真っ白いもふもふの体毛に身を包み、青水晶みたいな一本角が生えていて、ちょっとばかり体格がよく、魔法的な能力が使えるスーパーわんこなのである。名前はまだない。
なお「それはもうサモエドではないのでは?」という指摘は受け付けていない。もふもふの白い毛も、ピンと尖った大きめの耳も、常に笑っているかのようなマヌケ顔――サモエドスマイルも、自称サモエドが自身を「サモエドだ」と認識するに足る立派なサモエドの特徴である。ちょっとばかし大きくて、ちょっとばかし角が生えていて、ちょっとばかし不思議能力が使えるだけで、自称サモエドは立派なサモエドなのである。たぶん。
なお「それはもう犬ではないのでは?」という指摘も受け付けていない。
今世で有角サモエドとして自我を得てから、自称サモエドは同族といくらかの動物以外を見たことがなかった。なにせ自称サモエドとその同族が暮らしていたのは、それはそれは雪深く険しい山脈だったので。そう、何気に、自称サモエドにとっての「第一異世界人発見」の瞬間。
もふもふに囲まれてころげまわり、親兄弟に狩りを教わりながら育ち、紆余曲折あって現在何処とも知れぬ森で遭難中。遭難してるんだからそんなもん気にしてる場合じゃないだろとか、今それ以外に気にするとこいっぱいあるだろとか、ツッコミどころ満載だろうがそんなもん自称サモエドには関係ないのである。あからさまに異世界の風を感じさせてくれる、倒れた人物の薄青の髪と丈夫そうな革を用いた服装にテンションも振り切れるというもの。たとえそれがどこからどう見てもワケアリの行き倒れであっても、関係ないのである。
なお「同族やら野生動物やらの見た目が既に異世界」とのツッコミは受け付けていない。
「ぅおん!!」
テンションが振り切れたところで出てくるのはのほほんとした見た目に反して少々低めの吠え声だけなのだが。
一切の躊躇なく、自称サモエドは一声鳴くと倒れている人物に向かって突進する。警戒心のカケラもない。野生動物としてそれは致命的な気もするが、自称サモエドの前世は地球の日本で事務仕事をしていた人間だった気がするので仕方がない。仕方がないったら仕方がない。
ヤブを押し倒しながら開けたその場に躍り出て、倒れている人物に鼻先を押し付ける。
ぴすぴす。
図体のワリにかわいらしい音を発する鼻は、自称サモエドに今まで嗅いだことのない不思議な匂いを教えてくれた。なるほどこれが「人間のニオイ」か、と妙な感心をする。それとは別の場所から、なんとも食欲を誘う香りが。とてもとても気になってはいるのだが、ともかく今は倒れてる人をなんとかせねばと意識を切り替えた。食欲より好奇心が勝ったのである。マズルから微妙によだれが垂れている気がしたが、きっと気のせいなのだ。大型犬だもの、よだれがすごいのは仕方ないのだ。
なお本来のサモエドはれっきとした中型犬である。
「んん……?」
はたして、自称サモエドに体をまさぐられていた人物が覚醒の兆しを見せる。
自称サモエドはワクワクした。
なんたって、この行き倒れの人はとんでもない美人さんなのである。
行き倒れの人は、まんま「異世界」な格好をした男の人であった。
さすが異世界、と言いたくなるサラツヤストレートな薄青の髪。手入れをしている様子もないのに整った眉と、閉じていてもわかる涼しげな目元。鼻筋はスッと通っており、堀の深い骨格をしているが暑苦しさを感じさせないクールな顔貌。
身体のほうは革鎧らしきものを身に着けているためはっきりとはしないが、覗く手足や鎧をつけていない部分を鑑みるに、かなり鍛えている様子。身長に関しては、自称サモエドに比較対象が存在しないため不明だが、スタイルは抜群である。足めっちゃ長い。
警戒心がカケラも見られない自称サモエドをして「ワケアリ」だと判じたのは、こんな人里離れている(だろう)森の中に居るには軽装すぎる上、腰に佩いた無骨な剣しか身に着けていないからだ。少し離れた場所に小さめの背嚢が落ちていたが、犬の嗅覚が「あれはこの人の持ち物ではない」と判断していた。でもとてもとてもおいしそうな匂いが背嚢から漂ってくるので、あとで漁ろう――もとい点検しようと心に決める。
まぁそんなことはどうでもいい。
第一異世界人発見という事態に、その程度の懸念事項は些事なのだ。
自称サモエドはなかなかに大雑把な性格をしていた。
「くぅあ」
「ん……? なに、どうしたくろすけ……」
起きた? と彼の頬に鼻を寄せれば、くすぐったそうに笑って頭を撫でられる。どうやら彼は「くろすけ」という名の動物を飼っているらしい。寝ぼけているらしく、自称サモエドをそのくろすけとやらと間違えたのか。
しかし。
なるほど。
自称サモエドは、ふむ、とひとつ頷いた。
彼が口にしたのは、聞き間違うはずもない、日本語であった。
「わふ」
「……ん?!」
ねえ起きて、と鼻筋を彼の手に押し付けてやれば、ようやっと違和感を覚えたらしい。
ものすごく訝しげな声を発して、行き倒れの人が「カッ」と目を開いた。
「へ? は!? なんだこれどういう状況?!」
ゼンマイ仕掛けの玩具よろしく飛び起きた行き倒れの人は、森を見、おすわりしている有角サモエドを見、もう一度森を見渡し、小首をかしげている有角サモエドをガン見する。
「……もふもふだ」
「うぉん!」
どうももふもふです、と胸を張って答えたら、行き倒れの人はとても残念なものを見る目で自称サモエドを見つめた。
「……魔獣、だよな?」
「んぇ?」
「どうしよう、あからさま魔獣なのにただの犬に見えてきた。俺はもうだめかもしれない」
「うぉっふ」
まじゅう? と首を傾げたら、行き倒れの人にとても可愛そうなものを見る目で見られてしまった。急に頭を抱えたので、大丈夫? という気持ちを込めて鼻先でつっついたら、「心配してくれんの?」と顎下を撫でられる。おぉうテクニシャン。
なお、行き倒れの人は「ん?!」から「俺はもうだめかもしれない」までずっと真顔である。口調はとても感情豊かなのに、表情筋が死滅しているかのように動かなかった。自称サモエドの予想通りとてもきれいな顔立ちをしているため、ともすれば冷たい印象を受ける。が、飛び出す日本語が全てを台無しにしていた。
変な人だなぁ、と、自称サモエドは自分を棚に上げて思った。
「……アカン系の魔獣だったら俺もう喰われてるよな。よし」
もっと撫でれ、と上半身を起こした行き倒れの人の腹に頭をこすりつける。なんであからさま異世界の人なのに日本語喋ってるの? この世界の言語って日本語なの? という疑問はあったが、それより何より久方振りの人肌が気持ちよかった。山でも家族や仲間と毛づくろいはしていたが、ヒトに撫でられる、というのはまた別格なのである。
「よーしよしよし、人懐っこいなお前。魔獣って基本凶暴で滅多なことじゃヒトに懐かないって聞いてたんだけどなぁ。な、お前、言葉わかる? ここがどこか、は、無理だろうから、近くに人里とかある?」
「くぅぁ」
知らない、もっとなでて、と行き倒れの人の膝に乗り上げる形でゴロンと転がる。ゴロン、と言うよりドスン、と言ったほうがよかったかもしれない。しかも、お腹をなでてほしかったのでヘソ天だ。自称サモエドの野生は死滅していた。
「お前メスか。……こんな警戒心皆無でよく今まで生き残れたな? 子犬か? 子犬なのか?? それにしてはデカいし顔付きが成犬だが。こんな人懐っこくてよく魔獣狩りに遭わなかったな」
「へっ、へっ、へっ」
わっしゃわっしゃとやわらかい腹毛を大胆にかき混ぜられて、自称サモエドはご満悦だった。しっぽはぱたぱたと地面を叩き、口元はだらしなく開き、いわゆるサモエドスマイル全開である。そこには野生のカケラもない。生まれた瞬間から飼い犬でしたよ? とでも言いたげだ。
行き倒れの人は、そんな有角サモエドの姿を見て目元を緩めている。表情筋が生きていたらきっとだらしない笑み全開だったことだろう。どうやらかなりの犬好きらしい。
「はは、アホ面」
サモエドスマイルを浮かべた毛むくじゃらのほっぺたをみょーんと引っ張る行き倒れの人は、なんだかとてもしあわせそうだ。彼曰く、自称サモエドは魔獣とやらであるらしいのだが、如何せん扱いが完全に犬なので信憑性のほどは定かではない。
「うーん、どう見ても魔獣なのになぁ。やっぱ犬にしか見えないわ。ここまで野生を失ってるんなら大丈夫か……」
どっこいせ、と膝の上から自称サモエドを下ろして、行き倒れの人はやっと重い腰を上げた。軽くストレッチらしき動きをして、身体の状態を確かめている。軽く頷いたところを見ると、問題なかったらしい。
「ほら、おいで。干し肉をあげよう」
「ゎう?」
干し肉? と首を傾げる。行き倒れの人は、傍に落ちていた背嚢を取り上げて、近くの倒木へと腰を落ち着けた。
チョイチョイ、と手招きするので、干し肉という言葉も手伝い自称サモエドはぽてぽてと行き倒れの人の足元へ向かい、きちんとおすわりする。
自称サモエドはかしこいわんこなのだ。くれるというなら遠慮なくもらうし、心象を良くしてもっともらうためにお行儀良くするのは当たり前なのだ。異世界の干し肉はきっとおいしいと思うので、できればたくさんもらいたいのが犬心である。
行き倒れの人は、口を閉じてお行儀良く座る有角サモエドを満足そうに見つめると、ガサゴソと背嚢を漁り始めた。犬の鼻によると他人の持ち物なのだが、行き倒れの人の手に迷いはない。もしかしたら買ったばかりなのかもしれないし、誰の持ち物だろうが自称サモエドには関係ないのでそのままお行儀よく「待て」だ。
はたして、取り出されたのは、艶のある紙に包まれた物体。行き倒れの人が包を解くと、ぶわっとおいしそうなニオイが吹き出した。自称サモエドの口内がよだれであふれる。思わずてろ、と舌を出すと、飲み込みきれないよだれがてれ、と垂れていった。
「よーしいい子だ。ちゃんと待てできてえらいな」
行き倒れの人がぽふぽふと頭をなでてくれるが、自称サモエドはそれよりも早くそのおいしそうな肉の塊がほしい。勝手に食べたら怒られると思って今まで待っていたのだ。あとで漁ろうとしていたことは、自称サモエドの中で既に忘却の彼方へと葬り去られている。自称サモエドは「お上品な犬」を自負しているので、立ち上がって「はやくちょうだい!」なんて催促はしない。おすわりしているお尻がむずむずするけどしないったらしないのだ。
「あはは、そんな目しなくてもちゃんとやるってば。これは塩っ辛いから、ちょびっとだけな」
「きゅう」
なぜバレた、と恥ずかしくなる自称サモエドを尻目に、行き倒れの人は肉の塊に腰元から取り出した小刀を入れ、薄くてのひら程度の大きさに切り取る。
そしてその塊を、三分の一ほど噛みちぎって口に入れた。
「……くぅーん」
「ひは、まっへお」
思わず切ない声で鳴いたら、表情の変わらなかった彼がはじめてわかりやすく笑み崩れる。
そうしてしばらく干し肉を咀嚼して、べ、と手のひらに吐き出した。
「ほら、いいぞ」
「……」
自称サモエドは躊躇した。
差し出された干し肉は、行き倒れの人の手、というか口によって程よくほぐれ、若干色が薄くなっている。
いや、わかっている。元人間として、干し肉は塩っ辛いもので、犬に過度の塩分を与えるのは禁物だという知識はある。だから塩辛いものを与え得るためにわざと一旦口の中に入れて塩分を吸い出したのだとわかっている。また、犬に上下関係を知らしめるために、わざと自分の唾液の付いたものを与えるという話も聞いたことがある。やはりこの青年、かなりの動物好きとみた。
だからって、元人間として、他人の吐き戻した肉を食べるなど……。
「食べないのか?」
「わん!」
まぁ、食べるのだが。
今世でサモエドモドキとして生を受け数年。
自称サモエドの意識は、すっかり犬のそれと化していた。
「おいしい?」
「あふ」
人間の一口分など、犬にとってみればひと舐めに等しい。
が、自称サモエドにとって、この干し肉は数年ぶりに食べた「味のある加工したお肉」だ。自称サモエドはともかくとして、同族は皆野生の狩人である。当然主食は他の動物の肉、それも生肉。にくきうばでぃで料理ができるはずもなく、当然のように味付けは皆無だった。
なので。
「ぅおん!」
うんまい! のである。
犬の身にはやはり少々塩辛かったが、それを補って尚余りある「旨味」。犬の身体構造的に「じっくり味わう」ことはできないが、口の中はとてもしあわせであった。しっぽもちぎれんばかりにわっさわっさしている。うむ、満足。
名残惜しく口の周りをぺろぺろしていたら、そっと差し出されるてのひら、の上の干し肉(特殊加工済み)。
迷いなく食べた。おいしかった。
「はい、もうおしまい」
「くぅぁーん」
「そんな声出してもダメ」
「きゅぅ」
「そんな顔してもだーめ」
あっという間に手のひら大の干し肉片は自称サモエドの胃に消えた。
未練がましく行き倒れの人の手を舐めてみるが、顎の下をたぷたぷされて終わりだった。気持ちよかったからもっとしてほしい。
「んー……どうするか」
「?」
顎の下をたぷたぷもふもふしながら、行き倒れの人はじぃっと有角サモエドを見ている。
それは別段居心地の悪い視線ではなかったけれど、何がしたいのか分からなくて首を傾げた。あ、お耳のとこ気持ちいいからもっと掻いてほしい。
「決めた! お前の名前は『ましろ』だ!」
「んぅ」
むきゅ、と顔を両手で挟まれて、自称サモエド――たった今名前が「ましろ」となったらしい――は抗議の視線を向ける。が、行き倒れの人は意に介さない。野郎、わかってやってやがる。
「よし。ましろ、干し肉の対価に、しばらくの間俺との同行を要請する!」
「……」
たった今ましろになった自称サモエドは思った。この人大丈夫かな、と。
自分は前世日本人だったため日本語が理解できる。が、これが普通の犬だったら? 彼の行動は単なるイタい人だ。
「ましろは魔獣だろ? だったらもう俺の言ってること何となく分かるよな?」
なんとびっくり、ましろは魔獣だったらしい。そして魔獣なら彼の言っていることが分かるらしい。
無茶苦茶である。それがまかり通っているらしい異世界、すごい。
「くぁぁ」
「……俺の言ってることわかる?」
わかるけどわかんない。
ましろは「へ、へ、へ」と舌をぺろんとしながらサモエドスマイルで首を傾げた。同行するのは吝かではないが、ましろは自分のことを「魔獣」ではなく「サモエドモドキ」だと思っている。サモエドが人間の言葉を理解するわけがない。
それに、「言葉を理解できる」と思われたら後々面倒そうだ。ましろは結構したたかな性格をしていた。
「……まぁいいや。干し肉で釣ろう」
「わん!」
「今はだーめ」
おやつ! と目を輝かせたら、即座に否定された。
なんだよー、もう。
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