ガン&イージス

ハライツキ

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第三球 東原

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    新入部員が入部してから数週間、今年度はじめての紅白戦が始まった。今年度というより主将の宇川が入部してはじめての紅白戦だった。
    ようやく、今年の新入部員のため、部員数が20人を越えて、ようやく2チーム組めるくらいの人数になったのだ。注目を集めていたのは、やはり穂波だった。穂波のいる白チームは、七回のゲームの6回を終えて失点を0に抑えていた。行方とのバッテリーは、現チーム一番の西丸と四番の主将宇川以外から安打を許さなかった。たまに、行方の失投があっても追撃を許さない。
    攻撃に関しては、白チーム一番の一年生の中山が全打席を出塁し、穂波が巧みなバットコントロールで守備の合間を射抜き、中山をホームへ返す。この方法で確実に一点を積み上げていく。
ゲーム6回ツーアウト時点で、白チーム3点をリードの状態で終わるところだった。そこで事件は起きてしまった。無失点投手行方が打席にたっていた。投球がうまく行っていた彼のこの回の打席は、ポテンヒットになるとこだった。しかし彼は、一塁への走塁途中に足を滑らせてしまい、足首をひねってしまい、その間に送球されてアウトになってしまった。
    大事には至らないが、今日の彼はもう投球は出来ないだろう。ならば白チームのピッチャーは誰になるのか…


   7回の表にマウンドには東原があがった。投球練習を見て紅チームの面々は、逆転をすることが出来ると思っていた。そんななか、穂波は東原に近づいていく。宇川は、このときに背中に嫌な気配を感じた。今日のこのゲームを支配しているのは、この男なのだ。宇川は、穂波が東原に何を言ったのかわからない。だが、何かが起きる。そんな、気配を感じていた。
    そして7回の表が始まった。紅チームの面々の宇川以外は、東原を軽く見ていた。
    そんな、彼の一球目は、ズドンと大きな音をたてながら穂波のミットにおさまっていた。




 





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