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第五章
ただの殺戮
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白妖は今度は俺たちを連れて行かなかった。
白妖が置き去りにした水晶玉っぽいやつに齧り付き、とにかくどうにかして白妖を追おうとした。
「これ、どうやって使うんだよ、教えとけよな」
キレながら水晶玉を撫で回していると、急に水晶玉が光り、白妖の姿を映し出した。
場所は…わからない。
白妖が見えることは見えるが、カメラの位置のようなものは固定されている。これが白妖の言っていた、監視カメラを仕掛けた、ということか。
白妖が仕掛けた監視カメラのうちの一つに、偶然白妖が映っているらしい。
しかし、水晶玉の向こうに見えるものはとても喜べるようなものではなかった。
「あいつ…どういうつもりで…」
こちらから襲撃を掛けている以上、敵国が古代兵器を奪い返しにくることは想定内であり、いずれ迎撃しなければならないが、水晶玉の中のそれは迎撃というよりも。
「こんなの…殺戮じゃねえかよ」
白妖が置き去りにした水晶玉っぽいやつに齧り付き、とにかくどうにかして白妖を追おうとした。
「これ、どうやって使うんだよ、教えとけよな」
キレながら水晶玉を撫で回していると、急に水晶玉が光り、白妖の姿を映し出した。
場所は…わからない。
白妖が見えることは見えるが、カメラの位置のようなものは固定されている。これが白妖の言っていた、監視カメラを仕掛けた、ということか。
白妖が仕掛けた監視カメラのうちの一つに、偶然白妖が映っているらしい。
しかし、水晶玉の向こうに見えるものはとても喜べるようなものではなかった。
「あいつ…どういうつもりで…」
こちらから襲撃を掛けている以上、敵国が古代兵器を奪い返しにくることは想定内であり、いずれ迎撃しなければならないが、水晶玉の中のそれは迎撃というよりも。
「こんなの…殺戮じゃねえかよ」
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