アリスと女王

ちな

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絶望を結ぶ糸


凛の可愛らしい乳首は両方とも糸で巻かれ、蓮の気まぐれな指にぴんぴんと引かれます。凛の可愛らしい悲鳴は、ぐっしょり濡れたワンピースが全部吸い取りました。口の中にこれでもかと突っ込まれたワンピースは、息苦しさも感じました。そんなことすら快楽に変換されてしまうくらいには、凛はすっかり頭を蕩けさせていました。
一方の蓮は、凛のがちがちに勃起したクリトリスに糸を巻こうと奮闘しているところでした。
「もっと勃起させて。凛のかわいいクリトリスをぐるぐる巻きにしたいんだから」
蓮は笑いながら、針の先でクリトリスをつんつんと突いてやります。しかしちいさく、しかも濡れそぼったクリトリスに糸を巻くことは容易ではありません。
最も、蓮は最初から糸を巻く気などありませんでした。物理的に無理だと分かっているのです。凛を精神的に拷問する手段として選んだだけのことでした。
「凛がこの城に来たのは、女王になりたいから?」
敢えてNOを選択する質問を投げかけます。泣きながら首を振る凛に、蓮の腹の奥から黒いものがせり上がってくるようでした。
蓮は自分の人差し指と親指に糸を巻き、ピンと張りました。ヴァイオリンの弦ほどピンと張った糸を、クリトリスに宛がいます。
「じゃあ、女王にはなりたくないんだね?」
凛は勿論、NOと答えました。刹那、張った糸でがちがちに勃起したクリトリスを、しゅっと一撫でしてやります。
「んんぅぅっっ!!」
糸に弾かれたクリトリスがぷるんと揺れ、糸を通過したクリトリスが激しく脈打ちました。糸を使ってくりんくりんと撫でてやれば、ハンドルに引っ掛けた爪先が限界まで開かれます。甘い匂いをぷんぷんさせて、凛は喉の奥から悲鳴を上げました。
凛は絶望的な眼差しで、くすんだ天井を見つめました。拷問の真の恐ろしさを知ったのです。
この拷問は、終わりがないのです。
全ての答えはNO。蓮が満足する答えなど、どれだけの質問に答えようとも永遠に来ないのです。乳首を引っ張られ、クリトリスに針を押し付けられ、糸でいじめられようとも、凛が解放されることなどないのです。
もう終わりにして欲しい。凛の叫びは、蓮がしっかり拾い上げ、冷たく蹴散らすのです。
「永遠にアリスとして飼わたら?」
蓮はクリトリスにピッタリと糸を宛て、思い切り引きました。
「ん゛ーっ!んん゛ーーっ!!!!」
ぷるんっとクリトリスが弾かれ、凛の体は可哀想なほどがくがくと痙攣します。凛が答える間を与えず、今度はぐしょぐしょに濡れそぼった蜜壷に、歯車の柄をずっぷりと突き刺します。頑丈につくられた歯車の柄も、勿論拷問用としての機能を果たしたものです。太くでこぼこした柄は凛の中をぐりぐりと引っ掻き、追い詰めました。
ずぷっずぷっと下品な音を鳴らし、凛の蜜壷を掻き回します。
「アリスの蜜だって、十分価値があるよね」
蓮の手は止まりません。価値があると言っておきながら、蜜を拾い上げることもありませんでした。
ふと思い立ち、凛の中に歯車を突き立てたまま、乳首を結ぶ糸と歯車の柄を結びました。
「ひっんんんっ…!」
ピンと張られた逆三角形は、凛がふるふると震えるだけで乳首がぴんぴんと引き延ばされます。蓮は薄く笑ってクリトリスを指で弾きました。
「ひっんんんんんーっ!」
びくんっと体を跳ねさせると、乳首がぴんぴんとバウンドし、ずっぷりと奥まで入った歯車の柄をきゅんきゅんと締め上げます。糸に連動され、乳首に繋がる糸はいつまでもぶるぶると震えました。
「ひゅっん、くっ…んん!」
細い糸の振動は細かく、しかし正確に乳首を直接震わせます。柄をぎゅっと締めるとそれだけ糸が引っ張られ、乳首はきゅうっと引っ張られるのでした。
「さて、凛。城の場所は誰から聞いた?」
蓮の言葉に、凛は目を見開きました。
NOと言えばきっと、さっきみたいにクリトリスを弾かれ、長い余韻を残して両方の乳首がぶるぶるしちゃう…。ちりちりと千切れそうな痛みと熱を持った乳首は、可哀想に下を向いて引き延ばされているのです。痛いのと気持ちいいのが交互に訪れて、気が狂いそうでした。
凛は初めて、無言を貫きました。
「凛」
鋭い声が聞こえます。凛は恐怖で奥歯を鳴らし、ふうふうと必死に呼吸をするだけでした。
答えなければどうなるのか。凛はNOと答える以外の結末を知りませんでした。
「そう。そういう態度なら僕にも考えがあるよ」
四角く切り取られた拷問部屋の温度が、一気に下がったような気がしました。
蓮は真っ赤になって勃起するクリトリスの皮をべろりと剥き、そのまま指で固定しました。
「凛が答えるまで、こうしていることにするよ」
ひい、と喉の奥で鳴く凛は、体をぶるぶると震わせました。
びくんびくんとクリトリスが脈打ち、連動して蜜壺がぎゅんぎゅんと反応してしまうのです。そうなれば同然、ぴんと張った糸は両方の乳首を同時にぶるぶると震わせました。
「んんっんん!んぅっん!」
決して激しい責めではありません。蓮は凛のクリトリスをくぱっと開いているだけなのです。
クリトリスは外気に冷やされ、吹き抜ける風を敏感に感じ取りました。ひっくんひっくんと規則的に痙攣する蜜壺からはだらだらと蜜が溢れ、蓮の目の前に晒されます。
凛は恥ずかしさと半端な刺激に声を上げて泣きました。ただしその泣き声は、ワンピースの裾に吸い込まれるだけです。ちりちりと細かく震える糸は絶え間なく乳首を震わせました。
とろとろと溢れる蜜の他に、凛の汗が滴ります。背中をぞくぞくと震わせ、外気に冷やされるクリトリスはアナルまでもきゅっと締めました。
蓮は何も言いませんでした。ただ息を吸って吐く作業を繰り返しているのです。
凛は泣きました。ここでNOと答えれば、きっとクリトリスを弾かれる。でも、黙ったままでいれば、ただちりちりと募っていく快楽の欠片を蓄積していくだけ。
まさに、終わりのない絶望でした。NOと答えた所で、蓮はきっと開放などしてくれません。
蓮はやっぱり何も言いませんでした。ただきらきらしたハレーションが凛を煌めかせ、とろんと零れる蜜の甘さだけが煉瓦造りの四角い部屋に溜まっていくだけでした。
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