投了するまで、後少し

14.先輩のケツマンにディルドでご挨拶(side修平)【＊】

保先輩のアヘ顔を見ることが出来なかった俺は、次こそその達した時の可愛い顔を見ようと今度は仰向けにひっくり返す。

トロンと蕩けた表情を浮かべていた保先輩は、しかし次の瞬間には片腕で顔を隠してしまった。
残念だ。

けれども俺は、その保先輩が気を抜いた瞬間を見逃さずに保先輩の身体をしっかり折り曲げ、俺の指が埋まったままの菊門を天井に向けた。

ぎょっとした様子の保先輩が身体を動かす前に、浮いた背中側に俺の身体を入れる。
「ちょ、修平……っ！」
保先輩は不安そうな声をあげつつ膝から下をバタバタさせたが、俺は左腕で両膝裏を押さえ、固定した。
ズボンを脱がせなかったから、押さえ込み易い。

少し開いた太ももの間から、保先輩の可愛い驚いた顔が見える。

俺の指を咥え込んだ目の前の淫らな尻穴を舐め回したくて堪らなかったが、ひとまず我慢した。
頭の中で、残り時間と保先輩の開発の配分について考え、直ぐに結論を出す。

「保先輩、これからですよ」
俺は再び、左手でペニスを、右手で後孔を可愛がる。
「ぁ……っ♡んんっ♡♡」
一度達して敏感になったペニスは、再び俺の手の中でその硬度を取り戻した。

保先輩のペニスが元気になったタイミングで、肛門に埋めていた指を一度ちゅぽん♡と抜く。
「え……っ？♡」
悦楽に耽りながらもひとつの刺激を失った保先輩が、足の間から俺に表情だけで疑問を投げ掛けてくる。

「……心配しなくても、もっと長いものを埋めてあげますから」
保先輩がお尻の刺激を欲しがっていることに内心狂喜乱舞しながら、俺は鞄から保先輩に見せたアナル用のディルドを取り出す。

保先輩を押さえ込んで片手が塞がり、ローションを垂らすことが出来ない為に、俺はわざと保先輩に見えるようにそのディルドを口に含んで、唾液まみれにした。

ごくり、と保先輩がその光景を見て喉を鳴らす。

「このディルドなら、俺の指の届かない場所もしっかり可愛がることが出来ますからね。期待してて下さい」
安心させるようにニコリと笑って、ヒクヒクと刺激を求めて収縮する淫乱なアナルにつぷぷ♡とディルドをゆっくり埋めていった。

「ん♡ぐ……っ♡♡」
先輩は、少し眉間に皺を寄せてその刺激に耐えた。
「ほら、保先輩のアナルがどんどんこのディルドを咥え込んでいくのが見えますか？随分と美味しそうに頬張ってますね」
「苦、し……っ」
「少し奥過ぎましたか？じゃあこの辺で出し入れするので、ディルドの凸凹をケツマンでしっかり味わって下さいね」

じゅぽっ♡ぐぷっ♡ぢゅぷっ♡ぢゅぷっ♡
俺は、優しく保先輩のお尻をディルドで暴いていく。

「ひゃッ♡♡あぁあん♡♡」
「気持ち良さそうですね。保先輩のちんちん、今はシコってないのにビンビンになって先走りまで滲ませてますよ」
「んあっ♡ぁあっ♡♡」
保先輩は、瞳を潤ませて俺の言葉責めにイヤイヤ首を振る。
うん、保先輩はどんな反応しても可愛い。

「保先輩、声抑えて下さい」
「んぅ……♡♡」
いつかその唇に口付けて声も吐息も食べてしまいたい、と思いながら保先輩の嬌声を表向き咎めれば、先輩は片腕で口元を押さえながら目をぎゅうと閉じた。