10 / 13
10
しおりを挟む
「童貞が腰振ったら、間違いなくお前は痛い思いをする。だから、俺が突っ込む前にたっぷり気持ちよくさせたい」
「……」
続く言葉に、ちょっと止めたくなってきた。
私の瞳に浮かんだ躊躇に気付いたのか、アクイットは「やめないぞ」と前置きをして、今度は指で再び陰核を愛撫し出した。
何度も繰り返し丁寧に弄られると、そこはやがてコツを掴んだかのように、快感を拾い上げるようになる。
「今日は膣内で快感を拾うのは難しいだろうから、こっちで沢山気持ち良くなっとけ」
「ぁあんっ……!!」
膣から大量の淫水を溢れさせても、アクイットは攻めの手を緩めず。
「いや、なんか、変……っっ!!」
下半身が痙攣し出して、乱れに乱れたところで、アクイットは再び口で陰核を一度強く押し、そのまま吸い上げた。
「ん、は……っっ」
「このままイけそうだな。ほら、イけ。メティルが俺の口でイくとこ、見せろ」
これがイくことなのだろうか?と思いながら、私はそれを解放した。
「ィく、イくぅっっ……!!」
ガクガクガク、と震えが止まらない下半身から漸く口を離して、アクイットはペニスの先端をたっぷりと愛液を湛えた蜜口に押し当てた。
「メティル、好きだ……」
「っっ、ぁあ……っっ!!」
先程まで気持ちいいだけだった下半身に、痛みが走る。
秘肉を押し広げながら入って来る熱棒の質量と圧迫感は想像以上で、冷や汗がどっと吹き出した。
「流石に狭いな……っ」
それでも、勃起不全だった筈のアクイットの脈打つペニスが、その硬さを失わずに私の膣内を拓きながらしっかりと挿入ってくることに、喜びを感じる。
「……メティル?何で笑ってるんだ?」
「アクイットと繋がれたことが……嬉しくて」
「……っっ!!あんまり、そういう可愛いことは、言わない方がいい」
「アクイット、私も、好き……」
そういうことだったみたいだ。
「だから……!ああもうっ、直ぐに動けないなんて拷問だ……!」
アクイットは、ゆっくりゆっくりと私の膣がペニスを受け入れ、徐々に柔らかさを取り戻していくのを待ちながら、先へと進めてくれた。
途中で何度も口付けを交わし、ぐぷぐぷと身体の奥深くまで侵入してくるアクイットを歓迎する。
そしてそれは、長い時間をかけて漸く最奥まで辿り着いた。
「……メティル、全部、入ったぞ」
「うん、嬉しい」
私は、分厚いアクイットの身体に手を回す。
「ゆっくり、動くな」
「うん」
アクイットは、恐る恐る腰を振り出した。はじめはズキズキとした痛みしかなかったが、繰り返しピストンされる中で潤滑の役割を果たす愛液が沢山排出され、やがてスムーズに出し入れを出来るようになった。
ばちゅんばちゅん!と一心不乱に腰を振るアクイットが愛しくて、何度もキスをねだった。
「メティル、もう出る……っ!」
「うんっ、きて……っっ!!」
やがてアクイットが私の中で弾け、長い時間、たっぷりの精を吐き出したのだった。
私とアクイットは、魔導士という職種のお陰で身分差を乗り越え、晴れて恋人同士になった。
同じ職場で働けるし、同じ公舎に住んでいるし、長い時間一緒にいられるから、幸せは幸せなのだけど。
アクイットの幸せは、やはりここではない気がしていた。
「……」
続く言葉に、ちょっと止めたくなってきた。
私の瞳に浮かんだ躊躇に気付いたのか、アクイットは「やめないぞ」と前置きをして、今度は指で再び陰核を愛撫し出した。
何度も繰り返し丁寧に弄られると、そこはやがてコツを掴んだかのように、快感を拾い上げるようになる。
「今日は膣内で快感を拾うのは難しいだろうから、こっちで沢山気持ち良くなっとけ」
「ぁあんっ……!!」
膣から大量の淫水を溢れさせても、アクイットは攻めの手を緩めず。
「いや、なんか、変……っっ!!」
下半身が痙攣し出して、乱れに乱れたところで、アクイットは再び口で陰核を一度強く押し、そのまま吸い上げた。
「ん、は……っっ」
「このままイけそうだな。ほら、イけ。メティルが俺の口でイくとこ、見せろ」
これがイくことなのだろうか?と思いながら、私はそれを解放した。
「ィく、イくぅっっ……!!」
ガクガクガク、と震えが止まらない下半身から漸く口を離して、アクイットはペニスの先端をたっぷりと愛液を湛えた蜜口に押し当てた。
「メティル、好きだ……」
「っっ、ぁあ……っっ!!」
先程まで気持ちいいだけだった下半身に、痛みが走る。
秘肉を押し広げながら入って来る熱棒の質量と圧迫感は想像以上で、冷や汗がどっと吹き出した。
「流石に狭いな……っ」
それでも、勃起不全だった筈のアクイットの脈打つペニスが、その硬さを失わずに私の膣内を拓きながらしっかりと挿入ってくることに、喜びを感じる。
「……メティル?何で笑ってるんだ?」
「アクイットと繋がれたことが……嬉しくて」
「……っっ!!あんまり、そういう可愛いことは、言わない方がいい」
「アクイット、私も、好き……」
そういうことだったみたいだ。
「だから……!ああもうっ、直ぐに動けないなんて拷問だ……!」
アクイットは、ゆっくりゆっくりと私の膣がペニスを受け入れ、徐々に柔らかさを取り戻していくのを待ちながら、先へと進めてくれた。
途中で何度も口付けを交わし、ぐぷぐぷと身体の奥深くまで侵入してくるアクイットを歓迎する。
そしてそれは、長い時間をかけて漸く最奥まで辿り着いた。
「……メティル、全部、入ったぞ」
「うん、嬉しい」
私は、分厚いアクイットの身体に手を回す。
「ゆっくり、動くな」
「うん」
アクイットは、恐る恐る腰を振り出した。はじめはズキズキとした痛みしかなかったが、繰り返しピストンされる中で潤滑の役割を果たす愛液が沢山排出され、やがてスムーズに出し入れを出来るようになった。
ばちゅんばちゅん!と一心不乱に腰を振るアクイットが愛しくて、何度もキスをねだった。
「メティル、もう出る……っ!」
「うんっ、きて……っっ!!」
やがてアクイットが私の中で弾け、長い時間、たっぷりの精を吐き出したのだった。
私とアクイットは、魔導士という職種のお陰で身分差を乗り越え、晴れて恋人同士になった。
同じ職場で働けるし、同じ公舎に住んでいるし、長い時間一緒にいられるから、幸せは幸せなのだけど。
アクイットの幸せは、やはりここではない気がしていた。
25
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる